ゼンダ城の虜(1952) の The Grey Heron さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > セ行
 > ゼンダ城の虜(1952)
 > The Grey Heronさんのレビュー
ゼンダ城の虜(1952) の The Grey Heron さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ゼンダ城の虜(1952)
製作国
上映時間100分
劇場公開日 1953- -
ジャンルドラマ,ラブストーリー,アドベンチャー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ルリタニア王国ルドルフ国王が戴冠式間近に、王位と王妃との結婚を狙う異母兄マイケルの陰謀で毒酒を飲まされ倒れる。英国から休暇に訪れた国王と瓜二つのルドルフ・ラッセンディルが身代わりで戴冠式に臨む。王妃は優しさ溢れるラッセンディルに惚れる。マイケルの腹心ヘンツォ伯爵によってゼンダ城に囚われた国王救出に向かうラッセンディル。という物語。

ジェームズ・メイソン演ずるヘンツォ伯爵は鑑賞史上最高の悪役で、まさに「華麗なる悪」のバイブルと呼べる存在。

ハンス・グルーバー(アラン・リックマン)
フランツ・フォン・ヴァルトハイム大佐(ポール・スコフィールド)
エミール・ビュイッソン(ジャン・ルイ・トランティニャン)
永遠に変わる事がないと思われた順位が一つずつ繰り下がる事になりました。

超絶オトコマエのルックス、紫の軍服の完璧な着こなしと身のこなし、ベルベット・ボイスで放たれる一言一句のクレバーさと腹黒さとふてぶてしさ、マイケルの愛人を口説きにかかる色気、主人マイケルを一突きで瞬殺する残忍さ。堪りません。
ノックアウト状態なのに更に繰り広げられたラッセンディルとの5分弱にも亘る剣での一騎打ちに完全にとどめを刺されました。

ヘンツォ伯爵判定勝ちの決着が-0.001点
ルリタニアン・ロマンスの語源となった傑作であり、現時点での best of James Mason に酔いしれた絶品。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 9点(2018-05-15 02:31:54)
The Grey Heron さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-06-04オートマタ5レビュー5.83点
2024-05-31プロフェッサー(2007)5レビュー5.00点
2024-05-31放射能X8レビュー6.84点
2024-05-28NINE QUEENS 華麗なる詐欺師たち6レビュー6.33点
2024-05-27ワン・ツー・スリー/ラブハント作戦9レビュー6.83点
2024-05-27バンパイアの惑星4レビュー4.50点
2024-05-26リトル・ブッダ4レビュー5.95点
2024-05-21ジャッキー・ブラウン5レビュー6.05点
2024-05-20瞳の奥の秘密6レビュー7.27点
2024-05-17狼たちの街5レビュー6.25点
ゼンダ城の虜(1952)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS