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最初から最後まで原節子様々な映画なので、それ以外の些細な部分をつついてもしょうがないと思いつつ一言二言。戦中~戦後にかけて野毛と糸川という対照的な人生を歩んだ男が出てきますが、どうしても「野毛=英雄」「糸川=裏切者(又は臆病者)」といった構図になってしまっているのが疑問です。果たして糸川の選んだ人生は幸枝にあそこまで軽蔑されるべきものだったのか(気まぐれに「土下座して私に謝りなさい」なんてホザくバカ女に!)。彼は彼なりに自分の人生に対してケジメをつけたのではないか。戦争が終わり、かつての軍国主義を振り返って批判するのは結構ですが、なんかフェアじゃない気がしました。
【とかげ12号】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-04-05 12:07:48)
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