ツィゴイネルワイゼンのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ツィゴイネルワイゼン

[ツィゴイネルワイゼン]
Zigeunerweisen
1980年上映時間:145分
平均点:7.54 / 10(Review 59人) (点数分布表示)
公開開始日(1980-04-01)
ドラマホラーミステリー音楽もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-03-14)【イニシャルK】さん
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監督鈴木清順
キャスト原田芳雄(男優)中砂糺
大谷直子(女優)中砂園/小稲
真喜志きさ子(女優)青地妙子
麿赤児(男優)先達
樹木希林(女優)キミ
佐々木すみ江(女優)宿の女中
山谷初男(男優)巡査
玉川伊佐男(男優)甘木医師
大楠道代(女優)青地周子
藤田敏八(男優)青地豊二郎
原作内田百閒「サラサーテの盤」(ノンクレジット)
脚本田中陽造
音楽河内紀
撮影永塚一栄
志賀葉一(撮影助手)
藤沢順一(撮影助手)
製作荒戸源次郎
美術木村威夫
照明大西美津男
その他荒木経惟(スチール)
内田絢子(記録)
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17.鎌倉妙本寺の総門と二天門の間には,ひとを正気に戻させる何かがある。ツィゴイネルワイゼンの豆まきのシーンでこのお寺が映るから言ってるのではない。

磁場,石や苔,樹木や葉,塗られたペンキ,コンビニ袋。それらを包む空気。「精神」という抽象的なものではなく,それらの物質がヒトに超好ましい影響を与える、その場所の一つが妙本寺なのだ。と,久しぶりに行って体感したのである。

そしてその「正気」とは残念ながら決して「善き現実」だけを見せるわけではない。可能なら遠ざけたい「死」や「理解が非常に難しいモノ」なども直視させ(確実に存在する!),それを鈴木清順は映画ツィゴイネルワイゼン中に結晶化したのであります。これ以上冷徹な映画は他にないだろう。何度も観たくなる。

この映画を観るのは今日でたぶん8回目だ。今回も非常に良かった。ヘルメットを被り,スポーツタイプの自転車で妙本寺に行ったのが再再再再再再再鑑賞のきっかけ。ツィゴイネルワイゼン現代版の撮影で,二天門からヘルメットをかぶって自転車で滑走する場違いで理解不能な異物として自分が参加しているような錯覚を覚えた。

清順ワールド恐るべし。10,10,10,10,10点!!
超見聞人間シネマボーイさん [DVD(邦画)] 10点(2019-01-20 23:17:48)
16.日本の芸術映画の頂点に君臨する大傑作。
リンクが張り巡らされた奥深いストーリー、効果的なカメラワーク、
鮮烈な色彩、生々しくリアリティのある音、俳優陣の個性あふれる演技、
掟破りの演出。そのすべてが超一級であり、観る者に強烈な印象を与える。
Rubyさん [DVD(字幕)] 10点(2006-04-19 02:35:43)
15.僕たちが生きているこの世界は、隅から隅まで合理的に閉じてできているわけではない。だから、時々、合理的には説明できない、時間と空間を僕たちは体験することになる。そして、僕たちの中には、そうした体験が忘れてしまいたいほど嫌いな人と、逆にそこに言葉では表現できない安らぎを感じる人がいる。、、、、いうまでもなく、前者のタイプの人はこの映画は嫌いなはずであり、後者の人は大好きだと思う。、、、、、ただ安らぎを感じる人も、日常の合理的な世界に戻って来ることができるという前提でそう感じているにすぎない。すみからすみまで非合理的だったら、とっても耐えきれないに違いない。そういう点で、ツィゴイネルワイゼンは陽炎座と好対照をなしていると僕は思う。陽炎座まで行くと、合理的な世界の破壊は一線を越えていて、見ていて不安感が増してしまう。一方、ツィゴイネルの場合は、叙情的な音楽や、鎌倉の情景やらが命綱になって、こっちの世界に戻ってこれるという安心感がある。、、、、、あと、陽炎座の松田優作は、どう演じていいのか最後までしっくり来ていないように思える。そりゃ、普通の映画とは全然違うから、彼のそれまでの俳優の経験は全然通用しないわけだ。逆に、素人の藤田敏八さんの木訥でへたくそな演技の方が、この非合理的な世界の中で、どうしていいのかわからない雰囲気が出ていて、ぴったりして、しっくりくる。、、、、この映画を見てからもう随分とたつのに、ふとあのカニの「ちゃっ、ちゃっ、ちゃちゃちゃ」という音が蘇ってくる。
王の七つの森さん [DVD(邦画)] 10点(2006-02-28 14:11:23)(良:1票)
14.頭で「わかろう」とかしないで。
ただ、静かに、
この美しい毒を飲んでしまいましょう。
ゆっくりゆっくり。
tjさん [DVD(字幕)] 10点(2005-11-01 07:22:18)
13.言葉による一切の解説を拒むかのような映画。どんな映画かと人に問われたら説明する自信はない。悪い夢を見ていたような144分だった。
ラーションさん 10点(2004-12-23 17:53:30)
12.サラサーテのレコードをかける導入部が印象的。この映画をみてからは,映画を必ずしも「理解する」必要はないと考えるようになった。そういう意味で,自分にとっての記念碑的作品。なので満点。
veryautumnさん [地上波(字幕)] 10点(2003-12-25 15:32:04)
11.海辺で原田芳雄「オラオラオラオラ!」って登場するのに見てるこっちは「かはっ」ってなる。
セクシーさん 10点(2003-10-28 00:43:38)(笑:1票)
10.観ていて気持ちの良い映画。大谷直子がこんにゃくをちぎるシーンなんか「ブチッブチッ」という音が特に気持ちいいですね。本当は怖い話なんだけど。
上海魔人さん 10点(2003-06-17 03:10:58)
9.やはりこの作品を80年の、いや80年代のトップに持っていかないといけません。そのために文句なしに満点を計上いたします。あの映像、あの雰囲気はちょっと映像をかじった人では到底出せるものではありません。今は亡き藤田敏八のムードだけで引っ張る「ヘタウマ演技」もこの作品の中では絶品の輝きを放って最高です。
ももたろうさん 10点(2003-05-19 19:58:52)
8.大好きです。物語の辻褄は噛み合ってないのにあの映像世界にドップリと見入ってしまいます。DVDも買ってしまいました。某映画アンケートでワースト日本映画トップ10に選ばれていましたがこういう映画を許せない人が多いのですね・・
まりんさん 10点(2003-02-09 03:42:30)
7.誰が何時から死んでいて、誰が生きているのか?なんて解釈をいろいろ考えるのも楽しいけれど、この作品は鈴木清順監督の世界を、素直に楽しむのが最も粋な鑑賞方法だと思います。「何度聞いても、何と言っているのか分からない」これですから・・・最近、日本映画はほとんど観ないという人が多いようですが、この映画のように良い作品も沢山あるんです!ハリーポッターに並ぶのもいいですが、この作品は是非多くの人に観て欲しい一本です。ただ、これを観るのは、何本かの日本映画を観てからにした方が良いかも知れません。間違っても最初に観てはだめです!他がつまらなくなってしまう恐れが、大いにあるからです。尚、ハマリ易い人は気を付けて下さい。後戻りできなくなるかも知れませんから・・・
クロマスさん 10点(2002-12-16 14:24:30)
6.展開、ビジュアル、雰囲気、どれをとっても群を抜く出来栄えのゴースト・ストーリー。この作品を傑作と呼ばずしてなんとする!『シックス・センス』や『アザーズ』の遥か以前にこんな映画があったのだ!それも邦画で!!
Izumickさん 10点(2002-11-22 12:20:24)
5.この映画より面白い映画はないと思います。夢が現実で現実が夢。生が死で死が生で。何度も見ましたが見るたびにどこか細部が違っているようで。
かえでさん 10点(2002-10-30 09:47:19)
4.はじめて見たときはストーリーを掴もうとして疲れました。2回目に見たとき、映像の美しさと怪しい雰囲気にやられました。3回目に見たとき、一番好きな映画になりました。
雨水さん 10点(2002-10-20 18:18:14)
3.鈴木清順監督のつくる映画はレベルが違います。デイビッドリンチのはるか上いっています
野良猫さん 10点(2002-10-15 19:52:17)
2.ほんとなんで誰もコメントしてないんでしょうね?邦画の中でもかなりレベル高い作品だと思うんですが。全体的に漂うぬめっとして不条理っぽさとか話の妙な流れかたとか好きです。自分はストーリーとか全然映画の評価のうちに入れないんで(つーかストーリーばっかで評価しすぎだと思う)映像的にすごい気に入りました。
しゃぶさん 10点(2002-10-08 17:14:05)
1.何故この作品にコメントがひとつも無いのだろう。とにかく凄い作品なので騙されたと思って観てみて下さい。
りまさん 10点(2002-08-06 22:07:07)
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【点数情報】

Review人数 59人
平均点数 7.54点
000.00%
100.00%
211.69%
335.08%
4610.17%
558.47%
646.78%
746.78%
8813.56%
91118.64%
101728.81%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review3人
4 音楽評価 6.33点 Review3人
5 感泣評価 Review0人
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