六月の蛇のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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六月の蛇

[ロクガツノヘビ]
A SNAKE OF JUNE
2002年上映時間:77分
平均点:6.74 / 10(Review 35人) (点数分布表示)
公開開始日(2003-05-24)
ドラマサスペンスラブストーリーモノクロ映画エロティック
新規登録(2003-08-24)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-06-16)【イニシャルK】さん
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監督塚本晋也
キャスト黒沢あすか(女優)辰巳りん子
神足裕司(男優)辰巳重彦
塚本晋也(男優)飴口道郎
寺島進(男優)若い警官
不破万作(男優)八百屋店主
田口トモロヲ(男優)アダルト雑誌編集長
鈴木卓爾(男優)りん子の同僚
真実一路(男優)重彦を疑う警官
塩田時敏(男優)アダルトショップの客
脚本塚本晋也
音楽石川忠
撮影塚本晋也(撮影監督)
志田貴之
製作海獣シアター
企画海獣シアター
プロデューサー塚本晋也
特殊メイク織田尚
美術塚本晋也(美術監督)
編集塚本晋也
録音小原善哉
北田雅也(音響効果)
柴崎憲治(音響効果)
照明吉田恵輔
あらすじ
絶え間無く雨が降る六月の東京。孤独な「ブツ撮り」カメラマン飴口道郎は癌に侵されて死期が近い。電話相談室に勤務する辰巳りん子は女としての孤独感を夫、重彦に理解されず苦しんでいる。りん子は自らの痴態を道郎に盗撮された上に携帯を通じてさらに淫らな行為を強要される。りん子は姿の見えぬ道郎に従ううちに妖艶な別の顔を見せ始める。道郎はさらに重彦をも脅迫する。三人の孤独な肉体はやがて雨降る都市の吹き溜まりへと導かれていく…。
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12
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15.塚本監督らしいのからしくないのかよくわからないが、作品としておもしろい。実質出演者3人でインディっぽい香りを保ちながら映像美はメジャー級、昔ほどの爆発力、ある意味での臭さは感じられないが1級の映画と思う。
ぼぎーさん 8点(2004-07-31 12:38:55)
14.《ネタバレ》 評価が高い中気後れするのですが、合わなかった、この一言に尽きます……。りん子の
病気がわかった後、無機質な夫婦がラスト愛を交わすまでになる、という流れは悪くなかったし、適度な時間内にピシッとまとまった無駄のない作品だと思いました。けれど監督の表現方法と自分の好みがいかんせん合わなかったです。個性的で強烈な味わいに馴染めず仕舞いでした。
のはらさん 4点(2004-07-24 03:43:44)(良:1票)
13.エロさやバイオレンスな部分が強調されているが、ピュアで真直ぐな純愛映画だと思う。
なおてぃーさん [DVD(字幕)] 8点(2004-04-26 00:11:38)
12.雨の降リ続ける街、湿度のある暖かい美しいトーンの映像。雨に打たれるアジサイとかたつむり。水に打たれるほど色鮮やかに活き活きするアジサイの花はこの映画を象徴するようだった。りん子に語り掛ける飴口道郎の「自分のやりたいことをやりましょうよ」はこちらをも巻き込む言葉かもしれない。日常、表面の顔を少なからず演じている自分というものがあり、本当の自分は隠しているものかもしれない。そんな心を解放していく誘惑の言葉たちに驚愕した。そしてどれほど、本心というものから眼を逸らしながら日常を暮らしているのかが、自分の問題として心を揺さぶり続けた。雨に打たれながら心を解放したりん子のエネルギーと激しさに圧倒され、その後のりん子の透明感と輝く美しさ、そしてなんとも言えない母性を感じさせる優しい表情に、号泣してしまった。凄い…この一言しか出ない作品。
ひいらぎさん [映画館(字幕)] 9点(2004-04-03 01:49:24)(良:1票)
11.東スポアカデミー賞で北野武が絶賛してたので観たのですが、下品さが少しも無くクールで切なくてとてもいい映画でした。作品と女優が見事にマッチしていて、もし誰かがリメイクしても決してこのオリジナルを超える事は無いと思います。
壷に人を入れて水を溜めていくシーンが理解できませんでした…あれは現実?妄想?
Bebeさん 8点(2004-03-28 17:01:05)
10.「内なるエロス」という主題をオブラートに包むことなく描き出す演出は衝撃的。演じきった役者も衝撃的。黒沢あすかの頑張りがひしひしと伝わってきます。ただ、個人的にはためらいを感じた部分も少なからずあったので、辛めの点数で。。。
woodさん 6点(2004-03-13 09:28:26)(良:1票)
9.黒沢あすかに尽きますな。彼女じゃなきゃここまで「エロス」を感じさせる1本にゃならなかったでしょう。いや、ほんと凄い迫力!
見終わった後、みょーに頭がボーっとしちゃったのは俺だけではあるまい(笑)
ふくちゃんさん 7点(2004-03-10 12:59:07)
8.素晴らしい!こんなに美しい映像があったのかと感動しました!脚本が良いから映像が綺麗なんだと思いました!
愛人/ラモスさん 10点(2004-03-02 10:50:50)
7.芸術家=塚本晋也。観る者に全くおもねらない、しかし己の技量に浸るわけでもない。「六月の蛇」に、芸術という意味での映画として、個人的には最高のカタチをみた。これをみたら、日本の他の映像作家なんぞ、うわっつらだけのテクニックで、「どう?クールでしょ?」てな感じで、ただのパクリにみえてくる。つーか、なりたい。塚本晋也に。
ドレミダーンさん 10点(2004-01-31 19:48:16)
6.正常に機能しない歪曲した性愛とその果てを描いたものとしては「ピアニスト」以来の衝撃作だった(アプローチと方向性は全く異なるけれど)。あの土砂降りの雨の中の、男2人対女1人の肉体的接触のない性交。全てが終わり、果て、立ち尽くし、ファインダーを静かに見据えるあのりん子の壮絶な美しさ。長い間心にとぐろを巻いて居座っていた大きな蛇が、六月の雨の中に解放されて行く。凄い。映画の序盤とは全く別人の顔を見せる彼女。黒沢あすかって、こんなに美しい女優だったんだ…。掛け値なしに素晴らしい女優だと思う。この密度の高い作品を見事に撮り上げた監督の手腕にも脱帽する。監督は当初、この作品は女性に評判が悪いかも…と思っていたそうだけれど、そんなことはない。逆に私はこれを、究極のフェミニズム映画だと断言出来る。真性のフェミニストでないとこんな作品は撮れない。久しぶりに文句なく素晴らしい邦画に出会えた。嬉しい。
ひのとさん 10点(2004-01-29 17:45:07)(良:1票)
5.DVD借りてみました。ごちゃごちゃ考えずに、画がきれいだなぁと思って見ました。『これぞ!日本映画!』って感じの作品です。1.1・1.0・0.5・1.9
にしざわさん 5点(2004-01-24 19:13:08)
4.死期が迫る男へ生きる喜びを与えた女、その男が最期に選んだ本当にやりたいことが女を心身ともに解放することだった。女もまた自ら最期にやりたいこととして自らを解放する道を選ぶ。雨の中全てをさらけ出しフラッシュの光に犯される。2人の肉体関係の無いSEXにより夫も溜め込んでいた想いが解放されてゆく。これは塚本監督の「生きる」なんだろう。
亜流派 十五郎さん 8点(2004-01-19 22:14:46)(良:1票)
3.《ネタバレ》 鉄男以降、どれを見ても不満だったが、これは塚本最高傑作だと思う。ストーリー的にはシンプルで見易く、随所に彼らしさがちりばめられていて。見る前は「何故神足裕二なんだ?」と思ったが、見て納得。彼以外見当たらない配役。雨の音が体に刻み込まれていくとともに、鬱になっていく観客である私。こうなるのをを塚本監督が狙っていたのだとしたら、私も黒沢あすか。操られたんだと思う。10点をつけたいところだけど、音楽は「こうしたらもっと良かったのに」と思う点が数々。胸にねじ込んでくるような生の楽器で彩って欲しかったかな、で-1点。旋律的にもっとじっとりして欲しかった、で-1点。でも、塚本監督の「塚本組」を大切にする優しさ(今回は仇になったが)に+1点。本当に良い映画ですよ。
エセ・ルイス・ブニュエルさん 9点(2003-12-30 23:58:46)
2.せっかくベネチアで審査員特別大賞獲ったのに、新聞各紙の見出しは「北野武、受賞ならず」ってそりゃ無いだろう・・・涙。塚本の受賞をもっと華々しく扱ってやれ!こんなスゴイ映画作ったんだから!正直言って『鉄男(1)』以来、「嫌いじゃないんだけど、でもなあ」ってのが感想だった。しかし今回は違った!映像演出脚本ともに文句なし。そう、今まで何が不満って脚本が不満だった。誰かいい脚本家つけて監督した方がいいんじゃないか?とずっと思っていた。ところが本作品は脚本がとても良くできている。その上で炸裂する塚本ワールド!美しくてエロティックで観ているこっちが息苦しくなるほどの圧迫感。これを演出力と言わずして何と言う!※※以下ネタバレあり注意※※緊縛された夫が見世物小屋(?)で強制的に見せられる悪夢。閉塞感薄気味悪さ、撮影編集効果音あいまった迫力!塚本にしか描けない世界と言い切っていいだろう!だけどまさか、こんなリアリティ寄りの映画でも蛇チンコが出てくるとは!(笑)そんな塚本ワールドを炸裂させながらも・・・ラスト、妻への愛に目覚めた夫が乳房を切り取られた胸板にキスをする。現実には、丸々と残された乳房・・・切ない。まさか塚本晋也に切ない思いをさせられるとは夢にも思いませんでした(笑)10点あげたいけど蛇チンコが万人受けするはずも無いので-1点・・・いえ、私は好きなんですけどね。
ロビンさん 9点(2003-12-21 03:00:09)(良:1票)
1.とにかく全編に降る雨に、セピアトーンの画面そのものが溶け出していきそうな映像の質感が素晴らしい! でもって、そんな世界に少しずつ同化していくかのような黒沢あすかのヒロインと、塚本晋也演じる男、神足裕司(絶品!)の3人が、これまた素晴らしい! …ハッキリいって2003年度の日本映画では、北野武以下を押さえてダントツのベストだとぼくは思ってます。とにかくこれって「3匹のかたつむり」が殻を脱ぎ捨てて「蛇(!)」になるまでの過程を描いた、実に意味深で、寓話的で、エロティックな作品であると。…ああ、何て美しいんだ。
やましんの巻さん 9点(2003-09-16 14:57:46)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 35人
平均点数 6.74点
000.00%
100.00%
212.86%
312.86%
4514.29%
5411.43%
6514.29%
7411.43%
8514.29%
9720.00%
1038.57%

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