さよなら、クロ の no_the_war さんのクチコミ・感想

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さよなら、クロ の no_the_war さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 さよなら、クロ
製作国
上映時間100分
劇場公開日 2003-07-05
ジャンルドラマ,青春もの,学園もの,動物もの,実話もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 まず題名から、「この映画に出てくるであろうクロという生き物は死ぬんだろう」ということがわかる。次に、映画の予告編やTVCMで「クロが犬である、田舎の高校の話、卒業生が獣医になって帰省する、犬の葬式がある」ということがわかる。次に、TSUTAYAでパッケージを見て「けっこう泣ける映画である」気がする。∴「この映画はクロという犬が学校に居付いて皆から愛されて何年かあと帰省した獣医OBによって手術され、でも死ぬ。悲しい。ありがとうクロ。さよならクロ!」という映画だと予想が付く。それに期待し、想像を膨らまし、勝手に「青春の影」で涙し、それを確認するための鑑賞だった。しかし、違った。獣医OBの見ごたえの薄いラブストーリーが加わっていた。あらかじめ用意していた(メディアによって埋め込まれた)『想像と期待の中での切ない犬物語「さよなら、クロ。」』に、このてのラブストーリーはどうもマッチしなかった。犬のために葬式を挙げ、しかもその葬式に多くの人が詰め掛けたというのが、実際の出来事というデータも手伝って、泣けるファクターだと思うのだが、校長の退屈な弔辞でとっととかたづけられてしまった。そして最後はある男女の幸せと希望に満ちた再出発の長い~一本道のスタートで映画が終わる(ものすごくネタばれごめんなさい)。クロの余韻はかき消されてしまった。クロはこいつらの恋路のきっかけだったのですか。あの歩いていく二人の背中の演技を見るに、あいつら10年後クロのことを忘れていく感じがした。はー。こうして想像の中のさよならクロは敢え無く破綻しました。でも、ふと気づいたらスタッフロールの中にクロのスナップがまぎれていた。が、もう映画は終わってるの、もう遅い。教頭の涙の芝居と後ろからの撮影に味があった。手術の成功はすなおに嬉しかった。募金箱を率先して作ったあの男の子が、照れててカッコいい。いいとこは結構あるから4点
no_the_warさん 4点(2004-04-03 22:47:55)(良:1票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2020-03-30i 新聞記者ドキュメント7レビュー6.66点
楽園(2019)8レビュー5.81点
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド9レビュー6.88点
ジョーカー8レビュー6.85点
PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰1レビュー4.33点
劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ8レビュー7.14点
主戦場9レビュー7.00点
バースデー・ワンダーランド5レビュー4.83点
アルキメデスの大戦8レビュー6.60点
ハウス・ジャック・ビルト8レビュー6.53点
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