TENET テネットのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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TENET テネット

[テネット]
Tenet
2020年上映時間:150分
平均点:6.15 / 10(Review 81人) (点数分布表示)
公開開始日(2020-09-18)
公開終了日(2021-01-08)
アクションサスペンスSFスパイもの
新規登録(2020-08-04)【Yuki2Invy】さん
タイトル情報更新(2023-03-31)【イニシャルK】さん
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監督クリストファー・ノーラン
キャストジョン・デヴィッド・ワシントン(男優)主人公
ロバート・パティンソン(男優)ニール
エリザベス・デビッキ(女優)キャサリン“キャット”・バートン
アーロン・テイラー=ジョンソン(男優)アイブス
クレマンス・ポエジー(女優)バーバラ
マイケル・ケイン(男優)
ケネス・ブラナー(男優)アンドレイ・セイター
マーティン・ドノヴァン〔男優〕(男優)
櫻井孝宏ニール(日本語吹き替え版)
内田直哉アンドレイ・セイター(日本語吹き替え版)
高島雅羅プリヤ(日本語吹き替え版)
小松史法アイブス(日本語吹き替え版)
青森伸(日本語吹き替え版)
行成とあホイーラー(日本語吹き替え版)
伊藤和晃(日本語吹き替え版)
加藤亮夫サンジェイ・シン(日本語吹き替え版)
脚本クリストファー・ノーラン
音楽ルドウィグ・ゴランソン
撮影ホイテ・ヴァン・ホイテマ
製作エマ・トーマス
クリストファー・ノーラン
制作東北新社(日本語吹き替え版)
配給ワーナー・ブラザース
美術ネイサン・クロウリー
衣装ジェフリー・カーランド
日本語翻訳アンゼたかし
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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12
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24.《ネタバレ》 うわーこれ難しいいー。ノーランお得意の時間つぎはぎモノの中でも難易度高め。
え?え?と戸惑いながらも、テンポの良さと画のキレイさに引っ張られて集中して観ることはできました。・・けど、観終わってああすっきりとはもちろんならないので、ネットで解説を探したり二度三度と観直すことになるわけです。こういう作業が必要ということは映画館での一発鑑賞には向いてないとも思えるのですが、映画作品としてその辺どうなんでしょう。
いろんな解説を聞き、もう10回は観たのですがそれでも「?」はすっきり解消とならず、己の頭の悪さを認識するはめになっているところです。でもここまで人を魅了する力が本作にあるのは確かだし、個人的にはエリザベス・デビッキの美麗な10頭身が着こなすファッションにも心奪われました。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-11-13 15:18:29)
23.《ネタバレ》 全く万人向けではないし、一度ではまず理解できないが、凝っていてよく出来ている作品。とりあえず初めて見るときは
・順行が赤、逆行が青でカラーリングされている
・マスクをしているのが逆行(この理由はあとでわかる)
・逆行ではBGMが逆再生
あたりを分かっていると見やすいかも。基本的には前半1時間30分強が順行ストーリー、そこから折り返して1時間弱が逆行。順行がいささか長すぎて面白味に欠けるシーンが多いのが難点。物理っぽい説明もちょこちょこ入っているが、わりとSFストーリー都合になっている部分もあるので「この世界はそういう設定なのね」程度に聞き流しておいていい。



【以下猛烈にネタバレ】
■回転ドアに時間順行から入ると時間逆行になって出てくる。これを外から見ると同一人物が2人回転ドアにそれぞれの入り口から入って消えたように見える(あるいは逆の場合、無から同一人物が2人出てきたように見える)。この辺は素粒子物理の粒子と反粒子の対生成・対消滅をモチーフにしているのだろう。これを使うと、同一の時間に同一人物が2人以上(順行と逆行で)存在できるようになる。これが大前提の舞台設定。

■繰り返し出てくる「起きたことは仕方がない」「無知こそが武器」というセリフ、これは「すでに生じた(と知っている)ことは変えられない、それは必ず起きないといけない」という世界のルールを示しているのだろう。そのため、カーチェイスで主人公は最終的にアルゴリズムが奪われるような行動をしなければいけなかった(なぜならそれが起きたことを知っているから)し、ニールは最後に地下に死にに行かなければいけなかった(なぜならニールが死ぬことはすでに知っているから)。逆に言えば「知らなければ変えられる余地がある」ということなのだろう。

■同一人物が2人以上出るのは、オスロ空港とカーチェイスの2回で、ここは確かになかなかよく出来ていると思った。特に撮影は大変だっただろう。ここだけでも何回か見返すと作りの精巧さを感じられると思う(しかし逆に作りが精巧なのはここだけという気もする)

■しかしそのうえで、映像のインパクトという点でいうと、「インセプション」の方が大分上という印象である。飛行機が突っ込むシーンも金がかかっている割には地味だし、逆走カーチェイスは面白いがその手前のトラック3台+はしご車のシーンはあまりインパクトがない。ラストは人を多く送り込みすぎてごちゃごちゃしてしまい、舞台設定も廃墟で絵的に映えなくなってしまった印象。送り込むのを5人+5人の少数精鋭という設定にした方がよかった気がする。

■ストーリーについても、設定そのものは壮大なものでなくてもいい(インセプションだって「ライバル企業を追い落とす」というしょうもないものだし)のだが、最後にキャサリンが我慢できなくてセイターを撃ち殺してしまうとかはちょっとしょうもなさすぎる。もう少し緊張感を高めたまま話を進められただろうにと思う。

■生きてない設定、変な設定もある。逆行中に自分と会うと消滅という設定はどこで効いていたか分からない。あと「熱いと寒くなる」はそもそも物理的にも無理(分子運動を逆再生してもエネルギー=温度は変化しない)だし、これが生きてるのがカーチェイス後のガソリン燃焼だけだからこれはなくしてよかっただろう。逆行中の人が順行中の人や物を攻撃した際(あるいはその逆)の影響の出方、傷が出来たり壊れたりする時間の方向、がシーンによって一貫していないように見える。ここは重要なのでもう少し一貫するように考えてほしかった。

■アイデアは秀逸だが、脚本の詰めも映像的な魅力ももっと高められたと思う。次回作に期待。
θさん [インターネット(字幕)] 7点(2022-05-28 21:55:58)(良:1票)
22.《ネタバレ》 ぐるぐるバットをやったみたいに気持ち悪くなるくらいわからなかった!
これから3回目観ます。
わかったら書きます(笑)
ろにまささん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-03-16 07:12:38)
21.《ネタバレ》 難解と評判のこの映画、ようやく再視聴しました。
これは観終わった後に誰かと語りたくなるタイプの映画ですが、何度も見返す前提のような作品が苦手な人は要注意です。

個人的にクリストファー・ノーラン監督作品とは相性が良いのですが、さすがにこれは映画館で一度見ただけではさっぱり分かりませんでした。
難易度順はこんな感じかな?→メメント<<<インターステラー<インセプション<テネット
円盤発売後の二度目の鑑賞で、事前にメイキングを見て制作過程に思いを馳せ、何度も一時停止を繰り返して時間軸を整理しながら観ることで堪能できました。
ただ、単純にストーリーを楽しめる映画かと問われると、どうかな?と思うので、そこがマイナスポイントになりました。


余談。『THE DOOR』をノーラン監督流にリメイクして欲しい。マッツのままで。
めたもんさん [映画館(字幕)] 7点(2021-11-22 15:48:28)
20.《ネタバレ》 結構好きな世界観だ。
時々停めて解説サイト見ては続きを視聴してちょっと分かったような気になってる。
このマシーンは逆行だけの機能で時間を進めることはできないから元の時代に戻るには逆行した分
また時間が過ぎるのを待つしかないわけだ。
気になったのはやはり通常時間と逆行時間でバトルとかカーチェイスとか
ちょっとムチャじゃないかなー。
映像的には面白かったけど。
Dry-manさん [インターネット(吹替)] 7点(2021-09-28 00:06:43)
19.《ネタバレ》 そもそも、この映画は完全に2回以上見ることを想定した作りになってますね。
1回目で理解できるのはちょっと無理ですよ。

大体把握するために、Netflixで4回ぐらいみました。
とはいえ、映画としての評価は1回目で決めるべきだと思うので
そういう意味であればかつてない映像的な部分での新鮮さと

脳をフル活動してる感じと
あの人物は実はあそこにいたのかという伏線回収は
個人的に好きなので7点です。

そもそも、ここまで理解が難しくなる要因としては
時間通りに進んでいる人と、時間を逆行している人が
同じシーンに存在し、さらにカメラの主眼がコロコロ変わる上に

逆行を開始するタイミングが人それぞれだったりした上に
何気ないシーンから突然全然関係ないシーンにカットが切り替わったりするので
時系列的に上手く並ばないのが原因ですね。

で、ここからネタバレになりますが、

最初のオペラハウスでの催涙ガスと、フリーポート(美術品があるところ)内のセキュリティで
マスクをする行為自体が一般的な呼吸をする為という部分で刷り込まれてしまい

その後の酸素マスクに対して初見は注目しなかったのですが
逆行中は酸素が吸えないので酸素マスクをしている=逆行中

ってわかりやすい合図であることが分かると
このシーンのこいつは逆行中であることがわかって、
さらに回転扉のタイミングを最初から見直してみた事で

時間が逆行するタイミングが理解できて
更に、赤(部屋とかワッペンとか)=通常の時間の流れ、青=逆行中というシグナルを含めて

やっと全体の流れがつかめてきた感じです。

空港内では通常の主人公とニールと逆行中の主人公とニール。さらに逆行状態から通常状態に戻った主人公とニールが、
同一時系列にいるという(船にいる二人も同じ時系列ですが)

さらにカーチェイスとかクライマックスは入り乱れまくって
複雑きわまりないですが
難しい映画です。

ニールの正体が結構謎なんですが、
実はキャットの息子であるマックスの大人の姿だったりするんですかねぇ。
シネマレビュー管理人さん [インターネット(吹替)] 7点(2021-09-16 00:57:22)
18.結構長く感じたが、見終わってみればそれほどでもなかった。
難解な映画は大好きです。これまで見てきた映画とは違う世界を見せてもらいました。
こういう、なんとなく分かった感じで、自分なりの解釈の出来る映画っていうのもたまにはいいもんです。
木村一号さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-08-07 18:59:37)
17.一度目の鑑賞では細かいことはほとんど理解できなかったです。鑑賞後、インターネットでネタバレ解説をたくさん見ましたが、それでも何となく判ったような気がする程度でした。ただ、鑑賞後もしばらく本作について考えさせられて、ネタバレを見てもう一度鑑賞する。しっかり監督の術中に嵌っているのかなあとも思います。数々の伏線を理解するためのパズルのような映画。こういう映画もアリだと思います。
ぽじっこさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2021-07-14 06:39:40)
16.公開当時なんか話題になってたなーくらいの認識。
ようやく機会があって鑑賞に至る。

タイムリープものとはまた少し違って、
時間の逆再生という少し変わった発想の映画
リモコンで巻き戻しボタンを押した時の感覚

インターステラーと同様、小難しい理論・理屈が展開
ただ、本作は人間ドラマという観点では少し薄味
時の逆戻しを扱ったSFサスペンスもの
話題になるだけの面白さはありました

関係ないけど、奥さんめっちゃ美人
愛野弾丸さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-07-04 13:34:25)
15.《ネタバレ》 たぶん少なくともあと1回見るけど、やっぱりレビューは初見時の気持ちが大事ということで、1回見た状態&しかもNetflixでの鑑賞という条件でのレビューです。まず、難解という前評判を聞きすぎたこともあるのか、最初の印象は「確かにわからないが、これはわからなくても面白いやつ」だということ。なんか順行と逆行が入り乱れたシーンとかでなんじゃこりゃーってなりながら、飛行機もカーチェイスもラストのドカンも、その時間のごちゃごちゃをうまくサスペンスに昇華してる。「わからないけど楽しい!」っていう気持ちって、映画を見る上で結構大切なんじゃないかな、と思った次第。思えば小さい時に初めてみたスターウォーズだってガンダムだって、実はストーリーとかよくわかってなかったけど、「楽しい、かっこいい」という気持ちで見てたのを思い出した。そういう原初的経験を何十年も映画を見た後に体験できるとは思わなかった。難をいえば、やっぱり映画館で観たかったか。それなりに大画面と音響の環境で見たけど、そりゃー映画館にはかなわない。一方の難点は、ノーランの映画にはいつも同じことを言ってると思うけど、アクション自体の面白さ不足。絵としての奇抜さと新鮮さはあっても、アクションとしてのワクワクがやっぱり足りない。まあでも、個人的には完全にNGだった『ダンケルク』の後に、これだけ「面白いやつ」を繰り出してくるあたり、やっぱり侮れないし、これからもノーランの新作には注目し続けることになりそう。
ころりさんさん [インターネット(字幕)] 7点(2021-06-27 18:24:10)
14.鑑賞後は、恐らく映画の半分は意味がわかってなかったと思う。でも面白かった。例えるなら、ものすごく複雑な動きのダンスを見せられた感じ。どんな風に動いたか正確にはわかんないんだけど、見てて面白いって感じだけ伝わるとゆーか。
なにわ君さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-01-10 11:42:24)
13.《ネタバレ》 ノーラン監督のスパイ映画愛に溢れた、それでいて実に珍妙で難解な作品だった。初見では、ハイウェイでのカーチェイス以降の展開に、頭がついていくのに必死だった。クライマックスの戦争シーンでは、何がどうなっているのかさっぱりわかっていなかった。それでも本作をもう一度観てみたくなったし、他人に本作について語りたくなるという、不思議な仕上がりの映画だった。逆行世界の珍妙な光景や、変テコなルール設定、妙に癖のある不思議な登場人物たち。鑑賞した後で、とにかくいろいろと議論したくなる映画であるのは間違いない。

映画的に質が高いかというと、難点が多いのは否めないだろう。個人的には、逆行が本格化する後半から急激に難解になるため、伏線回収の快感やタイムサスペンスのスリリングさ、そして感動的な人間ドラマが、その難解さのせいで伝わり辛くなっている気がした。正直に言うと、クライマックスシーンでは、逆行と順行の展開を考えるので頭がいっぱいになり、ニールの自己犠牲の尊さや、セイターとキャットのやり取りなどは、すぐに腹に落ちてこなかった。つまるところアクション描写が難解過ぎるせいで、本来映画が企図していたスリルや感動が低減しているのだ。ここはこの作品の最大の難点だと私は思う。

登場人物も癖はあるが、優れた人物造形かというと、そういうわけでもない。セイターには破局を望む理由をもう少し具体的に語らせてもよかったと思うし、キャットとの夫婦関係はちょっと無理くりな感じが否めない。キャスティングも今回はミスがあったのではないだろうか。ニールとキャットは、キャラクター設定と演者の年齢がフィットしていない気がする。一方で、主人公の造形はなかなか好みだった。任務遂行に命をかけるが、一般人の犠牲を良しとしないその性格。スパイのくせにスパイらしくないお人よしな性格は、観ていて好印象だった。特に冒頭のオペラハウスで、一般人を巻き込む爆弾が仕掛けられているとわかった瞬間、躊躇なく走り出した姿には痺れた。彼が自分自身のテネット(信条)を語る場面は少ないが、彼の行動パターンから、彼のテネット(信条)はしっかりと伝わった。
nakashiさん [映画館(字幕)] 7点(2020-11-15 21:19:49)
12.《ネタバレ》 うーん、なんか、既視感ありまくりで、7点。
超ネタバレ。

ドラえもんとか藤子F短編ばっかり読んでると、先が読めてしまう。
たとえば前半に黒ずくめの真っ黒いのと戦うところがあるが、これは主人公だろうなと、思うのではなく、気づく。

それと、時間遡行の原理が謎。
なぜ本人と出会ったときだけ対消滅が起きるのか?
反陽子的な振る舞いをするならあらゆる粒子と対消滅するだろうに。
まぁそれじゃ映画にならないか。
なんだろう、その他、炎は寒く、持ち込んだ酸素が必要という要素も、まずそれ自体が邪魔くさい要素なのにそれを生かしたシーンがほとんどない。
宇宙空間ライクに酸素を求めるシーンがあっても良かっただろうに。

前半の犯人捜しはなかなか良かった。
そこで出てくる奥さんがすごくきれいだった。
だが、背が高すぎるやろ。
警備の男性より背が高いので、本当に守られてるのか?感。

ラストの戦闘は全くなくて良かった。
あれ、奥さんと旦那のシーンを見るためにくそつまらん戦闘を見せられてる感。

あと、旦那が頃されるのもつまらん。
旦那を頃したら世界が終わる、というラインは残すべきだった。
死ぬにしてもたとえば主人公が頃すべきだった。
だって、

そうしないと、奥さんが未来から戻って頃す必要なく、あの時間軸の奥さんがどうにかして銃を持ち込んで旦那を頃せばいいだけって話になっちゃうじゃん。

あとラスト突如出て来た男誰?
誰それという説明はいらないんだけれど、誰?

ニールが奥さんの息子説は、ああ、そうかもねと。
彼の雇い主が主人公、これはベッタベタだったがこれはこれでよい。

要するに脚本が杜撰なんだよ。
惜しいんだけど、もっと完成度上げられるだろうという感じ。
単に一般客に数回見させたい勢いで書いたようにしか見えない。
この監督ならそんな次元を軽く飛び越えて新たな地平を見せてくれると信じてる。

インターステラーは10点だったが、これは「ブルーレイが出たら買ってやってもいい、映画館では二度と見ない」の7点。
一、二か月前のインターステラー再上映を映画館で見ておけば良かったと心底後悔した。
にんじんさん [映画館(字幕)] 7点(2020-11-11 00:02:22)
11.《ネタバレ》 良作。3D全盛期にも3Dに走らなかったクリストファー・ノーラン監督は好きなのだが、すごい映像にこだわって、ストーリーに感情移入しにくいことが多い。本作もそんな感じ。ただ、2回目の鑑賞で色々な伏線が判明したというところは面白い感覚で、「カメラを止めるな!」を思い出した。
【ネタバレ注意】色んなパターンの“逆再生”を使っているけれど、それ自体が映像表現として“とてもすごい”感じはしない。順行と逆行の入り混じった表現はうまいと思うところもあるけれど、普通に考えて因果関係がおかしいのを勢いでごまかしてる気がしてならない。たとえば、クルマが横転して漏れたガソリンに火を付けられて、それで(炎上せずに)凍っただけで助かっていたけど、漏れたガソリンは逆行してきたクルマから流れ出たものなんだから、そもそもガソリンが気化したり、炎上したりしないのではないか。そもそもあのクルマが逆行時間で運転できるということは、回転ドアを通していたということなのだろうか(どうやって?) よく分からなかったのは逆行に必要なマスクで逆行時にはマスクが必須なはずだけれど、逆行してた人は全員マスクをしていた? 協力者(ニール)が普段マスクをしていないということは、逆行と順行を繰り返して過去にさかのぼっているのだよね? 本作のキーとなる「回転ドア」はセイターが管理しているのではないのだろうか。そんなに“部外者”がちょくちょく利用できるというのはおかしくないか? というか、そうでないなら、もっと警備を厳重にしておくべきなのでは? 時間をいじるものは何かしらパラドックスが起きるものではあるのだろうけど、けっこう設定が雑な印象を受けた。
mohnoさん [映画館(字幕)] 7点(2020-10-19 11:47:52)
10.1回の鑑賞で全て理解するのは至難です。
随所に散りばめられた伏線も何度か見てなるほど!と思ったり、明かされてない部分を色々と考察する楽しみはある。
ド派手な映像とダイナミックな音響は素晴らしいし、オリジナル脚本でここまでやれるノーラン監督は尊敬します。
本編をエンドロール→オープニングまでシークエンス別に時間軸を分けて観ても面白いかも?ね(笑
シネマブルクさん [映画館(字幕)] 7点(2020-10-18 21:49:06)
9.《ネタバレ》 やっと幻のMaking本「The Seacrets of TENET」日本語版を入手!
当初は日本語版が何故か限定販売で転売屋のせいで定価の倍近い価格だったので通販でシンガポールから英語版を入手、
3か月してやっと日本語版を入手(おい販売会社、再販するならアナウンスしろ!怒)。
これで考察が進む!
劇場鑑賞複数回、BD購入、メイキング本を二冊も購入、再上映されれば観る気満々。
英語の勉強までさせちゃうノーラン、やっぱり凄いぞこの人は。
はい、私は「ノーランの思う壺状態」でございます。


【∞ 週目:2021/3/30投稿 Blueray】
凄い! 家庭用TVで観ると全く面白くないぞ!!
それでも大好きな作品で有る事に変わりは無いが。
池袋シネマサンシャイン様、本作の定期的なIMAXレーザーGT上映、是非ともご検討ください。
クーポン券販売して頂ければ、私買います。

【4周目 : 2020/11:14投稿 4DX】
いや〜、カーチェイスのシークエンスは未だに判らない!

またもやスマホ野郎出現、本当に、いやマジで、スマホ見るなら家で観ろ。

【3周目 : 2020/10/25投稿 IMAXレーザー】
まさか三週連続で観るとは思っていなかった。
自分で立てた仮説を検証するのがとにかく楽しい、
でもそれ以上に新たな疑問や謎が出てくる。
いやはや、奥が深い作品だ。

【2周目:2020/10/19投稿 DOLBY ATMOS】
リピーターが多数生まれるのも納得だ。
1周目で自分なりの仮設を立て(私は自作の年表まで作成してしまった汗)、その検証をしに行く。
「我が意を得たり!」と思えたり、新たな謎が生じたり、これが何とも楽しい。
近々に年表改訂版を作成し、3周目を楽しもうと思ってます。

蛇足
話題作故の止むを得ない事なのかも知れないが、話に付いて行けなくなったであろう人が何と上映中にスマホを見るという事態発生。
「なんだこりゃ!?!」と思う気持ちは判るけど、最低限のマナーは守ろう。スマホ見たいなら家でどうぞ。


【1周目:2020/10/12投稿 IMAXレーザーGT】
私の様な凡庸な一市民には一回では理解不能。
とにかく展開がスピーディなので頭の中で「ん?今のはどういう事?」と反芻する間も無く場面は変わり、
それに加えて前半~中盤は新しい人物がどんどん出てくる。
なので私は途中から理解しようとする無駄な努力を止め、場面一つ一つを楽しむ事にした次第。
一回目の鑑賞を終えた時点での素直な感想だが、まずは本作が「プレステージ」の様な納得の行かないオチで済ませる作品では無かった事に安心している。
既に巷では「理解不能」「二回以上観なければ理解できない」等の評判で盛り上がっているが、私は本作には所謂「正解」は無いのかと思っている。
状況が許す人は二回・三回と本作を観て、自分なりの解釈をしながら楽しんで納得する。
出来ればそれを伴侶や恋人、友達や家族とワイワイ喋りながらするのが楽しいのでは無いか。
まさかクリストファー・ノーランは本作がコロナ禍渦巻く世界情勢下で公開されるとは微塵も考えていなかったと思うが、
結果として映画と言う娯楽を普段とは少し違った目線で見直す良い作品だと思った。
とにかく、
いずれにしても、
今ハッキリしているのは、『絶対にもう一回観る!』と言う事。

以下、蛇足ながら幾つか。
・東京池袋のシネマサンシャインにて鑑賞。IMAXレーザーGTの威力は想像を絶する程。可能な人はIMAX上映の最上級で本作を堪能して欲しい。
・ヒロインを演じたエリザベス・デビッキ、身長190cmの恵まれ過ぎたプロポーションは正に人間離れしていて青いボディペインティングをすれば
そのままナヴィになれる位。最初に登場した時はCGかと思いました。はい。
・劇中に幾度となく「順行」と「逆行」の人達が入り乱れるシーンが有る、特に逆行の人達の動き方は一昔前のTVで観たドリフのコントになってしまいそうで
何だか笑えた。幾つかのシーンはスケジュールの関係なのか、エキストラの人達が後ろ向きに走ったり繰り出したパンチを逆に演じている様に見えて
面白かった。他にも幾つか発見が有りそうだ。
たくわんさん [映画館(字幕)] 7点(2020-10-12 17:02:40)(良:1票)
8.ノーラン監督らしく、どの作品も既視感のない、つまり新しい映画体験をさせてくれるという意味では、
本作も期待どおり(以上)だった。

普通に考えたら、1回観てもよくわからないような難解な映画は興行的には成功しづらいところだが、
本作はコロナによる自粛明けということもあり、新作の娯楽大作に飢えている私たちのニーズにマッチしていたし、
ノーラン印がついているし、眼前に展開されるアクションはスリリングで楽しいわけだから、難解とはいえ苦痛ではない、
ということも相まって、日本ではヒットしているようだ。

かくいう私も脳みそをフル稼働しながら観ていたが、終始「わかったような、わからなかったような」感じで、
致命的だったのは、ラスト近くでついにお手洗いを我慢できず席を立ってしまい、戻ってきたらエンドロールになっていたという、
全く笑えない失態を犯してしまったため、最後の5分間の出来事を連れに聞くしかなかったという体たらく(汗)

仕方ないので、もう一度、せっかくなのでIMAXで鑑賞しようと思います。
田吾作さん [映画館(字幕)] 7点(2020-10-12 15:38:22)
7.前評判通り、「??」連発だったが、それを考えさせない展開の早さと、派手なアクションのお陰で楽しめました。
世界観はシュタインズゲート。
吹き替えで観たかったな。
すたーちゃいるどさん [映画館(字幕)] 7点(2020-10-12 07:42:40)
6.設定と構成の超絶技巧を見せられる映画。それらを面白がれる人なら最高に面白い映画だろう。前作「ダンケルク」以降この方向性に走っているノーランに、ちょっと関心が離れていってます…。
時間の順行と逆行が同居している新しい映像を創造したのは感服するけど、この複雑な構成を理解したところで、話が面白いかというと…そんなに面白くないのでは…?
「インセプション」や「インターステラー」では凄まじい「想像力」を感じることができたが、本作ではそんなに感じられなかった。
eurekaさん [映画館(字幕)] 7点(2020-10-11 19:58:33)
5.《ネタバレ》 コロナの影響も有り、久しぶりの劇場鑑賞
因みに前回は、約3ケ月程前にアベンジャーズを観ました。(エンドゲームなどではなく、2012年公開の作品。広い劇場内に観客は私一人。コロナ禍で映画館も苦労してますねぇ‥‥)

さて、この作品、個人的には好きです。
過去から未来に向かい流れる正の時間と、真逆の負の時間が同時に進行する。
メメットなど、時系列を操る作品が多い監督ですが、これはまた出色の出来
負の時間にも関わらず、会話は普通に聞こえたりするのですが、それはまぁいいや。
些細なことには拘りません。
CG撮影が少なかった事も好感が持てました。
みなさんが仰るとおり、難解な作品
「解る」というより「感じる」作品なのでしょうね。
もっとも、同様に難解な作品であった「2001年宇宙の旅」のような深淵さは有りません。
インターテスラーに9点を付けましたが、これは7点

ジョン・デヴィッド・ワシントンは、デンゼル・ワシントンの息子だそうですね。
中々、良い俳優さんになりそうです。
TerenParenさん [映画館(字幕)] 7点(2020-10-09 00:39:21)
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【点数情報】

Review人数 81人
平均点数 6.15点
000.00%
100.00%
211.23%
344.94%
467.41%
51012.35%
62429.63%
72429.63%
81012.35%
922.47%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review4人
2 ストーリー評価 6.00点 Review6人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review7人
4 音楽評価 6.85点 Review7人
5 感泣評価 2.00点 Review3人
chart

【アカデミー賞 情報】

2020年 93回
視覚効果賞 受賞 
美術賞 候補(ノミネート) 

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