銀河鉄道の夜(1985)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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銀河鉄道の夜(1985)

[ギンガテツドウノヨル]
1985年上映時間:107分
平均点:7.52 / 10(Review 101人) (点数分布表示)
ファンタジーアニメ動物もの小説の映画化漫画の映画化
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タイトル情報更新(2021-06-04)【イニシャルK】さん
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監督杉井ギサブロー
前田庸生(アニメーション監督)
田中真弓ジョバンニ
坂本千夏カムパネルラ
金田龍之介学者/先生
常田富士男灯台守
渕崎ゆり子ただし
菊池英博青年
堀絢子ザネリ
一城みゆ希マルソ
納谷悟朗カムパネルラの父
大塚周夫鳥捕り
槐柳二雑貨屋の主人
青野武無線技師
仁内建之
原作宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
ますむらひろし(原案)
脚本別役実
音楽細野晴臣
製作朝日新聞社
テレビ朝日
日本ヘラルド
プロデューサー原正人
制作シャフト(制作協力)
配給日本ヘラルド
作画江口摩吏介(キャラクターデザイン/作画監督)
名倉靖博(原画)
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16.元々解釈が難しい原作なだけあって、完全には作品を理解はできなかったものの、細野晴臣の手による小気味良い劇伴、普段は元気な少年役を演じることの多かったジョバンニ・カムパネルラ両者の声優の抑えた演技が心に残りました。作品自体は6点、音楽と声優陣に+1点。
ライヒマンさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-09-18 23:13:02)
15.《ネタバレ》 ジョバンニの心は押しつぶされそうだ。父親は漁に出かけたまま何か月も連絡がなく、友達からはそのことで、ラッコの密漁で刑務所に入っているなどとからかわれる。母親は寝たきりで、画面に姿を現さないほど影が薄い。それで朝は新聞配達、学校がひけるは活版所で働いて日銭を稼がなければならず、授業中は眠くて仕方がない。優しいのは親友カンパネルラだけ。牛乳は希望や生命力の象徴で、衰弱しているジョバンニには、母親にそれを届けることが出来ない。◆銀河鉄道は地上と天上を結ぶ仮想四次元汽車で、死者の魂や異次元の存在を乗せて銀河をめぐる。鳥がよく出てくるのは、古来日本では鳥は死者の魂を運ぶものとされてきたからだろう。古い地層を発掘するのは、過去や想い出は消失するのではなく、いつまでもそこに存在するという作者の信念の証明。沈没船で犠牲となった人達が乗り込んできて、銀河鉄道の正体が判明する。ジョバンニが銀河鉄道に乗れたのは、疲れた彼の心が死に近づいていたのと、親友の死を動因に、お互いを思う気持ちがスパークした結果だろう。カンパネルラは川に落ちた友人を助けるために犠牲となった。母が許してくれるだろうかと苦悩する。「誰だって本当にいいことをしたら幸せなんだね だからお母さんは許してくださるとおもう」◆旅でジョバンニは成長した。石炭袋という空の穴を見て言う。「もうあんな闇の中だってこわくない。ぼくたち一緒にいこうね」けれど親友は下車する。そこが本当の天上の入り口だから。空の穴は死の恐怖の象徴で、それを越えなければ本当の天国へはいけないことを彼は知っている。突如旅は終了する。現実に戻ったジョバンニは親友の死を知る。加えて父が無事で、間もなく戻ってくることも聞かされる。その果報を母へ早く届けたい、牛乳も飲ませたい、突然の親友の死、彼ははち切れんばかりの思いを胸に牛乳を抱え、ひたすら家に向かって走る。◆感動的なラストだ。全体的に間の取り方がうまい。前半、子供ならではの不安の演出が巧み。鳴りっぱなしの電話、終業ベルに驚いて活字を落とす、切符を落とす人、レジスターの音に振り向く、よぎる鴉の巨大な影、不気味に点滅する外灯など。映像美術、音楽はがんばっている方。◆不審なのは父親の態度。何か月も家族に便りもお金も寄越さないのに、友人(カンパネルラの父)には寄越す。原作の「みんなの幸いのために」という思想は省略されている。
よしのぶさん [地上波(邦画)] 7点(2012-09-03 15:52:01)
14. 小学生の頃、大画面の映画館で観た時は、プラネタリウム以上の感動、いや不思議な体験をしました。でも不思議という実感はないんです。全てが不思議と思わなかったんです。原作は未読でした。
 しかし、最近再び観賞したときは開始30分で睡魔が襲ってきました。
 大人になって失ったものに気付きました。
 「カンパネルラ」と叫ぶ声優さんの声は未だに私の心に響いています。
 私にも「カンパネルラ」のような友人がいました。
 でも、成長していくうちに他に友達も出来て、「カンパネルラ」はうっとおしい存在になってくるんです。そして気付いたら自分の前にはいなくなって…。
 今、「カンパネルラ」は何をしているのだろう。
 蠍になって自分を犠牲にする勇気はありませんが、私のカンパネルラは今どうしているのか、この映画を久々に観賞して思い出しました。
クロエさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-08-14 00:21:14)(良:2票)
13.どことなく東欧のアニメのような、素朴で日本離れした雰囲気が漂っている。
知らされなければとても日本製とは思えないような独特すぎる作風。
原作の時代を反映したような、絵の暗さとしんみりした雰囲気が特徴。
1985年という時代の日本に、よくこんなテイストのアニメを作ったものだと思う。
全体的に深い意味はなく、ただ奇妙な出来事が続くだけのストーリーだけども、
日本の劇場アニメのなかでもひときわ異彩を放っており、一見の価値はある。
寝ているあいだに見る夢を、起きているときに見ているような奇妙な感覚を得た。
静かにひたるような映画だと思う。
しかし、猫だけの世界と思っていたのに、後半になって急に人間が現れることだけは
なんとも興ざめで、いただけない。
さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-08-13 16:24:43)
12.宮沢賢治は児童文学の巨匠とされるが、「児童」の頃何作か読んだ印象としては、筋は追えるものの、感性的に難解でひどく置いてけぼり感をくらうイメージが強く、この映画の原作も、その例に漏れなかった。長じてからストーリーをぼんやりとしか覚えていない状態で本作を鑑賞したわけだが、意外なことになんともすんなりと世界観が入ってきたのである。またこれも意外だったのだが、この「猫」のアレンジで感情移入しやすくなってたのにも驚いた。鑑賞後、原作を読み直した。映画はなかなか忠実に、そして実に解りやすく世界観が映像化されてるのが解った。あの置いてけぼり感はもう無かった。そして何作か他の宮沢作品も読み返してみた。のめりこんだ。私は宮沢賢治の童話は「大人のための童話」なのだと思う。無論感性の強い子供が読んでも入り込めるのだろうが、大人が触れるとあの世界観がまた違った感覚で入ってくるような。この映画は原作を愛する人のイメージを損ねずかつ、作品を解りやすくするという、ある意味での「映画」としての機能を果たしている作品のように思う。宮沢賢治の世界への「導入」として打ってつけなのではないか。子供も大人も、宮沢作品をどこか敬遠している人に、かえって勧めてみたい映画。
あっかっかさん [地上波(邦画)] 7点(2009-03-27 13:12:09)
11.《ネタバレ》 雰囲気は統一感があって嫌いではない。やはり、カムパネルラがジョバン二の前から消える、列車の場面。ジョバン二の叫び。原作も映画も、いつでも泣いてしまう。辛気臭い猫の表情とか、全体の暗さとか動きのなさとか、アニメとしてのマイナスをおぎなって余りある、クライマックスの余情。
hatoyaさん [DVD(邦画)] 7点(2007-12-23 21:06:09)
10.いい映画でした。音楽も良かった。
よしふみさん 7点(2004-04-26 00:32:52)
9.随分と長い間忘れていた世界をジョバンニと一緒に旅してきました。地平の向こうに暮れていく銀河・・・美しいです。
ジマイマさん [地上波(字幕)] 7点(2004-03-05 18:49:24)
civiさん 7点(2003-10-28 05:17:46)
7.子供の頃に見て、「何て想像力を刺激する作品なんだ」って思いました。
sirou92さん 7点(2003-08-15 04:27:49)
6.猫(動物)による擬人化は苦手なので、長らく避けていた作品。でも、観ればそんなに毛嫌いするほど悪くはありませんでした。…が、やはり画的な問題に不満が残る。予算が少なかったのかどうかわからないが、この時代でも充分に手をかける技術はあったハズ。ちなみに、あまり文学っ子ではなかったので原作を未読の為、幼少の頃「銀河鉄道999」と「銀河鉄道の夜(原作)」の区別が付かず、混同していました。観れば、主人公・ジョバンニが鉄郎に…カムパネルラがメーテルに見えてしまうあたり、全体的な雰囲気からしてやはり「999」の方はオマージュなのか…(?)と思わずしてならない(もしも主人公が猫じゃなく、人間のキャラだったらホントに区別がつかない…)。言わんとする事がどこか哲学的で独特な世界観に仕上がっているのは実に素晴らしい。
_さん 7点(2003-08-11 23:06:27)
5.《ネタバレ》 未完の作品に挑戦した姿勢に拍手。キャラが猫なのは、正直、原作に屈したからでは?賢明な判断であったと思うし、制作陣の原作の世界観に対する気遣いは随所に見て取れる。下手をすると「不気味な」と言えてしまう空気の表現は見事。モノトーンの中で「かんぱねるらぁ~!」と泣き叫ばせるシーンは浮いていると思う。原作に在ったっけ、そんなの?
ぽろぽろさん 7点(2003-07-24 05:59:25)
4. 宮沢賢治の余りにも有名な原作を杉井ギサブロー監督がアニメ化したのが本作。主人公ジョバンニと友達のカムパネルラを猫ファンタジー漫画家である、ますむらひろしにデザインさせた点には賛否両論あるかと思うが、もしも二人が人間になったとしたら「タッチ」みたいになっていた恐れも充分にあった(北の海で溺死した家庭教師と子供たちを観れば歴然!)訳だから個人的にはアレはアレで(一応)正解かな、と思う。何より活字離れの進む今日では、若い世代が氏の原作に触れるキッカケになった(と思う)本作の功績も少しは認められて然るべきかと感じないでもないので…まぁ取り敢えず7点。でも、ちゃんと原作も読もうね。想像力を掻き立てられるコト間違いナシ!!
へちょちょさん 7点(2003-02-27 04:25:43)
3.地味で、まったりゆったりした映画。でも、重厚な世界が確立されている。一つ一つのエピソードも印象的。音楽と映像の表現力と合わせ、アニメーションの持つ無限の可能性を感じさせた。  
mic550さん 7点(2002-10-19 23:11:50)
2.何気なく、友達に進められてみたんですが、雰囲気が結構好きです。15年ぐらい前の映画らしいですがますむらひろし氏の漫画はよく読むのでそういう意味でも楽しめました。ただ展開はゆっくりでした。そこがいいのかも知れませんが。
NALさん 7点(2001-09-14 23:40:27)
1.宮沢賢治の原作は残念ながら読んだことないんですが、勿論、「銀河鉄道999」を想像してしまいますよねえ~。しかし案外、似てるところも。勿論、松本零士氏がこちらを参考にしたんでしょうが、小さな子供が旅(冒険)をするところなんかは似ています。夢オチは戴けませんが、それ以上に暗~い作品でした。落ち付いて観たい方はどうぞ・・・
イマジンさん 7点(2001-08-16 12:24:00)
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【点数情報】

Review人数 101人
平均点数 7.52点
000.00%
121.98%
232.97%
332.97%
443.96%
565.94%
654.95%
71615.84%
82423.76%
91716.83%
102120.79%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.33点 Review9人
2 ストーリー評価 7.53点 Review13人
3 鑑賞後の後味 7.33点 Review12人
4 音楽評価 7.92点 Review14人
5 感泣評価 6.45点 Review11人
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