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ブリキの太鼓 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ブリキの太鼓
製作国西独,仏,ポーランド,ユーゴ
上映時間142分
劇場公開日 1981-04-11
ジャンルドラマ,戦争もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 原作では判りませんが、映画においてはサーカス団、後の慰問団でオスカルの師となるベブラ師との邂逅が大きな意味を持つように思います。身体は成長しないけど精神は成長するオスカルにとって、その存在を見抜いているベブラ師というのはオスカルの完成形でもある訳です。オスカルはブリキの太鼓を叩いて大人の欺瞞に近づく精神の成長をも拒否しようとするのですが、子供染みた行動でオスカルを保護してくれる周囲の大人を死に追いやってしまう狂気に、戦争と父親の死をきっかけに別れを告げて西側?の新世界で成長を再開して生きて行こうとする所で映画が終わります。私は反ナチズムとか反戦がこの映画の主題ではなく、この時代の狂気とオスカルの狂気が同じ位で違和感がない、と言う所がこの映画の主題なのかなと感じました。ややグロテスクで難解なのでこの点で。
rakitarouさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-10-29 16:33:15)
その他情報
作品のレビュー数 97件
作品の平均点 6.86点
作品の点数分布
022.06%
111.03%
211.03%
355.15%
477.22%
51313.40%
688.25%
71717.53%
81616.49%
91111.34%
101616.49%
作品の標準偏差 2.41
このレビューの偏差値 50.25
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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