ゴジラ FINAL WARS の 東京サンダ さんのクチコミ・感想

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ゴジラ FINAL WARS の 東京サンダ さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ゴジラ FINAL WARS
製作国,,,
上映時間125分
劇場公開日 2004-12-04
ジャンルアクション,SF,ファンタジー,シリーズもの,特撮もの,モンスター映画
レビュー情報
《ネタバレ》  この映画、私は好きですね。ここに出てくるゴジラは、84年復活時に「なかったこと」にされ、良心的ゴジラファンも忘れたふりをしている「三大怪獣」以降の昭和ゴジラです。
 「ゴジラは核の恐怖の象徴」とか「第1作ゴジラは平和の大切さを教えてくれる」などと知ったらしいことをマスコミが言いたて、作る側もファンも「そうだよなあ、ゴジラはやっぱりシリアス&リアルじゃないと」と思いこみ、結果、ことごとく外してしまった。それが84年以降のゴジラ映画の歴史でしょう(勿論、その中にも好きな作品はありますが)。
 しかし、今回の北村龍平監督のゴジラは「そうじゃないだろう、富士の裾野で石投げ合戦もやったしシェーもした。空も飛んだし、加山雄三の真似だってやったじゃないか」という、もう一つのゴジラの姿を否応なく思い出させてくれました。特に、GKゴジラ!あれは完全に「シェー!」を超えましたね(笑)。「特撮論壇」のようなものがいつのまにか形成され、それに作り手も少なからず影響されざるを得ない今の状況下で、よくもまああんなシーンを撮ってっくれたもんだと、その勇気には感服いたしました次第です。
 当たり前の話ですがゴジラ映画は「娯楽映画」です。一人でも多くのお客さんに観に来てもらい、受けてもらってナンボの世界なのです。先ほど述べた、昭和ゴジラの数々の名(迷)シーンも、今観ると相当寒いですが、その当時は受けると思ったからやり、実際受けたからシリーズが続いていったのでしょう。そうした意味では、今回の「GFW」も、熱心な特撮ファンの酷評とは裏腹に、一般映画ファンの受けは、結構いいんじゃないかと思います。
長すぎると言われる本編のアクションシーンもミニスカ履いてやたらとすっ転ぶ菊川怜も、延々と続く怪獣同志のドツキ合いだけじゃ飽きてしまう、一般映画ファンに対するサービスなのです。ただ、○トリックスとかI○4とかのパロディ?オマージュ?が、3年もすると随分寒いものになること必至なので、なるべく今観ることをお勧めします。もっとも、「VSキングギドラ」のT2ネタは、公開当時から既に寒かったですがね(笑)
東京サンダさん 7点(2004-12-05 14:55:25)(良:3票)
東京サンダ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2008-05-02しゃべれども しゃべれども8レビュー6.17点
2008-01-28ALWAYS 続・三丁目の夕日7レビュー7.15点
2006-10-07この胸いっぱいの愛を3レビュー4.62点
2006-04-30小さき勇者たち ガメラ4レビュー5.72点
2005-10-07蝉しぐれ7レビュー5.72点
2005-09-2180デイズ4レビュー5.37点
2005-09-06ブラザーフッド(2004)8レビュー7.01点
2005-09-04容疑者 室井慎次7レビュー4.31点
2005-09-04亡国のイージス5レビュー5.12点
2005-08-11妖怪大戦争(2005)8レビュー4.40点
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