六月の蛇 の stroheim さんのクチコミ・感想

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六月の蛇 の stroheim さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 六月の蛇
製作国
上映時間77分
劇場公開日 2003-05-24
ジャンルドラマ,サスペンス,ラブストーリー,モノクロ映画,エロティック
レビュー情報
《ネタバレ》 塚本晋也の良さがこの作品のなかに凝縮されている。相変わらずの白黒、だが少し青色を入れたのは梅雨の水のイメージだろうか。簡単に言えば3匹のカタツムリが殻を破り(自らを解放し)蛇になるというもの。やりがいのある仕事に就きながらも充足は得られず、自慰行為を繰り返す女。カタツムリであり続けようとする彼女では低く安定してしまった潔癖症の夫との愛を打破することはできない。ガン末期患者でありながら悪戯好きなカメラ小僧の塚本によって女は徐々に自分の底にあったものを解放する・・・。作中エロスの連続だが実際のエロス(?)は最後のみ。もちろんエロいが、女が激しく服を脱ぎ被写体となるあのシーンはただただ美しく切ない。不必要と思えるカットがないとは言えないが、とりあえずキャスティングと美意識と自意識は天才的。
stroheimさん [DVD(邦画)] 9点(2006-04-15 15:24:09)
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投稿日付邦題コメント平均点
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