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ノーカントリー

[ノーカントリー]
No Country for Old Men
2007年上映時間:122分
平均点:6.42 / 10(Review 214人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-03-15)
ドラマサスペンス犯罪もの小説の映画化バイオレンス
新規登録(2007-11-14)【カラバ侯爵】さん
タイトル情報更新(2019-05-27)【Olias】さん
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監督ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン
キャストトミー・リー・ジョーンズ(男優)エド・トム・ベル保安官
ハビエル・バルデム(男優)アントン・シガー
ジョシュ・ブローリン(男優)ルウェリン・モス
ウディ・ハレルソン(男優)カーソン・ウェルズ
ケリー・マクドナルド(女優)ルウェリン・モスの妻 カーラ・ジーン・モス
スティーヴン・ルート[男優](男優)カーソン・ウェルズを雇う男
バリー・コービン(男優)退役保安官 エリス
テス・ハーパー(女優)エドの妻 ロレッタ・ベル
ギャレット・ディラハント(男優)保安官代理 ウェンデル
ベス・グラント(女優)カーラ・ジーンの母
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ(男優)自転車に乗った少年
菅生隆之エド・トム・ベル保安官(日本語吹き替え版)
谷口節ルウェリン・モス(日本語吹き替え版)
乃村健次カーソン・ウェルズ(日本語吹き替え版)
小林沙苗ルウェリン・モスの妻 カーラ・ジーン・モス(日本語吹き替え版)
加瀬康之(日本語吹き替え版)
大塚周夫(日本語吹き替え版)
原作コーマック・マッカーシー「血と暴力の国」(扶桑社)
脚本ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン
音楽カーター・バーウェル
撮影ロジャー・ディーキンス
フィリップ・C・ファイファー(第二班カメラ・オペレーター)
製作ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン
スコット・ルーディン
ミラマックス
配給パラマウント・ジャパン
特殊メイクデイヴ・スナイダー〔特殊メイク〕
美術ジェス・ゴンコール(プロダクション・デザイン)
ナンシー・ハイ(セット装飾)
衣装メアリー・ゾフレス
編集ロデリック・ジェインズ
録音スキップ・リーヴセイ
グレッグ・オーロフ
スタントトーマス・ロサレス・Jr
あらすじ
テキサスの荒野でハンティングをしていたベトナム帰還兵のモス(ジョシュ・ブローリン)は、偶然、死体の山、麻薬、大金の入った鞄をみつける。大金を持ち去ったモスは、冷酷な殺し屋シガー(ハビエル・バルデム)に追われることになる。二人の行方を保安官ベル(トミーリー・ジョーンズ)が追うが…。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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12
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37.《ネタバレ》 悪の魅力いっぱいの映画。ダークヒーロー映画。これに並ぶのは、バットマンダークナイトくらい。ストーリーに救いはないが。
にけさん [映画館(字幕)] 8点(2019-01-13 09:51:14)
36.《ネタバレ》 これがアカデミー賞を取ったのは疑問だけど、普通に娯楽作としておもしろい。シガーの怖さはとてつもない。売店の店主にコインの賭けをさせるシーンとか怖すぎる。
ベトナム帰りのモスも、戦闘術やサバイバル術に長けており、二人の戦いがハイレベルでおもしろかった。
ラストは保安官、モス、シガーの主要人物3人とも、拍子抜けの結末を迎えるのだけども、まあそれはそれでいいのかなと。消化不良だけども、リアルの世界ではそうそうドラマなんて生まれないよね、こういう映画もたまにはあってもいいよね、と思うことにした。こんな映画ばかりになったら怒るけど。
ただ、最後に保安官がだらだら語るのは興ざめ。
わざといろいろわかりにくくしたり、意味不明にして、何か深い意味がありますよ、芸術性がありますよって思わせようとしてる映画。それにアカデミー会員たちがまんまと騙されて、作品賞取ってしまったように思える。
ネギ寿司さん [ビデオ(字幕)] 8点(2015-03-09 00:22:11)
35.静けさの中に狂気を宿した演出が素晴らしい。 少し分かりにくさがあるものの、不思議と画面にくぎ付けにされる。 ハビエル・バルデムの存在感が圧倒的。 これって、先が読めない面白さも存分にある。 そして、映画を観ているという、幸せな気分にさせられる、不思議な魅力を持った作品でもある。
にじばぶさん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-07 02:05:42)
34.《ネタバレ》 やはりコーエン兄弟、面白い映画を創りますね。この暴力の描き方は好みの分かれるところとは思いますが、わたしは好きですねぇ。無理から盛り上げるような過剰な演出は一切ないんですが(ま、へんてこりんな髪形のへんてこりんな武器の殺し屋って充分過剰な感じもしますが)緊迫感でグイグイ画面に惹きつけられちゃいます!それでいて”終わり”のあっさり感!フツーの映画だったら攻防が何度も繰り返され、形勢が逆転し、大どんでん返しのそのまたどんでん返しなんてやるところですが、この映画はあっさり決着。しかも最後の最後にシガーのモライ事故って!!死人の数では『戦争』には及びませんが、最近溢れかえる無軌道な暴力ってのも身近な問題だけに心にグッと迫るものがありますね。
ろにまささん [映画館(字幕)] 8点(2012-02-28 16:53:46)
33.《ネタバレ》 こんなに骨太でヒリヒリする映画をみたのは初めてかも。映画館で観たかった。映像を観ているだけでも飽きない、こんな映画を作れる監督も貴重です。内容については劇中で多くを語られていませんが、皆さんのレヴューを楽しく読ませていただき、目からウロコでした。ベルにとってのカントリーは無くなってしまったのでしょうか…。それとも元々存在しないのか。個人的には「父親に追いついた」所がベルにとってのカントリーだ…という意見に賛同です。
bolodyさん [DVD(字幕)] 8点(2011-05-15 23:03:00)
32.《ネタバレ》 奇妙な髪型の殺し屋が冷酷無比。しかも、全編ほとんどBGMがないためバイオレンス部分の緊張度は高いです。
それだけでも十分楽しめる映画だと思います。
でもこの映画を観終わると、あの冷酷な殺し屋「アントン・シガー」が何かを象徴し具現化した存在であることに気付かされます。
彼のセリフや彼に対するセリフには意味ありげなものが多く、ラスト近くには彼自身が予想もしなかった不運に見舞われます。
老保安官であるトミー・リー・ジョーンズは彼にとっては無力な存在で、対峙することすら出来ず引退します。
一体、彼が象徴するものとは何なのでしょう。
「病んだ現代社会」、「逃れようのない時代の変化」、「突き進むアメリカ国家」・・・様々なものが浮かんできますが、これだと断言することはできません。
濃い目のコーヒーでも飲みながらじっくり見たい作品です。
でこうささん [DVD(字幕)] 8点(2011-03-20 11:49:07)
31.《ネタバレ》 中盤あたりの銃撃戦での緊張感がすごく、久々に映画でひやひやした。
峠のわが家さん [映画館(字幕)] 8点(2010-12-17 22:32:13)
30.《ネタバレ》 まずシガーの髪型です、殆ど指摘されてないけど。
オープニングから中盤まではコーエン兄弟作品のユーモアがまったくなく、唯一フイたのがシガーの髪型です。このマッシュルームカットにどんな意味があるのか?「ファーゴ」でことごとく目撃者から「ヘンな顔」と証言されたブシェミ、本作では間違いなく「ヘンな髪形」ですな、そういうシーンはなかったけど。
あと、この中盤まではコーエン兄弟を知った頃、「ブラッド・シンプル」を観た頃を思い出しました。
後半からは流れが変わりますね、モスがシャツとビールを売ってもらうあたりから。クスっと笑えるシーンが出てきた。シガーがキチンとビニールシートを敷いてお風呂に入ってキズの手当てをするとこがいちばん笑えた。
「悪い奴は悪い奴同士勝手に殺し合ってくれ、ただ関係ない人間を巻き込むルール違反はするな」
トミー・リー・ジョーンズ演ずる保安官の言動でこんなことを感じました。彼は保安官として必要最低限のことはするけど、あえて傍観者となっている。
コインの表裏がどーのこーのと得々と語るシガーがアホらしい、そんなものに付き合っていられません。トレーラーハウスのおばさんもこんな雰囲気です、だから殺されなかったんじゃないの?
アカデミー賞主要部門をいくつか貰ったということになんとなく納得。大昔から銃を片手に生きてきたアメリカ人には感じるものが違って当然なのかもね、最初から安住の地なんてないってことなんじゃないの?あるとすれば、ベル保安官の父親が明かりを照らして待っている場所なのかな。
終盤のシガーを襲った突然のアクシデントにも笑いました、この展開がまさしくコーエン兄弟だ。「わお!」と声が出てしまいました。
こんな殺人鬼でさえ、静かな裏通りを安心して運転できない、単なる事故で故意じゃないとこが余計に可笑しい。
シガーとモス、同じ穴のむじなって感じ、よくわかんない自分流に凝り固まってるとこも同じです。二人とも大真面目なんだけどそれ故なのかとても滑稽です。やっぱりコーエン兄弟だった。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-09-10 16:35:17)
29.兎に角、bardemが怖過ぎる。BGMが無いのにここまで怖い映画は珍しいと思う。
jさん [DVD(字幕)] 8点(2010-07-12 14:07:03)
28.みなさんご指摘の通り、シガー役を演じるハビエル・バルデムがスゴい!
殺し屋が登場する作品は数あれど、ここまでインパクトの強いキャラクターは記憶にないです。
つっこみどころ満載なんだけど、妙に納得できてしまう“揺るぎなさ”があるんです。
ストーリーはコーエン兄弟おなじみの、ひょんな偶然から階段を転がり落ちて行く、
悲しくも滑稽な人間ドラマ。近作には感じられなかったコーエン節が久々に効いていて楽しめました。
ファーゴやブラッド・シンプルが面白いと感じる人にはオススメできる気がします。
ケチをつけるとしたら、トミー・リー・ジョーンズの配役がもったいない気がしました。
彼は“傍観者”として使うにはちょっとクセが強すぎる気がするので…
ぴっちーさん [映画館(字幕)] 8点(2009-07-22 15:26:25)
27.《ネタバレ》 そこそこ面白かったけど、なんだか最後までよくわからなかった。
恐ろしさ、という味わいはものすごかったんだけど、それがおもしろさではないような気がして結局この映画のツボがどこなのかわからないまま終わってしまった。

見終わった後も、結局何が主題なのか全くわからず調べまくってしまった。こういうことは滅多にしないんだけど、アメリカでの評価の異常な高さを考えると単純に私がわかっていないだけなのではないかという風に感じたからだ。

よく見かけるのは現代の象徴であるとか、アメリカの風刺であるとか言う文章だが、当のアメリカ人がそういう風に全く感じていないようでやっぱりなぁ・・・という感じ。多くの人に行き過ぎたフィクションであることには変わりないようだ。
どうも日本人はヒット映画が極端な話だと現代アメリカの象徴にしたがるような気がする。

それからNo country for old menというのは、イェイツの「ビザンチウムへの船出」という詩の冒頭からの引用だそう。もしかしてアメリカ人は義務教育で深いところまで解っているのかも。
私は知ってなおさっぱりわからない。けっしてたどり着くことができない理想郷やあの世というのは、若さと永遠にあふれ老人の居場所ではなく、生きておいていく人間はそれに近づきながら遠ざかることへの永遠のジレンマ、という詩なのか、よくわからない。

そうであるとすれば、この詩の国と作中の「常識的な片田舎であるはずが突発的に暴力にあふれた辺境」となった自分の郷、きちんと生きてこなかった人間にはどちらにもいられないのではないか、と言う主題だったのか。
ちょっとまともに見えない登場人物たちすべてが見事に皆(生死は別としていろんな意味で)いなくなるのは、いかにも学術的に作り込んでます感がビンビン伝わってきてものすごい置いてけぼり感だった。

でもよくよく考えればアカデミー賞の本旨からすると、これ以上ないくらいアカデミックだし受賞もごく自然なことだったのかなとも思う。
映画本編ではよくわからなかったことも、いろいろと調べると次々といろいろ解って、それでも解らないことだらけで調べたことを元にいつまでもアメリカ人のレビューを読みふけるとまだまだ発見がありそうな予感がする。

なるほど、大変に良い映画だ。
黒猫クックさん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2009-06-01 23:10:11)
26.《ネタバレ》 殺し屋の持ってたボンベからブシュッって出るやつ一回やってみたい。
SAS30さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-05-14 14:28:49)
25.《ネタバレ》 この作品のテーマはなんだろう……原題から考えれば、老人が懐かしく思い出す古き良き世界なんて無い、老人にはもう居場所はない、ということだろうか。
でも単純に治安の悪い現代アメリカを嘆いてるとは思えない。
そもそもベル保安官の父は彼よりも早く死んだ訳で、
祖父の代では保安官がネイティブ・アメリカンに玄関先で殺された。
古き良き時代、とは言ってもそれは白人がネイティブから
血みどろで手に入れた古き良き時代な訳で、
そこはそれこそ原作の「血と暴力の国」な訳で。
果たして「理不尽な暴力」ってなんなんだろう?
それを体現するような無機質なキャラクターのシガー。
白人というよりはプエルトリコ系とも思える殺人鬼。
問答無用でバシバシ殺しまくり。
しかもそれは彼の『俺哲学』に基づくものであり
無意味だとか、気の毒だとか、そういうの一切無視。
だけど彼は理不尽な不運に文句は言わない。
撃たれたら黙って自分で治療する。
青信号で追突されて腕から骨が見えても嘆かない。
「運命は受け入れるもの」それが彼の哲学なんでしょう。
逆にモスは行動に一貫性のない人間らしい矛盾を抱えたキャラクター。
ギャングの金を横取り瀕死の男を無下にする、
といった冷酷な面を見せながら夜中に気が変わって
水を持っていったがために追われる立場になってしまう。
勇敢に戦いもするが、気も緩んで危機に陥る。
この映画の中で私が一番虫唾が走ったのは
「哀れな逃走者」と「無常な殺人鬼」の二人に
シャツを渡して金をもらった子供達。
「事故ですか!?」
と親切そうな顔をしていながら予想外の多額の現金を得たとたん、目の色を変えて奪い合う姿!
浅ましいというよりも恐ろしい。
この子供とモス、シガーの違いはなんだろう?
それは銃(あるいはボンベ)を持っていないという
それだけの違いなんじゃないのだろうか?
人生には理不尽なことが起こる。
だけど、全てを何かのせいにするのではなくて、
どう捉えて選択して行動するか、
それこそがその人の価値なんじゃないのか。
これが悪いとか、正しいとか、
単純にそういうことではなくて、
自分に与えられた運命に直面したら
自分で決めて、生きるべきなんだ。
そういうことなんじゃないのかなと思いました。
kiryuさん [DVD(字幕)] 8点(2009-03-27 22:12:19)(良:2票)
24.《ネタバレ》 コーエン兄弟の冷徹な無常観が最も分かり易く現れた作品であり、彼らの映画が苦手な私でも楽しめる作品に仕上がっている。「バーバー」でも感じたが、彼らは人生における「運」や「偶然」に対する執着心が強い。いいことをした奴が殺されたり、悪い奴がのさばったりする様を淡々と描いて、多くの観客の不快感を煽る。破壊的なまでに不条理なストーリーが多いのだが、不条理という「理」にも縛られないので、まるっきり予測不能で解釈しにくい。
映画を含めた「作品」には多かれ少なかれ、製作者の理想や考えが混入される。これは当然のことで、そうでないと何を伝えたかったんだ?ということにもなりかねない。コーエン兄弟がすごいのは、実話的な不条理さを抉り出し、それを観客に単に「提示」するところなのだ。「実話的な不条理さ」と書いたが、現実とは不条理なものだ。親切心から殺される人もいれば、悪知恵で難を逃れる人もいる。その様をコーエン兄弟は何も加工せずに観客に見せる。誇示するのでもなく、オブラートに包むのでもなくただあるがままの姿で。その伝え方も彼らが伝えたいことの一部なのだろう。
もちろん、撮影方法や話の進め方、画面の構成や音響など、技術的な部分では十分に工夫が凝らされている。本作では、夜に話が多く進行することもあり、明暗の使い方が特にうまいと感じた。
ハビエル・バルデム演じる殺人鬼が人の命を淡々と奪っていく様は本当に怖ろしい。彼の交通事故は先述の「バーバー」からある程度予測できたが、その後の少年たちとのやり取りにはやられたと思った。ラストのトミー・リー・ジョーンズの夢の話には正直ピンと来なかったが、アカデミー賞を取るのも納得できる出来栄えだった。
枕流さん [DVD(字幕)] 8点(2009-02-22 22:06:13)
23.《ネタバレ》 凄まじいまでの緊迫感に包まれた作品。従来のコーエン兄弟の作品ではあまり目にする事のなかった完全な殺し屋を、ハビエル・バルデムが見事に演じきっている(とても『海を飛ぶ夢』での彼と同一人物とは思えない)。鑑賞後は絶望感と恐怖感が鈍痛のように残った。
woodさん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-25 16:35:33)
22.最後まで飽きない、ぎっしり詰まった造り。この重ったるさが好き嫌い分かれるだろうけど、ストーリーの重さに負けないハビエル・バルデムの重量級の存在感を観るだけでも一見の価値ありです。重さの割には読後感がすっきりなのもまたよし。
ケルタさん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-18 23:18:07)
21.こ・・・こえぇよっっ!!!個人的には絶対的な悪というものが存在すると思っているのだけど、そんな人に直接会ったことことは多分無い。だから、底無し沼のように恐ろしい殺し屋にリアリティがあるのか無いのかわかんないけど、いつもながら強烈にキャラが立っているのでなんかリアリティがあり、ほんとに怖かった。
ETNAさん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-16 15:28:51)
20.《ネタバレ》 空気銃を片手に、じわりじわりと忍び寄ってくるおかっぱ頭の悪役の造形は、最近ではジョーカーと双璧を成す素晴らしさ。そして文字通り、観客を“煙に巻く”ことをやってのけた脚本が凄い。実に色々なことを考えさせられる、絶妙な幕切れでした。何とも納得の行く解釈がしきれないが、凄い作品だということだけは確か。
j-hitchさん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-02 20:14:34)
19.《ネタバレ》 最近急に陽が当たってきたジョシュ・ブローリンです。その昔「ナイトウォッチ」というユアン・マクレガー主演のサスペンスがありましてー、ニック・ノルティのブキミさが光る隠れた名作ですが、ジョシュは「遊び人で女たらしの大学生」という(本当です!)脇役で出演。私はこの役のジョシュに惚れてしまったのです…。
その後鳴かず飛ばず。バホ作「インビジブル」で再会したときにはすでにオヤジ化が進んでおり、かつての面影もなく…。
そんなジョシュにツキが回ってきたらしい!ジョシュよかったね!
で、モスの義母の墓標によるとこれは1980年の話です。なぜ80年なのでしょう。
「己の能力を過信する男」モスのその「過信」の根拠は「戦争経験」であるということで、妻は「なんでも自分ひとりで出来る人なの」と言っています。
それではこの目を覆うような暴力の数々の原因はすべてベトナム戦争だと言っているかというとそうではなくて、たとえばシガーは「20年間コインで人生を決めてきた」のだから、違うでしょう。また、1909年にベルの叔父を玄関先で撃ち殺したのは「インディアン」です。…そう、遡ればその国の成り立ちからして「もともと暴力じゃん」なのです。
さてシガーというのは「オーガの体を持ったターミネーター」のように意図的に描かれていますが、それはホテルの部屋で自らの治療をする場面などで明らかです。
彼は邪魔な人間は殺し、特に邪魔じゃない人間は殺すかどうかコインで決めます。感情がないので殺すかどうか決められないからです。
が、一人だけ彼に有無を言わせなかった人間がいますね。トレイラーパークの管理人のオバさんです。シガーに対して全く恐れを感じておらず、自分自身についてなんの迷いもない、オバさんなのです。ということは逆の場合は危険なのです。
ベルが死刑にした「感情のない殺人者」の生き延びた姿がシガーであり、1980年に「暴力から抜け出せないこの国のありよう」を嘆いていた「オールドマン」たちは、2008年の今、みな死んでいる、それが「1980年」ということです(たぶん)。…そしてもう嘆く人たちはいなくなった、のです。
冗長に感じるほどの淡々とした描写と、ギリギリまで省略したテンポのよい場面のアンバランスに少々難を感じます。が、コーエン兄弟の実力を感じさせる一作。
パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-29 16:16:51)(良:1票)
18.ドラえもんの空気ピストルよりよっぽど怖い。
ケンジさん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-24 17:38:51)
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【点数情報】

Review人数 214人
平均点数 6.42点
000.00%
120.93%
241.87%
352.34%
4146.54%
53214.95%
64822.43%
75224.30%
83717.29%
9157.01%
1052.34%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.23点 Review26人
2 ストーリー評価 6.21点 Review32人
3 鑑賞後の後味 5.75点 Review32人
4 音楽評価 4.96点 Review27人
5 感泣評価 3.00点 Review22人
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【アカデミー賞 情報】

2007年 80回
作品賞 受賞 
助演男優賞ハビエル・バルデム受賞 
監督賞ジョエル・コーエン受賞 
監督賞イーサン・コーエン受賞 
撮影賞ロジャー・ディーキンス候補(ノミネート) 
音響効果賞スキップ・リーヴセイ候補(ノミネート) 
音響賞スキップ・リーヴセイ候補(ノミネート) 
音響賞グレッグ・オーロフ候補(ノミネート) 
脚色賞イーサン・コーエン受賞 
脚色賞ジョエル・コーエン受賞 
編集賞ロデリック・ジェインズ候補(ノミネート)(=ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン)

【ゴールデングローブ賞 情報】

2007年 65回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
助演男優賞ハビエル・バルデム受賞 
監督賞ジョエル・コーエン候補(ノミネート) 
監督賞イーサン・コーエン候補(ノミネート) 
脚本賞ジョエル・コーエン受賞 
脚本賞イーサン・コーエン受賞 

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