スペルのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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スペル

[スペル]
Drag Me to Hell
2009年上映時間:99分
平均点:5.76 / 10(Review 84人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-11-06)
公開終了日(2010-04-23)
ホラーサスペンスオカルト映画
新規登録(2009-09-25)【すぺるま】さん
タイトル情報更新(2017-07-02)【+】さん
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監督サム・ライミ
キャストアリソン・ローマン(女優)クリスティン・ブラウン
ジャスティン・ロング(男優)クレイ・ダルトン
ローナ・レイヴァー(女優)シルヴィア・ガーナッシュ
デヴィッド・ペイマー(男優)ジム・ジャックス
アドリアナ・バラザ(女優)シャウナ・サン・デナ
チェルシー・ロス(男優)レオナルド・ダルトン
モリー・チーク(女優)トラディー・ダルトン
レジー・リー(男優)スチュー・ルービン
テッド・ライミ(男優)医者
オクタヴィア・スペンサー(女優)銀行の従業員
クリストファー・ヤング(男優)カップケーキを持って歩く人
小島幸子クリスティン・ブラウン(日本語吹き替え版)
片岡富枝シルヴィア・ガーナッシュ(日本語吹替版)
星野充昭ジム・ジャックス(日本語吹替版)
滝沢ロコシャウナ・サン・デナ(日本語吹替版)
脚本サム・ライミ
アイヴァン・ライミ
音楽クリストファー・ヤング
作曲ラロ・シフリン"Rock Ballad"
エンニオ・モリコーネ"Non Rimane Piu Nessuno"
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン「ピアノソナタ第8番」
編曲クリストファー・ヤング
撮影ピーター・デミング
製作ロブ・タパート
サム・ライミ
アイヴァン・ライミ(共同製作)
ユニバーサル・ピクチャーズ
ゴーストハウス・ピクチャーズ
製作総指揮ジョー・ドレイク
ネイサン・カヘイン
配給ギャガ・コミュニケーションズ
特殊メイクグレゴリー・ニコテロ(特殊メイク監修)
ハワード・バーガー(特殊メイク監修)
ノーマン・カブレラ
K.N.B. EFX Group Inc.
特撮ノーマン・カブレラ(特殊効果)
ティペット・スタジオ(視覚効果)
K.N.B. EFX Group Inc.(特殊効果)
美術ジョナサン・ブロック(3Dアニメーター:タイトル・デザイン)
振付ノーマン・カブレラ(パペット操演)
グレゴリー・ニコテロ(パペット操演)
編集ボブ・ムラウスキー
あらすじ
銀行の融資担当者で次長の椅子も近いポジションにいるクリスティン。セレブな家の出である恋人もいて、その人生には追い風の予感が。ところがある日、返済期日の延伸を懇願する老婆を拒否したことから、恨みを込めた謎の言葉を浴びせられてしまう。そして、その時から恐ろしい現象が彼女を襲い始めるのだった。そう、彼女は呪われてしまったのだ。果たして呪いは解けるのか? サム・ライミ監督が送る恐怖の世界。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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1
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17.ホラー史上、最悪なクソババァが出てくる。本当に自分勝手、人間なのか魔女なのか妖怪なのか立ち位置が微妙、何かわからんけど吐きまくる、最低!! 地獄の業火で永遠に焼かれることを望む。それに引き換え、主人公は可哀想すぎる。唯一の救いは、心の清い彼氏に出会えたことですね。
代書屋さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-12-10 01:38:34)
16.《ネタバレ》  コメディタイプのホラーとしては及第点。しっかり怖がらせながらも、鼻血ブーや悪霊のダンスでちょっと休憩。びびらせすぎない、悪ふざけし過ぎない。シリアスとユーモアのバランスが良い。これが中途半端と受け取られる場合もあるでしょうが・・・。
 個人的にはしっかりホラーとしてドキドキしながら鑑賞し、それなりに楽しい時間を過ごしました。
 ただ、『怖がらせる』というよりは『びっくりさせる』ことでそれを怖さと錯覚させるちょっと卑怯な感じ。そもそもアメリカ製のホラーはお化け屋敷的演出が多いんですが、今作は特にその傾向が強いように感じられます。
 それから、グロいのは平気なんですが、気持ち悪いのはちょっと苦手。おばあさんの登場シーンとか。ハエinノーズとか。ハエinマウスとか。生理的な嫌悪感が半端ない。
 批判を並べちゃいましたが、そんなことを含めながらも見ている間はずっと面白い。理屈抜きで楽しめる感じ。あまりに理不尽すぎる逆恨みに、運が悪すぎる主人公をずっと応援できたのが良かった。
 他の人に呪いを押し付けることもできない主人公。大口案件を潰したライバルにさえ情けをかける主人公。気は強くとも根は優しい。そんな主人公が『ブス』という批評がある中、私はちょっと好みのタイプだったりするわけで。うん、かわいい。そんな主人公が死の呪いをかけられちゃうあまりに理不尽すぎる導入。そしてあまりにひどい数々の仕打ち。ラストくらいはハッピーエンドで終わっても良かったんじゃないかと思うわけです。こんな心優しいチャーミングな女性を地獄に落としてバッドエンディングにするような映画かね。バッドエンドが受け入れられる映画とそうでない映画がありますが、これは完全に後者。
 あとついでに言うと、ボタンの入った封筒が車の中に置き去りになっちゃっているのは容易に想像できるわけですが、てっきり彼氏にボタンをあげたことになって、彼氏が犠牲になっちゃうのかと思っていましたが、そうならなかったのは逆に驚きです。
たきたてさん [DVD(字幕)] 7点(2020-10-01 12:08:38)(良:1票)
15.《ネタバレ》 まるでサム・ライミが原点回帰したみたいで、嬉しくなってしまいます。やたら口からいろんなものが飛び出してきたリ、逆に口から押し込まれたりヒロインと婆さんの激闘にはもう笑うしかないでしょう。このヒロインがまた上昇志向が強い嫌な女で、途中で悪魔にいたぶられ過ぎてちょっとかわいそうになりますが、反撃に出ると口から出るのが憎々しい悪態でせっかく湧いた同情も消え失せちゃいます。またまるで3D映画みたいな撮り方をした映像で、キッチュなところがいかにもサム・ライミらしくていいですね。でもラストで地獄に連れていかれるヒロインを観て「ざまー見やがれ!」と溜飲を下げる自分がちょっと情けない(笑)。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-03-18 22:32:31)
14.《ネタバレ》 ありとあらゆるものが口からジョバババ婆ーーッ。鼻からもジョババババーーッ!目からもビヨヨヨヨヨ~~ン。
ナイス婆さん、ナイスヒロイン、ナイスたらい。 んぁっ? たらい? たらいじゃなかったっけ あれ。 残念、鉄塊だったか 惜しいな~
3737さん [地上波(吹替)] 7点(2014-04-13 21:11:14)(笑:1票)
13.ホラー映画はプロレスに似ている。
プロレスというのは、決して真剣に見たり、熱中する文化ではない。昔はそうだったのかもしれないが、少なくとも今は違う。もはや誰もプロレスを真剣勝負だなんて思っていないし、やる側も思わせようとしていない。
だが、その上でレスラーは演じ、客は楽しむ。一周回った文化ならではの、独特の楽しみ方で。
ホラー映画も同じだ。多少の差こそあれ、もうホラーを怖がろうとして見る映画ファンは皆無で、作る側もそれを分かっていて、その上で遊んでいる。
だが、映画ファン以外の人に、その楽しみ方の説明をするのは難しい。
どうすればホラー映画の楽しさを分かってもらえるのか? ……そういう時に、この「スペル」みたいな映画は重宝するだろう。
この映画、というかサム・ライミ作品は、現代におけるホラー映画の楽しみ方を分かり易くレクチャーしてくれる優しい教師だ。こういう風に楽しむんだよ、こういう風に笑うんだよ。そんなふうに大人の顔で語りかけてくる。
プロレスの楽しさが分からない人がWWEを見て理解するように、ホラー映画の楽しさが分からない時には「死霊のはらわた」や「スペル」を見て理解するのが良い、の、かもしれない。
べつにピーター・ジャクソンでもいいけれど。
要するにそのテの映画。ババア対ブス。
肛門亭そよ風さん [DVD(字幕)] 7点(2013-03-26 17:00:55)
12.《ネタバレ》 さすがサムライミ監督といった感じだった。
エンターテイメント性の高い迫力満点のホラー映画だった。
しかし最近のサムライミはスパイダーマンなど万人向けエンターテイナーなので
今の彼がホラー映画をやるにしてもアングラ臭に欠け、描写はファンタジックに傾倒してるなと思う。
しかしお婆さんの迫力は凄い。
このお婆さんの存在感だけは死霊のはらわたの正当な続編といっていい。
スティーブンキング(リチャード・バックマン)の小説に「痩せ行く男」という小説があったが、
その内容を思い出す。
この”スペル”の「呪い」というものが”痩せ行く男”にある「呪い」とそっくりである。
それからジプシーのような連中も出てくる。
”痩せ行く男(の映画化)”に出てきた毒々しいケーキも、この作品で似たようなものが登場する。
そしてこの映画のヒロインは昔太っていたが今は痩せている。
その設定が「痩せ行く男」の主人公から来ているのではないかとさえ思う。
この映画にはスプラッタは少ないが
ジェットコースターのように人をビックリさせる恐怖演出で責めてくる。
この作品では恐怖がお化け屋敷のようにエンターテイメントだ。
汚物描写も出てくるがそれほどには重くドロッとしてない。
でもお菓子をつまみながらこの作品を観賞してるとウゲッってなると思う。
猫好きは見ないでほしい。子猫が可愛いだけに。自分もヤダなと思った。
サムライミお得意?の爆笑スプラッタもあったのでまぁ満足。
死霊のはらわたを思い出させるホラーファンタジーも少しみられる。
さすがサムライミ監督作品は最後の最後まで観客を楽しませる。
ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-09 23:56:16)(良:1票)
11.《ネタバレ》 久々に戻ってきましたね、あのB級テイストのサム・ライミが。「スパイダーマン」で一気にメジャーになってしまったけれど、彼の持ち味はやっぱりこれ、この「どうしようもなくお下品でお下劣で馬鹿馬鹿しくてそれでも最高に笑えて面白い」でしょう。始まりのあり得ないほどの婆さんの気持ち悪さから一気にテンションが上がっていく展開は爆笑しました。個人的に、自分の命を救ってくれる霊媒師に払うお金が足りなくて断られた次のシーンで、主人公の女の子がどでかいアイスクリームを馬鹿食いしてるところがツボでした。おまえは初恋の人にふられたティーンエイジャーか(笑)。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2012-09-23 16:39:15)(笑:1票)
10.《ネタバレ》 婆さんの執念深さを考えると、邦題は「地獄へ道づれ」とかのほうがしっくりくる気がします。汚い&面白い&グロいの3拍子揃った希有な作品です。いや~それにしても汚い(笑)墓地でのシーンとかほぼ泥レスリングでしょ、あれは。泥々の肉弾戦映画です。
mickeyさん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-02 17:12:09)
9.《ネタバレ》 いいんじゃないかな。面白かったですよ。
ヒロインが元デブとか、田舎出身とか、ACだとか、さりげなく(ワザとらしくなく)描写してあって、人物造詣がすごくナチュラルなとこがいい。

セレブな彼氏の外見が、まったくセレブでないとこもいい。
占い師が、ドラマ「のだめカンタービレ」の真澄ちゃんそっくりなのもいい(笑?)

なのに、かんじんの呪いのオババはセオリー通りすぎて怖くなく、イマイチなのが残念。なんか「痩せゆく男」の呪いのジプシー婆さんのパロディみたいなのだ。

しかし、途中まで「婆さん、出すぎ」「ゲロ吐きすぎ」と思って見ていたが、終盤になると「いいぞ~出ろ出ろ~もっと出ろ」と思うようになったという事は、監督の狙いは怖さではなくノリだったのだろーか。

最初の、駐車場でのストリート・ファイトでの、入れ歯飛びすぎはもちろん、墓だって、女一人であんなデカイ穴、掘れるわけねーだろ!と、笑いの突っ込みを入れたところで、また婆さんとヒロインのからみをしつこ~く出しだり、十字架でノックアウトしたり、もうコレ怖がらせるつもりないだろ~と思われる。

そんな感じで、ホラーを楽しむつもりで見るなら、これはとても楽しい映画です。
元来、恐怖と笑いは紙一重。恐怖から笑いに、笑いから恐怖に。
怖がって観るのも、笑って観るのも、どちらでも楽しめます。
オススメ。
りりらっちさん [DVD(吹替)] 7点(2011-04-12 22:21:35)
8.《ネタバレ》 グロさが笑えるサム・ライミらしいホラーの復活、なのかな? まず、オープニングの「GHOST HOUSE」マークが笑えました。分かりやす過ぎ。唐突に「花やしき」のお化け屋敷が浮かびました。その連想はあながち間違っておらず、オーソドックスさが微笑ましいホラーです。入れ歯とか、ハエとか、義眼とか、汚い爪とか、レアもののコインとか…。撒き散らしたオブジェクトを上手く回収してまとめる手腕はさすがベテランって感じです。駐車場での乱闘で、入れ歯が吹っ飛んだ自覚がなく噛み付くババアに大笑い。しかも、入れ歯をはめ直してもう一回チャレンジするもんね。不条理な呪いを掛けられたお姉ちゃんが、ババアの墓を暴いて死体の口に呪いを突き返す逆襲には力が入りました。そんなシーンに力を入れる自分が可笑しかったりもする。この人、某シリーズで「力と責任」なんて真面目なテーマを探求するより、本作のような気楽に観られて笑えるホラーを作るほうが才能の有効活用だと思う。「地獄へ引きずり込め!」ってシンプルで愉快な原題に対して「単語の綴り」って邦題が不可解で調べたところ「呪文」って意味もあるのね。でも、原題のノリが感じられない。邦題にも「死霊のはらわた」レベルの創作力がほしいところ。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-11-08 22:39:28)(良:1票)
7.サム・ライミがまたご自分でホラー撮ろうってんだから、よほどロクでもないコト思いついちゃったんだろう、と期待してしまう訳ですが。しかしどっちかというと、かつてのオカルト映画を思い出させる、懐かしい雰囲気の映画になっております。その雰囲気を出しつつも、どこかユーモラスでパロディ的。昔話でよく、老女の魔法使いだの、ヤマンバだのが出てくるのは、要するに、“年寄りは醜くて””醜いのは悪だ”という身も蓋もないキメツケがあるのだけど、この映画もちゃっかりそういうのに乗っかって。で、やっぱオカルトと言えば『エクソシスト』だよね、『エクソシスト』と言えばゲロだよね、と。と言う訳で、この映画、暇さえあればババアがウギャーと襲ってきて、その餌食となるヒロインはゲロだかなんだかをひたすら浴び続け、面白いほど鼻血を出し、とことんヨゴレ役をやらされる。彼女をサポートする彼氏ってのがいるにはいるけど、これまた生贄のヤギそっくりのまるで緊張感のない顔立ち。いくら映画に懐かし感覚があるとはいえ、いささか鈍重な感じもして、少々気が滅入ってくる部分も無いでは無いけれど、クライマックスのヒロインの大暴走とか(自分が掘った穴から出られなくなるなんて・・・)、待ってましたと言いたくなるほど典型的な「どんでん返し」モドキとか、ま、観終わってみれば何だか結構、楽しかったかな、と。 ただ、コケオドシの音楽の連続、これはさすがに過剰で、も少し減らしてもらえたら懐かしオカルト映画テイストもさらにアップしたんではないですかね。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-24 23:40:42)(笑:1票)
6.《ネタバレ》 恥ずかしながら、ヒロインが拾った封筒がコインのものだと判らなかったです。(なんか違和感はあったけど、封筒に丸い跡がついてたのでやっぱボタンかなと思ってしまった)ダラダラ流しておきたいバカホラーで面白かった。冒頭の少年もヒロインもかわいそうだし、個人的には猫のシーンもつらいですが。
えむぁっ。さん [DVD(吹替)] 7点(2010-06-07 02:59:42)
5.ヒロインが通勤する車の中で「round」「around」の発声練習をする登場場面は、農家出身でキャリア志向である真面目な彼女のさりげない人物描写でもあり、この後「開いた口」に執拗に襲い掛かる災いのささやかな予兆ともなり、さらにコイン・ボタン・ケーキ・円卓などの円形や様々な形で登場する「hole」、周回するキャメラといったモチーフにも遠く連関しているといえる。そうした何気ないながら一貫した細部もまた、メリハリのあるストーリーテリングに寄与している重要な要素だ。風やノイズ音、影やミラーを程よく用いた恐怖演出、等身大の女性像を造形するエピソード群とクロースアップ挿入の効果が生む彼女への感情同化作用のねらいも非常に手堅く、巧い。随所のコミカルな味付けも絶妙だ。(個人的に最も可笑しかったのは、あのスケープゴート(山羊)のとぼけた表情。)また、この映画でも列車の往来が世界を分断しているのが興味深い。

ユーカラさん [映画館(字幕)] 7点(2009-11-21 22:37:52)
4.Raimi is back!! おかえりなさい、サム・ライミ監督。やっぱりあなたはコッチの人間です。素晴らしい(笑)。
トトさん [映画館(字幕)] 7点(2009-11-21 02:21:41)
3.《ネタバレ》 出だしでちゃちゃっとプロローグとヒロインの紹介を済ませ、あとはもうひたすら怖がらせる演出の連続。怖がらせ方も昔ながらで、音と映像でシンプルに攻めてくる。和製ホラーの精神的な嫌らしさは全く無く、どこまでも陽性な攻撃を仕掛けてくる。

いや、でも本当に一人で見なくてよかった。一人だったらマジで怖かったはず。安心してるところで急に襲い掛かってくるから、本当にこのジプシーの婆さんは悪質。何回かたぶんでかい声で「ぎゃっ」とか「うわっ」とか叫んだと思う。

怖いんだけど笑えるというよくわけの分からない展開もまた良い。ヒロインはとあるきっかけで婆さんに呪われるんだけれども、この婆さんがマジで気味が悪い。臭そうだし、色々と変な色の液体を出すし、入れ歯は鋭くとがってるし。死体になっても攻めてくるからね。その婆さんの復讐の一生懸命さとか気持ちの悪さが逆に笑える。逆に、最初は怖がってたはずなのに、段々と戦闘モードになっていく強気なヒロインもツボだった。ラストは酷いんだけど笑うしかなくて、なぜか逆に清清しい気持ちになる。ヒロインとそれを演じたアリソン・ローマンには心からの拍手を送りたい。お疲れ様でした!

サム・ライミが「スパイダーマン」シリーズで溜めたストレスを一気に吐き出したという印象の映画。これで気持ちはリセットできただろうか。次は何で来るか楽しみだ。
枕流さん [映画館(字幕)] 7点(2009-11-16 19:49:12)
2.《ネタバレ》 ライミ、久々にホラーを撮ってたんですね。スパイダーマン・シリーズで名声を浴びたため、もうコッチ側には来ないかと思ってました。 主人公に呪いをかける老婆は「死霊のはらわた」シリーズの死霊を思わせる形相、序盤の主人公との肉弾戦なんかもホチキスで顔面を止められても、定規を口の中に突き立てられても向かって来りと大活躍だったな。ヨダレ垂れ流しで入れ歯を何個も入れてるくせに動きは俊敏で飛んだり跳ねたり強いわ、振りかえると婆、朝起きたら彼氏が婆とお約束満載。主人公が口に入ったハンカチを一生懸命引っ張り出すトコなんか、ドリフで志村が「あぁ~あ~?」と言いながらずっと出てくる万国旗のシーンを思い出しちゃいました(もうちょっと長くやってたらもっと面白かった)。ホラーと笑いは紙一重と言いますが、やっぱライミは変わってないんだなぁと思わせてくれる作りで喜ばしい限り。またスパイダーマンに取り掛かるみたいだけど、はらわた4なり違うホラー作品なり楽しみに待つとしますか。 しかし主演のアリソン・ローマンは割と名も売れてるのに、よくこんなヨダレだの入れ歯だの血しぶきだのとぶっ掛けまくられの映画に出たわ。
ロカホリさん [映画館(字幕)] 7点(2009-11-10 21:45:07)(良:2票)
1.《ネタバレ》 何が「スペル」なんだか。予告編でも禁句がどうのこうの言ってましたが、実はちっとも映画の内容に関係がありません。『ファイナル・デッドサーキット3D』の酷い吹替といい、このセンス皆無な配給会社によって配給された映画は不幸です。さて、これは『スパイダーマン』じゃなく『シンプル・プラン』でもなく『死霊のはらわた』のサム・ライミが帰ってきました、って映画で、恐さよりも笑わせて貰ってナンボというシロモノでした。70年代に『大地震』や『ジョーズ』で見た、昔懐かしい金文字ピカピカのユニバーサル映画のマークで始まって、ババーン!と大仰なタイトルが出て来る時点で、あー、マジメに見るタイプの映画じゃないんだなぁ、って。それは入れ歯びょーん!で確信に変わりました。ホラー表現がいちいち笑っちゃうくらいに大騒ぎ状態。ああ、このバカバカしい感じ、長らくサム・ライミから消えちゃってたように思われてた、このセンスこそが最高だよね、って。でも、残念ながら物語がついてきません。ラスト丸判り状態で(あれはむしろ80~90年代スラッシャー映画の定番オチです)教訓話としてオチているワケでもなく、不条理モノ状態になっていて、バカホラーパワーに比べてキモチ良くねーなー、と。ハエとかカートゥーン系落ちモノとか小ネタは笑えるけれど、キングの『痩せゆく男』にも似た物語は楽しめなかったのが惜しかったです。ヒロイン役のアリソン・ローマン、頑張ってましたけどね。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 7点(2009-11-06 21:16:44)
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【点数情報】

Review人数 84人
平均点数 5.76点
000.00%
133.57%
211.19%
367.14%
41011.90%
51517.86%
61821.43%
71720.24%
8910.71%
933.57%
1022.38%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.38点 Review13人
2 ストーリー評価 5.81点 Review11人
3 鑑賞後の後味 5.18点 Review11人
4 音楽評価 7.25点 Review8人
5 感泣評価 5.25点 Review4人
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