ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男 Part 1 ノワール編 の すべから さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > シ行
 > ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男 Part 1 ノワール編
 > すべからさんのレビュー
ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男 Part 1 ノワール編 の すべから さんのクチコミ・感想
作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 タイトル長っ!
パート1とパート2を同時期に上映するなんてなんとも冒険的である。
1が面白ければ2もなし崩しに客が入るが、1が滑れば2は誰も見ないだろう。
この心意気は素晴らしい。
アル・パチーノが演ずるギャングを彷彿とさせるようなジャックさんは、全く人間くさくない。何のために犯罪を繰り返すのか。金のためというより犯罪のための犯罪を繰り返し続ける。極悪非道というほどではないが、逆恨みで善良なおっちゃんを誘拐したり、自分の奥さんをボコったり、必要とあらばためらわず人を殺すクソヤローのジャックさん。何を考えてるかわからないが、そのクソ度胸の堂々たる犯罪にスカっとしてしまうのは確かだ。徒党を組まずごく少数の仲間とだけでどんな相手にも向かっていくところも格好良く、彼は犯罪者の中のヒーローに相応しい存在感なのである。
泥臭い世界をなんともかっこよいセンスで撮りあげたこの映画は、心に何も残すこともなく、ともすれば犯罪賛美にも見え、眉をしかめる人もいるだろう。実際のモデルがいるというのもタチが悪い。でもこれは映画。面白ければオーケーだ。
前半のぶつぎりエピソード集から一転、収監後の怒涛の展開。死や別れにより突然に退場していく登場人物たちに執着も余韻もなく、より派手な展開に転がっていく。
後半の各シーンの異常なまでの緊張感は超一級品。二部作なのにそれなりにキリの良いところで終わって、単品としても観れるようになってるも好感がもてる。
後半に多大に期待がかかる。面白かった!!
すべからさん [映画館(字幕)] 9点(2009-12-02 10:50:31)(良:1票)
すべから さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2015-05-21紙の月7レビュー6.05点
ニンフォマニアック Vol.26レビュー6.80点
エクスペンダブルズ3 ワールドミッション7レビュー6.27点
小野寺の弟・小野寺の姉6レビュー5.75点
イコライザー7レビュー6.74点
ジャージー・ボーイズ7レビュー7.53点
FRANK -フランク-(2014)8レビュー6.75点
ニンフォマニアック Vol.18レビュー6.18点
2015-04-14レッド・ファミリー8レビュー6.81点
2015-04-14NY心霊捜査官4レビュー4.50点
ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男 Part 1 ノワール編のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS