GODZILLA ゴジラ(2014)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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GODZILLA ゴジラ(2014)

[ゴジラ]
Godzilla
2014年上映時間:123分
平均点:5.58 / 10(Review 128人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-07-25)
SFシリーズものパニックもの特撮ものモンスター映画3D映画
新規登録(2014-06-08)【M・R・サイケデリコン】さん
タイトル情報更新(2023-09-25)【Сакурай Тосио】さん
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監督ギャレス・エドワーズ〔監督〕
キャストアーロン・テイラー=ジョンソン(男優)フォード・ブロディ大尉
渡辺謙(男優)芹沢猪四郎博士
ブライアン・クランストン(男優)ジョー・ブロディ
エリザベス・オルセン(女優)エル・ブロディ
サリー・ホーキンス(女優)ヴィヴィアン・グレアム博士
ジュリエット・ビノシュ(女優)サンドラ・ブロディ
デヴィッド・ストラザーン(男優)ウィリアム・ステンズ提督
ブライアン・マーキンソン(男優)ウィーラン
テリー・チェン(男優)隊員
宝田明(男優)日本人入国審査官(クレジットのみ。登場シーンはカット)
小松史法フォード・ブロディ大尉(日本語吹き替え版)
渡辺謙芹沢猪四郎博士(日本語吹き替え版)
原康義ジョー・ブロディ(日本語吹き替え版)
波瑠エル・ブロディ(日本語吹き替え版)
高橋理恵子ヴィヴィアン・グレアム博士(日本語吹き替え版)
山像かおりサンドラ・ブロディ(日本語吹き替え版)
佐々木勝彦ウィリアム・ステンズ提督(日本語吹き替え版)
佐野史郎検査官(日本語吹き替え版)
乃村健次ハンプトン(日本語吹き替え版)
金尾哲夫ウィーラン(日本語吹き替え版)
塩田朋子ローラ(日本語吹き替え版)
石住昭彦ボイド(日本語吹き替え版)
楠見尚己ウォルシュ(日本語吹き替え版)
根本泰彦ウォルツ(日本語吹き替え版)
阪口周平降下指揮官(日本語吹き替え版)
御沓優子アキオの母(日本語吹き替え版)
多田野曜平バスの運転手(日本語吹き替え版)
原作東宝(東宝株式会社が創造しかつ保有するGODZILLAキャラクターに基づく)
脚本マックス・ボレンスタイン
音楽アレクサンドル・デスプラ
作曲ジョルジ・リゲティ「レクイエム」より
撮影シーマス・マッガーヴェイ
製作トーマス・タル
ジョン・ジャシュニ
ボブ・ダクセイ
東宝
ワーナー・ブラザース
製作総指揮坂野義光
制作東北新社(日本語版制作)
配給東宝
特殊メイクリチャード・レドルフセン
トビー・リンダラ
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
ウェタ・デジタル社(視覚効果)
ムービング・ピクチャー・カンパニー(視覚効果)
美術オーウェン・パターソン(プロダクション・デザイン)
エリザベス・ウィルコックス〔美術〕(セット装飾)
振付アンディ・サーキスゴジラ(モーションアクター)
衣装シャレン・デイヴィス
編集ボブ・ダクセイ
録音グレッグ・ランデイカー
字幕翻訳川又勝利
日本語翻訳川又勝利
スタントエド・アンダース
その他アレクサンドル・デスプラ(指揮)
あらすじ
日本の原子力発電所で働くジョーは、異様な振動に危険を感じて原発の運転を停止する。だが、発電所は崩壊し、一緒に働いていた妻サンドラが亡くなる。それから15年後、米軍爆発物処理班の息子フォードは、日本で暮らす父ジョーを訪ねる。原発崩壊事故の原因を調べようと侵入禁止区域に足を踏み入れた二人は、そこで思いも寄らぬ光景を目にする。メルトダウンとされていた事故の原因は、何と、そこで飼育されていた不気味な怪獣の行動が原因だった。やがて怪獣が暴れだす。
ネタバレは禁止していませんので
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13.《ネタバレ》 以前のハリウッド版とは違い、オリジナルゴジラと日本へのリスペクトが感じられる本作。しかしズバリ言って渡辺謙の無駄遣いというか。(形見の時計のシーンは抑えた演出でちょっとジーンとしましたが…)いやあ、それにしても今回のゴジラはマッチョでしたね~(笑)顔も強面だし、なんだか東映ヤクザ映画みたいな匂いまでもカンジました。特に最後のムトーの倒し方は最高!(生首ぶら下げて勝ち誇る様もイカす!)

そして今回強く感じたことは…パラシュート降下中に見るゴジラのシーンを筆頭に、何度も繰り返される煙の中にスローモーション気味に見え隠れする幻想的なシーンに一種の“厳かさ”を感じました。まさに“ゴジラ神話”とでもいいましょうか(個人的には『マッドマックス2』でのオープニングとエンディングのマックスを連想しました)

ところで…

街中に現れた2体の怪獣が雄と雌で、街中で出会って「繁殖するんだわ!」ってそれ『大日本人』の“匂うの獣”!?するとゴジラの立ち位置は…ああ、だから今回のゴジラはムキムキマッチョだったんですね!(違)
幻覚@蛇プニョさん [地上波(吹替)] 8点(2016-07-30 13:30:08)
12.《ネタバレ》 やっぱマグロ食ってるようなのとは違うな。

ハリウッドにおける“最初”のゴジラ!こういう奴を待っていたんだぜハリウッドよおっ!

何?ローランド・エメリッヒのイグアナもどき?あんなもんは「ジラ」だ「ジラ」!

オープニングの緊張、それにあのゴジラのディティールは最高だった。

ただ、オープニングが終わってから中々ゴジラが出てこねえ。初代みたいに焦らすのは良い。
ただ焦らしすぎ&「やっときたー!」って時に切り替えすぎなんだよボケゴラ。

ええい人間はいい!ゴジラを出せゴジラを!!

それにゴジラよりもオルガズム武藤の方が出番多かったね。
人間ドラマもやりすぎてちょっとくどかった。でも栗林中将(「硫黄島からの手紙」で名演を残した渡辺謙!)の「ゴジラ」を聞けただけでも良しとするか。

もっとゴジラが「ファイナルウォーズ」みたいに大暴れする(特に例のイグアナもどきを吹き飛ばす奴)のを期待した俺にはちょっと物足りなかった。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 8点(2015-08-27 00:23:34)
11.《ネタバレ》 素晴らしい出来映えだったと思いますねぇ。なんか往年のファンには不評?みたいですけど、私はゴジラに思い入れがなかったので、それが良かったのかもしれません。ゴジラの出番が少ない!という意見もありますが、でまくればいいというものでもないですしね。ジュラシックパークだって、恐竜が出てきたのは後半になってからだし。それに続編が出ることも決定しているので、最初の作品としてはこれでいいと思います。本作で得に素晴らしいなと思ったのは、見せ場のシーンの見せ方ですかね。津波から空港の爆発、照明弾から照らされるムトーの巨大な身体の出現、この一連の流れが巧いのなんのって。それと危機一髪の主人公に突然光が当たって、なんだろうと思いきやその光が2つ3つと続いて尾びれとなり、そして炎を発するあの見せ方ね。もう痺れちゃったね。なんて格好いいのって。予告編ではゴジラは死神だの破壊者だの煽られてましたが、結果としてはむしろ救世主だった展開もなんだか感動的でした。まぁ、ゴジラさんとしては人間のことは眼中にないのかもしれませんが。なんにせよ、新たなファンを獲得出来ただろうことは間違いない、そう思わせる見事な一本でした。
あろえりーなさん [映画館(字幕)] 8点(2014-11-02 23:47:02)
10.《ネタバレ》 ハリウッドが本気で作った「ゴジラ(G)」に拍手。真実に迫る巨大怪獣の姿に恐怖を覚え、怪獣対決の醍醐味も十分に堪能できた。但し顔の造形は“大熊”似で、敵怪獣ムートー(M)も昆虫系生物で「怪獣美」に欠ける。暗い場面の連続には辟易し、「エイリアン2」そっくりの場面には驚いた。フィリピンの地底、化石ゴジラの胎内で孵化したMは海に入り、日本の原発に地中から侵入して、施設を崩壊させ、卵を産み付けた。15年後、孵化したオスMは飛翔、ハワイに着陸。米軍が攻撃するも、オスMが電磁パルスを発生させ、電子機器を無力化させてしまう。Mの宿敵のGもハワイに到来。両者は激突するもオスMは米国西海岸へ飛翔。ネバダ州の核廃棄物処分場にはフィリピンで発見された繭が保管されていたが、それが羽化し、メスMが誕生。二匹のMはサンフランシスコで合流、追ってきたGもそこに上陸。両者対決し、当然Gが勝つ。人間は仕掛けた水爆を解除するのに大童。水爆は海上で爆発。人間劇は家族愛が主題。妻が死んだ原発事故の原因を突き止めるジョーの執念は、本人死亡であっけなく終幕、後に続かない。ジョーの息子フォードは他人の子供を保護したりするものの、自分の子供とは疎遠で、妻とも疎遠。家族の気持ちが空回り状態だ。ジョーの執念の調査が怪獣退治に結びつき、フォードも父の執念に動かされて軍隊に復帰するという展開なら物語に繋がりができた。又、フォードの息子は母親と行動を共にし、Mに襲われたところをジョーかGに助けられる、あるいはジョーの犠牲で助かる、というようにすれば物語が深まった。ゴジラ第一作のような自己犠牲が見られないところが残念である。 GもMも放射能物質をエネルギーにしているが、Gは核施設を襲わない。核施設を襲い繁殖力の高いMは人類の敵で、各施設を襲わず繁殖しないGは人類の味方という構図だ。ところで最初に羽化したMは行方不明のままだ。日本も米国もMの繭を15年間も研究して、成果はほどんど無し。モナーク研究所は60年もGを追及して、成果はゼロ。このあたりも脚本の反省点だ。オスMが電磁パルスで電子機器を無力化する設定は面白いが、それが後半無くなるのは不自然だ。機能すれば核ミサイルの時限装置も無力する筈だ。フォードの日本の家にあった「○ニラ対ハブラ 火炎ビーム」という怪獣映画ポスターが気になった。教室に貼ってあった「蛾の一生」の絵といい、遊び心がある。
よしのぶさん [映画館(字幕)] 8点(2014-08-28 05:29:58)
9.《ネタバレ》 感想の前に次回作のニュースにビックリ!ついにキングギドラ、モスラ、ラドンがハリウッド版に登場!楽しみだ。東宝はもうゴジラをあきらめたのだろうか?
さて本題に。主役はムートーである。お話は平成ガメラ、特にギャオス編に似ている。ムートーの造形も。それからまず一番の魅力は圧倒的な巨大感。これは邦画の映像では観たことがない。パシフィックリムやタイタンの戦いなどでも感じたが、ハリウッドのCG技術はやはり凄い。見せ方として夜のシーンが多かったり、霞んでいたりはっきり見せない撮り方は良いと思う、ハワイでの最初の戦いを子供が観ているテレビ映像にしてしまうアイデアも好きだ。ゴジラを核の象徴としていないのはどうだろう。疑問が残る。ムートーがあまり強そうに見えないのも物足りない。人間ドラマは全く何も残らない。いかにもハリウッド映画。渡辺謙も、もやもやしてるだけ。小1で観た「モスラ対ゴジラ」以来ずっとゴジラの姿を見てきたので、どうしても造形は気になってしまう。やはり顔がアメリカ人だ。ゴリラにも見える。怒りの表情ほど怖くない。なにを考えているか分からない表情が気味が悪くて怖いと思う。頭も小さすぎる。ひと昔前のティラノサウルスの復元模型のイメージがほしい。咆哮も違う。猛獣っぽさはいらない。と欲を言えばきりがないが、好きな映画である。若い人が盛り上がらないのは寂しい。
ブタノケ2さん [映画館(字幕)] 8点(2014-08-26 17:28:02)
8.《ネタバレ》 『パシフィック・リム』を見た時にも思った 日本の怪獣映画をリスペクトした作りになっている しかし怪獣プロレス部分はこちらの方がいい ゴジラの造形や野太い鳴き声はアメリカ人大好きの恐竜映画の様で今ひとつだった ハリウッドゴジラは動物的な「ゴウォ~」という腹に響く野太い声、対して歴代ゴジラは「キャイ~ァー」という甲高い複雑な泣き声で日本怪獣屈指の吠上手だ だが展開は、人間の姑息な武器などはクソの役にも立たず、最後はお約束の怪獣同士のバトルに頼る所も往年の怪獣映画を見ているようで非常に気持ちがいい ゴジラの出番が少ないが逆にここでゴジラ登場か?と思わせる所でムトーさん登場みたいな(笑) 主人公の印象も不鮮明で日本の怪獣映画のようにあくまでも主役は怪獣というところに徹しているところが、映画としては物足りない所でもあるが怪獣映画を愛して止まない我が身としては「よくわかってらっしゃる」と褒めてやりたい 渡辺謙の時計が被爆した父親のものだったりオリジナルゴジラが原爆に警鐘を鳴らした作品だった所をオマージュしているがちょっと盛りすぎかな 主人公らしき青年(笑)は結局原爆の時限装置も止められず最後の最後まで役に立たなかった所までも評価したい その分要所要所で見栄を切る御大ゴジラ様の迫力は素晴らしく、いきなりの放射能攻撃やチビ武藤(ムートー)を尻尾で一蹴して、おもむろにカメラに向かって見栄を切るシーンはまるで歌舞伎のようだ デカ武藤の背中を背景に壊滅したホノルルを引きで見せるカメラワークも秀逸 怪獣の佇む風景を入れる「お約束」もちゃんと踏襲している 渡辺謙の盛りすぎな芝居も日本沈没の田所博士を思わせて「おいらが主役だぜ」オーラをビンビンに出していて、日本人としては誇らしい気分になった 敵怪獣は見るからにギャオスでゴジラ対ギャオスの夢の異種団体バトルを見ているようだ 主人公とゴジラの「やってやったぜ!」的なアイコンタクトがあったり、エンディングも歓声に見送られて海に帰るゴジラの姿が「オマエはガメラかよ!」と突っ込んだ日本人が一億人はいただろう しかし当時見て「エメリッヒぶっ殺す」的なオリジナルレイプのゴジラから16年経ってようやくオリジナルゴジラのリブートを見れて感慨深い 次作は是非宿敵キングギドラをキャスティングしてほしい 間違ってもキングコングはアウト……まぁちょっとは見たいかな(笑)
にょろぞうさん [映画館(字幕)] 8点(2014-08-23 19:49:18)(良:1票)
7.思えばエメリッヒ版『ゴジラ』なんて、ずいぶんマトモな作品で、ゴジラを生き物として捉えている。だもんで、生き物が口から熱線吐くワケもないし、生き物が近代兵器で攻撃されりゃひとたまりもないから必然的に足を速くして弾を避けさせることになる。物語だって荒唐無稽でバカバカしいけれど筋は通している。エメリッヒ版のそういったこと一切が、豪快な映像のせっかくのスケール感を損なわせて、映画を小さくまとめてしまい、評判の悪さにもつながっているのでしょう。一方、今回のゴジラ。ストーリーはまとまりが無く、破綻してると言ってもよいでしょう。主人公フォードの、父との関わりと、妻子との関わりとが、物語の中心なんでしょうが、両者の関連はあまり感じられないし、そもそもこういう市民的な家族の物語を背景に一応は入れておきながら、途中からはフォードの軍人としての行動がメインに描かれ、まるで両立していない。でもでもでも。この、圧倒的な、とにかく圧倒的な、怪獣の戦い、これだけでも充分。というか、物語が破綻するほどに、人間はチッポケで、怪獣はデカイのです。主に登場するのは、ムートーという不気味な怪獣。主に暴れるのはコチラであって、ゴジラの雄姿はなかなか存分には拝めない。こういう、出し惜しみというか、ちょっと食い足りないくらいに留めるのって、本家東宝ではできなくなっていたことでもあります。で、この程度かと思っているととんでもない。クライマックスの怪獣対決の物凄さ。鬼神ともいうべきゴジラの怒りの形相、耳をつんざく咆哮。ひや~すごい、これはもう地獄の光景。それを前にした人間という小さな存在は、圧倒されるしかないのです。ゴジラは神か悪魔か、少なくともマトモな生物ではないので口から熱線も出すし、そこには理由づけも不要。熱線を出す前にはちゃんとセビレを光らせてみせるのだけど、その場面だけとっても、ゴジラのデカさがこれでもかと伝わってくる。怪獣の巨大さをこれほど見事に描いたのには、本当に驚かされます。で、長い地獄の一夜が終わって、夜が明けると、戦いの凄惨な爪痕がそこには残されている一方で、再会、そして再生への希望も感じさせる。いやはやスゴイ映画を作ってくれたと思います。 (なお、パラシュート降下のシーンで流れる音楽は、2001年宇宙の旅でも使用されたリゲティのレクイエム。まさに異界への入り口。)
鱗歌さん [映画館(吹替)] 8点(2014-08-19 23:00:22)(良:1票)
6.《ネタバレ》 2D字幕版で鑑賞。正統派のモンスター映画で、かなり楽しめました。ただ、タイトルがゴジラなのにムートー中心でゴジラの出番が少ないことが、やや不満。そのせいかどうか、「これ、別にゴジラでなくてもいいんじゃない?」とも思えます。ムートーとは逆に、生態がほとんど説明されていないので、実質「正体不明の存在」ですが、デウス・エクス・マキナとしては、それでもいいかと思います。あっさり核爆弾を使うのがいかにもアメリカ的で、正直いい気持ちはしませんが、これは特にゴジラ映画だからというわけではなく、どんな映画でも一日本人としてそういう思いを抱くことでしょう。

以下余談。当サイトでの低評価のレビューを読んで、ゴジラ映画が日本でダメになった理由がなんとなくわかりました。ゴジラというものに固定観念を持ちすぎなんですね。どうも近年、60年前の第1作をことさらに持ち上げる、ある種神格化するような気配が感じられますが、個人的には賛同しかねます。たしかにあの映画は傑作だと思いますが、それがゴジラのすべてではない。日本のシリーズ自体、『キングコング対ゴジラ』以降の娯楽路線や、東宝チャンピオンまつりでのヒーロー化など、時代と状況に合わせてゴジラ像が変化してきました。それが当然でしょう。だから、いつまでも第1作にこだわっているというのは、いいことなのか。ミレニアムシリーズはことごとく第1作を前提とした物語になっているようですが、それは大きな問題ではないのかと思います。
やはり2010年代には、その時代にふさわしいゴジラ映画が作られるべきでしょう。本作は、その一つの例をきちんと示してたという点で、高く評価したいと思います。

原発の崩壊や津波の場面など、製作側としては日本での公開にいろいろ思うところがあるのかもしれませんが、こういう映画を作ってくれてありがとう。東宝チャンピオンまつりで育った世代の日本人から、お礼を申し上げます。

*東宝チャンピオンまつり世代というのは、1969年から1975年までの間に、昭和ゴジラ映画の大半を劇場で見たわけで(リバイバルは短縮版ですが)、今振り返るととすごい経験をしたものだと思います。
アングロファイルさん [映画館(字幕)] 8点(2014-08-13 20:13:01)(良:2票)
5.《ネタバレ》 単純に面白かった。ストーリーは微妙だけどゴジラの迫力だけで十分楽しめる映画でした。まぁそもそも日本のゴジラをあんまり観てないから何とも言えないけどアメリカ版のゴジラは人間の味方なんだなぁと知った。そして主人公のフォードの見せ場もそんなにな無いことにも驚きです。渡辺謙もゴジラ好きのおじさんにしか見えん。ただ敵のモンスターがアップになるとすごい気持ち悪かったな。
ぷるとっぷさん [映画館(字幕)] 8点(2014-08-10 01:06:53)
4.《ネタバレ》  平成ガメラが世に出た後に、本来東宝が作るべきだったゴジラ。こういうリアリティのあるゴジラが見たかったのだ。
 第一作同様に、ジワジワと厄災が広がっていく興奮。まるでネッシーの写真のような、背ビレだけ現した写真も巧い。過去の核実験を対ゴジラ攻撃としちゃうのも大胆で面白い。
 主人公だけは都合良すぎだが、人間側の右往左往も、15年も巨大生物を研究しているというのもいい。ちなみにこの人の役名は、初代をたおした芹沢博士に因んでいるそうだが、この設定なら、名前は山根であるべきだろう。

 しかし、これは初代ゴジラの精神を鑑みると決定的にダメな部分のようにも思えるが、アメリカ人って核爆弾が爆発しても直撃しなけりゃ大丈夫って、本気で思ってるフシがある。アレだけ居住区の近くで「広島の何倍もの威力の」核爆弾が爆発したら、その周辺数十Kmは住めなくなるのに、映画的には「良かった」というスタンスに驚く。

 そのような感覚だから、どうしてもゴジラを核兵器の産んだモンスターとして描けないというのが、アメリカ人のゴジラなら、本作のようにゴジラ=核の象徴という縛りを解いてしまうのもアリなのかもしれない。芹沢が言うように「人間は自然をコントロールしようとしているが、それはちがう』(うろ覚えだが)というのなら、今作のゴジラは核ではなく自然の脅威のメタファなのだろう。
 だから、ゴジラは引き上げるときにはあっさりと引くのかもしれない。核の厄災は、そう簡単に終わるものではないものだ。
 その代わりに今回は、コントロールしようとして失敗したトリが、日本の制御し損なった原発を思わせて、若干切ない。

 アメリカがそうだというのなら、日本もどうよ?という部分がある。ゴジラとトリを戦わせようと芹沢が提言するところである。※『モスラ対ゴジラ』のレビューで私が邪推したが、日本人がこれを言うのは、とても情けなく哀しい思いである。あくまで日本人は自分で戦わないというのか?戦えないのだろうか?

※うひゃぁ、何年もの間タイトル間違えてた。モスラが先だったのか・・・。
Tolbieさん [映画館(字幕)] 8点(2014-08-05 20:34:11)(良:1票)
3.《ネタバレ》 なかなかの問題作でした。
私は怪獣ムートーに感情移入してしまった。
自然のバランスを守るなどという大義名分で、ムートーの子供たちを虐殺するシーン。
何様なんだろう、人間は。人間=自然なのか。
虐殺された子供を見て悲痛な叫びをあげる怪獣。

ゴジラのメタボ的造形はどうかと思ったが、動くとなかなかいい。
岩が動いてるかのよう。巨大さもいい。
日本のゴジラは最初、キグルミ感~平成になってフィギュア感が出て嫌だったが、
これはきちんと生物感がある。素晴らしい。
正攻法の凶暴さも出てる。凶暴さを出すために白目にしましたなどという安易な子供だましじゃない。

背びれが徐々に光ってエネルギーを吐くときのかっこよさ!
これも日本の平成ゴジラのようにサービス過剰、垂れ流したりしない。
ここぞというときに使う。そのかっこよさにトリハダがたった。

日本のスタッフはよく予算を口にする。ハリウッドは予算があるからねえなどと。
そんなもんは負け惜しみだ。仮にハリウッドに匹敵する予算をもらっても
日本映画人の映像感覚じゃこの迫力ある映像は無理だ。

ただ、多くの人が指摘してるのだが、怪獣たちは、いわば全編チラ見せ、寸止め攻撃なのだ。
ほんとにいいところで、やっと全部露出するという憎い演出。
日本ゴジラのモロ出しショーに慣れた人たちは欲求不満が爆発するだろう。

私は大いに気に入った。
モロ出しゴジラに飽々してたので。

次回は是非キングギドラをだしてほしい。
この技術でキングギドラを見ることができたなら!!!
うさぎさん [映画館(字幕)] 8点(2014-07-26 19:52:40)(良:1票)
2.《ネタバレ》 オープニングから雰囲気よく、期待は膨らみました。
父親を亡くしたばかりの主人公が博士らにあっさり協力するなど、随所で人間ドラマが淡々と進んだことは難点に感じられましたが、全体としては大満足です。ここまでストレートに反核をぶっ込んできたことにも、いい意味で裏切られました。
ゴジラの本格的な登場までけっこう引っ張られたものの、このやり方には大賛成。むしろ中盤も後姿だけで顔見せしなくてよかったくらいに思ってます。
引っ張った挙句の戦闘の迫力に知らぬ間に見入っていました。不覚にも汗拭き用のハンドタオルをグッと握りしめながら…。 いやはや、これを見たかったというのをやってくれた。  
大爆音が響く場面と静かになる場面の切り替えは見事。パラシュートで降下する際の主人公目線の戦闘シーンに身震いです。
形勢不利と思いきや粘り強く立ち上がってくるところなんかはまさにゴジラ。
そして、お約束的なラストシーンを持ってきてくれたことに何故か安心(あのまま寝て終了したらどんなに失望したことか)。なぜ倒れているゴジラに安易に近づいているのか?…という理屈で言えばたいへんおかしな場面ではありますが、無性に嬉しくてそんなこと吹っ飛んでしまいました。
結果としてゴジラは人間の味方であるかのように描かれていたのは意外や意外。まさかゴジラと艦隊が並走するなんて…(^^;  要するに人間など眼中にないということですか…ゴジラのスケールの大きさを感じさせられました。
午の若丸さん [映画館(字幕)] 8点(2014-07-25 22:13:15)(良:2票)
1.《ネタバレ》 この映画はプロレスです。プロレスなんです。人気レスラーは終盤までなかなか必殺技を繰り出さず、観客をじらします。焦らして焦らしてもう我慢の限界だ!というところでドーンと試合を決めると言った感じ。ゴジラは中盤まで出てきません。代わりに足の長いゴキブリみたいな怪獣(ギャオスじゃなくね?)が登場し、各地で暴れ回ります。おいゴジラはまだかよ!いい加減にしろ!と観客の誰もが感じ始めたところでゴジラ登場!お馴染みの声で吠えます。でも、ゴジラが登場しても格闘シーンが変則です。ゴジラが戦っている映像をテレビや映像で見せられ、再びゴジラはいなくなってしまいます。また別の話が始まるので、ストレスが溜まってきます。ストレスが爆発寸前のところで再びゴジラ登場。今度は大迫力の格闘シーンを見せてくれます。でも、放射熱線はなかなか撃たない。まだかよいい加減にしろ!と思っていると、画面に青い光が…!これ、どっからどう見てもプロレスの盛り上げ方だろ!でもそれが素敵!怪獣映画は大体プロレスになるけど、ここまで迫力のある映像でプロレスされたら敵わん!というわけで高得点です。下手くそなストーリーテリングだとは思わなかったなぁ。怪獣たちの恐怖感はゴジラが画面に映っていない間も伝わってきたし。片言の日本語や、どう考えてもアフレコしてるとしか思えない日本語が頻発する前半はそれだけで楽しかった。心のなかで楽しみながらツッコミを入れまくってました。怖くて笑っちゃうレベルの映像もありましたし、満足ですよ。ミサイルでぶっ倒れるゴジラじゃなくてよかった。 ■格闘シーンが暗いのは、ハリウッドの流行りなんですかね。パシフィック・リムもそうだったし…。
カニばさみさん [映画館(字幕)] 8点(2014-07-25 15:55:16)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 128人
平均点数 5.58点
010.78%
121.56%
243.12%
3118.59%
41612.50%
52519.53%
62418.75%
72821.88%
81310.16%
921.56%
1021.56%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.09点 Review11人
2 ストーリー評価 4.89点 Review19人
3 鑑賞後の後味 5.38点 Review18人
4 音楽評価 5.21点 Review14人
5 感泣評価 4.54点 Review11人
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