脱出(1972)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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脱出(1972)

[ダッシュツ]
Deliverance
1972年上映時間:109分
平均点:6.73 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
公開開始日(1972-10-21)
ドラマサスペンスアドベンチャー小説の映画化バイオレンス
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-11-18)【TOSHI】さん
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監督ジョン・ブアマン
キャストジョン・ヴォイト(男優)エド
バート・レイノルズ(男優)ルイス
ネッド・ビーティ(男優)ボビー
ロニー・コックス(男優)ドリュー
ビル・マッキーニー(男優)山男
ジェームズ・ディッキー(男優)保安官
チャーリー・ブアマン(男優)エドの息子
筈見純エド(日本語吹き替え版【ソフト】)
小林修ルイス(日本語吹き替え版【ソフト】)
村松康雄ボビー(日本語吹き替え版【ソフト】)
糸博保安官(日本語吹き替え版【ソフト】)
小宮山清ガソリンスタンドの少年(日本語吹き替え版【ソフト】)
天田俊明エド(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田中信夫ルイス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
石川進ボビー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
清川元夢老人(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田中康郎グライナー弟(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
たてかべ和也グライナー兄(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
渡部猛山中の男(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
北村弘一歯抜け男(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
村越伊知郎医師(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
弥永和子看護師(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
鈴木れい子ビディフォード夫人(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大平透保安官(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
石丸博也クイーン保安官代理(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作ジェームズ・ディッキー
脚本ジェームズ・ディッキー
ジョン・ブアマン(ノンクレジット)
撮影ヴィルモス・ジグモンド
ビル・バトラー〔撮影〕(第二班カメラマン)
製作ジョン・ブアマン
ワーナー・ブラザース
配給ワーナー・ブラザース
編集トム・プリーストリー〔編集〕
字幕翻訳高瀬鎮夫
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8.《ネタバレ》 ド田舎には、常識の通用しない土人同然の集落があるのかもしれない。狭い国土の日本でもこの感覚は多少ありますが、広大な国土を抱えるアメリカともなれば、それは大きな恐怖でもあります。本作は、アメリカ人が潜在的に抱えるそうした恐怖を映像化した作品であり、根強い人気を誇るテキサスものの源流ともなった映画史上の重要作なのです。
世間知らずの頑固者っぽい地元住民と、田舎を小バカにした主人公グループが接触し、いつ爆発するかもしれない緊張感を孕んだ冒頭から、イヤ~な汗をかかされます。そんな中、ギターが得意なドリューと、バンジョーを持った地元少年が即興でセッションし、両者とも素晴らしい腕前を披露して場の緊張感を和らげます。通常であれば心温まる一幕となるはずの場面ですが、その少年が近親相姦を連想させる奇形チックな顔立ちなので、観客に残るのはむしろ不気味さだったりします。
本筋に入るとヴィルモス・ジグモントによる素晴らしい撮影によりアメリカの美しい自然が映し出されるのですが、その合間にも不吉な前兆がいくつも挿入され、またしてもイヤな気分にさせられます。アナルレイプとその反撃後には、人を殺した罪悪感と、田舎者に復讐されるかもしれないという不安感からグループは精神的に追い込まれていきますが、ここからの畳み掛けは最高でした。
ドリューが川に投げ出されたが、その理由は分からない。そのうち、「ドリューが撃たれるのを見た」と言い出すメンバーが現れ、見えない襲撃者との戦いが始まります。彼らは、近くにいたもうひとりの田舎者を襲撃者であると考えて殺害しますが、そいつがアナルレイプに加担した歯抜け男かどうかは分からないし、グループの命を狙っていたのか、それともたまたまそこに居ただけなのかも分かりません。
命からがら襲撃者(と思われる人物)を撃退したグループはドリューの遺体を発見しますが、そこに銃傷はなく、狙撃説は間違いだったことが明かされます。さらに、川下りのゴール地点へ行くと彼らの車が無傷で届けられており、田舎者が結託して襲ってきたという物語は、彼らの幻想だったことが判明します。極度の緊張と情報不足により、彼らには現実とは異なるものが見えてしまい、その幻想からさらに不安が増幅していくという悪循環に陥っていたのです。そのすべてを見透かした保安官による締めくくりも素晴らしく、70年代らしい含蓄ある作品となっています。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 8点(2015-08-06 16:03:30)(良:1票)
7.《ネタバレ》 冒頭の有名な“デュアリング・バンジョー”の迫力は時代を経てもまったく色あせない、もうここだけで観るのを終わりにしてもいいんじゃないの(おっと)。このギター弾きドリュー役はこれが映画デビューのロニー・コックス、『トータル・リコール』のコーヘイゲン長官なんです。それにしても20年足らずでえらく老けたもんですよね。本作で見せてくれた奇妙奇天烈なポーズの死体姿、たしかに財津一郎ですね(笑)。 ジョン・ブアマンが見せてくれるもう悪夢のようなストーリー、その中にも彼らしい観るものを惑わすフェイクが散りばめられています。まずドリューの実に奇妙な死に方、バート・レイノルズは崖の上から狙撃されるのを見たと主張して仲間を震え上がらせますが、どう見ても銃で撃たれた様な映像ではないですよね。そしてジョン・ボイトが殺したのは果たしてあの“歯無しの男”だったのか、劇中でもボイトは真っ先に死体の口を開けて歯を確認しますが、前歯が取り外し出来る指し歯になっていて良く判らない。もうこの描写なんかはブアマンの確信的なストーリー・テリングですが、どうも違う人間のように観客には観えます(IMDbで確認すると、俳優自体は同一人物みたいでしたが)。そういう風にこの映画を捉えると、マッチョに見えるレイノルズが実はいちばん臆病で、彼の幻視がジョン・ボイトの人生を狂わせていったと言えるでしょう。中盤からレイノルズが死んだも同然状態でストーリーに絡まなくなるのも象徴的です。と、言うわけで色々な観方が出来ますが、70年代としては強烈なホモチックな作品なのは確かです。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-04-16 21:39:10)
6.《ネタバレ》 ストーリーだけを見てしまうと、いまいち煮え切らないサスペンスもどき、というコトになってしまいそうなこの映画、しかし、撮影ロケーションの素晴らしさによって、充分な魅力を放つ作品となってます。観てると何となく、ブアマン監督が「この岩の形が素晴らしい! よしここで撮影だ!」とか嬉しそうに言ってる光景が目に浮かぶよう。「この急流を滑り降りる撮影をしよう! せいぜい岩に頭を打たないように気を付けたまえ!」とか言って4人の俳優の顔が青ざめている光景が目に浮かぶよう。おそらくは実際、過酷な撮影であったのでしょうなあ。ヒゲのないバート・レイノルズに、ヒゲのあるジョン・ヴォイト。野性味あふれるレイノルズに対し、ジョン・ヴォイト演じるエドは、普通の家庭の父親であり、理性的な人間。しかしその彼が、異常な事態の中で、タガが外れていく姿がこの映画では描かれますが、最後には、ダムの底に消えゆく自然とともに、すべての「異常」は水底に葬られることとなり、各々が心なり体なりに傷をかかえつつ、日常に戻っていく。ラスト近くで保安官と交わす会話が印象的なんですが、このイイ味出してる保安官を演じているのが実は原作者というのも、またさらに意味深。また、エドの息子役はブアマン監督の息子ですが、本作の“ダム建設で消えゆく自然”というテーマは、息子ごと『エメラルド・フォレスト』に引き継がれます。父親であるエドのパッとしない態度にご不満の方は、コチラの作品もどうぞ。 ・・・ところでキミは、財津一郎の“キビシーッ”のポーズで死ねるか?
鱗歌さん [DVD(字幕)] 8点(2011-10-01 16:42:46)(笑:2票)
5.《ネタバレ》 アカデミー賞レースでは残念ながら「ゴッド・ファーザー」や「キャバレー」に完敗しましたが、当時たいへんにヒットしたサスペンス映画でした。バート・レイノルズがこの作品をきっかけにブレイクしました。バンジョー、カヌー、ボウガンなどのアイテムがストーリーをうまく支えており、とても面白く見ることができました。しかし、後味は爽やかとは言い難く、描写に目を背けたくなる箇所があります。どの映画でもそうなのですが、この映画はとくに、見る見ないを各自しっかり自己判断して欲しいと思います。
ジャッカルの目さん [映画館(字幕)] 8点(2007-01-03 11:15:41)
4.迫力あるカヌーのシーンは、とても30年以上前の作品とは思えないほど素晴らしく、カメラマンや編集技術の優秀さが覗える。また、各キャラクターの設定も絶妙で、配役と共に見事にハマっている。ストーリーはもう一捻り欲しかったが、サスペンスとしては一級の出来ではなかろうか。デュエリングバンジョー(だったっけ?)が最高。
nizamさん 8点(2004-05-28 12:33:22)
3.普通のサラリーマンがならず者に襲われて相手のひとりを殺してしまう羽目に。正直に警察に届けるか証拠を消して何事もなかったことにするか、大変な決断の前にパニックに陥る。こういうことが絶対ないとは言えず何か人ごとではないなという思いでした。その後の展開も特別のスーパーマン的な活躍をするのでもなく普通の人の戦いという感じで現実感がありました。十分楽しめました。
野ばらさん 8点(2003-09-07 19:18:35)
2.昔、高校生の時に見ました。ジョン・ボイドの繊細さが好きでした。この映画は、「真夜中のカウボーイ」より好きです。最近、話題の映画の意外な役で出てくるのにはびっくりします。
ジブラルタの星さん 8点(2002-02-22 00:44:50)
1.あんまり期待しないでDVDを買ったのだが結構面白かった。自然を楽しもうとカヌーでの川下りを強行するルイスと、家庭を愛しつつもルイスに付いていくエド、それに町で平凡な暮らしに慣れてしまったボビー、ギター好きで保守的な男ドリュー。なかなかよくこの4人のやり取りを描けていると思う。ただ中盤のあまりに生々しい描写を前にして、少しばかりの吐き気を覚えたのは私だけなのだろうか?
チャーリーさん 8点(2001-04-03 12:52:41)
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 6.73点
000.00%
100.00%
213.03%
300.00%
400.00%
5515.15%
6927.27%
7721.21%
8824.24%
926.06%
1013.03%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review4人
2 ストーリー評価 6.00点 Review6人
3 鑑賞後の後味 5.16点 Review6人
4 音楽評価 7.25点 Review4人
5 感泣評価 4.50点 Review2人
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【アカデミー賞 情報】

1972年 45回
作品賞 候補(ノミネート) 
監督賞ジョン・ブアマン候補(ノミネート) 
編集賞トム・プリーストリー〔編集〕候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1972年 30回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)ジョン・ヴォイト候補(ノミネート) 
監督賞ジョン・ブアマン候補(ノミネート) 
脚本賞ジェームズ・ディッキー候補(ノミネート) 
主題歌賞 候補(ノミネート)"Dueling Banjos"

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