華麗なるギャツビー(2013)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 カ行
 > 華麗なるギャツビー(2013)の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

華麗なるギャツビー(2013)

[カレイナルギャツビー]
The Great Gatsby
2013年上映時間:142分
平均点:6.27 / 10(Review 48人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-06-14)
ドラマラブストーリー小説の映画化3D映画
新規登録(2013-01-17)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2021-10-01)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督バズ・ラーマン
キャストレオナルド・ディカプリオ(男優)ジェイ・ギャツビー
トビー・マグワイア(男優)ニック・キャラウェイ
キャリー・マリガン(女優)デイジー・ブキャナン
ジョエル・エドガートン(男優)トム・ブキャナン
アイラ・フィッシャー(女優)マートル・ウィルソン
ジェイソン・クラーク〔男優・1969年生〕(男優)ジョージ・B・ウィルソン
エリザベス・デビッキ(女優)ジョーダン・ベイカー
ジャック・トンプソン(男優)ウォルター・パーキンス医師
アミターブ・バッチャン(男優)マイヤー・ウルフシャイム
カラン・マッコーリフ(男優)ジェイ・ギャツビー(若年期)
アデレイド・クレメンス(女優)キャサリン
ヴィンス・コロシモ(男優)ミカエリス
ジャセック・コマン(男優)(ノンクレジット)
内田夕夜ジェイ・ギャツビー(日本語吹き替え版)
加瀬康之ニック・キャラウェイ(日本語吹き替え版)
白石涼子デイジー・ブキャナン(日本語吹き替え版)
てらそままさきトム・ブキャナン(日本語吹き替え版)
東條加那子マートル・ウィルソン(日本語吹き替え版)
小松由佳ジョーダン・ベイカー(日本語吹き替え版)
勝部演之マイヤー・ウルフシャイム(日本語吹き替え版)
林真里花デイジーの母(日本語吹き替え版)
志村知幸アンリ(日本語吹き替え版)
河西健吾(日本語吹き替え版)
原作F・スコット・フィッツジェラルド「グレート・ギャツビー」
脚本バズ・ラーマン
クレイグ・ピアース
音楽クレイグ・アームストロング
撮影サイモン・ダガン
製作キャサリン・マーティン〔美術〕
ダグラス・ウィック
バズ・ラーマン
ルーシー・フィッシャー
製作総指揮バリー・M・オズボーン
制作ACクリエイト(日本語版制作)
配給ワーナー・ブラザース
特撮アニマル・ロジック社(視覚効果)
ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
美術キャサリン・マーティン〔美術〕(プロダクション・デザイン)
カレン・マーフィ[美術](プロダクション・デザイザー補)
イアン・グレイシー(美術監督スーパーバイザー)
ダミアン・ドリュー(美術監督)
衣装キャサリン・マーティン〔美術〕
録音スティーヴ・マスロウ
ネタバレは非表示中です(ネタバレを表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
12
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
21.面白かったとは思うけど、CG多様がなんともイマイチ。
センブリーヌさん [インターネット(吹替)] 6点(2023-10-09 18:54:34)
20.原作は「ロスト・ジェネレーション」と呼ばれる作家フィッツ・ジェラルドの『The Great Gatsby』で、20世紀アメリカ文学の最高峰といわれている。
舞台は1922年アメリカ。空前の好景気に湧いていたが、華やかさの中に退廃的な空気が共存している時代。
小説を読むと、衰廃していこうとしている西部と、成長目まぐるしい東部とのコントラストがはっきりと描かれているが、映画ではその説明がないのでやや分かりにくいかも知れない。
ディカプリオが演じる主人公ギャッツビーはどこか秘密めいていて、トビー・マグワイア演じるニックはギャッツビーに興味を抱いていく。見ている側もニック目線になると思う。中盤以降、彼の正体が明らかになると、ラストまで一気に物語が進むという、ちょっとしたミステリー仕立てになっている。

華やかだけどどこか影があるギャッツビーという人物は、ご多分に漏れずレオナルド・ディカプリオのはまり役で、トビー・マグワイアの味のある淡々とした演技がさらにそれを引き立てている。

この作品が文学たるゆえんは、小説の冒頭に書かれている一文に集約されていると思う。
『まだ大人になりきれなかった私が父に言われて、ずっと心の中で思い返していることがある。「人のことをあれこれ言いたくなったら、ちょっと考えてみるがいい。この世の中、みんながみんな恵まれてるわけじゃなかろう」』(『グレート・ギャッツビー』(小川高義訳))
めたもんさん [インターネット(字幕)] 8点(2021-10-23 11:20:28)(良:1票)
19.74年版は見たし、原作も既読。特に作品に思い入れもなく、なんで原作が評価されているのかもわからないのだが、WWⅠ後の好景気の「派手派手しさ」を映像的に表現する事には成功しているとは思う。原作の世界観にマッチしているか否かは意見がわかれるだろうが。まあでも相変わらず救いがなくて、ドンヨリするな。
東京50km圏道路地図さん [地上波(吹替)] 4点(2020-12-24 17:29:29)
18.1974年版未見、初ギャツビーでしたがとても良かったです。あっという間の2時間半。Jギャツビー(プリオ氏)の成り上がり感(何となく育ちが良さそうな感じ + たまに見せる下品な感じ + 得体の知れない感じ + 純な感じ etc)などさすがの演技力。マリガン嬢に対してマイナス意見が多いですが、嬢のフワキラ感、意志の弱さなどはなかなか魅力的で、ギャツビーが人生を賭けるに足る可愛さだったと思います。そもそも女という生き物はいつの時代でも現実的なものです。脇のトビー・マグワイヤ、エドガートン、エリザベス・デビッキ(Elizabeth Debicki)、アイラ・フィッシャーらも濃い容姿の割にはあっさりした立ち回りで、映画をより見やすいものにしていると思います。

内容を指して”三流”と切り捨てているレビュアーもいらっしゃいますが、このドラマは主人公の純愛と悲劇にスポットが当たっているものでしょうから、”ストーカー的で幼稚で純粋”これで正解だったと思います。ストーリーが複雑では恋愛ドラマでなくサスペンスドラマになってしまいます。シンプルな流れですがそれでも十分にサスペンスしていますし、終盤の悲しい展開へシフトしていく流れも非常にスマートです。ギャツビーがついに爆発した直後から事故の流れは泣かせますが意外とあっさりしています。何となく全体的に浅めに描いて軽快な仕上がりを意識したような気もします。

音楽に関しても賛否ありますが私はアリだったと思います。ヒップホップなど若干鼻につく演出もありますが、これのおかげでダウントン・アビーのような古典にならずクールに仕上がっています。”バカバカしいほどのパーティ”=これくらい過剰な表現で正解だったと思いますし、原題も邦題も最高にCoolで素晴らしいです。これほどカッコいいタイトルって意外とないです!
ただ・・ これほど持ち上げておいてアレなんですが、内容的には「だからどうした?」の典型で、さして深い映画ではないとは思います。実際問題、世の中に掃いて捨てるほどある普通の浮気話な訳ですが、これを特別なものにしているのはやはりJギャツビーの成金感でしょうか。このお金持ち感と派手目の監督のセンスがベストマッチした奇跡の作品といえます。

【追伸・・】
1974年版映画と、原作本(野崎訳、村上訳ともに)読みました。2013年版映画(本作)は原作と比べると少々ケバ過ぎる向きもありますが、それでも本作のキャスティングはパーフェクトでしょう。対する1974年版映画は原作の古典感は感じられるものの、やはりキャスティングがあまり合っていないように感じられる点、全体的に冗長でドラマチックさに欠ける感じが退屈さを助長してしまっているようでした(もう45年も前の映画ですし)。 総括すると2013年版の映画を見て、ハマったなら村上訳の原作本を読むのがベストではないかと思います。

【さらに・・】
2001年TV映画版も見ました。こちらは原作本に非常に忠実なセリフや映像が多いのですが、2013年版のキャスティングがあまりにも素晴らし過ぎる点と2013年版の音楽とドラマチックな映像を比較するとやはり霞んでしまいます(なんだかんだ言ってもバズ・ラーマン監督は一流ですし)。また、あまりにも本に忠実なセリフ回しは時には滑稽でおかしな感じになるところも多数ありました。最初のシーン、デイジーが突然小指がどうとか言い出して笑ってしまいました。(本の中では情緒的なシーンなのですが)

やはり2013年版を見てから村上訳の本を読むのが正解です。。(確信)
アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-06-19 10:21:54)(良:1票)
17.何も考えずあら煮を食べながら観るといい映画。

わけあって嫁さんが入院して1歳児のシングルファーザーを初めて早一月。
今日は会社が盆休みで子供の保育園が再開‥(・∀・)
てなわけでようやく訪れた夏休み。
やることもないしとりあえずとってたCSの映画でも観るか‥長編に挑戦!
 
これで面白くないわけないじゃないか!とお膳立てされた環境においてではあるが
いやはやさて、名作でした。
 
こんな環境下でよく作ったなという業務スーパー140円で丼2盃なあら煮をむしむししながらなんも考えずに観てるとなんとも映画らしい映画。ドラマがあって俳優はカッコいいし美人だし、一生懸命考える必要もなく、精一杯作られた豪華絢爛な虚飾虚構に酔いしれてあらを食べているとあっという間の2時間強。

なんなら見終わってもまだ残ってるあらの方がクドい!
なんだこの140÷2=70円!
 
昔書かれた殊勝な話なので あまり凝ったストーリーを期待するとずっこける
なんとなく沈む夕日を見て 今日も夕日が綺麗だぜ‥と意味もわからずカッコつけられる人にはお勧めできる映画。
あと ヴィンテージとか好きな人には好まれるだろう時代感。
おでんの卵さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2017-08-17 14:08:13)
16.レッドフォード主演のオリジナル版は、ヒロイン役の女優に男を振り回すほどの魅力をまったく感じなかった。このリメイク版では、そこがずいぶんマシになったので、その点では違和感なく楽しめた。その反面、デカプリオの主人公は、レッドフォードに比べると底が浅い印象を受ける。
飛鳥さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-10-05 23:06:28)
15.“三流小説” を 映像化 したような、どうしようもない、しょぼい、恋愛ストーリー..観るだけ時間のムダだった..この作品にどれだけの需要があるのか? 甚だ疑問だ..お金をドブに捨ててるようなもんだ..もったいない(涙)..
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 2点(2016-10-03 22:46:52)
14.ラーマン&ディカプリオによるリメイク作といえばもちろん「ロミオ&ジュリエット」が思い浮かんでしまうのだが、あの古典をグシャグシャに崩しまくった「ロミジュリ」は、まあ、それはそれで面白くはあった。こちらの方は、ただひたすらゴテゴテした絵面があるだけで、一体何が作りたかったのか分からない。必然的にディカプリオも、演技力や表現力を発揮する場はなく、ただ画面内に存在しているだけ。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-09-29 00:09:02)
13.デカプリオの登場が開始30分。それでも映画の中の彼の存在感は凄く伝わってきます。ですが、ヒロイン役の存在が薄く、デカプリオだけに絞られているのが、もったいないです。
トビー・マグワイアが語り部になって、登場人物のセリフについて「これは愛の言葉だった…」とか解説しているのがマイナスです。
これって映画の意味がわからない馬鹿な観客のために言ってるだけでしょう?
それから、パーティーのシーンとか、マドンナみたいな現代風の乗りなのが、これって現代の映画の象徴なのかなって思いました。
私はレッドフォード版のギャツビーの方が好きですね。
クロエさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-11-01 01:39:13)
12.「華麗なるギャッツビー」このタイトルは昔から知っていた。でもずっと化粧品会社マンダムの映画だと思っていた。そんな知識しかない僕が、なぜ、今、この映画を見ようかと思ったかは、この映画が1920年代のニューヨークを描いていると知ったからだ。僕は、今の最新の技術で昔の時代を描く映画が好きである。特に、最近、1920年代には興味があった。で、感想はというと、多分、原作や昔の映画を見たら、退屈で途中で放り出していたかもしれない。そんくらい本質のストーリーには興味がない。でも、この映画の、スタイリッシュな描き方、今の時代と昔の時代の融合したような見せ方、幼稚な僕には全然ピンとこないストーリーを、派手で幻想的でサスペンスチックに仕立てた表現方法などに、最後まで画面に釘付けで、おもしろかった。ギャッツビーは浮かれて沈んだニューヨークそのもので、貴族階級とそうじゃない者の融合していく世界そのものがニューヨークで、そーいう事がすんなり頭に入ってきて、いつもはこーゆう系のストーリー、おもしろくもなんとも思わないけど、スゲーおもしろく感じた。緑の明かりの不気味さと切なさ、昔の車が今のスポーツ―カーのように走る疾走感、フラッパースタイルが魅力的な女性たち、ギャッツビー登場のドヤ顔と花火、もちろん音楽とダンス、ワクワクしっぱなしでした。
なにわ君さん [DVD(字幕)] 10点(2014-10-13 04:58:59)
11.あまり期待しないで観たら、意外(?)にもかなり引き込まれた。
作り物っぽいものの風景も美しいと思ったし、超バブルな状態がそれなりにうまく伝わってくる。哀しさも残りつつ、まあいい出来だと言える。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-29 22:57:35)
10.楽しめたけど、全然、これぽっちもGREATじゃないギャツビーでした。。。
はりねずみさん [DVD(吹替)] 6点(2014-09-01 23:37:15)
9.バブル絶頂のアメリカで虚構の王子が美しく足掻く映画は、少しテンポが悪いようです。
Junkerさん [DVD(字幕)] 6点(2014-06-21 16:44:20)
8.バズ・ラーマン監督も原作も重々分かってたはずなのに。やっぱり監督が合わないのか、原作が好みじゃないのか。多分両方だろうなあ(じゃあなんで観たんだ)。20年代のセレブ~なパーティーの裏で悲恋や空虚さなどが描かれるも、登場人物も含めて、別にコレといって魅力的じゃないというか。雰囲気や音楽に今回も酔えませんでした。まあでも評価したい点は、20年代の素敵な衣装でしょうか。あと、バズ・ラーマン印の、ギラギラした総天然色の色味には、昨今流行?の青みがかった映像やふんわりした映像を見慣れた私にはちょい新鮮でした。
泳ぐたい焼きさん [DVD(字幕)] 3点(2014-05-05 02:09:09)
7.もう完全にバズ・ラーマンの世界です、コテコテです。品のよろしくないむしろ下品な派手さ。
全く面白くない映画です。見た目の派手さやスピード感だけで中身ありません。
おとぎ話に仕立てたかったからなのか、劇画とかアングラ舞台劇みたいでラストに出演者全員カーテンコールで出てくるんじゃないかと思えるような感じです。「華麗なるギャツビー」という物語をこういう手法で表現するのってどうなのかなあ、時代的にもあってないような気がします。
これなら古かろうがミア・ファローに問題があろうがレッドフォードのギャツビーのほうがいいです
人間ドラマとしては全く観るところはなかったです。
バズ・ラーマン、オーストラリア時代の「ダンシングヒーロー」がいちばん良かった。ハリウッドでの作品で良いと思うものひとつもないです。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-04-27 19:07:08)
6.In my younger and more vulnerable years..川端康成の「雪国」さながらの印象的な冒頭。映画でも小説の文章そのままに始まりを迎える。そうでなくちゃいけない。
ミュージカルのようにテンポ良くリズミカルに物語が進み、相当な量の話を140分に詰め込んでいるが、それを感じさせない。この辺りの演出はさすがというべきだろうか。比較的長時間の映画の部類に入るが、ヒューマンドラマであるにも関わらず息つく暇がなく、気づいたときにはエンディングを迎えている。映画を彩る華麗な音楽と華麗な映像、華麗な出演者達。GREAT(華麗)という言葉がよく似合うGOOD(笑)な映画だ。
ばかぽんさん [DVD(字幕)] 8点(2013-12-24 04:07:48)
5.一度可愛い女の子を愛してしまうと、男はみんなそうなる。しゃあないこっちゃ。
ケンジさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-10-16 17:30:13)
4.これほどきらびやかな映画は、バズ・ラーマン作品以外にはありません。また、時代設定が1920年代なのに、現代の音楽を組み合わせるところも、とても魅力的です。ディカプリオとマリガンがいわゆる運命の恋人を演じるのですが、私には運命的な2人には見えませんでした。マグワイアも物語の案内人になってしまっていて、スパイダーマンがこんなトコで何してるの?と言いたくなってしまいました。
shoukanさん [映画館(字幕)] 6点(2013-06-29 00:07:01)
3.野望、欲望、羨望……言い方は様々だけれど、人間は誰しも大なり小なりの「望み」を抱えて生きている。

この映画は、世界中の誰よりも、自分が抱いた「望み」を追い求め、そのすべてを実現しかけ、つい果てた男の物語だ。
絢爛豪華に見える人生の中にひた隠されたこの男の本質は、あまりに哀れで、哀しく、だけれどもほんの少し羨ましくも思う。

虚栄と退廃に塗れた“クソ”のような世界において、ギャツビーという男の生き様にこそ唯一無二の「価値」があった。
その生き様は、時に笑ってしまうくらいに無様だけれど、そこにはたった一つの「目的」のために生きた人間の、人間らしい純粋さが満ちていた。
だから、世の中のすべてに馬鹿にされようとも、最後の最後まで「望み」を信じ続けた彼に羨ましさを感じるのだと思う。

ただその一方で、彼以外の、クソのような世界で生きるクソのような人間たちのことを無下に否定することもできない。
ギャツビーにとって最大にして唯一の「望み」であり「夢」であった“麗しの君”も、結局は卑怯で醜い人間の一人であったわけだけれど、誰が彼女の“選択”を否定出来ようかと僕は思う。

自らの娘の将来を案じて「女の子は美しくて馬鹿なほうがいい」と、彼女は言う。
それは彼女自身が、虚栄の極みの中で生き、それに頼らざるを得ない人間であるということを自覚していることに他ならない。
ある意味では、彼女もまた己の「望み」を貫き通した人間の一人だったのだと思う。

結局、彼女は孤独に果てたギャツビーに一瞥もくれずに去っていく。
非常に冷淡で愚かしく見えるけれど、あの時代、あの環境において、そのスタンスこそが彼女にとっての生き抜く術だったのだとも思える。


愚かな程に美しいこの映画のすべてのシーンがオーバーラップしてくる。
「夢」に対してすべての手筈を整えたギャツビーの満面の笑み、ニックが抱いた尊敬と羨望の眼差し、愛する人のキスを待つデイジーの麗しさ……。

誰もがただただ「望み」に対して懸命に生き、結果として大きな大きな“悲哀”が残ったということ。その人間ならではの、儚くも果てしない無情さに感極まった。

最高の演技、最高の音楽、最高の映画世界。もう他に何も要らない。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 9点(2013-06-27 12:33:02)
2.原作は未読です。ここ最近のデカプリオに少なからずの期待を抱く者として、今回は物足りなかったと言えましょう。癖のある役と演技が定着してきた彼が、満を持して演じるにはぴったりな謎の男グレイトなギャツビーなんだろうが、ギャツビー自信は虚像のような存在で、本人は案外普通の男だったという印象。前半なかなかその姿を現さず、もったいぶって登場したときのグレイトな笑顔が、打ち上げ花火を背負っての一点の曇りもないあの笑顔の瞬間だけが、実は見どころかなぁ。
ちゃかさん [映画館(字幕)] 6点(2013-06-25 15:03:48)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
12
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 48人
平均点数 6.27点
000.00%
100.00%
212.08%
324.17%
436.25%
5714.58%
61633.33%
7816.67%
8714.58%
924.17%
1024.17%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review2人
2 ストーリー評価 8.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.66点 Review3人
4 音楽評価 9.50点 Review2人
5 感泣評価 9.50点 Review2人
chart

【アカデミー賞 情報】

2013年 86回
美術賞キャサリン・マーティン〔美術〕受賞 
衣装デザイン賞キャサリン・マーティン〔美術〕受賞 

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS