ウィンターズ・ボーンのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ウィンターズ・ボーン

[ウィンターズボーン]
Winter's Bone
2010年上映時間:100分
平均点:6.42 / 10(Review 19人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-10-29)
公開終了日(2012-02-28)
ドラマミステリー小説の映画化
新規登録(2011-11-14)【すたーちゃいるど】さん
タイトル情報更新(2019-06-04)【Olias】さん
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監督デブラ・グラニック
キャストジェニファー・ローレンス〔女優・1990年生〕(女優)リー・ドリー
ジョン・ホークス〔1959年生〕(男優)ティアドロップ・ドリー
シェリル・リー(女優)エイプリル
ギャレット・ディラハント(男優)バスキン保安官
ケヴィン・ブレズナハン(男優)リトル・アーサー
テイト・テイラー(男優)サターフィールド
脚本デブラ・グラニック
アン・ロッセリーニ
製作アン・ロッセリーニ
配給ブロードメディア・スタジオ
編集アフォンソ・ゴンサウヴェス
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1
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19.《ネタバレ》 ナレーションのついてないザ・ノンフィクションて感じ

是非もなく掟に従って父を処刑したことに対して
組織に属する娘がそれを知ってか知らずか父親は、あるいは死体はどこに隠してあるのかを探ろうとしてくる。それも警察官の要請を受けて
それゆえ親戚たちはあんなにも冷たいし、いざとなったら口を封じようと暴力に訴える

色々と状況を把握したうえで、娘は父がとっくに始末されたことをわかっていたのかどうか、など慮りながら振り返れば面白味が増してくる
だがそれは、初見鑑賞中には無理だろう。さらにネットでの補足もある程度要ることだろう
一番ストーリーの起伏の波をもろに受けるべき、ネタバレ一切なしの初見鑑賞時に状況把握ができないのは厳しい
自分がそう
ちなみにヒルビリーをちょっと教えてもらって知っている、程度の知識ではこの映画の初見の状況判断の役には立たない
うまシネマさん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-08-05 12:51:43)
18.《ネタバレ》 ジェニファー・ローレンスが、ここまで追いつめられるか?というほど過酷な生活を強いられています。私はその姿に感銘を覚えてしまった。最後は父親が見つかって本当に良かった。(悲惨な状態だったけど)。
ゆっきーさん [DVD(字幕)] 8点(2018-05-06 11:25:24)
17.《ネタバレ》 とにかくジェニファー・ローレンスの素晴らしさに尽きますね。決して無理してない自然な振る舞い、でも背後にある「家族に対する」責任を演じきっている・・・いやぁすごいねこの娘は、、まだ若いのに(感心)。どんよりとした空模様・寒々とした冬の景色・ほぼ音楽無しの構成は独特ですが本作の作風にマッチしていてとても良かった。どんな掟を破ったかは結局分からなかったけど、あえて多くを説明しなかったのはアリだと思います。しかしジェニファーはうす汚い(失礼)カッコをしていても決まってるね、ニット帽をかぶってる時とかこれまた強烈にかわいい!、そんなジェニファーが、銃の扱い方やリスのさばき方を弟に教えるというギャップもある種スパイス的に効いていて、印象に残ったった次第でゴザイマシタ
Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-02-19 11:23:13)
16.予想以上に面白くなかった(笑)期待値が高すぎたのかなー
うーん…印象に残るシーンがない(怖い!と生理的な嫌悪を感じたシーンはあるが)

大勢の人物が出てくるが、主人公家族以外の各キャラの背景がほとんど描かれていないので、ただの「いい人たち・悪い人たち」でしか無かった。勿体ない。
なんとも言えない寂しい感じ・乾いたような感じは伝わってきたが、それだけ…
惜しい作品だなー
Sugarbetterさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-09-19 22:57:14)
15.ひたすら作品を取り巻く重苦しい雰囲気と寒々とした光景、特に何かを強調しているわけでもないのに随所に滲み出てくる救いのない暗さ、その中にあって作品世界を見事に体現している俳優陣の巧演、とりわけその重さに何ら負けていないジェニファー・ローレンスの存在感。この作品はそれだけで十分。しないで済む説明は全部カットしている脚本も良い。
Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2013-05-18 20:45:55)
14.《ネタバレ》  原作というのか脚本というのかが秀逸で、これってつまりはむかしのギャングものの「フィルム・ノワール」なストーリー展開なんだけれども、これをうまいことげんざいのアメリカ南部(ミズーリ州)の白人貧困層のもんだいに移植している、という印象。「ファミリー」はもろそのまんま「ファミリー」だし、「おきて」も「おきて」。みょうに芝居っけたっぷりな連中がいっぱいでてくるけれども、そういうなかではやはりヒロインのジェニファー・ローレンスというコの存在感は大きい。あとはティアドロップという人物を演じているジョン・ホークスという俳優さん、かつてのサム・シェパードだとか、デニス・ホッパーみたいな存在感がある、なんていうとあまりにほめすぎになってしまうか。でもよかった。
 それと音楽。南部の伝承歌をさりげなくライヴ感覚で取り入れているところは、それだけで涙がでそうになる。ついつい、ここで唄っていたMarideth Cisco という人の名まえをメモして、ネットで検索してしまった。‥‥どうやら、この映画だけでフィーチャーされた方らしい。そういうこともまた、映画製作のあり方として賛同してしまった。バンジョーの取りいれ方に拍手したい。いい映画だとおもった。
keijiさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-04-02 18:23:26)
13.母を探して三千里みたいに、父親の行方を探し、そこで出会った人たちとの心の交流を描くジューマンドラマだという、まったくもって間違った先入観で見てしまったため、「えぇ、もう終わり!?」って感じでした。正しい予備知識で見ていればもう少し点が上だったかもしれません。ただし、俳優の演技力や、閉鎖的でどこまでいっても未来がないような村の感じなどはかなり引き込まれました。あと何回か見たら確実に点数は上がるだろうけど、初見の感想はこの点数でした。
はちまろさん [DVD(字幕)] 3点(2013-03-04 22:03:19)
12.これだけ衝撃を受ける映画も数少ないと思う。
主演のジェニファー・ローレンスは、この役で数ある賞をもらったらしいが、2012年には、米国男性に魅力を与える女優第一位に選ばれたらしい。
この17歳の少女を通して、あるアメリカの暗い一部が描かれているわけだが、その中で生き続けていくには、少女のような、逞しさが必要なのだと思う。
幼い弟、妹、精神を病んだ母を持つ17歳が、兵隊に志願する姿が痛々しく…。
ウィンターズ・ボーンの意味が映画を見ていくとわかるのだが、違う意味で自分の体の骨がウィンターズ・ボーンになりそうになる。この世界に入ると一生出てこれないのではないかと思わせる不安感を持った。
その中で、光を与える、この映画の感動は何なのだろう。
私の中で非常に重要な位置づけを持つ映画になった。
クロエさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-01-14 10:52:15)
11.《ネタバレ》 この重厚感がタマラナイ!
「映画史に残る演技ベスト200」の第35位にジェニファー・ローレンスがランクインしてるがそれも納得の演技(というより個人的にはもっと上位だと思うほどだ)。完全に虜になった!
amierさん [DVD(字幕)] 10点(2012-12-26 23:03:01)
10.確かに一人の少女が過酷な状況のなか、必死に生きる姿を変に美化することもなく淡々と描くところは好感が持てる。その背景として閑散とした冬の地方社会が象徴的に描かれ、ほとんど効果音のない演出方法と相まって独特の雰囲気を醸成している。しかしこれは好みの問題でもあるのだけれど、いかんせん展開がたるい。個人的には、一人の少女の力強い生命力のようなものを、もっとエネルギッシュに描いてほしかった。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 5点(2012-07-26 15:03:26)
9.これは典型的な”評論家からは支持されるが、一般客は対象となっていない映画”です。質の高い演技、自然を背景とした美しい撮影、独特の空気感、そして重々しいテーマと、高く評価される映画に必要な要素はすべて備えており、「これは何か賞をやらなければ」と思わせる完成度を誇っています。しかし、展開があまりに淡々としていて物語に山も谷もないので、正直言って面白くありません。ジョン・ホークス演じるティアドロップが出ているところだけは妙に映画っぽいのですが、それ以外は役者と監督の技見せに付き合わされたという印象です。私は楽しめませんでした。。。
あと、”おきて”の扱いにも疑問を持ちました。本作における”おきて”は、いわゆるマクガフィン的な扱いを受けており、その内容は最後まで明らかにされません(集落全員が似たような顔つきをしているので、ある程度の察しはつきますが)。しかし、「思いがけず村のおきてと戦うこととなった少女」という物語にあって、そのおきての正体が最後まで伏せられたままというのは、ちょっとズルいかなという気がしました。
ザ・チャンバラさん [DVD(字幕)] 4点(2012-05-07 00:47:47)(良:1票)
8.《ネタバレ》 絶対に晴れない空、それがこの映画を象徴している。貧困の極みのなかで、唯一自分を拾い上げてくれそうな軍隊にさえ入れない主人公リーと、悪しき鉄則で結ばれた大人達の戦い。これがみんな血の繋がりがあるというのがまた驚きだ。登場人物全ての心にある闇が垣間見え、その滲み出てくる暗い影を漏れなく伝える映像。大国の持つ別の表情を捉えた重い作品だ。幼い弟が「オレが相手だ!」と姉ちゃんのために大人に向かっていくシーンは、流れ星のように光の筋を残して、心の中に留まっている。
のはらさん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-03 11:17:01)
7.いや~ シブイ! 映画としては、地味~ぃと言えるストーリー展開..しかし、そこがとてもリアルでした..アメリカの片田舎で繰り広げられる、等身大の主人公に、裏社会の悪人達..家族を守るために奔走する主人公 リー の肝の据わり具合が見どころです..良作!..
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-25 13:02:41)
6.《ネタバレ》 いつものハリウッド映画を見慣れている人は唖然とすることだろう。ホワイトトラッシュを描いた映画は昔からあるが、その中でも本作はかなりヘビー。これがアメリカの現実なのだろう。NYやLAといった大都会で優雅に暮らしているのは一握りの人間に過ぎず、このような田舎では、子供たちは高校を卒業すれば軍隊に入り(入隊するとお金がもらえる)、場合によっては村ぐるみで犯罪に手を染めている。そんな村の「掟」を破ったばかりに「消されて」しまった父親を探し出そうと、17歳の少女リーは、非情な大人たちにたった一人で立ち向かう。彼女がとにかくハードボイルドでタフなのだ。大人たちにボコボコにされ血まみれになっても、泣き言ひとつ言わない。ただ彼女は、病気の母親と幼い弟妹のために、家を守らないといけないのだ。時に命の危険に晒され、あまりにも辛い決断を下さなければならない彼女の姿に、涙を禁じ得ない。演じるジェニファー・ローレンスがとにかく素晴らしい。また、彼女を陰ながらサポートする伯父ティアドロップに扮したジョン・ホークスも、敵か味方か分からない不気味さを湛えており、確かな存在感を残していた。
フライボーイさん [DVD(字幕)] 6点(2012-04-12 21:48:37)
5.少々想像力が必要な映画。暗いが見応え有り。ヘビー過ぎる現実を頑張って受け止める17歳少女の話。伯父さん役が良かった。
movie海馬さん [映画館(字幕)] 7点(2012-04-08 17:45:10)
4.《ネタバレ》 重そうなテーマではあるけど各国絶賛だしアカデミー賞ノミネートだし期待して見たら全然面白くなかったというオチ。結局父親殺したのだれ?驚きも何もなく淡々ときたまま終わった時にはガックリきました。
とまさん [映画館(字幕)] 3点(2011-11-23 22:18:24)
3.タイトルバックの仰角ショット。
絡まりあう黒い枝々の合間から光を放つ薄日のイメージが映画の中で象徴的にリフレインされる。
生活感を滲ます家屋の質感と、中西部の寒々しい外気を伝える自然光主体の画面の感触がいい。
一癖も二癖もある登場人物たちの実在感と凄味。その佇まいだけで、主人公を取り巻くシビアな生存環境を語りしめる。
その過酷さの頂点にあるのが、壮絶なリンチを受け、左頬を無残に腫れ上がらせたジェニファー・ローレンスの痛々しい「顔」だろう。
それでも尚、擦り切れたミリタリー柄のジーンズにハーフコートを羽織り闊歩する彼女のタフで凛々しい相貌が素晴らしい。

淀んだ暗い沼の水面に落ちる月光の冷たい光と、チェーンソーのモーター音が苛烈に響く夜を彼女は越え、父の形見となった白いバンジョーを弾く幼い妹・弟と玄関前に寄り添い合う。

その三人のショットはナイーヴさを宿しながらも心強い。
ユーカラさん [映画館(字幕)] 7点(2011-11-21 23:45:32)
2.《ネタバレ》 村の「掟」とか物語の裏の部分が複雑で、それを理解できればもっと良かったけど、それでも十分楽しめました。主人公リーの境遇は過酷で、更に追い討ちをかけるような展開が進みます。父親を探す目的が、終盤では父親の死を証明することが目的になっていき、そして題名にもある「Winter's Bone」の意味が明らかになる時、リーの気持ちを思うと胸が締め付けられる感じがしました。ハッピーエンドではないけれど、少なくとも明日がある終わり方でほっとしました。
珈琲時間さん [映画館(字幕)] 7点(2011-11-17 20:36:14)
1.《ネタバレ》 17歳の少女の奮闘はよく描かれてました。歩いて丘を越えて隣に行く時の気持ちは重かったろうなあ。よくがんばったね。ずーと緊張が続く、そういう意味では完成度の高い作品だと思います。本当なら6点。お父さんがあんな事になって、そのままおしまい、っていうのが納得できないので1点減点。リスの毛皮って、あんな風に剥くですねえ。
昭和26年生まれのtakaさん [映画館(字幕)] 5点(2011-11-15 19:49:36)
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【点数情報】

Review人数 19人
平均点数 6.42点
000.00%
100.00%
200.00%
3210.53%
415.26%
5315.79%
6210.53%
7631.58%
8315.79%
915.26%
1015.26%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人
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【アカデミー賞 情報】

2010年 83回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞ジェニファー・ローレンス〔女優・1990年生〕候補(ノミネート) 
助演男優賞ジョン・ホークス〔1959年生〕候補(ノミネート) 
脚色賞デブラ・グラニック候補(ノミネート) 
脚色賞アン・ロッセリーニ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2010年 68回
主演女優賞(ドラマ部門)ジェニファー・ローレンス〔女優・1990年生〕候補(ノミネート) 

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