1961. ブラックマジック M-66〈OVA〉
映画ではないけど、映像作品としてかなり高いレベルにある。話自体も短い尺の中でそれなりに上手く纏められており、エンターテインメントとして成り立っているが、やはり特筆すべきはその動きであろう。アクション物という言葉では言い表せないほどの独創性を感じた。後の作品に与えた影響が大きかったであろうことは容易に想像できる。 8点(2004-04-01 03:05:28) |
1962. AKIRA(1988)
スケールの大きな世界観やダイナミックな映像表現など、特筆すべき点は数多くある。独創的な音楽も作品世界に馴染んでいて好感を覚える。物語としては、やや収まりの悪さを感じるが、それなりに上手く纏めたと言えなくもないだろう。ひとつの時代を築いた作品でもあるし、ジャパニメーションの原点として評価できる。 8点(2004-04-01 02:56:17) |
1963. 銀河鉄道の夜(1985)
制作スタッフの宮沢賢治に対する敬愛を感じる丁寧な作りの作品。登場人物を猫として描いたことに関しては、宮沢賢治ファンならば納得というところだろう。もちろん、この作品ではじめて宮沢賢治作品に触れる子供たちにも、受け入れ易さを与えていると思う。 8点(2004-04-01 02:00:50) |
1964. ブレードランナー
ある雨の夜、僕はテレビのニュースを眺めながら、こんなことを考えていた。人類が最初のクローン体として羊を選んだのは、きっと警鐘の意味が込められているのだろう。昨今の科学の進歩を見ているとレプリカントという存在も現実味を帯びてきて、生きるとはどういうことなのか、自我とは何なのか、様々なことを考えさせられる。この作品はそういう意味において、少し早すぎたのかも知れないが、僕たちは何れこの問題と直面することになるのだろう。クローン人間はドリーの夢を見るか? 10点(2004-03-31 04:49:07) |
1965. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
壮大なる叙事詩の完結です。見事に大団円を迎えました。何故、ルーカスはEpisode1に走ってしまったのか・・・本当に悔やまれます。僕の中のスター・ウォーズはジェダイの復讐によって燃え尽きました。フォースと共にあらん事を!!! 9点(2004-03-31 04:17:13) |
1966. スター・ウォーズ
英雄伝の王道ですな。主人公に秘められた力、偉大なる師、囚われの姫、個性的な仲間たち、そして、謎の敵である。これはもう面白いとしか言いようがない。話自体は単純ではあるが、その先にある壮大な物語の序章として上手く纏められている。単なるSF作品の域に留まらない叙事詩の始まりである。 9点(2004-03-31 04:08:26) |
1967. スター・ウォーズ/帝国の逆襲
もう何度見たかわからない。テープが擦り切れるほど見ました。SW=帝国の逆襲だと思っているくらいに好きです。3部作の真ん中で、繋ぎの作品と言われることが多いけど、帝国の逆襲無くしてスター・ウォーズは語れないと思う。やはり勧善懲悪というだけではない人間ドラマを持ち込んだことによって、シリーズ全体の評価が上がることになったのだと思える。更にスター・ウォーズを構成するすべてのエッセンスが凝縮されてると言っても過言ではないほどの内容の濃さで、シリーズ最高傑作という評価も納得の完成度である。 10点(2004-03-31 03:49:13)(良:1票) |
1968. エイリアン2
タイタニックが公開されるときに嫌な予感がしたことを思い出す。2じゃないのかぁ・・・大丈夫かなぁってね。エイリアンと言えば、やっぱりこれ。2が最高。この作品を見る前の僕は、エイリアンとは怪物という意味だと思っていた。でも、この作品でのエイリアンは生物だった。当然、リプリーたちは生き残る為に戦うわけだが、エイリアンもまた生きようとしていたように感じる。エイリアンから見たら、僕らはグロテスクな怪物なんだろうなぁって、そんなことを思わせてくれた。もちろん、そんな哲学的なことを難しく語ろうとしている作品ではなく、エンターテインメント作品として成立してるわけで、映画としての完成度の高さを感じずにはいられない。ビ~バ!ジェームズ・キャメロン!! 9点(2004-03-31 03:17:32) |
1969. エイリアン
SFサスペンスホラーとして良く出来た作品。このジャンルの金字塔を打ち立てたという意味では評価するが、ここに登場する宇宙生物をエイリアンと呼ぶのにはやや抵抗を感じる。この描き方では単なるモンスターに過ぎないというのが残念。無敵に近い強さを持つ怪物に一方的な虐殺を受ける人間たち。怖いのは当たり前。構図としては、既存のホラー映画と変わらない。正体不明のアメーバだったり、墓場から出てきたゾンビだったり、異形の宇宙生物だったりという違いがあるだけ。 7点(2004-03-31 03:07:54) |
1970. うなぎ
今村流の新喜劇といったところだろうか。程好く滑稽で人情味もある。普通に楽しめる作品。清水美砂が好きです。 7点(2004-03-29 18:24:16) |
1971. 未来は今
コメディとして素直に楽しめる作品ではあるが、ファンタジーというのは当て嵌らないだろう。シナリオの転結にオカルトを持ち込んでぶち壊しにしてしまっているというだけ。その点を除けば、普通に面白い。まあ、バカ映画なので細かいことは気にせず、素直に笑ってればいいのかも知れない。 6点(2004-03-29 17:50:09) |
1972. 東京日和
話は無い。中山美穂を鑑賞する映画。 4点(2004-03-29 16:00:02) |
1973. 南京の基督
本来なら富田靖子の濡れ場だけでも見る価値ありと高い評価を与えたいところだけど、如何せん話が重すぎて、濡れ場を濡れ場として俗的には楽しめない。痛々しすぎる。かと言って、物語自体が名作として昇華されているかというとそうでもなく、ただ重苦しさだけが付き纏う。なかなか難しい作品である。 5点(2004-03-29 15:58:18) |
1974. トゥルーライズ
ジェームズ・キャメロンが好きで、しかも主演がアーノルド・シュワルツェネッガーということで、期待に胸を膨らませて映画館に足を運んだ作品。結果としては、ちょっと期待ハズレだったなぁ。まあ、改めて見てみるとそれなりに面白い作品ではあるんだけど、やっぱりどうも納得行かない。敗因は2じゃなかったという点だと思ふ。 6点(2004-03-29 15:45:25) |
1975. ローマの休日
よく出来た御伽噺で、映画史に残る名作なのも認めるが、この作品でのオードリー・ヘプバーンの魅力は、他の女優のデビュー作などでもよくあるような初々しさという部分に支えられてる。オードリー・ヘプバーンの再来か!なんて衝撃を受けて、その後の凋落振りに落胆させられた女優は数知れない。というわけで、オードリー・ヘプバーンの原点という意味で素直に評価するが、改めて冷静になって見ると普通に面白いという感じではある。 8点(2004-03-29 15:11:23) |
1976. もういちど逢いたくて/星月童話
アクションシーンを全部削って純粋なラブストーリーにすれば、かなり良くなると思う。もしくは、ラブストーリーを全部削って、純粋なアクション映画にするか・・・。まあ、脳内分離して、それぞれ楽しめということなのかな。 4点(2004-03-29 07:05:54) |
1977. ダイ・ハード
単なるアクション映画に留まらず、綿密な伏線を張ったシナリオに感服でした。以降のシリーズでややパワーダウンしちゃったけど、クリスマスという作品越しの伏線とか、やっぱり名作シリーズだと感じずにはいられない。 9点(2004-03-29 05:58:00) |
1978. 櫻の園(1990)
とりあえず映像がいい。閉鎖的な空間と限られた時間を描くことで一体感が生まれ、まるで自分もその場に居るような気がする。女性の場合なら感情移入ということになるんだろうけど、男の場合はやっぱり覗き見って感じで、ムフフってとこでしょう。当時はそれなりに中島ひろ子とか好きで、何度も見た覚えがあるけど、今になって改めて見てみるとムフフ感が落ちてしまってることに気付く。最近活躍してる若い子でリメイクしてくれたらなぁなんて、ちょっと思ってしまった。 7点(2004-03-29 04:10:57) |
1979. 居酒屋ゆうれい
素直に面白い。ショーケン、山口智子、室井滋がいい味のコメディを展開してくれるし、その他の脇役陣も粒揃いで、人情ドラマとしても成立してる。派手な演出とかはないけど、地味ながら手堅く纏まっていて、良い意味で邦画らしい作品だと思う。 8点(2004-03-29 03:36:42)(良:1票) |
1980. (ハル)(1996)
ドラマなんかでちょろっと出てるのを見たことはあったけど、この作品で初めて深津絵里の良さに気付いて、以後ずっと好きです。ここまでドラマチックなことはないのだけど、女性とネットで知り合って少し親しくなると、僕の中でのその人のイメージは深津絵里になってしまう。かなり悪影響を与えられてしまってますね。因みにチャットシーンのBGMが大好きで、普段チャットしてるときはやっぱり頭の中であの曲が流れてるような気がする。 9点(2004-03-29 03:20:57) |