701. 黄昏(1981)
フォンダ親子のための映画って感じですね。それにキャサリン・ヘップバーンまで出てるから映画の中の映画ってな雰囲気もする。別にひねりもなんもないストーリーだけど、頑固ジジイの気持ちもよく分かるしそれを理解しているエセルの大らかさもよろしい。でもジェーンとの触れ合いより赤の他人のビリー・レイとの触れ合いが多かったのがちょっと残念。遺作でオスカーを取ったヘンリー・フォンダは偉大です。 [地上波(吹替)] 7点(2007-09-26 11:21:58) |
702. デス・レース2000年
ロジャー・コーマン映画らしくぶっ飛んだ内容ですね。テレビ映画以上に短くまとめられてるから無駄がない。恒例の安楽死デーでジイさんバアさんが道路で轢かれるのを待ち受けてたり回り道をして即座に死んだナチ達や香港映画並に即興で作ったんちゃうの!?と思わんばかりの低予算丸出しのバイオレンスたっぷりのストーリーに思わずノックダウンしそうになった。 [DVD(字幕)] 7点(2007-09-21 15:03:31) |
703. リュミエール工場の出口
ジョルジュ・メリエスのようにトリックを使うわけでもなく笑いや感動があるわけでもない。ひたすら群集が動く様を写しただけである。今見ると映画なんだか記録映像なんだかよくわかんないけど(笑)、この「映画」が映画産業の産声を上げたことは間違いないんだよなぁ・・。。脚本もあるわけないのである意味では自然な状態を見ることが出来たので個人的には記録映像の分類なんだろうなぁ、、と思ってます。 [インターネット(字幕)] 7点(2007-09-05 22:36:39) |
704. 僕はラジオ
こんなの日本じゃ絶対有り得ないだろうな。キューバ・グッティング・Jrの演技が凄いしエド・ハリスの地味な演技。あ~たまらん(笑)実話なだけに盛り上がるシーンとかは皆無に近いんだけどすっげー手堅く作られてる。ラジオの過去については一切触れられていなかったのがちと残念ですがラストにおっさんラジオが登場してきて普通にびびった。 「まだおるんかぃ!!!!」 途中泣けるシーンがあったけど見終わった後は優しくほのぼのとした気持ちになれました。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-28 00:00:08) |
705. ゴッド・ギャンブラー/賭聖外伝
本家の「ゴッド・ギャンブラー」は全くの未見なのでどんだけパロってるかはしんないけどブルース・リーやら「男たちの挽歌」シリーズ(多分)やらパクってたけど意外に面白い。この頃の日本では全く無名だったチャ・シンチー(今と顔ちゃうやん。。。)の演技がなんか新鮮味あふれるような感じ。ベタベタ~なボケだけど笑ってしまうのもなんか不思議。コメディあり、アクションあり、オチまでしっかりしてるのでおなかいっぱいです。 [地上波(字幕)] 7点(2007-08-15 22:56:49) |
706. 気まま時代
多分初めて見たジンジャー・ロジャース、綺麗ですねぇ。さることながらフレッド・アステアの相変わらずなダンスの上手さにはほんと頭が下がります。ダンスしながらゴルフショットしたりとか普通は出来ないよね。ゴルフをやったことある人は分かると思うけどまっすぐに飛ばすのは初心者がやると普通に難しいのにいとも簡単に飛ばしてるアステアってのはある意味スゴイ。ベタベタな笑いがたっぷりですが、ラストがちょっと強引感じがしたけどそんなにも長くなく楽しく見れた一本でした。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-11 23:56:25) |
707. がんばれ!ベアーズ
ウォルター・マッソーの顔っていつ見てもなぜかニヤニヤして笑けてしまう。いわゆるスポコン映画の代表作な一本ですが、子供達のしぜ~んな(?)演技やテイタム・オニールの微妙にスタイル悪ッ!!な感じがツボにはまりました。ケリー君は思いっくそタバコ吸ってバイクを乗り回してるんですが、彼は何歳っていう設定なんでしょうかね?脚本は普通かもしんないけど、一つ一つのセリフの意味がふか~くてそれがなぜかマッソーに言われるとなんかしんないけど心にずーんとくるんだよね。「一度やめたら癖になる」はいいセリフだ。多分バターメイカー自身も酒で失敗してるので余計に響いたわ。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-09 10:27:36) |
708. 魔笛(2006)
初オペラ。なんかミュージカルよりすげぇ。オペラを使うのが好きなケネス・ブラナーだからこそ映画化できた!みたいな。魔笛がどんな話かは全く知らなかったけど普通に見れました。でもなれないせいか途中で眠気が襲ってきそうになったけど丁度いいところに大音量の音楽が流れてきて何とか耐えれたことがすっごい印象に残ってます(笑)初心者にはちときついかもしれませんが、ブラナーが作った「ハムレット」よりかはお手ごろです。 [映画館(字幕)] 7点(2007-08-01 13:53:34) |
709. 9時から5時まで
前半はセクハラを取り上げてたけど後半の展開がスゴイ。拉致誘拐監禁死体盗難死体遺棄などなど・・・。3人のキャラの違いを上手く表現してたけどダブニー・コールマンの幅広ーい演技にはちょっと敬服。吊られるシーンには笑いが止まらん。ラストのその後がなんか実話っぽく締めてたけどまた拉致されて消息を断ったって出てきてまた笑いが止まらんかった。久しぶりにいいコメディ映画を見たような感じがする。 [地上波(吹替)] 7点(2007-07-24 10:29:07)(良:1票) |
710. フィラデルフィア・エクスペリメント(1984)
どことなくカート・ラッセルな感じがしてるマイケル・パレはやっぱかっこいい。「未来へ戻る」より先に作られたロズウェル事件と同じように実話らしんだけど・・、、どうなんだろね実際は。監督はしてないんだけどジョン・カーペンターらしい作りになってるように思います。ラストも元に戻れなくてジミーとの別れも悲しいんだけど、キッチリとハッピーエンドにまとめてる所は妙に感動。今の特撮だったらもっと綺麗な映画になると思うんだけど、リメイクして欲しくない一本。こんな映画の雰囲気が結構好きなんだよね。 [DVD(字幕)] 7点(2007-07-24 09:16:00) |
711. ロッキー2
見る前からオチは分かってるんだけど、クライマックスで燃えてしまう力っていうのはやっぱスゴイ。たまに誇張しすぎなシーンがあったり少年少女を引き連れてのフィラデルフィアランニングには思わず爆笑してもたけど、続編にしては上出来じゃないでしょうか。ラストのマイクパフォーマンスのセリフにはちょっとグッっときてしまった。スタローンって結構自分で脚本書いてるけど「ランボー」みたいなのもありゃ「コブラ」みたいなのもあり。まぁセリフで魅せるのは上手いなやっぱ。 [地上波(字幕)] 7点(2007-07-16 23:10:44) |
712. マキシマム・スピード
このシリーズはいつ見てもいいですねぇ。今回は爆破に力を入れてるのでいつものカーチェイスはやや少なめだったのはちと残念だったけど普通に楽しめたのはよかった。なんでこんなのがTV映画なんだ!!と普通に思ってしまうほどの過激なシーンが炸裂、新生コンビの衝突もなかなか良く出来てました。後半も爆破するから覚悟しとけよっ!!見たいな感じはたまらなく好き。このまま「ワイルドスピード」シリーズから邦題をパクったと思われる「ワイルドランナーX2」と「~X3」に期待しておこう。 [DVD(字幕)] 7点(2007-07-13 00:14:02) |
713. 飛べないアヒル
この手の定番でオチは大体予想できてんだけど、次第にグッっとくる展開っていつ見てもいいよね。ディズニー資本の映画だけどディズニーっぽくないところが良かったしエミリオの演技も自然体な感じがしてた。日本じゃアイスホッケーはあまり馴染みのないスポーツだからルールがイマイチわからんかもしれんけど、頭を空っぽにして見るとやっぱ子供っていいなぁと普通に思ってしまった映画でした。 [DVD(字幕)] 7点(2007-07-11 12:39:30) |
714. キートンの恋愛三代記
後半のインパクトはすごい。アメフトのシーンは「キートンの大学生」のラストを彷彿とさせるようなシーンで普通にビビったし屋上から消防車に乗るまでの展開は2回ぐらい巻き戻して見たくなるほどの衝撃度。相変わらず物をうまく使う知恵っていうのは頭が下がります。3つの時代を通して恋愛というものを面白く(?)描いているんですが、何があろうと邪魔が入ろうと愛は勝っちゃうんだよね。。みんなも彼を見習おう!!(笑)終わり方もニヤニヤしっぱなし。 [DVD(字幕)] 7点(2007-07-03 11:14:23) |
715. 大統領の陰謀
ちょっとした予備知識がないと難しいかもしれませんね。自分も本屋でJFK関連の本を探してたんですがなくてたまたま目にして買った本がボブ・ウッドワードが書いたウォーターゲート事件の本でした。それをちょっと読んでたから話についていけたけど、読んでなかったらもしかしたらついていけなかったかも。盛り上がるシーンとかほとんどないけど、なんか引き込まれる魅力が好き。カッコイイ主演二人に渋すぎる上司達も好き。微妙に物足りないようなラストだったけど、それまでの展開は実話とは思えないぐらいによかったです。 [DVD(字幕)] 7点(2007-06-04 22:35:17) |
716. ワイルドバンチ アルバム・イン・モンタージュ
ラストの凄すぎる銃撃戦や中盤の橋の大爆破シーンの裏側を貴重な映像で綴ったいわば「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」と同じジャンル。これは未見だけど一度見てみたい。印象に残るセリフは実はサム・ペキンパーの演出だったことや撮影時の苦労など心にしみじみときました。ただ個人的にはペキンパーが思う悪人とはなんぞや?っていうのがちょっと知りたかった。 [DVD(字幕)] 7点(2007-05-26 22:41:04) |
717. ノー・マンズ・ランド(2001)
戦争を思いっきり皮肉ってますね。国連も名前だけでな~んもできない。ニューシネマを思い出すような救いのないラスト、このモヤモヤ感がたまりません(笑)結局戦争っていうのは子供のけんかといっしょでふとしたことで起こってしまいしょーもないことで人を殺してしまうんですよね。終わり方も戦争ではよくあることで仕方のないことだと思えば、、、監督の撮り方は上手いなぁ。。 [地上波(吹替)] 7点(2007-05-25 23:32:24) |
718. 吸血鬼ノスフェラトゥ(1922)
怖い。ノスフェラトゥの動きが怖い。モノクロ映画だからこそ作れようなこの映画。ムルナウの作り方は巧すぎるというほかにいいようがありません。不気味な爪におぞましい顔つき。ただ夜でも昼でも同じような感じがしたんだけど、夢の中の出来事だと思えばソレはソレで納得。ノスフェラトゥ登場→ブレーメン進出→ペスト大流行の展開が見事でした。やはりこの頃のドイツ映画っていうのが世界最高峰だということを改めて感じた。 [DVD(字幕)] 7点(2007-05-20 11:48:59)(良:1票) |
719. チャップリンの寄席見物
酔ってるときのチャップリンって自分の世界を見事に表現してますよね。気に食わない事があればすぐ攻撃、女を見つけりゃすぐ飛んでいき、ふとしたことで大暴れしていつも周りをめちゃくちゃにしてしまう。今回も2役に挑戦し両方でめちゃくちゃにしてしまうなんともあくどい奴(笑)でも二人を上手く使い話を展開させている所はさすが、立派です。1階と2階の模様を上手く描いてますね。1階の客席の中にジーン・ハックマンにそっくりな人がいたけど、気のせいかなぁ・・。。。 [DVD(字幕)] 7点(2007-05-18 18:08:17) |
720. セブンス・コンチネント
ミヒャエル・ハネケの意図的なカメラの撮り方、怖い。ワンカット・ワンカットがロングショットで取られて黙々と淡々と行動を起こしている主人公3人の表情が写らない所が怖い。ハネケ映画は初めて見たけどこれほど衝撃だとは思わなかった。時々出てくる海岸の画、あれがセブンス・コンチネント、「第七の大陸」なのか。監督がこの映画の中で色々なところで問題を出しているような感じがしてたまらなかった。こんな映画、テレビで放送できるわけないと思うけど一度皆に見て欲しいと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2007-05-14 20:09:38) |