処刑の部屋 の なんのかんの さんのクチコミ・感想

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処刑の部屋 の なんのかんの さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 処刑の部屋
製作国
上映時間96分
劇場公開日 1956-06-28
ジャンルドラマ,モノクロ映画,犯罪もの,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 大映の男優って、なんか神経質の感じが強い。川口浩や川崎敬三、本作には出ないけど雷蔵にやがて自殺する田宮二郎、まあ船越英二や勝新太郎といった例外もありますが。とりわけ本作の川口浩のキャラクターは、太陽族の流れなんだろうけど、甘えた感じ・すねた感じ・ポーズとしての不機嫌などが、屈折しイビツに出てて印象深い。レイプされた若尾文子が逆にホレてくるって設定は、いい気なもんだが、このころとしては女のほうから誘いをかけていくあたりに「いまどき」が感じられたのだろう。崑の女性映画は、めそめそした女があんまり出てこないところがいいのに、これではラストでめそめそする古い女になってしまって残念。唐突に「俺は生きるんだ! 反抗するんだ!」なんて叫ぶ男も男だが。かえってひたすら現状維持を望む母親(岸輝子)が、父子が喧嘩してるときに新聞のフクちゃん読んでくすっと笑ってたりするカットに、演出のサエを感じた。これが崑の大映第一作。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2007-12-17 12:19:08)
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投稿日付邦題コメント平均点
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2014-03-13オリバー!7レビュー6.08点
2014-03-12世界の中心で、愛をさけぶ6レビュー5.27点
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