しあわせな孤独のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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しあわせな孤独

[シアワセナコドク]
ELSKER DIG FOR EVIGT
(Open Hearts)
2002年デンマーク上映時間:113分
平均点:6.62 / 10(Review 21人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-01-10)
ドラマラブストーリーロマンス
新規登録(2004-09-07)【c r a z yガール★】さん
タイトル情報更新(2014-02-04)【3737】さん
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監督スサンネ・ビア
キャストソニア・リクター(女優)セシリ
マッツ・ミケルセン(男優)医師、ニルス
ニコライ・リー・カース(男優)大学生、ヨアヒム
脚本アナス・トーマス・イェンセン
スサンネ・ビア(原案)
配給ギャガ・コミュニケーションズ
あらすじ
23歳の女性セシリとヨアヒムは婚約者同士。ある日、ヨアヒムが交通事故に遭う。彼は二度と歩くことができない体になってしまった。「憐れみは不要だ」とヨアヒムはセシリに婚約解消を言い渡す。セシリは愛する人の心が荒んでいく様子をみて心を痛める。そんな彼女を慰めたのが事故の加害者の夫であった。デンマークで驚異的なヒットを記録したドグマ映画。
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5.つかみどころのない「愛」という感情について考えさせられた。永遠の愛はもちろん美しいが、この映画に出てくる登場人物それぞれの移ろいやすい愛の形もいとおしく感じられた。愛ゆえに人間はエゴをさらけ出し、醜態をさらす。だが、それを許すのもやはり愛なのだ。やさしく包み込むのではなく、やさしく放り出すような態度で愛にまつわる事象を観客に提示するこの映画の作風はなかなか独特で面白い。
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」で有名なラース・フォン・トリアーらによって生み出されたいわゆるドグマ映画と呼ばれるジャンル(本作は完全に「純潔」なドグマ映画ではないが)に含まれるので、ちょっと苦手なイメージもあったのだが、このようなテーマを描くのならば、うってつけの撮影方法だろう。効果音や派手な照明に頼らず、外面的な描写のみで登場人物の内面を描くのは、キャストによほどの表現力が求められようが、この映画のキャストは皆見事にその要求に応えている。むしろ、表現上の制約を逆手に取っているとも言えるかもしれない。特にマッツ・ミケルセン(「007 カジノ・ロワイヤル」の悪役ル・シッフル!)とソニア・リクターの演技力には驚いた。
ラストをハッピーエンドと解釈するかどうかは人によって印象が違うかもしれないが、僕はハッピーだし正しい終わり方だと感じた。愛はその姿が消えたと思っても、手を変え品を変え、いつまでも人間にまとわり付いていくものなのだから。
枕流さん [DVD(字幕)] 9点(2009-06-08 23:25:37)
4.《ネタバレ》 出てくるすべての人々が怒りの矛先がわからず苦しい思いをしていた。きれいごとで終わらせずに、それぞれの人物の負の部分もしっかり出ている。自分はニルスの立場になって見ていた。女性に頼られると男は何もせずにはいられない。これはきっと性みたいなものだと思う。たとえ理性があったとしても与えたい方が勝ってしまう。家族がいる自分は大丈夫だと思っていてもそこには確実に「流れ」がある。きっと自分も同じことをしたし、同じ様に苦しんだと思う。またニルスに限らずみんな人間くさく、相手を思いやる事が出来るがゆえに自分を苦しめる事になる。優しさ、ズルさ、弱さ、強さ。人間は実に複雑だ。
オニール大佐さん [DVD(字幕)] 9点(2008-09-22 19:17:02)
3.この映画を観て、利己的な自分を認めてもらったような、救われたような気持ちになりました。
parabenさん 9点(2005-03-10 13:26:31)
2.《ネタバレ》 孤独とは人を好きになることではじめて感じられる感情だと思う。自ら人を求めない人間は孤独など感じるはずもない。誰かを求める気持ちがあるからこそ常に寂しいという感情を人は持ち合わせている。 そこでここに出てくる登場人物について考えてみると、事故で二度と歩けない体になった男は婚約者が不幸になるから自分の側から遠ざけたのではなく、自分が愛されなくなるかもしれないという恐怖に似た不安が一時そうさせたのだと思う。主役の婚約者の女性はそれが分からずに寂しい思いをする。 不倫というのが1つのポイントになっているが私は誰も憎めなかった。 登場人物の誰もが強く人を求めているけど結局、最後は誰も何も手に入らなかったというのが結末。 不倫される加害者の妻も、夫とよりを戻すということはしなかったし、不倫相手にふられる夫のほうは家族も恋人も失う。事故で動けなくなった男も結局最後は婚約者を手放した。 主役の女性は不倫相手も婚約している男もどちらも選ばなかった。 誰もが強く他人を求めているのだけどうまくいかない。 手に入らない。 しかし手に入らない人たちはいつも側にいる。
花守湖さん 9点(2004-12-12 13:20:20)(良:2票)
1.《ネタバレ》 私の中では、とても素直に泣けた物語です。突然襲い掛かった事故で半身不随になり、一生寝たきりの生活を余儀なくされ、自暴自棄になってしまった彼氏ヨアヒムに対し、精一杯の愛情を尽くす彼女セシリ。ヨアヒムの孤独も分かるけど、尽くしても尽くしても邪険にされてしまうセシリが寂しくてたまらなくなるのは、同じ女として痛い程感じる。(同じ思いをした事は無いけど。) 孤独感に苛まれている時にニルスのように優しく傍にいてくれる人がいたら、どんな人間だってそっちに傾きますよ。ただ、セシリのニルスに対する情は、「愛」ではなかったのかも。私的読解だけど、ヨアヒム・セシリ・ニルス・ニルスの妻・娘、全ての人間が孤独を味わって、他人の孤独を理解出来て、最後に微笑むことが出来たのだと思いました。それぞれの人が、今までとは違う未来に旅立つ為の「孤独」という試練だったのでは。だから邦題に「しあわせ」という言葉が付くのかな…。
smiLey'70さん 9点(2004-11-07 01:25:28)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 21人
平均点数 6.62点
000.00%
114.76%
214.76%
300.00%
414.76%
529.52%
6523.81%
7314.29%
829.52%
9523.81%
1014.76%

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