スリーデイズのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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スリーデイズ

[スリーデイズ]
The Next Three Days
2010年上映時間:122分
平均点:6.97 / 10(Review 78人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-09-23)
ドラマサスペンス犯罪ものリメイクロマンス
新規登録(2011-06-20)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2015-06-21)【+】さん
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監督ポール・ハギス
キャストラッセル・クロウ(男優)ジョン・ブレナン
エリザベス・バンクス(女優)ララ・ブレナン
ブライアン・デネヒー(男優)ジョージ・ブレナン
レニー・ジェイムズ(男優)ナプルシ警部補
オリヴィア・ワイルド〔女優・1984年生〕(女優)ニコール
タイ・シンプキンス(男優)ルーク・ブレナン
リーアム・ニーソン(男優)デイモン・ペニントン
ジェイソン・ベギー(男優)刑事 クィン
アイシャ・ハインズ(女優)刑事 コレロ
ダニエル・スターン(男優)弁護士 マイヤー・フィスク
RZA(男優)ムース
ジョナサン・タッカー(男優)デヴィッド
ジェームズ・ランソン(男優)ハーヴ
ケヴィン・コリガン(男優)アレックス
トルーディ・スタイラー(女優)医師 バーディ・リフソン
ジェームズ・フランシス・ケリー三世(男優)運転手
山路和弘ジョン・ブレナン(日本語吹替)
本田貴子ララ・ブレナン(日本語吹替)
水野龍司ナブルシ警部補(日本語吹替)
谷口節デイモン・ペニントン(日本語吹替)
原作フレッド・カヴァイエ(オリジナル版脚本)
脚本ポール・ハギス
音楽ダニー・エルフマン
編曲スティーヴ・バーテック
製作ポール・ハギス
マルク・ミソニエ
マイケル・ノジック[製作]
オリヴィエ・デルボスク
ライオンズ・ゲート・フィルムズ
配給ギャガ
特撮アサイラムVFX(視覚効果)
美術ローレンス・ベネット(プロダクション・デザイン)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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17.《ネタバレ》  久し振りに再見し、細かい部分まで「すべて彼女のために」(2008年)をそのまま再現してるんだと感心させられた一方で、物語の根幹に関わる部分を大きく改変してるって事にも気が付き、驚かされましたね。
 自分は最初に本作を鑑賞し、その何年後かに「すべて彼女のために」を観賞し、此度感想を書く為に二本連続で観てみたという形なのですが……
 最初に観た時より衝撃が大きかったし、それに伴って、本作に対する評価も更に高まったように思えます。

 何せ本作ってば、主人公が妻への疑いを捨て切れていないんです。
 一応台詞では「妻を信じる」というスタンスだし、疑いを持ってるだなんて、それこそ自分の邪推に過ぎないのかも知れませんが、一途に妻を信じていた「すべて彼女のために」の主人公に比べると、見るからに様子が違うんですよね。
 でも、それによって妻への愛が弱々しく感じられるなんて事は無く「たとえ妻が殺人を犯したとしても、それでも妻を愛する」という意思の強さが感じられる形になっているんだから、本当に見事。
 「すべて彼女のために」は「妻を一途に信じ抜く男」を描いたのに対し、本作では「妻に疑惑を抱きつつも、それでも愛する男」を描いたのかな、と思えました。
 だからこそ、同じストーリーの映画なのに「違った味わい」「独自の魅力」が生み出されている訳で、この辺りは本当に上手い。

 「ドン・キホーテ」から影響を受けて「理性を捨てた方が人は強くなれる」と言い出す場面とか「狂人となっても、絶望に生きるよりはマシ」と覚悟を決める場面とか、この主人公は愛ゆえに狂気の暴走を果たす事になると、序盤の段階で示してるのも良いですね。
 「すべて彼女のために」では、中盤以降の主人公の暴走っぷりに驚かされ、多少引いちゃう気持ちになったりもしたんだけど……
 その点、本作は主人公に肩入れし易いし、過激な選択に至るまでの説得力も増していた気がします。

 物語の途中で出会う「ママ友」ならぬ「親友(おやとも)」な女性の活かし方も上手い。
 「すべて彼女のために」では主人公とのロマンスを予感させ「その気になれば他の女性と幸せになる事も出来るが、それでも妻を選ぶ主人公」って示すだけの存在だったと思うんですが、本作は彼女に他の役目も与えているんですよね。
 いざという時に備え、息子のルークを預ける場面を挟み、主人公の「もしかしたら、自分は助からないかも知れない」という悲壮感を高めるのに成功してる。
 こういうリメイク映画における「既存の人物の重要性を高める改変」っていうのは、観ていて本当に嬉しくなっちゃうし、もう大好物です。

 他にも「あえて偽の証拠を残しておき、警察の捜査を欺く」という罠を用いる事によって、主人公の有能さが増している事。
 妻に嫌疑が掛かった殺人事件の真犯人が誰か、観客に教えてくれる事なんかも、嬉しい改変。
 これらの改変部分に関しては「余計な事をした」「何でもかんでも説明し過ぎて、野暮な作りになった」と感じる人もいるんでしょうけど、自分としては正解だったと思いますね。
 あれだけ用意周到に計画を立てていた主人公が、証拠を燃やしもせずにゴミ箱に捨てて警察に見つかっちゃうってのは違和感あったし、殺人事件の真相についても、明確に描いておいた方が、スッキリとした後味になるんじゃないかと。

 そんな具合に、色々と改変している一方で「すべて彼女のために」でも印象的だった、不仲だった父との別れ際のハグについては、ほぼそのまま情感たっぷりに描いてくれてるのも、実に嬉しい配慮。
 主人公の妻は美女で、息子は美少年っていう辺りも、殆どそのまま再現しており、感心させられましたね。

 そのままの方が良い箇所に関しては、そのまま。
 そして変えるべき箇所に関しては、思い切って変えるという采配が絶妙でした。

 本作「スリーデイズ」は傑作であり、これ単品で鑑賞しても、文句無しに楽しめるのですが……
 「すべて彼女のために」とセットで鑑賞すれば「リメイクの妙味」「新たに映画を作り直すという意義」についても感じ取る事が出来るんじゃないかって、そんな風に思えましたね。
 娯楽作品としても、リメイク映画の理想形としても、オススメしたい一本です。
ゆきさん [DVD(吹替)] 8点(2023-09-28 21:29:31)(良:3票)
16.かなり面白かったです。特に病院から脱走しベネズエラへ逃亡するまでのラスト30分の手に汗握る展開はみごとでした。奥さんのエリザベス・バンクスとおじいちゃんのブライアン・デネヒーが良かったです。ただし、他に邦題の候補はなかったんですかね。スリーデイズ、ってなんかピンとしませんよね。。。
みるちゃんさん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2022-02-05 08:36:01)
15.《ネタバレ》  昔見た『逃亡者』の家族バージョンみたいな印象。
 「自分」+「妻」+「子供」なので、逃亡の難易度としてはこちらのほうが高い。
 冤罪ものっていうのはよほど上手に作ってくれないと、フラストレーションのほうがはるかに勝っちゃって楽しめるもんも楽しめなくなっちゃいます。
 最後は無事ベネズエラに逃亡できるわけですが、妻は完全に潔白。にも関わらず、家、仕事、財産、祖国を失い、異国の地で家族3人再出発をしなければならない、これはハッピーエンドなんでしょうか。私は腹が立ちます。
 最後にベテラン刑事がもう一度現場で真相をつかみそうになるのですが、あと一歩のところでちぎれたボタンに気づかず。いや、そこは気付いてくれても良かったのではないかな。再捜査が始まる終わり方にしてくれれば希望も持てるし溜飲も下がるってものです。
 よってオチ、着地点は気に入らない部分が大いにあるのですが、逃亡劇が始まる中盤~ラスト、ここがとにかく面白い。
 緊張感は終始途切れず、それでいて準備段階では失敗ばかりだったラッセル・クロウ演じる父親のスーパーマンぶりに否が応にもテンションが上がります。
 見知らぬ老夫婦を同乗させることで見事検問を突破したり、あえて警察に見つかりそうなところに不正解の証拠(ゴミ袋)を配置してミスリードしたり、とにかくその頭の良さにしびれます。
 それにしても他の映画でとにかく無能に描かれがちな警察が、こーゆー映画になるとやたら優秀になっちゃうのが嫌になりますね。そんなに簡単に見つかるかいっていうくらい、人込みの中何度も遠目でジョンを見つけてしまう黒人刑事。これは逆ご都合主義の典型的な悪い例と言っていいんじゃないでしょうか。ここまで警察有利に事が運ぶとハラハラよりイライラが勝ってそこはマイナス。
 最後に、お金を手に入れるために人を殺しちゃったのは残念です。たとえ相手が悪党でもそこは人を殺さずにスマートに資金を調達してほしかった。奥さんの殺人容疑の冤罪を信じる夫が殺人を犯すってのがちょっとね・・・
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-11-30 20:56:58)(良:1票)
14.《ネタバレ》 序盤1時間は少し長いな〜と感じましたが、後半は一変ハラハラドキドキであっという間でした。
脱獄は“度胸”と“運” 脱獄に関しては、“度胸”もあり実行にし、“運“も味方につけに国外逃亡に成功しましたが、
ラストのボタンの証拠が闇に消えたことについては、”運“がなかったですね。

脱獄中、妻が絶望し、車から身投げ自殺するシーンは、思わず声がでてました。
中々おもしろかった。単純でわかりやすいのでオススメです。
へまちさん [インターネット(字幕)] 8点(2018-05-12 22:47:21)
13.何にも期待してなかったがこれは面白い…。個人的には久々にヒット。奥さんは結局犯人なの?どうなの?という疑問を持ちながら退屈な前半からクライマックスにかけて一気に突っ走る感じ。長さが苦でなければ是非という映画。
mighty guardさん [DVD(字幕)] 8点(2014-10-12 22:23:12)
12.大作ではないけれど、全体的に水準が高くて面白い。予想外のアンラッキーが起こって、それを切り抜けるところにハラハラ。
Yuさん [DVD(字幕)] 8点(2014-03-12 23:13:22)
11.《ネタバレ》 ほんのチョイ役だけど、リーアム・ニーソンがいいよね!淡々と語る仕草がかっこいい。そしてそこから物語は動き出すが、ホント逃げ切れるの?というところを緻密な計画ですり抜ける様はある意味爽快感大!なんで金網切ってんの?がこれか!!とわかっったのはちょっと感動したよ。どこに行くかを言わなかったお父さんもニクイよね。でもしかし奥さんのやったかやってないのかを言わせない脚本とけなげで可愛い訳ではない顔つき(若干悪人顔系w)のE・バンクスを起用したのは個人的にもったいないな。そこを変に引っ張らず素直に、無実を主張=R・クロウが無実を信じ頑張る的な展開のほうが好みだな~。まぁなんのかんの言いながら、とても面白い作品でゴザイマシタ
Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-11-08 14:25:53)(良:1票)
10.非常に面白かった。CMのあおり方がすごいアクション映画のような感じでしたが、サスペンスアクションというくらいでしょうか。妻のためにだんだんと悪に染まっていく主人公が、後半の展開では暴れまくる・・とはいかず冷静に行動を進行するあたりのバランスが非常に秀逸な傑作に仕上がっている。なんだかんだで、やっぱりうまい監督の映画は面白いということだろう。
シネマファン55号さん [DVD(吹替)] 8点(2013-09-03 13:06:33)(良:1票)
9.久々にすごく面白いアクション映画を観た。チョイ役ででていたリーアム・ニースンがはんぱなくかっこよくて渋いので参る。
はちかつぎひめさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-31 12:08:03)
8.《ネタバレ》 これはなかなか…。他の多くの映画とは違って主人公が何の能力も無い普通の人というのがなんとももどかしい。
最後は事件の真相についてもなんとかしてほしかったが、ぼやかしたことがむしろ良いのか。
虎王さん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-29 18:09:40)(良:1票)
7.ほぼ期待通り、かな..脚本もよく練られていて、映画として完成度が高いです..ただ、ハラハラ、ドキドキはするけど、感動や共感は得られません..スッキリ感も、高揚感も無い..だって、やってることは犯罪ですから..とは言え、物語の中に悪人が登場する訳でもなく、法という壁に大きく立ち塞がれ、やり場のない怒りをどうする事もできない..考えた末に、ジョンはその壁を力尽くで乗り越えようとする..それは、彼にとって必然なのです..物語として、斬新でした~ エンターテインメントとして、合格点です...
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-09 12:52:48)
6.最後の最後まで言いようの無い緊張感が続く映画だった。
ただしそれは、脱獄によって夫と妻そして幼い息子が逃げおおせるかどうかという作品のイントロダクションに明示されたことに対してではなかった。
それでは、真犯人は誰なのか?というミステリーが描き出されるのかというと、それも無い。
もちろんそれらも上質なサスペンスフルな展開の中できちんと描き出される要素ではある。
しかし、終始もっとも緊張を強いられた焦点、それは、拭いされない「疑心」に対するものだった。

本当に妻は罪を犯していないのか。

心から妻を愛している夫は、あらゆる不利な証拠の中で彼女の無実を信じている。
だが同時に、明確にならない「真相」に対して一抹の不安を感じ続けていることも事実。
むしろ、万が一にも存在するかもしれない“望まない真相”が、導き出されてしまうことを避け続けている節も見え隠れする。
刑務所での面会時、妻の身を心から案じる一方で、少し異様な感じもするほど食い入るような目つきで彼女を見つめる夫の表情からは、無意識レベルで押し隠している疑心と、それに伴う彼の心の混乱と葛藤が絶妙に表れていた。

予告編やイントロダクションのテキストからは、脱獄と逃亡、そこからの真相究明が描かれる娯楽映画だと思っていたが、その想定は大いに覆された。
メインで描かれるだろうと思われていた脱獄シーンが、映画の最終盤にきてようやく始まることが如実に表しているように、この映画は単純な脱獄映画などではない。
脱獄を画策するに至った夫と、無実の罪で投獄された妻、彼らの息子、そしてこの家族と事件に関わる群像における濃密な人間ドラマだったのだ。

観客に対しては「真相」に対して断片的な答えは示されるものの、すべての決着には至らない。

ついにすべてを終えた夫は、果たして「真相」に辿り着けたのか。
映画は、ラッセル・クロウ演じる主人公の微妙な表情を映し出して終える。
そこには、満足感や達成感もあれば、混乱と葛藤がより深まっているようにも見える。
彼の心理の行方こそが、この映画が描き出す最大のサスペンスだったのだと、最後の最後まで続いた緊張感の末に思い知った。
鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-05 00:03:51)(良:1票)
5.アクション映画なのかもしれないが、雰囲気はサスペンスのような緊張感があります。派手ではないけど、とてもテンポがよく最後まで飽きません。ストーリー自体はやりつくされているものですが、完成度は非常に高い映画だと思います。
ばかぽんさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-05-04 03:26:26)
4.これは面白い。近年脱走映画に飢えてただけに尚更美味しく感じれた。
まぁ王道っちゃ王道なんだけど、それプラス、ポール・ハギスの見事な手腕によって、大王道になってる。
前半に主人公の家族を大切にする想いや、犯罪に対する素人っぷり、そして罪を犯す葛藤など言わば「静」の部分をじっくり観せておいて、その分後半に怒涛のスピード感と緊張感を与えてくる。前半部分をしっかり観てるからこっちは完全に一家に感情移入していて手に汗を握りながら主人公を応援してしまうのだ。実に上手い。
関白宣言さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-03-05 03:30:52)
3.《ネタバレ》 全くの犯罪の素人が、無罪(だと思う)妻を脱獄させる為に最後の賭けに出る。ラッセル・クロウと言えば、〈グラディエーター〉であり〈ロビン・フッド〉であり〈西部劇のアウトロー〉でもあるのに、今回はただの一介の教師であり優しい夫であり子煩悩の父親である。「脱獄のプロ」(リーアム・ニーソンが渋い)から「鍵を見つけろ」と言われれば、言葉通りに受け取り、インターネットの通販で仕入れた「万能キー」を刑務所で試そうとするお馬鹿さん。偽の身分証を入手しようと、怪しい路地でアブなそうな人に声をかければ、ボコボコにされてお金を巻き上げられる始末。「この人絶対失敗するな…」と思わせるところが巧い。だからこそ、いざ「脱獄計画」が始動した時のハラハラドキドキ感が尋常じゃない。やってることは犯罪以外の何ものでもないのに、100%感情移入して応援してしまう。何事も諦めないことが肝心なんだな、というのは『パピヨン』『大脱走』以来の感想です。
フライボーイさん [DVD(吹替)] 8点(2012-03-04 16:39:00)(良:1票)
2.《ネタバレ》 さすがポール・ハギスである。オリジナルも鑑賞したが、こちらの方が分かりやすいし面白かった。オリジナルを超えるリメイクというのは、僕が観てきた中ではあまり無いからこれは凄いことだ。どうしてもオリジナルの持つ「勢い」や「素朴さ」が失われて、頭でっかちになったり、逆にオリジナルの筋をなぞるだけの中途半端なものになってしまったりしがちである。
この作品も基本的にはオリジナルを踏襲したつくりなのだが、終盤の動物園絡みのエピソードが付け加わって、ストーリーに厚みが増した。脱獄させた妻との心の交流を描くシーンがオリジナルには不足していると感じていただけに、この追加は嬉しかった。あとは公園で出会う女性との間にもそれなりのドラマが用意されているのも良かったと思う。
余談になるが、ポール・ハギスの映画は生起するドラマがわざとらしくてハリウッド的だという意見もあるかもしれないが、僕はこういうクラシカルな作風が好きだ。ある程度、話が分かりやすくならないとなかなか感情移入は難しい。それにハギス作品に出てくる登場人物の心情やそれに基づく行動はどれも理解しやすい。
さて、この映画を観て私が感じたのは「ナイロビの蜂」との類似性だ。どちらにしても主人公の一途に愛する女性を思う気持ちが印象的である。一途なだけではない。どちらの映画も、自分の命、そして他人の命まで懸けて女性を愛することがテーマである。僕はこういう映画を観ると涙が止まらなくなる。いつの日か自分もそうありたいと強く強く願う。
枕流さん [映画館(字幕)] 8点(2011-11-12 23:56:02)(良:1票)
1.《ネタバレ》 ポール・ハギスの監督作品としては珍しく完全なアクションスリラーとなっておりエンターテイメント性抜群。アッという間の2時間でした。ヒューマンドラマとアクションが良い配分で混合されている感じは新007シリーズに近いものを感じます。以上のようにポール・ハギスらしく脚本の妙を存分に堪能できるのですが、それよりも驚くのが言わずもがなラッセル・クロウの演技力。共演者の中でも白眉としか言い様がありません。妻との面会での遣る瀬無い表情や刑務所からの脱走案を試行錯誤する時の疑心暗鬼な行動等は流石アカデミー俳優といった印象でした。いつもは勇ましい役かアウトロー役を演じるラッセルですが、平凡な父親を演じても完璧な辺りが素晴らしいですね。ちなみに最後に脱走が完遂するとは思わなかったですねー。オチは奥さんが実はホントに殺人者だったと思ったのに。見事に外れてしまいました。
民朗さん [映画館(字幕)] 8点(2011-09-26 22:40:31)
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【点数情報】

Review人数 78人
平均点数 6.97点
011.28%
100.00%
200.00%
300.00%
422.56%
567.69%
61519.23%
72734.62%
81721.79%
9911.54%
1011.28%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.50点 Review4人
2 ストーリー評価 7.16点 Review6人
3 鑑賞後の後味 7.20点 Review5人
4 音楽評価 6.50点 Review4人
5 感泣評価 6.20点 Review5人
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