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そして父になる

[ソシテチチニナル]
Like Father, Like Son
2013年上映時間:120分
平均点:7.11 / 10(Review 85人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-09-28)
ドラマ
新規登録(2013-08-17)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-03-13)【イニシャルK】さん
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監督是枝裕和
演出飯島奈美(フードスタイリスト)
キャスト福山雅治(男優)野々宮良多
尾野真千子(女優)野々宮みどり
二宮慶多(男優)野々宮慶多
真木よう子(女優)斎木ゆかり
リリー・フランキー(男優)斎木雄大
夏八木勲(男優)良多の父 野々宮良輔
樹木希林(女優)みどりの母 石関里子
風吹ジュン(女優)良多の義母 野々宮のぶ子
高橋和也(男優)良多の兄 野々宮大輔
國村隼(男優)良多の上司 上山一至
田中哲司(男優)弁護士(良多の友人) 鈴本悟
中村ゆり(女優)看護士 宮崎祥子
小倉一郎(男優)病院の職員
大河内浩(男優)病院側の弁護士 織間忠治
井浦新(男優)宇都宮の研究所職員 山辺真一
ピエール瀧(男優)宮崎祥子の夫
吉田羊(女優)良多の同僚の女性社員
木野花(女優)
中村倫也(男優)
林剛史(男優)
脚本是枝裕和
作曲ヨハン・セバスチャン・バッハ「ゴルトベルク変奏曲〜アリア」
撮影瀧本幹也
製作亀山千広
フジテレビ
ギャガ
企画石原隆〔製作〕(企画協力)
臼井裕詞(企画協力)
制作西川美和(制作協力)
砂田麻美(制作協力)
配給ギャガ
美術三ツ松けいこ
衣装黒澤和子(衣裳)
編集是枝裕和
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11.血か過ごした時間か、そして裕福だけれど淡白な家庭か貧乏だけれど温かみのある家庭か、ステレオタイプな部分もあるが非常に対照的に描かれている。自分だったら、どちらを選ぶか、幸せの在り方を考えさせられた気がする。
是枝監督の映画を観るきっかけになった作品。
アクアマリンさん [地上波(字幕)] 9点(2019-07-27 18:40:05)
10.《ネタバレ》 エリート建築家の主人公には6歳になる息子がいる。
ある日病院から連絡があり生まれた時子供の取り違えがあったことを知る。
本当の子供は小さな電気店の長男として生活していた。
被害者となった二つの家族は病院と裁判で戦いながら今後の判断を迫られる。
このまま他人の子供を育てるのか、或いは子供を交換し実子を育てるか・・・。
主人公は3つ目の選択肢、二人とも引き取るを相手に提案するが相手は激怒!
といった話。
かなり暗くつらい話だがすごい人間ドラマが展開する。
福山雅治の仕事はできるが人間は出来てない微妙な感じがすごく人間くさくてよい。
なるべくならこういった暗い話は見たくないけど
明るいけどしょーもない映画見るよりはよっぽどいいです。
Dry-manさん [DVD(邦画)] 9点(2015-06-25 00:24:08)
9.《ネタバレ》 思いもかけずと言っては自己弁護かしら。
結婚もせず子供も持たず、のらりくらりな男に語っていいのか?この作品。
テーマといい、監督の適正といい、実に素晴らしい作品でした。
血と六年。
子供目線、母親目線、それならいままででもあったろうけど、父親目線。
ここを切り取った監督、素晴らしかったです。

そして福山さん、リリーさん、尾野さん、真木さん、この映画に集中させてくれてありがとうございました。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 9点(2015-06-24 21:34:48)
8.《ネタバレ》 はじめての週末交換によって野々宮マンションにやってきた野々宮実子リュウセイを囲んで、初めての本物の家族3人でのミズイラズの夕食。メニューはすき焼き(一方斉木家は餃子)。リュウセイは育ちが悪いから、箸を上手に持てないので、リョウタはさっそく箸の持ち方を指導しだす。まるで斉木家の卑しさを毒抜きするかのように。そのときのみどりの表情も見逃せないんだが、その日の夜、リュウセイはなんとbathで箸の持ち方を練習しているのだ。ひとりで。
僕がショックだったのは、リュウセイが箸を素直に練習していることの切なさよりも、この日の夜なのにリュウセイがひとりでお風呂に入っていたことだ。この時点で、子の交換が成功なんか絶対しないことを僕は予感させられた。

リョウタとケイタの木漏れ日の追いかけっこのラストシーンは、どうも僕には蛇足だった。無くてはならないシーンだろうけど、ちょっと福山カッコよすぎたか。衣装がキャンプ仕様であったが、似合ってしまっている。もっとダサダサのアウトドアで髪型ボサボサで無精ひげくらいのほうがいいだろう。イケメンの皮を脱いで汚れてこそ福山は父になれる。

いよいよ完全に交換することになり、両家族そろって河原遊びをする(そのときの集合写真が映画のジャケット写真になってる)。みどりと斉木妻ゆかりが、ふたりきりで散歩しながら会話しているシーン。この時の二人の会話と、ゆかりの行為に、僕はポタポタと泣いた。
no_the_warさん [ブルーレイ(邦画)] 9点(2015-01-08 00:35:16)
7.《ネタバレ》 最近(2013年)、生まれて60年を過ぎてから病院で「取り違え」が生じていた事が話題になっていたので、いつか見たいと思っていたこの作品を見た。


個人的には家族に「血の繋がり」は関係ないと思う。
「家族」というのは一種の共同体。
例えば養子。
血のつながりが無くとも、引き取る側が「家族」、引き取られる側が「家族になりたい」と言うならそれで家族だ。

「サザエさん」というアニメがあるが、あそこに婿として磯野家に納まっているマスオという男がいる。
この男もサザエと出会う前は「赤の他人」だった。
それがサザエを愛し、子供をもうけ磯野家に迎えられた・・・。
このように家族とは「別の血を流す者どうしが心で結ばれる」事で出来上がるのだ。
そこに子供がいなくともだ。

サーカスなら曲馬団どうしの絆、村なら村ぐるみの絆・・・「人類みな兄弟」という言葉は当たり前の考えとさえ言える。
「義弟」やら「義母」ならいくらでもなれるワケだし。

ただそこに心の通い合いが無い家族は家族とは言えない。それだけは確かであろう。

だ今回の件は事情が少し違う。
「親は誰?」という話。

産みの親が亡くなっているなら育ての親の元でそのまま暮らせるが、今回は産みも育ても健在と来たもんだ。

実にありふれたテーマ、実にシンプルかつ複雑な話。

親の心と子の心の違い。
男と女の心の違い。
そこら辺をシビアに描いたからこそ、この作品は評価されたのだと思う。
むしろこんな時代だからこそ、改めて普遍的なテーマに挑んだからこそ良いのだ。

一番良かったと思うのが、子供が産みの親の家に「戻る」というところだ。

親にとっても子にとっても複雑な心境、居心地と嫌悪感、ただそれが慣れれば・・・。

ラストの「父になった」結末は中々考えさせられる幕引きだった。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-12-16 21:38:33)
6.《ネタバレ》 野々宮家、斉木家どっちも当たり前に存在する家族なんですが、中心は野々宮家ですね。
母親同士はお互いの気持ちが理解できるので日増しに仲良くなっていく、しかし父親同士には対抗意識が見え隠れするんですね、特に野々宮父は子どもウケのいい斉木父がおもしろくないような感じです。
細かいことは気にしない環境で育てられ妹弟のいるりゅうせい君は自分の意思をストレートに出します、「なんで?」攻撃がよかったですね。ファミレスなんかで走り回るタイプです。
野々宮夫婦はりゅうせい君に好かれようとなんか無理してましたね。
「ミッション」と言われ素直に親に従う聞き分けの良いけいた君ですが、斉木家に行くのもお受験もピアノもパパに喜んでもらいたいからなんです、自分が好きでそうしたいからじゃないんです、かわいそうに。。。
どっちのお父さんも普通にいいお父さんですよ、ただけいた君は親に本音を晒さないので、父親としてはどこか隔たりを感じていたのかもね、そういう子供にしたのは自分なのに。
取り違えが判明した時の「そういうことだったのか」は思い違いです。
飛び出していったけいた君、初めて親に見せた反抗、抗議でした。

子どもを交換?何バカなことしてんのとずっと思いながら観てました、病院側の「取り違えの場合みんな交換します」ってあれはその場しのぎのいい加減なことですね。
これは子どもが親を成長させたハナシでした、子が親を育てるです。
子どもたちを交換するか否かがテーマじゃありません、とんでもないトラブルの中で野々宮父が父親に成長していくのが
この映画のテーマです、だから子どもをどうしたという結果の無いラストなんだと思う。

子役がいいですね、大人も顔負けのなんかやたら演技の旨い子役じゃなくてよかったです
なんといっても両家の設定と人物像やディテールの妙ですね、よくここまでリアルに描いたものです。これが高得点の理由です。
パジャマの上からきっちりハラマキだし、「バンドエイドのこと絆創膏て言うんだよ」はサイコーです。
envyさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2014-08-27 15:54:51)
5.《ネタバレ》 福山パパは、はっきりいって悪役です。金持ちで、エリート社員で、貧乏なご両親に対して常に上から目線で、悪徳弁護士と手を組んで、子どもを金で買おうとする、最高級のクソ男です。それに対してリリーパパは常に子供たちから愛されている。だから私はリリーパパには興味がない。やはり人間性が破壊されている福山パパに興味が湧く。福山の子供時代、突然母親がチェンジする。「俺はお前を母親と認めるつもりはない」←これは子供の立場からすれば正論だ。しかし今度は自分が突然チェンジする父親になる。新しい子供は憎々しい目で福山パパを睨む。「俺はお前を父親と認めない」という目だ。まさに因果応報!ここで福山パパは母親に電話をかけ、子ども時代の自分の態度を謝ろうとする。子供の人生を振り回す身勝手な親は死罪に値する。トラウマは一生付きまとう。子供が親を憎む権利は日本国憲法で保障されるべきである。しかし、親だって人生に振り回されながら生きている。被害者なのかもしれない。世の中はリリーパパのように子供から愛されるパーフェクトな父親ばかりではない。そう思うと勝ち組の福山が負け組に見えてきて応援したくなってくる。1つポイントがある。ケイタはひそかにカメラで福山パパをたくさん撮っていた。それを見てなぜ福山パパは泣くのか?彼は我が子から愛されていたことに気が付いたのだと思う。何を今さら、と思うかもしれない。しかし、幸せとは失ってから気が付くというのが人生のセオリーである。これが真の人間の姿だ。ラストはどうなったか?「時間」が勝ったのか?「血」が勝ったのか?子供を返すのか?返さないのか?くだらないことだ、事実(オチ)しか興味がないなら新聞で確認しろ。「物語」では結論は重要ではない。福山パパが、自分の愚かさに気が付き、悩み、暗中模索の中、前に進み、そして父になる、物語の本質はそこにある。私は福山の演技を非常に高く評価する。紛れもなく素晴らしい作品です。

花守湖さん [DVD(字幕)] 9点(2014-08-12 20:19:36)(良:3票)
4.なかなかの良作でした~ 期待通りでしたね~ 今まで、有りそうで無かった、題材(ストーリー)..下手をすると、とんでもなく駄作になってしまう可能性だってあるのに..物語として、とても上手く創り上げています..上手く料理したな~ って感心します..アイデアと脚本の勝利!ですね..キャスティングも、絶妙でした~ すばらし~! 福山雅治の息子(子役:二宮慶多)が、若干、芝居ヘタだったかな..そこが悔やまれる..監督は、物静かに淡々と日常を描く、ヒューマンドラマが得意のようですね..以前 観た「歩いても・・」は、小津安二郎系 そのものでした..次作を期待しています...
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 9点(2014-06-21 18:35:16)
3.いろんなとこで心に響くものがあった。
黒ネコさん [ブルーレイ(邦画)] 9点(2014-05-11 18:41:20)
2.《ネタバレ》 子供を取り違えた場合に起こるであろう親子の機微がすべて起こる 父親が自分に似ていない子供に対する不信 母親が愛する子供を本当の両親に返さなければならないための心身症を伴うストレス 交換された後に子供が感じる、親に捨てられてしまったんじゃないかという元の親への不信感 新しい親を心から愛せない子供 返してしまった子供を忘れてしまうんじゃないかと思う親の恐怖 話は福山雅治演じる野々宮家を中心に進む 取り違えられたもう一つの家族、斎木家の方の家族の思いはほとんど描かれない テーマが薄まってしまわないためにはしかたがなかったのかもしれないが、ちょっと寂しい 斎木家にも長男を渡さなければならなかった葛藤があったはずだ 劇中ではくせがある斎木家のリリーフランキーが、むしろエリートの野々宮よりもいい父親、いい家族であるという描かれ方だが、自分には野々宮も仕事中心で家庭を見ている時間がないまでも、良い父親としてある程度努力しているように見えた ピアノを一緒に引いたりゲームしたり子供の誕生日を祝ったり、父親としては一般的であると言う所をちゃんと描くのは是枝監督はたいしたものだと思った 普通ならもっとわかりやすく福山雅治を鼻持ちならない嫌な奴に描いただろう その場合はわかりやすいが、日々の家族のリアル感は失われる 私には子供の取り違えが発覚する前から、野々宮は充分いい父親に見えた 対して野々宮の妻の方がむしろ問題がある様に思えた 野々宮の不注意な一言を後々までトラウマとなっているような妻の言い方はむしろ怒りを憶えた 子供を交換する直前に息子が固辞した一眼レフから息子が撮った父親の姿が出て来た時はおもわず涙が出た ふた家族がそろった河原のキャンプで、新しい両親が息子の事を好きだと言うと、息子が「パパよりも?」と聞いてきて、ちょっと間があって「そうだ」と答える おもわず息を飲んだ 息子・慶多にとっては衝撃だっただろう しかし子供のためを思う野々宮の気持ちを思うと、それはそれで人間としては立派であると思ったが、父親としてはどうかなと思わざるを得なかった その帳尻を最後の最後に自分で償うエンディングは、父親としてエリートのプライドを捨てた野々宮の見事な「そして父になる」にふさわしいラストシーンだと思った 傑作だと思う
にょろぞうさん [ブルーレイ(邦画)] 9点(2014-05-10 13:43:50)
1.《ネタバレ》 これはたまらない。ひとたまりもない。よく考えれば何も解決していないが、何か確かなものを掴んだラストシーンはじわじわ効いてきます。この子どもイジリの下手さ加減はもしかすると地なんじゃないだろうか、という福山雅治はある意味はまり役。ぎこちない父親。物語上かなり分の悪い役ドコロを引き受けたことを買いたいし、「のど仏」のシーン(デジカメのシーン)は近年の邦画では屈指であったと思う。不利な展開でも見せ所をつくるのはさすがと思う。ワタシ、自分の子が小さい頃、他のお父さんに上手に遊ばされているとジェラシー感じてましたな。だからおいしい役だったリリー・フランキーには、ラスト近くの電球の冗談がうまくいえてなかったな、と意地悪を言っておく。
なたねさん [映画館(邦画)] 9点(2013-10-01 22:03:08)
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【点数情報】

Review人数 85人
平均点数 7.11点
000.00%
100.00%
211.18%
333.53%
422.35%
567.06%
61315.29%
72428.24%
82023.53%
91112.94%
1055.88%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.57点 Review7人
2 ストーリー評価 6.18点 Review11人
3 鑑賞後の後味 5.80点 Review10人
4 音楽評価 7.83点 Review6人
5 感泣評価 5.37点 Review8人
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