1.《ネタバレ》 令和版、「傷だらけの天使」といった感じか・・
醒め切った監督の視線の先には、
断崖絶壁の花が咲いているだけである。
チンピラの先は、ヤクザしかない。
最後の、主人公の姿は、ヤクザになったという感じなのか・・
阪本順治監督は、ヤクザが悪だとは言い切らない。
一つの生き方として、我々の前に示してくれる。
生徒に手を出した従妹の後始末をヤクザに頼んでたり、
チラチラ見える、あの世界の近さ。
エンターティメントとして、安全地帯にはいない監督の
描く世界は、日本映画として、突出して見える。