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プロフィール
コメント数 2026
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/m_motoya
年齢 52歳
自己紹介 1回しか見たことないんだけど、3Dはちょっと苦手
あと、ホラーはかなり苦手
それ以外ならなんでも見ますよ

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1081.  Mr.インクレディブル
スーパーヒーローがヒーロー業を引退するという設定は面白かった。 それぞれの特殊能力が活かされた派手なアクションも見応えがあったし、家族愛というテーマも心に沁みた。 赤ちゃんの設定だけがいまいちパッとしなくて残念だったけど、なかなかいい作品だったと思います。
[地上波(吹替)] 7点(2012-07-25 23:08:32)
1082.  人間失格
人生ずっとモテ期という勝ち組の生き様を追体験できる貴重な作品。 女には不自由しないが、男には金を集られて厄介ではある。 まあ、たかが5円なので気にするほどのことでもないけどね。 そんなわけで、物語前半はいい女をとっかえひっかえいい思いが出来るのだけど、終盤はストライクゾーンを広げ過ぎて、人としてどうかと悩ましい展開。 やっぱり選球眼は大切だと思い知らされる。 それにしても、ヤク中の世話を三田佳子に任せるとか、悪い冗談としか思えないのだけど、実感の篭った迫真の演技は流石としか言い様がなかった。 それでも、作品としての評価が覆るほどではなくて、全体を通しての退屈な印象は拭えなかった。 石原さとみや小池栄子との濡れ場でもあれば良かったのかも知れないけど、室井滋と絡んで誰が得するのかよくわからなかった。
[DVD(邦画)] 4点(2012-07-24 11:41:56)
1083.  マイマイ新子と千年の魔法
なんで金魚すぐ死んでしまうん?と言ってたかどうかはさて置き、そこはかとなくジブリ作品をリスペクトしてるのがいい。 キャラクターも背景画もいい具合に劣化ジブリの様相。 最近のジブリ作品が迷走してるように感じていたので、これがほんとのジブリだよなぁって、ちょっと懐かしくもありました。 これでストーリーが良かったら完璧にジブリのパクリだったんですけど、残念ながらそこまでは真似出来なかったようで、千年の魔法はどこに行っちゃったんだろうかって感じでした。 もうちょっと上手く千年前とリンクさせることができたら名作になってたかも知れないだけに残念。 あと、大人の諸事情がいちいち重いのもマイナス点だろうか。 ポニョ探しや身分を越えた友情だけでも子どもの世界では大事件のはずで、感動的な物語になってたはずなのに、大人の諸事情が重過ぎて全部吹っ飛んでしまった感じでしょうか。
[DVD(邦画)] 5点(2012-07-21 19:03:38)
1084.  星を追う子ども
とりあえず主人公の明日菜が駄目。 どうも魅力を感じない。 物語はどんどん進むのだけど、明日菜の主体性が感じられず、巻き込まれるがままに転がり落ちていく感じ。 それがどこかで転換してモチベーションを向上させるのかなと生温い眼差しで眺めていたけど、結局最後まで巻き込まれるがままだった。 正直、そのまま乗っ取られても悲しくなかっただろうと思う。 元々魂がなかったようなもんだし。 ストーリー展開は異常に早くて、マラソンを全速力で駆け抜ける勢いなんだけど、意外と話は飲み込める。 どこかで見たような継ぎ接ぎだらけのシナリオは薄っぺらくて分かり易い。 ラストもほぼ予想通り。 背景だけは美しかったけど、ただそれだけの作品といった感じで逆に虚しくなった。 いっそ明日菜を削除して、森崎を主人公にした方が良かったのかも知れない。 少なくともモチベーションの高さだけはダントツだった。 その方向性が正しいのかどうかはよくわからないけど。
[DVD(邦画)] 3点(2012-07-21 17:51:52)
1085.  塔の上のラプンツェル
長い髪を活用したアクションは動きが派手で見応えがあるし、特殊能力なんかも備わっていて面白い。 それでいて日常的な動作にはまったく支障がないという演出も滑稽で好きです。 あんなに長かったら不便なこともあるだろうし、濡れちゃったときなんか大惨事かと思ったけど、何事も無かったようにスルーされるのが良かった。 そういった特殊な設定に負けず劣らず、ラプンツェル自身の魅力も抜群で、とても愛らしいキャラクターに仕上がってるんじゃないでしょうか。 ストーリーは王道というか、白馬に乗った王子様じゃなくて、白馬に追われた盗賊が囚われのプリンセスを救い出すといった感じですね。 前半はコメディ要素が強いけど、終盤に向けてはラブロマンスで盛り上がって、ラストの展開は思わず泣けました。 あと、なんと言っても映像が感動的に美しいのが印象に残りました。 あれなら命懸けで冒険の旅に出てでも見る価値があると思えますね。 それから、相棒のパスカルがやたら可愛らしくて、グッズがあるなら欲しくなるレベルでした。
[DVD(吹替)] 9点(2012-07-19 20:38:53)
1086.  アデル/ファラオと復活の秘薬
女版インディ・ジョーンズを期待したら肩透かしを食らう。 冒険は冒頭だけで、後はパリに帰ってドタバタコメディ。 そして、コメディだったのかと気を抜いてると、テニスのシーンで驚愕させられた。 妹の様子をよく確認しておかなかった僕も悪いんだけど、確かによく見てみたらなんか突き出てる。 この演出は実に恐ろしい。 夢に出て来て魘されそうだ。 それにしても、主人公のアデルが自己中心的でどうも魅力に欠ける。 妹を救う為だったら人が死んでも気にしないという態度に人間性を疑います。 但し、おっぱいだけは魅力的だったので、トータルでは損してないような気もする。
[地上波(吹替)] 6点(2012-07-19 20:26:10)
1087.  スマグラー おまえの未来を運べ
とりあえず画が汚い。 いろんな汁が乱れ飛ぶのをスローモーションで見るのはあまり気持ちいいもんではない。 ストーリー自体も面白いとは思えなかった。 それでも、アクションが派手で見応えがあるし、つまんないコメディを挟み込んでくる独特のセンスも嫌いじゃないです。 特に一部のキャラが突出して魅力的だったので、意外と飽きずに見ることが出来ました。 アクション部門では安藤政信演じる背骨が異常にかっこ良かった。 背骨を主人公にした方が良かったんじゃないかと思うくらい。 コメディ部門では高嶋政宏の変態具合が突き抜けてて良かった。 あと、萌え部門では松雪泰子のメガネにやられました。 危なくこっちが鼻血流しそうでしたよ。 期待してた満島ひかりはイマイチ微妙な感じで、汁も流さずがっかりでしたけどね。 汚いおっさんの汁はいらないので、女優の汁をもっと撒き散らしておけば名作になってたのかも。
[DVD(邦画)] 6点(2012-07-14 16:48:42)(笑:1票)
1088.  SR サイタマノラッパー
とりあえず作りが雑。 特に音声が聞き取り難くて困ってしまった。 それでも、そんな困難を乗り越えたくなるような良さがあったように思う。 序盤はコメディなのかと思ったけど、意外とまじめな作品だった。 シュールな演出にじわじわ来るけど、大笑いするような作品ではなくて、切ない青春ストーリーという感じですね。 竹田先輩の曲には魂が篭っていたし、AVデビューしたクラスメートという設定も来るものがあった。 号泣するほどではないんだけど、なんとも言えないやり切れなさが後に残る作品でした。 もし、この作品がサクセスストーリーだったら嘘臭さが際立ってしまったかも知れないけど、サクセスしないぐだぐだ感がリアルな哀愁を漂わせていて良かったと思います。
[DVD(邦画)] 7点(2012-07-13 20:09:57)
1089.  あるスキャンダルの覚え書き
これは法的にもアウトだし、道徳的にもアウトだし、どこをどう汲み取っても同情の余地はないので感情移入するのは難しい題材なんだけど、第三者の視点で描くという手法によって意外とすんなり話に入り込める。 でも、その第三者の本性が見え始めると、とんでもない人の視点で物語を追ってしまってるのかもと後悔することになる。 それでも、展開が衝撃的すぎて、ついつい興味本位に深入りしてしまう。 猫と劇の天秤でにっちもさっちも行かない修羅場を作り上げるとか、シナリオ構成は非常に巧みだと思います。 後半はもっとぐちゃどろの展開に陥るのかと思ったけど、意外にも丸く収まってしまうのが斬新ですね。 邦画なら純愛の末の悲劇というオチに持って行きそうな話だけど、主要人物のはずの少年の存在感が終盤は急速に低下するのは少年法の問題なんでしょうかね。 それにしても、懲役2年で逆ギレとか大人気ない。 それが犯罪なのは理解してたんだから、大人しく2年食らってください。
[地上波(吹替)] 7点(2012-07-07 20:54:59)
1090.  神風
社会派の深いテーマの作品なのかと思って見てたら、とんでもないバカ映画でした。 アイデアとしてはデスノートのパクリなので斬新さは感じなかったけど、こんなバカな作品なのにみんな真面目に演技してるのが滑稽で、ある意味では斬新な演出なのかな? 短絡的な無差別殺人じゃなくて、何か目的のある犯行だったなら、捜査のヒントも出てくるだろうし、警察と犯人の駆け引きみたいな面白味も出たのかも知れない。 まあ、そこまでやってしまうと完全にデスノートですけど。 コメディとして笑えるような雰囲気じゃないけど、突っ込みどころ満載のシナリオなので、そういうのが好きな人なら楽しめるのかも。 そうじゃない人にとってはくだらない作品でしょうけどね。
[DVD(字幕)] 3点(2012-06-25 17:56:58)
1091.  キャメロット(1998)
アーサー王伝説をベースにしてるので設定としては親しみ易い。 でも、話はイマイチ盛り上がらない。 クライマックスの対決でもうちょっと盛り上がるのかと思ったけど、意外とあっさり決着が付いてしまったので拍子抜けしました。 歌のシーンも必要なのかどうかよくわからない。 歌い出すと話が間延びしてしまってテンポが悪くなってしまってるような気がする。
[DVD(吹替)] 4点(2012-06-22 16:06:13)
1092.  神さまがくれた娘 《ネタバレ》 
これは泣きました。 涙の止め方がわからなくなるくらいに泣きました。 でも、ただ泣かせるだけじゃなくて、いろいろ考えさせられる深みもあるし、映画としての面白味を増すような構成の巧みさにも感心させられました。 インド映画らしく突然歌い出したり、バカみたいなコメディ演出があったり、法律を無視した法廷闘争があったりと盛りだくさんな内容だけど、単純に要約してしまえば、クリシュナとニラーの心の絆を描いた愛情物語なんですよね。 それなのにその肝心のニラーがなかなか登場しない。 冒頭、意味不明なシーンに始まってニラーニラーって名前だけは散々出てくるけど、本人が登場しないまま話が進む。 下手すると牛かヤギの名前かも知れないと思わせつつ、どうやら人間の女性の名前らしいということが見え始めるまでにたっぷりと時間を要する。 そして、満を持してのニラー登場でまず号泣。 ここまでの話で1本の映画にしてもいいくらい悲しい物語なんだけど、本作はここでやっとスタート地点というのが末恐ろしい。 ここからクリシュナとニラーの絆の構築にたっぷりと時間を費やして、冒頭のシーンへと繋がる。 意味不明なシーンとか思ってた自分が恥ずかしくなるくらい悲しいシーンだったことに気付いて更に号泣。 ここから先の法廷闘争は、会えそうで会えない2人の悲しみに号泣、それを助けてくれる人たちの優しさに号泣、そして、ようやく会えたと思ったらニラーの愛らしい仕草に号泣。 これはもう反則的な愛らしさです。 正に神さまがくれた娘ですね。 この作品が恐ろしいのは、これでハッピーエンドにしないところで、その先に待ち受けてるラストシーンでやっぱり号泣させられました。 愛情が勝つのか、法律が勝つのか、その二択で散々引っ張っておきながら、最後には現実が待ち受けてるんですね。 これはもう正しいとか間違ってるとか言えない話で、それが現実なんだと思い知らされます。 それでも、強盗ですらいい人というインド人の優しさに触れられたので、クリシュナとニラーはきっと幸せになるだろう、きっと悪いようにはならないだろうという安心感のようなものもありました。 これからは月を見上げる度にニラーのことを思い出して泣いてしまいそうですけど、きっと幸せに暮らしてると信じたいですね。
[地上波(字幕)] 10点(2012-06-17 10:09:45)
1093.  百万長者の初恋
これは思わぬ掘り出し物にめぐり逢えた気分です。 見る前はどうせいつものパターンの死ぬ映画でしょってバカにしてたのに終盤は涙が溢れて仕方なかった。 難病物というジャンルがあるのかどうか知らないけど、基本的には難病にスポットが当たる展開の作品が多いように思うけど、この作品はラブストーリーとしてのスタンスに軸足を置いてるのが良かった。 結局、最後まで病名もよくわからなかったし、病気なのにそんなことしていいの?っていうシーンも多々あったけど、そんなことどうでもいいやって思えるくらいベタなラブストーリーでした。 しかも、ヒロインのウナン役を演じたイ・ヨニという女優さんがとても可愛くて、他の出演作も見てみたいと思えたのは大きな収穫でした。 あと、どうでもいいことだけど、オッパをお兄さんと訳すのはどうかと思う。 お兄さんお兄さんって連呼する女性を見ると商売女に見えて仕方ない。 まあ、商売女みたいなもんだったけど。
[DVD(吹替)] 8点(2012-06-17 09:08:19)
1094.  アーサーとふたつの世界の決戦
どこかのテーマパークにあれば楽しいだろうなと思わせてくれるアトラクション的なジェットコースタームービーは相変わらずのクオリティで凄いんだけど、やっぱりどうも話がつまんない。 シリーズ通して一本道だったなというのが全体の印象。 それでも今作は細かいネタがよく出来ていて笑える部分は多かった。 特にダルコスの使い方が上手かったですね。 本来ならベタメッシュがボケ担当としてコメディパートを牽引するべきだったんでしょうけど、それが上手く機能していなかったのがシリーズ全体の敗因だったのかも。 今作はダルコスがボケ担当として仲間入りすることでかなり笑えるようになった。 最終的にダルコスの存在を感動に結び付けることが出来たら最高だったんですが、パロディのネタにされて終わりというのは勿体無かった。 それでも、シリーズ三作の中ではいちばんマシな出来に仕上がってるんじゃないでしょうか。
[DVD(吹替)] 6点(2012-06-17 08:37:43)
1095.  長靴をはいた猫(1969)
子どもの頃に映画館に連れて行ってもらって見た作品。 記憶にある限りでは、初めて映画館で見た作品のはず。 当時は魔王とか怖かった印象があるんだけど、今見ると怖いどころかコミカルで面白いくらいだった。 長靴をはいた猫の面白味は如何に騙すかというペテン具合にあると思うんだけど、嘘は吐きたくないと言ってペロの企みを全否定するピエールの純真さの方に共感した。 そして、やっぱり魔王との対決はワクワクするくらいに面白い。 登場するキャラクターをフル回転させたドタバタアクションは見事としか言い様がない。 あと、びっくりしたニャもいいけど、びっくりしたチュウも好き。
[映画館(邦画)] 8点(2012-06-06 10:14:09)(良:1票)
1096.  扉をたたく人
序盤、奇妙な共同生活の始まりにワクワクさせられるのだけど、物語は次第に深刻な展開を辿る。 それでも、アフリカンビートの軽快なリズムに心が躍り、悲しみをほんの少し和らげてくれる。 特にガラス越しのセッションに希望を感じられたのが良かった。 これはハッピーエンドは望めそうにないと薄々感じ始めた頃に新たな訪問者が投入される展開も自然で好感が持てる。 ウォルターとタレクの友情物語で終わっていても感動的だったとは思うけど、このギアチェンジで終盤はなんとも切ないラブストーリーの様相を見せ始める。 これもやっぱりハッピーエンドは望めそうにないんだけど、2人の節度ある関係性はとても魅力的に感じられた。 深刻な社会問題を描いたテーマはとても重たくて、どちらが正しくてどちらが間違ってるとは言えないのかも知れないけど、扉をたたく人を招き入れる優しさがなければ、物語は始まらないんでしょうね。 それにしても、こんなにも落ち着きのある深い作品なのにジャンベの鼓動に思わず体が反応してリズムを刻んでしまうのは何故なんでしょうね。 ミトコンドリア・イヴから受け継がれたアフリカのDNAが僕にも刻み込まれてるんでしょうか。
[DVD(吹替)] 9点(2012-06-03 19:46:03)(良:1票)
1097.  アメイジング・グレイス
18世紀のイギリスを舞台に名曲アメイジング・グレイスの誕生秘話や政治家ウィリアム・ウィルバーフォースが奴隷廃止に人生を捧げる姿を描いた感動の歴史物語。 重厚なテーマに重苦しい雰囲気が漂うけれど、彼の情熱や信念はとても崇高だし、妻や親友との絆を通して描くことで素晴らしくドラマチックな作品に仕上がっています。 すべての人類が知っておくべき歴史の転換点を描いたという意味でも満点の想いだけど、1つの映画作品としても非常によく出来ていて、深く考えさせられたり、共感したり、感動に涙することのできる名作だったように思います。 僕はこの作品を観賞していて、現代の原発問題などにも繋がる共通点があるように感じました。 実は当時も多くの人たちは奴隷制度が正しいとは思っていなくて、既得権益や社会情勢が壁となって立ち塞がっていたことがよく理解できた。 奴隷が居なければ大農園の経営は成り立たなくなり、経済が混乱する。 やがては国家が転覆することになるかも知れない。 奴隷というのは人権を無視した当時のエネルギーだったわけで、健康や安全な生活に多大なリスクが生じることに薄々気付き始めた現代人がその危険な原発依存から抜け出せないでいるロジックとよく似ている。 そして、当時の政治家も現代の政治家と同じように徐々に無くすという先送りを提案するところが滑稽であり、絶望的でもある。 その打開策として彼らはちょっとしたズルをするのだけど、それに気付いた彼らは天才脚本家だったと言えるだろう。 廃止法案成立は不可能かと思わせる展開に一筋の光明が差した瞬間、僕は身震いがする思いだった。 これほどまでに大きな困難であっても、人類にはそれを乗り越える知恵があるんだということを改めて確信することができました。 僕らとは関係のない遠い国の出来事と感じるのではなく、同じ人類が成し遂げた偉業として誇らしく思えたのが嬉しいです。 聴き慣れたアメイジング・グレイスの旋律も今までとは少し違って感じ入ることができるようになりました。 ありがとうございます。
[DVD(字幕)] 10点(2012-05-31 19:22:21)
1098.  アリオン
まだ神々と人間の境界が曖昧だった時代の物語。 宿命とも言える星の下に生まれ、数奇な運命を辿ることとなった少年アリオンの成長を通して描かれるヒロイックファンタジー。 神とは一体何なのか、哲学的なことをちょっと考えさせられそうになるけど、その辺りはあんまり深く掘り下げることなく、すんなりと話を進めてくれるので単純なエンターテインメント作品として楽しめる。 あと、どうでもいいことだけど、この作品は自分のお小遣いでチケットを買って見に行った初めての映画なんですよね。 その後、なかなか見る機会がなかったけど、大人になってからDVDを買って見直してみたら、昔見た記憶が蘇ってきてワクワクしました。 ヒロインのレスフィーナじゃなくて、アテナのエロさにやられてしまった純真な中学時代の思い入れを加味して、少し点数を甘くしておきたいと思います。
[映画館(邦画)] 9点(2012-05-25 02:24:43)
1099.  死国
この作品、今までに何回見たかよく覚えてないんですけど、複数回見たのは確かなので、僕としては嫌いじゃないんだと思います。 あんまり怖くなかったというレビューがあったけどちょっとびっくりで、僕の中では恐ろしく怖いイメージが残ってます。 四国に旅行する機会が何度かあったけど、逆に廻ってる人が居ないかとても心配になります。 まあ、元々ホラーが超苦手なので、普通の人よりは怖がりなんですけどね。 しかも、それだけ怖がらせておいてサバ折りですよ。 壮大なサプライズムービーとでも言うか、僕は唖然としたことをよく覚えています。 たぶん何回も見ることになってしまった理由はそこにあるんですよね。 製作者はあそこで笑わせようとしてたのか、それとも真面目にサバ折りだったのか。 とても正気とは思えない斬新な演出に僕なりの答えが出るまで、何度もこの作品を見ることになるのかも知れないですね。 あと、一応真面目なレビューもしておくと、三角関係のラブストーリーとして見れば切なくて良い作品だと思うんですよね。 まあ、でも、その鑑賞スタイルでもサバ折りで全部台無しではあるんですけどね。
[ビデオ(邦画)] 6点(2012-05-25 02:06:42)
1100.  カムイの剣
江戸時代、片田舎の村で始まる物語が、キャプテン・キッドの財宝、マーク・トウェインとの出会い、西郷隆盛との対面を経て、維新の夜明けを迎えるという壮大な展開にやや欲張り過ぎという印象を受ける。 とは言うものの、軽快な挿入歌に乗せた斬新な忍者アクションは見応えがあり、最近の作品と比べても見劣るものではない。 寧ろ技術が進歩しても、こういったアクションのかっこ良さというものは、演出のセンスに委ねられるものであるということを痛感する。 ただ派手なだけのアクション映画に食傷気味の向きにはお薦めしたい作品である。 あと、主題歌も◎と付け加えておきたい。
[ビデオ(邦画)] 8点(2012-05-25 00:43:09)
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