巴里の恋愛協奏曲(コンチェルト)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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巴里の恋愛協奏曲(コンチェルト)

[パリノレンアイキョウソウキョク]
Not On The Lips
(Pas sur la bouche)
2003年上映時間:115分
平均点:8.00 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-12-25)
ラブストーリーミュージカルロマンス
新規登録(2004-11-25)【ボビー】さん
タイトル情報更新(2010-05-06)【S&S】さん
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監督アラン・レネ
キャストサビーヌ・アゼマ(女優)ジルベルト・ヴァランドレ
ピエール・アルディティ(男優)ジョルジュ・ヴァランドレ
オドレイ・トトゥ(女優)ユゲット・ヴェルブリ
イザベル・ナンティ(女優)アルレット・プマイヤック
ランベール・ウィルソン(男優)エリック・トムソン
ダニエル・プロヴォスト(男優)ファラデル
脚本アラン・レネ
撮影レナート・ベルタ
配給ギャガ・コミュニケーションズ
美術ジャック・ソルニエ(プロダクション・デザイン)
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1.お茶会のテーブルの上のカップ類を真上からとらえるショットから始まり、カメラがさらに上昇して(引いて)、テーブルのまわりの女性コーラスの面々が上のカメラを向いて唄い出す。このカメラがつまりは観客の眼で、俳優たちはひんぱんにカメラに向かって、カメラ目線で内緒ごとを観客に語ったりする(これはミュージカル映画の特権だ)。広い舞台の中をカメラは自在に動き回り、その演出とともに名人芸を感じさせる。カメラはレナード・ベルタ。圧巻は第二幕の夜会の場で、タイトルになっている「唇にはダメ」という曲から、続けざまに四曲ほど連続するのだけれども、曲自体もどれも楽しいのだけれども、この畳み掛けるような、柱や鏡、階段、そして照明をものすごく効果的に使った演出から受け取る高揚感はただものではない。この場面があまりに楽し過ぎて、観ながらずっと涙を流していた(泣くような映画ぢゃないのに)。このあとのなにもかも廻るカメラ、そしてフィナーレも最高で、やっぱりこの作品はめちゃ楽しい。それがただのストーリーの楽しさ、歌曲の楽しさを越えて、映画的な楽しさ、つまりはアラン・レネの演出やレナード・ベルタのカメラを思い切り楽しめる作品になっているところが、わたしのお気に入り。自分でこのDVDを持って、繰り返し観たいと思える数少ない作品の一つ。今でもわたしの頭の中には、「マラケ河岸の23番地」がぐるぐるとまわっている。
 そう、レネ映画の常連、サビーヌ・アゼマはやはり素晴らしいのだけれども、もうひとりの常連のアンドレ・デュソリエがこの作品には出ていない。でも、特典に収録されている、フランスでのこの作品の「特報」に、アンドレ・デュソリエもたっぷりと出演していた。やはりもう今となっては、アラン・レネといえば、サビーヌ・アゼマとアンドレ・デュソリエの二人の顔が浮かんでしまうのを止められない。
keijiさん [DVD(字幕)] 10点(2010-05-12 22:11:26)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 8.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7233.33%
8350.00%
900.00%
10116.67%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 1.50点 Review2人
2 ストーリー評価 2.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 3.50点 Review2人
4 音楽評価 4.00点 Review2人
5 感泣評価 0.00点 Review1人
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