4ヶ月、3週と2日のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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4ヶ月、3週と2日

[ヨンカゲツサンシュウトフツカ]
4 Months, 3 Weeks & 2 Days/4 Months, 3 Weeks and 2 Days[米]
(4 luni, 3 saptamani si 2 zile/4 luni, 3 saptamâni si 2 zile)
2007年ルーマニア上映時間:113分
平均点:6.97 / 10(Review 34人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-03-01)
ドラマ
新規登録(2008-02-28)【M・R・サイケデリコン】さん
タイトル情報更新(2019-09-07)【Olias】さん
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監督クリスティアン・ムンジウ
キャストアナマリア・マリンカ(女優)オティリア
ルミニツァ・ゲオルギウ(女優)アディの母
脚本クリスティアン・ムンジウ
製作クリスティアン・ムンジウ
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2.すごく退屈な映画だった。
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 2点(2014-09-29 21:57:24)
1.《ネタバレ》 主人公が身勝手な周りの連中に散々振り回される、せっかく主人公はいろいろ考えて動いているのに、ちっとも報われない、しかしそれでも頑張っている・・・というのが一般的な解釈のようだ。確かに周りは身勝手だ。周りは皆自分の都合で動き、主人公がせっかくいろいろと配慮してもそれを踏みにじっていく。

だが、人々の行動には皆前後のコンテクストがある。外側から見たら非常識極まりないような行動であっても、その人の置かれた前後の環境を鑑みれば理解はできることも多い。いやむしろ、コンテクストを無視してはその人の行動を理解することなど出来ない。
さてこの映画のミソは主人公につきっきりでカメラが回っており、主人公の心理変化「のみ」が完璧に観客に伝わってきて、逆にそれ以外の人は主人公の見た範囲でしかわからないように作られている。だから主人公の行動は非常に誠実で理解可能だし、他の人の行動は身勝手だ。だがそうなるのは、あくまでも「観客が主人公のことしか知らないから」だということを忘れてはならない。

別の人のコンテクストから眺めてみると、この映画はがらりと変わる。せっかく母親がその人のためにケーキの準備までしているというのにあまりにも不愛想に誘いを断る彼女、危ない橋を渡る仕事なのに約束を全然守ってくれず金さえろくに用意してくれない客、堕胎の一番必要で苦しい時にほっぽり出してどこかへ行ってしまう友人、パーティーに来たと思ったら即帰ろうとし、パーティーの途中で「妊娠したらどうするの」とわけのわからない理由で責め続ける彼女・・・主人公の言動が自然であり、それに対する周りの対応が無理解に映るのは、彼女の前後のコンテクストを知っているからであり、逆に別の人のコンテクストを前提において主人公のコンテクストを知らないものとすれば、主人公こそ「身勝手な人」に映るのだ。

この映画を、「一見周りは皆身勝手だが、一歩引いてみれば自分もまた身勝手であることがわかる」映画ならば10点あげてもよいが、どうもそのようには見られていないようだ。身勝手な周りとそのなかでけなげに生きる主人公、暴力的な男性中心主義とそれに立ち向かう主人公・・・悪いのは皆周りで、自分の考えは正しいのだ、こういう発想こそが一番「身勝手」なのだ。
θさん [DVD(字幕)] 2点(2009-01-02 22:49:05)(良:4票)
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【点数情報】

Review人数 34人
平均点数 6.97点
000.00%
100.00%
225.88%
300.00%
400.00%
5411.76%
6411.76%
7823.53%
81338.24%
912.94%
1025.88%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review3人
2 ストーリー評価 8.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 4.33点 Review3人
4 音楽評価 8.00点 Review2人
5 感泣評価 7.00点 Review1人
chart

【ゴールデングローブ賞 情報】

2007年 65回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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