21. レベルE
《ネタバレ》 とにかくバカ王子のキャラクターが最高すぎる。天才でありながら自分の楽しみ(いたずら)の為に全力で突き進む所がバカで最高。 それに巻き込まれる大勢の宇宙人や地球人が哀れで気の毒すぎる。小学生5人が皆で力を合わせて王子を倒す回が1番好き。 分かりやすい王子のフリのあと、見開きでの「ゴールデンハンマー!!!」 なんというカタルシスか。このカタルシスを味わう為に何度も読み返しています。思いっきりコントだけど馬鹿馬鹿しくって最高! 9点(2014-09-21 22:43:14) |
22. ぼのぼの
私のオールタイムベスト漫画。 未だに連載が続いている事が凄い。是非作者には死ぬまで描きつづけていただきたい。というか、なんか目に見えるような結末は考えられない。なんか大事件が起きて、森の動物全員が集合して、困難を乗りきって、めでたしめでたし良かったねって言ってfinとか、シマリス君辺りが旅に出ちゃったりしてぼのぼのが泣きべそをかきながら終わるとか、そういうのは止めてくだせい。絶対泣いてしまいまっす。 この漫画は未完のまま終わるのが正しい。イチぼのぼのファンの勝手な願いでっす。 10点(2014-09-21 22:07:39) |
23. 風子のいる店
この漫画は私の青春そのものと言ってもいいかもしれない。いや、ちょっと大袈裟か。 こんなマイナーな漫画、登録したもののどうせレビューする人なんて居ないだろうと思っていたら、ちゃんとレビューされてる方が居てなんだか嬉しくなりました。 この漫画との出会いはやはり『寄生獣』を読んで、同じ作者だから知ったという事だった。書店で探すも見つからず、ネット通販なんてない時代だから古本屋を何軒もはしごしてようやく全4巻のこの作品を手に入れたのだった。(10年以上経てもいまだに我が書棚に鎮座しております。日焼けが酷い。) 先に短編集『骨の音』を読んでいたので、作者は元々青春もののドラマ作品が得意だと言うのは分かっていたが、まさかここまで面白いとは。とにかく風子が魅力的で、彼女と同じ年齢の高校生の頃に読んだのが良かったのかも。自分も人前で話したりするのが苦手だった為、彼女が自分の事のように親近感が沸いてとても惹かれたのだ。 自分も女だったらウェイトレスになったのになー、と何度思った事か。喫茶店を舞台に繰り広げられる風子の日常はとてもコミカルで、時に騒々しく、温かさに満ちている。とても心地好い風景。惜しむらくはたった4巻で終わってしまった所。もっとずっとその世界に浸っていたい、そう思える作品だった。 10点(2014-09-21 21:54:12) |
24. おやすみプンプン
《ネタバレ》 『20世紀少年』だと思って読み始めたらいつの間にか『つげ義春』になっていたという感じ。 読み手が願っているようなハッピーエンドなど吹っ飛ばし、物語は暗い方へ暗い方へ、悲しい方へ悲しい方へ、ネガティブな方へネガティブな方へ突き進む。どうしてこうなった。いや、作者は最初から計画していたのだ。恐るべき鬱漫画。最後は読み進めるのが苦痛なほど悲しい。最後まで読み終わり、コミックス最終巻のカバーを外して出てきた画を目の当たりにした時、涙がこぼれました。 9点(2014-07-04 18:46:05) |
25. ジョジョの奇妙な冒険
各部それぞれにテーマがあって、そのどれもが似てると言われないように描いたと作者自身も言ってるように、吸血鬼だったり、学園ものだったり、ギャングだったり、見事に世界観の違う物語が描きだされていて凄い、しかも根底に流れるテーマは人間讃歌という・・・あーっ駄目だ!上手い事書こうとすればするほど、私の文章力ではこの漫画の凄さを上手く言い表す事が出来ない!とにかく、小学6年の時にこの漫画に出会って以来、一度も欠かさずジャンプで立ち読みし(たまに買って)。ドラゴンボールが終わり、幽白が終わり、スラムダンクが終わり、最終的にはジョジョとこち亀しか読まなくなったが、それでも熱が冷める事が無く、今でも私を熱狂させているこの漫画は凄いとしか言いようがないのである! 10点(2014-07-04 18:32:06) |