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《ネタバレ》 この映画もヤコペッティも「映画界の恥部」だなんだといわれて、まともに語られないなんて・・・もったいない、非常にもったいない!!確かに、放射能汚染で地中に暮らすようになった鳥とか、今見ると笑ってしまうような場面も多いけど、原題の二つの意味を知ってから見ると、ヤラセ臭かった「雛の孵らない卵」やラストの「アボリジニの飛行機崇拝」が俄然悲惨なものに見えてきます。それらの悲惨さの上に名曲「モア」が被されば、もう言葉も出ないほどの美しさを醸しだしてきます。それに、人間の文化風俗がいかにヤラセとキワモノに満ちたものなのかと思いましたね。本編にはでないけど、日本人も一昔前までチョンマゲをしていたし、アフリカのある部族は唇に穴をあけ、そこにおおきな板を入れていたりしてる。当人が普段当たり前に思っている多くの事は、第三者から見れば、信じられない事だらけなのかもしれない。そんな普段気づかないけどよく考えたら当たり前の事を喝破したヤコペッティ。なんてカッコイイ奴なんだ。
【シェリー・ジェリー】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-01-15 13:34:27)(良:1票)
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