ヒトラーの贋札のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ヒトラーの贋札

[ヒトラーノニセサツ]
The Counterfeiter
(Die Fälscher)
2007年オーストリア上映時間:96分
平均点:6.95 / 10(Review 43人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-01-19)
ドラマサスペンス戦争もの刑務所もの歴史もの実話もの
新規登録(2008-02-18)【カワウソの聞耳】さん
タイトル情報更新(2023-04-09)【イニシャルK】さん
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監督ステファン・ルツォヴィツキー
キャストカール・マルコヴィクス(男優)サロモン・ソロヴィッチ
アウグスト・ディール(男優)アドルフ・ブルガー
アウグスト・ツィルナー(男優)クリンガー医師
山路和弘(日本語吹き替え版)
真殿光昭(日本語吹き替え版)
大川透(日本語吹き替え版)
仲野裕(日本語吹き替え版)
白熊寛嗣(日本語吹き替え版)
木下紗華(日本語吹き替え版)
脚本ステファン・ルツォヴィツキー
製作ヘニング・モルフェンター(共同製作)
配給クロックワークス
その他クロックワークス(提供)
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未見の方は注意願います!
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15.残忍でろくでもないながらもその合理性は当時同盟国日本には無いものだとつくづく思わされました。仲間を道連れにするのも良しとするブルガーには大義はあっても全否定。ジェームズ・メイソンの神演技を思い出した実話ものの良作。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2022-07-17 12:39:21)
14.《ネタバレ》 ナチ・ドイツが実行した史上最大の通貨偽造事件と言われるベルンハルト作戦、第二次大戦中に英国の外貨準備高の四倍ものポンド紙幣を偽造したというから呆れます。戦後に真贋を問わずすべての5ポンド紙幣を回収して破棄しなければならなかったそうですから、英国財政は相当なダメージを喰らったのは間違いないです。この偽札づくりは強制収容所のユダヤ人使ったので成功したわけで、ユダヤ人をただ虐殺するだけでなくとことん利用しつくすドイツ人気質には肌寒くなるものがあります。偽造に成功したのが敗戦の一年前とかなり煮詰まってからだったのが、英国には不幸中の幸いでしたね。トルコの英国大使館でスパイとして活躍したコードネーム・キケロに支払われた三十万ポンドは実はすべてこの偽札だったそうで、ドイツ人のセコさには失笑するしかないです。 ある意味で、数あるナチスのユダヤ人強制収容所を題材にした映画の中でも、かなり珍しい部類になるんじゃないでしょうか。なんせ作業につくユダヤ人たちは特別待遇、白衣すら着用するような清潔な服装、そしてちゃんとマットレスつきのベッドで寝れて、仕事に成功すればご褒美として卓球台までプレゼントされる。敗戦時に囚人たちが蜂起したときに偽造に従事していた者たちが親衛隊員と疑われて射殺されそうになるエピソードには納得です。収容所の中でも完全に隔離されたエリアで作業していたわけで、痩せこけてボロボロの囚人たちには清潔な服装で栄養状態が良好な彼らが同じユダヤ人囚人だとは見えるはずないですね。また主人公のソロヴィッチが善良な市民ではなく、暗黒街でもブイブイ言わせていたアウトレイジだというのも珍しいパターンです。ソロヴィッチはもと犯罪者らしく生き残ることが正義で、共産主義者で大義のためにサボタージュして成功を遅らせようとするブルガーとは対立しますけど、ブルガーを含めて仲間を裏切らず守ろうとする姿勢はまさにアウトレイジの仁義です。実はこのブルガーは実在の人物で、しかも自らの体験を基にした原作著書の作者なんですよ。つまりこのブルガー視点の物語であっても不思議ではないのに、あえてアウトレイジのソロヴィッチが主人公だというのは面白いところです。そんなしぶとい男であるソロヴィッチですけど、終戦直後にモンテカルロで持ち出したドル札で豪遊しますが、収容所の体験がフラッシュ・バックして全部カジノでわざと溶かしてしまうところには、彼の心中の善が噴き出してきたのを見せられたように感じました。そしてラストの「カネはまた造ればいいさ」というソロヴィッチの呟き、カッコいいじゃありませんか。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-06-30 23:03:28)
13.《ネタバレ》 ナチの作戦に加担することを潔しとしない人間と、信条は棚上げしても生き延びようとする人間。両者の確執が描かれていて、ユダヤ人収容所を舞台とした話としては目新しかった。収容所の過酷な環境下にあって、ナチスに一矢報いてやろうとする彼の怨念めいた気力に驚く。尊敬はするけど一緒のグループにはなりたくない。生きるのが先でしょ、どう考えても。贋札作戦が成功しようが失敗しようが戦況がどう動くかなんて一個の人間には計り知れないことだし。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-18 00:28:38)
12.《ネタバレ》 ヒトラー 二次世界大戦 強制収容所 ・・・恐る恐る観たけど(このテのは苦手><)思ったほどではなく  正義なのか 生きることなのか  考えさせる内容のものであったかと  短い時間ながら 構成がうまく よく造られていたとオモイマス
Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-02-17 08:15:29)
11.《ネタバレ》 どちらかといえば、哀れで善良に描かれる事の多いユダヤ人の設定が、偽造のプロを主人公にしているのが斬新でした。いつも悩みますが、背景に戦争がある作品に対して面白かったと言うのはどこか心苦しい。
ないとれいんさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-06 14:07:08)
10.「大脱走」を彷彿とさせますが、こちらはもっと暗く、どん底をよく表現できていたと思います。実話なんですね、それにしてもヒトラーに関する作品は後を絶ちませんね。
HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-23 10:26:51)
9.今まで見たナチス政権下を描いた映画とは一味違うものがあった。善人でないユダヤ人の主人公が捕虜とナチスの間で葛藤し心理の変化を見せる。自分が彼らの立場ならどうするのか考えさせられた。
さわきさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-02 11:03:18)(良:1票)
8.なかなか緊張感あっていい作品。主人公のアウトロー的な存在感もよかった。ナチスものはその凄惨さを伝える意味でも存在理由をもつね。絵作りもいい雰囲気出していたと思う。
タッチッチさん [DVD(吹替)] 7点(2010-03-24 17:59:59)
7.主役の男、ドイツの俳優なのにどこか見覚えのありそうな感じで、やっと気づきました仏のバンサン・カッセル六分に英のジェーソン・ステイサム四分ってとこですか?!
白い男さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-08-20 23:25:07)
6.《ネタバレ》 ラストシーン、収容所の過去を回想し、金(恐らく贋札)をありったけ持ってめちゃくちゃにルーレットに賭け、有り金を全て失う主人公。そして女性に「あんな大金…不運な人ね」と言われたあとの一言「金は造れる」。
この言葉の重みのために今までが有ったんじゃないかと思います。金「は」造れる。贋札グループと普通の収容所に居た人々とのビジュアル的差異も強烈でしたし、手ぶれ映像なんかも迫真性が加わって良かったと思います。ヘルツォークもありがちなサディストっぽいキャラではなく、意外と人間味がある所や、ユダヤ人の中にも色々なキャラを持たせている所も素晴らしい。
ブルガーのその後が非常に気になりますね。
Balrogさん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-21 22:12:38)
5.《ネタバレ》 ナチスのユダヤ人収容所における紙幣贋造の実話を元にした物語。ベルンハルト作戦として知られています。主人公サリーは金貸しのユダヤ人で贋札造りの名人、刑務所にいたが、ベルンハルト作戦の現場担当者として収容所へ贋札造りが成功すればドイツ軍の勝利に貢献することになってしまう。だが成功しなければ銃殺刑。どうするか?普通に考えれば可能な限りのサボタージュ。それもままならぬうちに、サリーの技量により、ポンド紙幣の贋札造りは成功。終戦までに1億3200万ポンド(当時の全流通量の約10%)も印刷することに。ヘリツォーク少佐にお褒めの言葉をいただくとみんな笑顔に。命をつないだわけです。収容所で特別待遇を得てますから、生きることに一層執着します。次にドル札造りを命じられますが、その製作途中ににトラブルが発生。家族が収容所で亡くなったのを知った男が自殺未遂。肺病患者発生。肺病と知れると殺されるので隠す。妻の死を知ったブルガーはやけになりサボタージュと妨害、反乱まで企てる。何ヶ月経ってもドル札ができないのでナチスはいろいろと圧力をかけてきます。厚遇を受けていたサリーの立場も微妙に。遂に何人かが射殺されることになったとき、サリーがドル札を完成させます。が、本格稼動の前に終戦。ヘリツォーク少佐が最も興味深い人物でした。彼は優秀なビジネスマンタイプ。元は共産主義者でしたが、警察で手柄をあげ、時流に乗ってナチスに入党。常に紳士的な態度で暴力をきらい、人の扱いも心得たもの。物事を深く考えず、「必要とされる場で任務を果たす」ことが信条。サリーたちにもそれを求めます。戦争という非常時では、自分もこのような生き方をするかもしれないと考えさせられました。サリーは制約が多い中で仲間をかばい、何とか助けようとします。意見対立するブルガーも最後まで守ります。しかし肺病患者は銃殺され、自殺未遂者は自殺。それらのことで無力さを感じたのと、家族も殺されていることから、自由になった戦後も虚脱状態に陥ります。どのような生き方をしても報われない、それが命を奪い合う戦争というものの恐ろしさでしょう。戦争という巨人な悪の前では、主義主張や正義なども意味を失います。サリーたちがもしアーリア人だったら喜んで贋札を造ったでしょう。冒頭シーンで、主人公が生き残ることが分かってしまいますので、必要ないと思いました。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 7点(2009-04-08 15:01:21)(良:1票)
4.ユダヤ人たちの葛藤などの描き方はよかったと思います。いい待遇を受けた人たちの話なので、生々しさは強くないですが、それでいて雰囲気は伝わってきます。ちょっと短いのと、ドラマ的演出を抑えてしまっているのが残念です。
色鉛筆さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-30 23:04:08)
3.《ネタバレ》 この時代背景のものがスキなので割りと良く見るのですが
良くある収容所モノよりも何ていうかあまり悲壮感がありません。
主人公が「善人」ではないからでしょうか?
劇中の音楽も素敵でした。
あずきさん [DVD(字幕)] 7点(2008-11-21 18:30:11)
2.良い映画でした。仲間を裏切らないサリー、正義に徹したブルガー...二人ともかっこいいです。ただ最後はもうひとひねり欲しかったです。
映画さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-22 18:35:13)
1.《ネタバレ》 贋札を作らないと殺されるという恐怖、反面、贋札を作ってしまうとナチスが戦争を優位に進めてしまうという罪悪感。その中で揺れる人間たちの葛藤は、ドラマというよりサスペンス。その意味では、ナチス収容所を描いた他の多くの映画とは少し異なります。ラスト近く、贋札作りのため塀の中でも優遇されていた彼らが、同じ建物内で酷い扱いを受けていたユダヤ人たちと対面するシーンは印象的です。
カワウソの聞耳さん [映画館(字幕)] 7点(2008-02-27 18:05:42)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 43人
平均点数 6.95点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
549.30%
61227.91%
71534.88%
8716.28%
949.30%
1012.33%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review2人
2 ストーリー評価 8.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 6.50点 Review2人
5 感泣評価 7.00点 Review2人
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【アカデミー賞 情報】

2007年 80回
外国語映画賞 受賞 

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