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黒澤明の戦後第一作。戦前の京大滝川事件、スパイゾルゲ事件を背景に、原節子が教授令嬢役を熱演する。ストーリーは戦中の国威高揚映画の反対の、取って付けたような戦後民主主義のプロパガンダで、深みはない。全編原節子、原節子による原節子ファンのための映画といってもよく、小津作品とは違った、若く美しく激しく、汚れ役にも果敢に挑戦する原節子が可憐である。(友人の感化により、すっかり原節子ファンになってしまった。)
【きりひと】さん 6点(2004-08-06 06:13:37)
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