1961. LOVE SONG
この作品には尾崎である必要性を感じない。出演可能な現存のアーティストか架空のアーティストで音楽をもっと前面に押し出すか、飽くまでも音楽は小道具にして、人間ドラマを前面に押し出すか、どっちかにして欲しかった。あまりにも中途半端。寧ろ仲間由紀恵すら削ってしまって、原沙知絵をメインに据えたラブストーリーにしても良かったのではないだろうか。尾崎と仲間由紀恵に期待して見ただけに、どうにも消化不良である。でも、やっぱり尾崎の曲はいいんだけどね。 5点(2004-03-10 15:48:30) |
1962. 南京の基督
本来なら富田靖子の濡れ場だけでも見る価値ありと高い評価を与えたいところだけど、如何せん話が重すぎて、濡れ場を濡れ場として俗的には楽しめない。痛々しすぎる。かと言って、物語自体が名作として昇華されているかというとそうでもなく、ただ重苦しさだけが付き纏う。なかなか難しい作品である。 5点(2004-03-10 15:31:27) |
1963. HERO(2002)
とりあえず笑えた。製作者の意図は別として、かなり滑稽。まあ、名作を期待して見に行ったわけじゃないし、期待に応えてくれたと思うので酷評はしない。そういう作品だと思う。 5点(2004-03-10 15:23:17) |
1964. 仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督)
その後の三銃士物語。 前半は複雑な人間関係など見所満載でかなり楽しめたし、ラストに向けて謎が解き明かされていく様も見応えアリ。 まあ、あの突撃はちょっと馬鹿っぽくて萎えたけど、全体的には良く出来ている。 あと、どうでもいいことだけど、アニメ三銃士世代としては、アラミス役をおっさんがやってることに違和感アリ。 [DVD(吹替)] 7点(2004-03-10 15:17:06) |
1965. もういちど逢いたくて/星月童話
アクションシーンを全部削って純粋なラブストーリーにすれば、かなり良くなると思う。もしくは、ラブストーリーを全部削って、純粋なアクション映画にするか・・・。まあ、脳内分離して、それぞれ楽しめということなのかな。 4点(2004-03-10 15:07:06) |
1966. メトロポリス(2001)
話としては間違いなく名作だし、 クライマックスのシーンでは見事に泣かせてもらった。 しかしながら、テンポが悪すぎる。中盤は完全に間延びしてしまっている。 映像も音楽も文句のつけようがないくらいに素晴らしいだけに、非常に残念に思う。 ちょっと手を加えて編集し直せば、素晴らしい作品になるだろう。 [試写会(邦画)] 5点(2004-03-10 15:01:35) |
1967. ジャンヌ・ダルク(1999)
非常に残念な作品。端的に言うと前半と後半で全然違う作品になってしまっている。2本立ての映画を見た気分。前半のダイナミックなスケール感だけを評価するのもなんだし、後半の哲学的な深みだけを評価するのもなんだし、トータルして見るとやっぱり構成が悪く感じる。 6点(2004-03-10 14:54:56)(良:1票) |
1968. がんばっていきまっしょい(1998)
冷静になって考えてみると、そんなに絶賛するほど面白い話でもなくて、普通に物語が進んでいくような感じの普通の作品。でも、ちょっと冷静では居られない視覚効果。決して演技が上手いとは言えないけど、責める気にもなれない視覚効果。とりあえず視覚効果。これ男5人だったら、もっと点数低くなると思うけど・・・。真面目に評価するなら、題材にボートを選択したのが正解だった。なかなか息の合わない5人を見ていてイライラしつつ、次第に息が合ってくると何故か見ている自分まで一緒に漕いでる気分になってくる。まさに一体感。普通に感動できます。 8点(2004-03-10 14:29:26)(良:1票) |
1969. 超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~
TVシリーズの方が好きではあるけど、 劇場版としてオリジナルの作品に仕上がってる点は評価できる。 これならTVシリーズを見てない人でも楽しめそう。 作画のクオリティも高いし、派手な戦闘シーンも見所。 でも、なんと言っても、この作品はミンメイの歌に尽きる。 アイドルという設定には相応しくないほどの歌唱力。 エンディングテーマも含めて、心の名曲として残っています。 8点(2004-03-10 14:17:25) |
1970. 君さえいれば/金枝玉葉
コメディで観客を取り込んでおいて、ロマンチックなラブストーリーに持っていくという王道恋愛映画。三角関係というのもオーソドックス。主人公が性別を偽っているという点がやや斬新なくらいだろうか。見てみると意外と面白くて笑わせてくれるし、後半のラブストーリーも感動できる。たぶん女性ならこういうの大好きで素直に楽しめるんだろうなと思いつつ、ちょっと引っ掛かる部分もある。僕の偏見なのかも知れないけど、ゲイを差別的に扱うことで、ゲイで無くて良かったという対比に繋げるのはどうなんだろう???まあ、面白いのは確かだから、これでいいのかなぁ。 7点(2004-03-10 13:49:36) |
1971. 利休
地味な作品ではあるが、見所はあると思う。とりあえず役者は粒揃い。この面子で大河ドラマにしてもらいたいくらいで、三國連太郎と山崎努のやり取りは迫力がある。映像も美しい。まあ、残念ながら物語としては盛り上がりに欠けるので、歴史物が好きなら損は無いという程度でお薦めします。 6点(2004-03-10 13:24:40) |
1972. ナッツ
《ネタバレ》 この作品は子供の頃に映画館で見て、とても面白いと感じた。 その後、海外ドラマの法廷物に嵌っていくことになる僕の原点とも言える作品。 とりあえず話は重い。 見てるだけでこっちが鬱になりそう。 けど、面白い。 ストーリー的にまず斬新なのが、法廷物なのに有罪・無罪を争うわけじゃない出発点にある。 被告に責任能力があるかどうかを問う予審が舞台となっているのだけど、心身喪失による無罪という主張ではなくて、自分は正常だから正式な裁判をしてくれって言うんだから頭がおかしいとしか言い様がない。 何しろ殺人罪だからね。 正常な人なら心身喪失で無罪を選ぶでしょ。 そこから先はどうやって正常の証明をするのかとか、弁護士にも話せない暗い過去とか、法廷物らしい展開が待ってる。 登場人物たちの苦悩や葛藤が痛々しいほど伝わってくるし、社会問題として考えさせられる深味もあるし、ラストシーンの皮肉っぽい感じも痛快で大好きです。 因みに当時はタイトルの意味がわからず、ナッツって誰???という疑問を持ったものです。 あと、このサイトのお蔭で戯曲の映画化だったことを知ったけど、確かにこれは舞台劇らしい作品だなぁって納得しました。 [映画館(字幕)] 8点(2004-03-10 13:01:34) |
1973. 時空の旅人
クライマックスの本能寺に持っていくまでの過程に難あり。登場人物が多く、それぞれをきちんと描き切れていない所にやや消化不良を起こしている原因があると思う。それでも、新説『本能寺の変』という観点から、これもありかなと思って好意的に受け取っている。ちょっと日本史に詳しい人が時代考証がどうのと言うより、実際にタイムスリップして体験した主人公たちの方にリアルを感じる。そういうところが、フィクションとしての映画の良さなのだろう。 6点(2004-03-10 12:40:42) |
1974. ブギーポップは笑わない
かなり不遇な作品である。原作が良すぎる為に原作ファンからは見放され、やや複雑な話の為に原作を知らずに見た人は理解に苦しむ。おまけにアイドル映画というレッテル付き。まあ、それでも、そんなに悪くない出来にはあると思うので、アイドル映画や仮面ライダーのようなヒーロー物にアレルギーの無い人なら見ても損はないと思う。恋愛的な要素もあったりして、役者の下手さを多少我慢できる人なら、それなりに楽しめるんじゃないかな。あと、何度か見直す忍耐力も必要かな・・・ 6点(2004-03-10 12:18:56) |
1975. スリーピー・ホロウ
ティム・バートンらしいとでも言うか、ファンタジックな怖くないホラー作品に仕上がっている。シナリオ的には謎解きが中心にあるが、それ以外にも迫力のあるアクションやちょっと切ないラブストーリーも織り交ぜられている。また随所にコミカルなシーンも用意されていて、あまり深刻にならいようにバランスが取られている。世界観も完璧に作り上げられた感があり、美術スタッフのレベルの高さを感じた。細部に至るまで念入りに造り込まれた良い作品である。やや尺が短くて終盤は急ぎ足に感じられたが、消化不良という感じはない。逆にテンポ良くラストに繋がっていく展開に好感が持てた。 8点(2004-03-10 12:07:58) |
1976. 恋しくて(1987)
青春恋愛映画の王道ですな。いやぁ、リー・トンプソンは綺麗だし、メアリー・スチュアート・マスターソンも健気で捨て難い。どっちか1人を選べなんて言われても僕には無理そうです。両方って駄目ですか? 9点(2004-03-09 19:54:58) |
1977. ジョー・ブラックをよろしく
いきなりのあの展開には驚かされたが、事情が飲み込めてからは素直にラブロマンスを楽しめた。でも、やっぱりあのラストには納得いかない。結局、顔がすべてなのか??? 7点(2004-03-09 19:27:02) |
1978. 細雪(1983)
それなりに話も面白いし、映像美という観点からも評価できるとは思うけど、なんと言ってもこの作品は言葉がいい。これに尽きる。吉永小百合っていいなぁ、やっぱり古手川祐子もいいなぁ、なんてコロコロ意見を変えてるとふと気付く。見た目ちょっと綺麗な人がこんな言葉使いしてたら、誰だって好きになるよなぁってね。それにしても、この頃の吉永小百合って時間が止まってるとしか思えないくらいに若い。 8点(2004-03-09 19:11:26) |
1979. 火垂るの墓(1988)
この作品は駄目です。初めて見たときは、ちゃんと泣き所で泣いたはずだけど、もう2回目以降は全編泣き通し。金曜の夜、仕事から帰って来て、知らずにチャンネル合わせてしまって数秒で泣いてた自分に驚いた。しかも、泣くようなところじゃなかったのに・・・。もう見られません。妹の子供を連れて公園に行き、泥団子を作りながら兄ちゃんって呼ばれると泣きそうになります。もう堪忍してください。 10点(2004-03-09 18:37:22)(笑:1票) (良:1票) |
1980. シュリ
この作品はほんとに評価が難しい。とにかく泣いた。涙が止まらなかった。でも、感動ではない。悲しい涙である。もうあんな悲しい涙は流したくないと思った。僕の中では好きな映画として認識されてはいないのだけど、あれだけ感情を揺さ振られた作品も少ないので、何かあるんだろうと思う。でも、やっぱり好きになれない。 5点(2004-03-09 18:18:15) |