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映画 ビリギャル

[エイガビリギャル]
(ビリギャル 学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話)
Flying Colors
2015年上映時間:117分
平均点:6.87 / 10(Review 75人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-05-01)
ドラマコメディ青春もの学園もの実話もの小説の映画化
新規登録(2015-02-09)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2024-01-27)【にじばぶ】さん
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監督土井裕泰
キャスト有村架純(女優)工藤さやか
伊藤淳史(男優)坪田義孝
吉田羊(女優)工藤あかり
田中哲司(男優)工藤徹
野村周平(男優)森玲司
あがた森魚(男優)峰岸誠
松井愛莉(女優)本田美果
蔵下穂波(女優)香川真紀
安田顕(男優)西村隆
矢島健一(男優)高校の校長先生
中村靖日(男優)小学校の担任
峯村リエ(女優)玲司の母
脚本橋本裕志
編曲サンボマスター「可能性」(ビクターエンタテインメント)
主題歌サンボマスター「可能性」(ビクターエンタテインメント)
製作TBS(映画「ビリギャル」製作委員会)(製作幹事)
KADOKAWA(映画「ビリギャル」製作委員会)
東宝(映画「ビリギャル」製作委員会)
電通(映画「ビリギャル」製作委員会)
WOWOW(映画「ビリギャル」製作委員会)
毎日放送(映画「ビリギャル」製作委員会)
朝日新聞社(映画「ビリギャル」製作委員会)
市川南〔製作〕(映画「ビリギャル」製作委員会)
平野隆
配給東宝
録音加藤大和
あらすじ
名古屋市。素行不良のギャルで、高校2年生で小学4年生程度の学力しかない少女・工藤さやか(有村架純)は、塾講師の坪田信貴(伊藤淳史)の指導を受けて学力偏差値を上昇させ、慶應義塾大学に見事現役合格をする。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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3.《ネタバレ》 土井裕泰は「いま、会いにゆきます」も中々良い作品だったが、本作は圧倒的に面白かった。

風が吹く中で何かを見つめる少女、小高い丘から見つめる先にあるもの。

何と映画的なんだろう。
「いま、会いにゆきます」は黒沢清の傑作群を撮った柴主高秀のキャメラが輝り、本作は花村也寸志の見事な撮影が作品をさらに盛り上げる。

モノローグで語られる子供時代。
父は息子の特訓、家族でありながら男と女が完全に分かれた環境、見上げた空、飛行機、ボール、長いものに巻かれたくない、エスカレーター。

親の勝手で転校、一目惚れで受験、捕まりスカートを短くされ右に倣え。それでも彼女は楽しく遊ぶ日々に溺れ、友達も出来て良かったのかも知れない。
教師もやる気を失くし、繰り返す記念撮影、踊り、現実からの逃走。

短くなるスカートを身にまとい朝飯も食べずに駆けだす。
バック、サイフから出てきたもの。だが自分ではなく他者を庇う心は生きていた。誇りに思うなら退学は避けて、人生すら諦めようとした者を迎え入れる男の回想に繋がっていく。

塾で気持ちよく朝を迎えた者が見たものは…誰!?

挨拶、笑顔で凄まじいネタバレをするタイトルコール、0点でもへっちゃらでいられた「今まで」、空に浮かんでは消えていく英単語、漢字、褒めて伸ばすポジティブシンキング、志“願”所、基礎から叩き直す勉強、隣人に挨拶、手を叩き称え合う喜び。

ハサミを入れる“復讐”、見返すのは「見て」欲しいから、愉快な塾の人々。 

スケジュール、罰ゲーム、カラオケ、本に記され、壁から階段にまで刻まれる努力の跡、自転車の疾走と夕陽、横移動。

教師は他者を理解する努力をし、子供たちも互いに抱えているものを知るからこそ笑い語り合える。誰も期待しなくても信じてくれる人がいるなら。
家族ですら祝う余裕がないくらい打ち込み、先生も生徒の頑張りに一対一で、過去を晒して応え、屑呼ばわりしていた教師も思わず約束してしまう「誓い」。

胡坐をかいて見るもの、思い出す父との思い出、親しくなったからこそ馬鹿だのキモいだのありがとうだと言い合える。すっぴんで微笑む可愛く、美しい好きなひと。

漫画で叩き込まれる先人たちのイメージ、手に渡される母親の想い、重み。

自転車を引き止める裸の付き合い、恨むどころか応援するために“離れる”ことを選ぶ、汗も涙も湯に流して。
背を向けてまで続ける努力、チャンネル変えてまでニュースに喰らい付く。

屋上で考え事、椅子に立った卵、知らないなら知ればいい、教えればいい、信じてやればいい。

髪を切り服も整える覚悟、寝る間を惜しむ限界、荷物を運び走り、呼び出される度に頭を下げて頼む、男たちも首を垂れる者に折れ、公認し、髪を染めなおし整えて応える。

模試、平手打ち、仲違い、ノートに書き込む自問自答、限界、雨の中で向かう先、詰め込まれた思い出、笑顔、隣で打ち明け、酒場で話しぶちまけ合う溜め込んだ想い。

突き飛ばすなら、いがみ合うなら振り上げぶち壊してしまいたい「隔たり」、聞く気がないなら胸倉を掴んでも叩き込んでやりたい叫び。
憧れを見に行き固める決意、成し遂げてから再会するため、夢が叶ってから撮るため、自分を変えるため、家族を変えるために。改めて交わす挨拶。

毎日自転車を漕いで向かうために、息子と自分自身を解放するための“儀式”、謝罪、家族を奮い立たせるために見せるもの。
窓の外に拡がる光景、バス、娘であれ家族であれ誰であろうと放っておけないどうしようもない親父。息子を叩いていた手で雪をかき分け、それを突きあげエールを送り、壊れたものを直し、支える。別の男も気になる娘の声が聞きたくて努力を続ける。

恩師と渡し合うもの、よれよれになった辞書に描き込まれる“お守り”、手紙、祈り。

迷いが無くなった指先、呑み込んだら襲い掛かるトラブル、駆け込み走らざる負えない痛みとの、己との戦い。逃げ続けた者が「やり遂げる」ために何度でも戻って来る姿よ!
孤独を支える電話の向こうの声援、思い出す表情と言葉。

結果よりも大切な、待ってくれていたもの、会いたかったもの。欲しかった画面と向き合う決意、抱きかかえ祝うもの、緩やかな斜面で読む手紙。

例えダメだったとしても挑み続けること、記念撮影。男たちは恥を捨ててクマのぬいぐるみ一つ抱いて立ち尽くし、駆けて飛び乗って来るものに何も言わず背中を預け「応える」。

蘇るあの日の記憶、手を振って送り出す旅立ち。

塾長が箒をギター代わりにロックに、誰かに伝えるために笑い歌いあげる締めくくり。誰かに歌を送るためならいくらでも恥をブン投げられる女たち、男たちの笑顔が眩く輝く。
すかあふえいすさん [DVD(邦画)] 9点(2016-12-15 04:20:26)
2.まず、有村架純がかわいすぎる。かわいい娘ががんばるだけで、映画って成立してしまうものだと、つくずく感じさせられる。それに学校をとことん悪にすることで、親子愛が強調させられている。ここはちょっとあれだが、もう、こんなに涙腺が刺激された邦画なんていつ以来だろう。原作もののアイドル映画だとばかり思っていた。いやー感動した。
木村一号さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2016-04-10 23:05:34)
1.《ネタバレ》 最初この映画のタイトルを聞いたり、見た時はタイトルからして見る気しなかったのに評判の良さに本当に?自分の目で確かめてみたくなり、見てきたけどあかんわ!あんなにも可愛い有村架純にあんなにも一生懸命頑張る姿を見せ付けられたらもう泣くしかないやろ!可愛い女の子がひたすら頑張る姿は愛しく感じてしまい完全にやられた。またこの映画は母親が素晴らしい。娘を思う母親の姿がこれまた泣ける。何度も学校に呼び出せれてもけして、恥ずかしいとは思わない母親、そんな母親が息子の事だけしか考えてこなかった父親の前で涙ながらに娘の事を言う場面は感動的でというよりは何だか母親の娘への気持ちをよく表していて泣けた。何度も謝りたい気分です。タイトルだけで敬遠するなんて勿体無い映画だ。見て来て本当に良かったと思う。さやかの通ってた塾の先生の台詞、意志のあるところに道は開ける。いやあ、本当にそんな気がしてなりません。
青観さん [映画館(邦画)] 9点(2015-05-08 20:55:52)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 75人
平均点数 6.87点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
422.67%
568.00%
61824.00%
72837.33%
81722.67%
934.00%
1011.33%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.25点 Review4人
2 ストーリー評価 7.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 8.20点 Review5人
4 音楽評価 7.00点 Review5人
5 感泣評価 7.80点 Review5人
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