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ブルー・マックス のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ブルー・マックス
製作国
上映時間156分
劇場公開日 1966-09-15
ジャンルアクション,ドラマ,戦争もの
レビュー情報
《ネタバレ》 この映画には二つの見所があります。ひとつは言うまでもなく実機の複葉機(三葉機も)を用いた空中撮影の迫力、これはCGのなかったこの時代ならではのものだと感心します。もう一つは戦争における庶民階級の関わりです。国王を頂点とする「領主の集合体としての国家」同士の戦争が「国民国家」を単位とした戦争に変わってきたのが第一次大戦であり、平民出身のジョージペパード扮するスタッヘルがパイロットとして勲功を上げ、プロシア王国最高勲章で貴族しか得ることがなかった(パイロットや将校は原則として貴族だったけれど戦争後半になって人員不足から平民からも採用されるようになった)ブルーマックスを叙勲されるに到ります。この戦争に勝ち目はないと見た不倫相手の貴族の将軍婦人はさっさとスイスに亡命を図りますが、国家の英雄にこだわる主人公は亡命を断ります。この決断が破滅を招くのですが、貴族と平民の戦争に対する意識の違いが際立つ場面と言えるでしょう。しかし見所はやはり飛行機。飛行機ファンとしては甘いですがこの点で。
rakitarouさん [DVD(字幕)] 9点(2010-07-26 20:40:45)
その他情報
作品のレビュー数 9件
作品の平均点 7.56点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.96
このレビューの偏差値 65.81
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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