セントアンナの奇跡のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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セントアンナの奇跡

[セントアンナノキセキ]
Miracle at St.Anna
2008年上映時間:163分
平均点:6.88 / 10(Review 17人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-07-25)
ドラマサスペンス戦争もの小説の映画化
新規登録(2009-05-14)【尻軽娘♪】さん
タイトル情報更新(2013-06-24)【S&S】さん
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監督スパイク・リー
キャストデレク・ルーク(男優)オブリー・スタンプス二等軍曹
マイケル・イーリー(男優)ビショップ・カミングス三等軍曹
オマー・ベンソン・ミラー(男優)サム・トレイン上等兵
オメロ・アントヌッティ(男優)ルドヴィコ
ルイジ・ロ・カーショ(男優)アンジェロ・トランチェッリ
ジョン・タトゥーロ(男優)アントニオ・“トニー”・リッチ刑事
ジョセフ・ゴードン=レヴィット(男優)ティム・ボイル記者
ジョン・レグイザモ(男優)エンリコ
ケリー・ワシントン(女優)ザーナ・ワイルダー
D・B・スウィーニー(男優)ドリスコル大佐
アレクサンドラ・マリア・ララ(女優)“アクシス・サリー”
ロバート・ジョン・バーク(男優)アーモンド少将
ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ(男優)ペッピ・“ザ・グレート・バタフライ”・グロッタ
ラズ・アロンソ(男優)ヘクター・ネグロン伍長
ウォルトン・ゴギンズ(男優)ノークス大尉
クリスチャン・ベルケル(男優)アイヒホルツ大尉
音楽テレンス・ブランチャード
編曲テレンス・ブランチャード
撮影マシュー・リバティーク
アーネスト・R・ディッカーソン(第二班撮影監督&第二班カメラ・オペレーター)
製作スパイク・リー
製作総指揮ジョン・キリク
配給ショウゲート
特撮ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
編集バリー・アレクサンダー・ブラウン
録音トム・フライシュマン
ユージーン・ギーティ
その他テレンス・ブランチャード(指揮)
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2.長尺だし、登場人物も多いし、見慣れないと黒人の方々は区別付きにくいし、…しかしエンディングでつながった。「整いました!!」
くまさんさん [インターネット(字幕)] 10点(2010-06-26 12:52:32)
1.《ネタバレ》 素晴らしい映画。胸にグッとくる物語。
村上春樹が『1Q84』の中で「物語」についてこう言っている。「それは理解できない呪文が書かれた紙片のようなものだ。時として整合性を欠いており、すぐに実際的な役には立たない。しかしそれは可能性を含んでいる。いつか自分はその呪文を解くことができるかもしれない。そんな可能性が彼の心を奥の方からじんわりと温めてくれる」 
この映画で語られる物語も最初は「理解できない呪文」のようだった。それが最後の最後に大事なところで繋がったように見える。実際のところ、セントアンナの大虐殺が絡んだ少年の過去も、詩を読むナチス将校の役割も、パルチザンの存在によってナチス親衛隊とアメリカ黒人兵部隊が結び付けられる、彼らの行く末も最後に明らかになる。しかし、登場人物達の様々な思いであり、愛憎という形で散りばめられたパズルのピースは、全て埋まらずに終わる。なぜなら、この物語の登場人物の殆どが死んでしまうから。
英語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語が飛び交う。国籍を超えて、彼らはそれぞれのナラティブを生きていることをこの映画は確実に伝える。戦争はそういった個人が紡ぐ歴史の全てを大量死の中で奪い取ってしまう。戦争とは喪失の物語である、と同時に物語の喪失なのだと僕らに伝えられる。
『セントアンナの奇跡』が素晴らしいのは、そのような喪失の中にこそ「奇跡」を描いてみせたことだと思う。奇跡とは何か?それは、生き残った黒人通信兵の存在である。彼は少年とナチス将校によって生かされる。また少年はチョコレートの巨人に生かされ、逃亡を幇助したドイツ兵によって生かされる。彼らによって紡がれる生の可能性こそがこの物語の呪文を解く鍵なのだろう。奇跡は人々の祈りによって生み出され、微かだけど確かな光を未来に指し示す。
最後の銃撃戦は、イタリア・トスカーナ地方の小さな村の住民たちを否応なく巻き込む。傷ついた少年を胸に呆然と佇むチョコレートの巨人。想いの人の名を叫ぶ女性。支えあう人々。それらは直ぐに背景となり、登場人物達の壮絶な最後が描き出される。ここで物語は一度喪失し、僕らは人を想うことのかけがえのなさを切に感じ、それが失われることに涙する。しかし、「奇跡」は起こる。本当のラストシーンで、僕は差別や偏見、憎しみを超えて紡がれた命に、「奇跡」が指し示す希望という明るい未来に、涙を禁じえなかった。
onomichiさん [映画館(字幕)] 10点(2009-08-09 21:17:47)
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【点数情報】

Review人数 17人
平均点数 6.88点
000.00%
100.00%
200.00%
3317.65%
400.00%
500.00%
6317.65%
7423.53%
8317.65%
9211.76%
10211.76%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review3人
2 ストーリー評価 7.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review3人
4 音楽評価 7.33点 Review3人
5 感泣評価 8.00点 Review2人
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