幼き日に一緒に遊んでいた弟が行方不明になり、今も尚見つからないままの敬太。そんな彼は行方不明者の捜索ボランティアとして活動していた。ある日、敬太宛てに実家の母親から亡き父の遺品とともに1本のビデオテープが届く。それは、弟が居なくなった日に敬太が撮ったビデオだった。霊感の強いルームメイトの司はそのテープから触れてはいけない何かを感じ取り処分すべきと進言するが、敬太は不快感を露わにして母親にテープを返しに行くと言い始める。そして二人は敬太の実家に向かうが、そこには彼の母親の姿はなかった…。第2回日本ホラー映画大賞を受賞した自らの同名短編作品を、近藤亮太監督が長編化して贈る。
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