ローマの休日 の ショップガールinNY さんのクチコミ・感想

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ローマの休日 の ショップガールinNY さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ローマの休日
製作国
上映時間118分
劇場公開日 1954-04-27
ジャンルドラマ,ラブストーリー,コメディ,モノクロ映画,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 恥ずかしながら、私この映画を昨日初めて観ました。正直、観るまではこの映画は「オードリーの可愛らしさ」でもっている映画だと思っていました。本当にごめんなさい。 なんて美しくも切ない恋物語なんでしょう!一国の王女と、一人の新聞記者。たった一日という短い間に一生分もの愛を燃え上がらせた、決して結ばれることはない二人の男女。厳しい規律の中にとじこめられた王女が、ジョーに出会うことで大空に羽ばたくような自由を知ります。アンがとてもかわいらしい!オードリーのおてんばさ、愛らしさ、美貌に体の芯まで魅了されてしまいました。また、グレゴリー・ペックの渋さにもすっかりやられてしまった私です。彼は渋いだけじゃなく人間的な弱さも上手く見せてくれました。二人が見つめ合うシーンが何度かありましたが、最初の方はとても楽しそうに微笑む両者が、日が沈むころになると悲しげな笑みに変わってきます。この「見つめ合う」というシーンがこれほど重要に感じたのはこの映画が初めてです。一緒に遊んで楽しむ二人が徐々にお互いを意識し、愛しあい、それと同時に自分たちの生きる場所を今更ながらに知らされる。こんな苦しい愛情ってあるでしょうか。王女としての風格と厳格さを表したラストの記者会見のシーンのアンは実に美しいです。その姿を見つめるジョーの表情は二人の住む世界の相違を痛感させられますが、不思議と嫌な気分にはならないんです。むしろ感動してしまいます、二人の愛の大きさに。 そして最後の「見つめ合う」シーン。優しく微笑みあう二人の瞳には涙が浮かんでいます。今すぐ走りよって、抱きしめたい。そんな二人の気持ちが強く伝わってきました。 アンを見送ったジョーがポケットに手を入れ、ゆっくりと歩みだします。広い屋敷にこだまするジョーの静かな足音が、これまでの二人の思い出を語るかのように、美しい調べとなるフィナーレでした。ほんとラブストーリーの王道ね。  
ショップガールinNYさん 10点(2004-10-30 12:35:07)(良:3票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2008-07-09インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国7レビュー5.86点
2007-08-03プラダを着た悪魔7レビュー6.68点
2006-02-05エターナル・サンシャイン5レビュー6.60点
2005-11-01ソウ10レビュー7.09点
2005-10-26バタフライ・エフェクト/劇場公開版9レビュー7.49点
2005-10-25めぐり逢えたら8レビュー6.28点
2005-08-3013日の金曜日(1980)4レビュー5.51点
2005-05-05Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004)10レビュー6.54点
2005-03-25ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔8レビュー7.38点
2005-03-11リリア 4-ever9レビュー7.50点
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