ゾンビ処刑人のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ゾンビ処刑人

[ゾンビショケイニン]
2009年上映時間:117分
平均点:7.00 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-11-19)
アクションホラー
新規登録(2012-04-13)【aksweet】さん
タイトル情報更新(2016-10-30)【イニシャルK】さん
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横島亘(日本語吹き替え版)
茶風林(日本語吹き替え版)
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6.《ネタバレ》  タイトルが良くない。『ゾンビ処刑人』というのは、劇中の1エピソードにすぎない。これでは勘違いしてしまいます。  この作品の本質は、『もし死んだ後、ゾンビになってしまったら』というある人間の悲劇を描いたドラマだと思います。だから、原題の『The Revenant』を変えるべきではなかったと思います。  レヴェナントとは、『亡霊』とか、『帰ってきた人』とか、そういう意味です。主人公のバートは戦場で死んだはずなのに、なぜかアンデッドとして蘇ってしまう。親友ジョーイのもとへ行き、助けてもらう。でもそれがきっかけになり、結果ジョーイは死ぬこととなりバートと同じアンデッドに。さらに、女友達のマティはジョーイに成り行きで殺されてしまい、彼女のジャネットは自らの手で殺してしまう。ジョーイとは仲たがい。結果、ジョーイたちを恨んでいる別のアンデッドに逆恨みされて、ジョーイはバラバラにされてしまう。  せっかく現世に生き返ったのに、間接的にせよ、直接的にせよ、自分のせいで自分の大切なひとたちをみんな失ってしまうわけです。  生きる意味を失ったバート。死のうとするバート。でもアンデッドだから死ねない。どんなに頑張っても死ねない。で、ついに彼は自分がアンデッドとして生きることを受け入れてしまう。今までは『強盗』や『麻薬ディーラー』しか襲わなかったバート。『悪党を退治している。世の中のためになっている』という大義名分をかざし、なんとか『人間』でいようとしたバート。でもついに終盤、電車で何の罪もない人を、『自分の欲望のため』に殺してしまう。  だから、これはレヴェナントを題材とした人間ドラマなんです。それに、こーゆーテイストでいくのなら、コメディタッチは余計。コメディタッチでいくのなら、もっとダークヒーロー的爽快感でしめくくってほしかった。  でももっと言うなら、『ゾンビ処刑人』というタイトルから、『ゾンビになった正義の味方が暗黒パワーで復讐を成し遂げる』的展開を期待しちゃったのです。変な先入観を持たされてしまった。罪なタイトルです。
たきたてさん [DVD(字幕)] 6点(2018-05-17 03:43:59)
5.《ネタバレ》 ゾンビがゾンビを処刑していくのかと思いきや、ゾンビが悪党を銃で殺しながら血を捜し求めるダークな作品で、ゾンビは多数出てきませんが過去のゾンビ作品を考えさせられる作品に仕上がっています。でも軍人は最後まで戦地で死ねとゆうサインは悲しいです。
SATさん [DVD(字幕)] 7点(2013-06-18 21:24:36)
4.《ネタバレ》 (本文で結末に触れています。未見の方はご注意ください。)邦題の元ネタとなったのは、言わずと知れたトロイ・ダフィー監督の『処刑人』。人気作品あやかり系(パクリ系)邦題は、セールスポイントの無いB級映画を売り込むための常套手段。駄作臭プンプンです。ところがナメてかかるとカウンターパンチを食らうこと必至の快作ゾンビ映画でありました。DVDパッケージにずらりと並んだ映画祭受賞歴も納得。さて、物語は戦場にて命を落とした主人公が、人間ならざる者として再び戦場に戻るまでを描いています。“人間ではなくなった”主人公が“人間の倫理観”で生きよう(?)と足掻く姿は、まるで峡谷の綱渡りの如く危ういもの。でも当人はその事に気づいていません。踏み外したら最後、ただ落ちるだけなのに。人なら死ぬ高さ。でもゾンビだから死にません。いや、死ねません。これが何を意味するのか。生きるのは義務。死ぬのは権利。権利を行使するためには、まず義務を果たす必要があるのだと思います。アウトサイダーである主人公の眼を通じて“世界の理”が、そして“人間の業”が浮かび上がってくる仕組み。後味は決して良くありませんが、観終えてこの結末しかないと思えます。時に可笑しく、時に哀れで、時に醜悪な主人公に我が身を重ねる事で、自分自身と向き合ってみては如何でしょう。ゴア描写も容赦ない真っ当なゾンビ映画ですが、この切り口は新鮮。『ゾンビ』という概念の秀逸さと奥深さが味わえる一作だと思います。
目隠シストさん [DVD(字幕)] 8点(2012-10-12 18:52:20)
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3.《ネタバレ》 これは傑作!!(まじで!!) バカバカしくってクスクスケラケラ笑えるコメディではあるんだが、その反面深いテーマ性を持っていたりして、簡単にバカ映画のくくりには収められない。 むしろ、格調高い悲劇の文芸大作を観たような感覚すらも同時に味わえる、2度3度美味しく、贅沢な一品となっているのである。  下ネタやグロ表現にも遠慮がなく、制約なしのコメディの面白さを思い知らされる。これ。笑っていいの?な背徳感。 こんなに全編に渡って、笑えたコメディはかなり久しぶりだわ。ショーン・オブ・ザ・デッドを超えたんじゃなかろうか。  道徳を守るヒーローかと思いきや、一線も二線もガンガン越えていく死に損ないダークヒーロー。死を求めても死に切れぬ青ざめた顔の男がさまようシーンの悲哀は凄い。バカシーンではお気楽にハードロックやらご機嫌なBGMが流れていたのに、シリアスシーンでは格調高い映画かのようにクラシックミュージックが流れ、うまく気持ちをもりたてられる。死にたくても死ねない男の一方で、罪もない一般市民が無駄に殺されるシーンなんか悪趣味でゾクゾクした。死から逃れられない呪縛。ゾンビ自殺。 そして、戦慄のラストに怖気が走る…! 
すべからさん [映画館(字幕)] 9点(2012-07-29 02:14:23)(良:1票)
2.《ネタバレ》 タイトルからして、『ゾンビコップ』×『処刑人』みたいな作品かと想像していたが、これ、ゾンビというより吸血鬼じゃない?人肉じゃなく血液を欲しがっているし、字幕ではゾンビとなってたけど、英語で「ヴァンパイア」って言ってたような…。
フライボーイさん [DVD(字幕)] 5点(2012-07-15 08:15:38)
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1.「不死であっても、慎み深さと含羞を忘れてはいけない」「むやみにゾンビ仲間を増やさない」「むやみに軍事利用されない」「食べ残さない」等々。  「我々が奇跡的にも自我を持ったままゾンビ化した場合、どう生活すべきか」という点を考察する為の、とてもよいテキスト映画でした。  「ショーン・オブ・ザ・デッド」に匹敵する娯楽ゾンビ映画でしたが…比べるに、終盤の展開はちょっと雑かも。
aksweetさん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-14 00:51:08)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5116.67%
6116.67%
7233.33%
8116.67%
9116.67%
1000.00%

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