デビルマン の ぼぎー さんのクチコミ・感想

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デビルマン の ぼぎー さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 デビルマン
製作国
上映時間116分
劇場公開日 2004-10-09
ジャンルアクション,ドラマ,ホラー,SF,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 原作の大ファンだけに見るのが怖かったが、とうとう見てしまった。どうにも薄っぺらい。そもそも、原作では明確であったデビルマンの定義(人間、デーモンとの違い)が曖昧、「人間VSデーモンVSデビルマン」の関係がはっきりしなければこのストーリーの良さはわからない、原作者・永井豪はなぜこんな脚本を許したのか?(出演してるぐらいだから許してるんだろうが・・・)サタンの描写もだめ、威厳がなさすぎる(警官のコスプレさせるな!)、そもそも原作では飛鳥了時代のサタンは自ら記憶をなくしていたわけだし。いかにアモン(デビルマンのこと)が勇者だろうが、魔王サタンには(その格からして)勝てないというのが前提である。また、シレーヌ、ジンメンというデーモン2大キャラを出すのはいいが、粗末に扱いすぎ、こんななら出さないほうがいい、それぞれのキャラに込められた深いテーマを監督はわかっているのか?原作ではジンメンを殺す時デビルマンは泣いていたぞ、とても悲しいシーンだった。
原作を読んでない人は、「首だけになったミキちゃん」「ラストで下半身がちぎれ上半身だけになったデビルマン=不動明」にはギョっとしたかもしれないが、この場面が原作に忠実であった点は興味深い、制作サイドも原作の中でインパクトがあった場面なのだろう。(しかし、ミキの首を教会に置くな!ラストの上半身だけの明と了のシーンをジメジメさせるな!)明と了の最後は宿命的にカラッと描いて欲しかった・・・ 
しかし、「デビルマン」は原作とTVアニメが同時進行し、どちらもヒットし、まったく内容が違っていたため、原作を読んだ人は「もっとちゃんと描け」、アニメだけ見た人は「気持ち悪い」と思ったろう、このサイトの点数の低さをみても、「アンチ映画」派からここまで物議を醸し出すとは、ある意味で評価できる映画である。役者が大根だろうが、ストーリーをはしょりすぎだろうが、私にとってもあのすばらしい原作を思い出させてくれた点はありがたいことである。
ぼぎーさん [DVD(字幕)] 5点(2005-05-29 03:35:13)(良:3票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2008-06-07バタフライ・エフェクト21レビュー3.33点
ストレンジャー・コール6レビュー4.47点
ディスタービア4レビュー5.50点
呪怨 パンデミック6レビュー4.47点
2008-04-30ソウ45レビュー5.17点
2008-04-30ゾディアック(2007)7レビュー5.63点
2008-04-29ナンバー236レビュー4.78点
2008-03-08パーフェクト・ストレンジャー(2007)3レビュー4.38点
2008-03-08インベージョン5レビュー5.39点
2008-03-08プレステージ(2006)9レビュー5.72点
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