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ひかりごけ

[ヒカリゴケ]
1992年上映時間:118分
平均点:6.00 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
ドラマ戦争もの実話もの小説の映画化
新規登録(2004-10-08)【光りやまねこ】さん
タイトル情報更新(2019-06-23)【イニシャルK】さん
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監督熊井啓
キャスト三國連太郎(男優)船長/校長
奥田瑛二(男優)西川
田中邦衛(男優)八蔵
杉本哲太(男優)五助
内藤武敏(男優)作家
笠智衆(男優)裁判長
井川比佐志(男優)検事
津嘉山正種(男優)
原作武田泰淳「ひかりごけ」
脚本熊井啓
音楽松村禎三
撮影栃沢正夫
製作内藤武敏
アスミック・エース
配給日本ヘラルド
アスミック・エース
美術木村威夫
編集井上治
録音紅谷愃一
照明岩木保夫
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【クチコミ・感想】

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3.原作読んだのも随分昔で、今、手元に本が無いもんで映画との比較も出来ないのだけど(それはつまり、私にとっては原作はあまり強い印象を残すものではなかった、ということでもあるのだけど)、映画がちょっと舞台劇を思わせるのは、原作が(上演を前提としないながらも)戯曲形式をとっていることと関係があるのでしょうか。
雪に閉ざされた洞窟での、飢餓、そして食人行為。舞台となる撮影セットは大変よく出来ている、とは思うのですが、それでも妙に明るかったりしてちょっとスタジオっぽさが出てしまうのは、残念な気もします。ただそれも、物語が佳境に入ってくると、あまり気にならなくなってきますが。
生き延びるために仲間を喰うことは罪なのか、と言う問題は、突き詰めると人間の原罪に辿り着く。それが罪だとしても、誰がそれを責めうるのか。
ってのが、後光のような緑色の光で示されて、実際にこれを映像で見せてしまうのは何となく理屈っぽく説教臭い感じもするけれど、荘厳な宗教劇を見ている気分にもなってきます。
それを支える音楽が、大御所、松村禎三。素朴な響きのテーマ曲が胸を打ちますが、一方、クライマックス等で流れる密度の高いオーケストラの厳しい音楽は、ん?これはもしかして、自作の交響曲第1番の流用ですかね。
鱗歌さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-07-31 21:26:43)
2.後半が謎かけみたいな感じになってしまってトーンダウン。しかし暗い映画でした。興行的にどうなんだろ。
nojiさん [インターネット(邦画)] 4点(2018-10-22 18:04:16)
1.シロホンがラドレミラレシドと湧き出ずる水のような音律を奏で、そこにフルートがかぶさってくるという、松村禎三節。で内容。前半はちょっとしんどかった。奥田君が「船長に食われるぐらいなら、フカに食われたほうがマシだ」って言うと「そんな意地の悪いこと言うもんでねえ」なんてあたりのおかしさ、ああいう感じがもっと映画の最初からほしかった。本当にそう思ってる優しさみたいのがあって。初めて食べるときのまん前向いた表情もいい。まさに「食べてる」だけの表情。食欲を満たすために肉を食べるって自然なことでしょ、っていうか。そこから自然と「生きることの切なさ」が見えてくる。「がまん」ということを裁判で強調してたけど、それが「切なさ」ともっと絡み合えば、ものを食べて生きていく人間を巡る広いテーマに至ったかもしれない。天皇への言及は、かえって自由な読み取りを狭めてしまったような気がした。悪とは何ぞや、裁くとは何ぞや、って広がるテーマですから。原作がそもそも偽戯曲という特異な形態をとっているんだから、映画として自由に練り変えるべきだったろう。ましてこのころはフランスでの人食いで佐川一政君がマスコミでもてはやされていて、人を食って裁かれる話に、現在は人を食って人気者になってしまう、なんて視点を挿入することも出来たんじゃないか。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2012-04-28 10:05:58)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4116.67%
5116.67%
6233.33%
7116.67%
8116.67%
900.00%
1000.00%

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