ナーズの復讐 集結!恐怖のオチコボレ軍団のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ナーズの復讐 集結!恐怖のオチコボレ軍団

[ナーズノフクシュウシュウケツキョウフノオチコボレグンダン]
REVENGE OF THE NERDS
1984年上映時間:90分
平均点:7.50 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
ドラマコメディシリーズもの青春もの学園もの
新規登録(2005-06-03)【ぐるぐる】さん
タイトル情報更新(2024-03-11)【Yuki2Invy】さん
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監督ジェフ・カニュー
キャストロバート・キャラダイン(男優)ルイス
アンソニー・エドワーズ(男優)ギルバート
ティモシー・バスフィールド(男優)アーノルド
カーティス・アームストロング(男優)”鼻クソ”
バーニー・ケーシー(男優)U・N・ジェファーソン
テッド・マッギンレー(男優)スタン
ジェームズ・クロムウェル(男優)ルイスの父
ジョン・グッドマン(男優)ハリスコーチ
原作ティム・メトカーフ(原案)
音楽トーマス・ニューマン
製作テッド・フィールド
ピーター・サミュエルソン
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【クチコミ・感想】

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1
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4.《ネタバレ》 正直、例のフラタニティ・ソロリティとかって要素についての理解が全く無かったので、その辺のワケの分からなさがある種のコメディ風=ボケっぽく見えていたコト(⇒「全ギリシャ会議」とかってヤツに関しては最初ホントにボケかと思った)を差っ引くと、観終わると更に「単なるコメディじゃない」って感覚にもなるとゆーか、本質的には相当にマジメな方の=ごく真剣でシリアスな何らかの「叫び」がその根幹に存在している…て作品だと思うのですね。モチロン、また相当に極端なカリカチュアの集合(によるコメディ)だとは思うのですし、だから見た目ダケ・彼らの振舞いの上っ面ダケを観ていても全然クスクス出来てゆく様なコトではあるのですが、何つーか他のこーいう系(⇒例えば同時代の『ポーキーズ』とか)に比べても、ネガティブな方の言い方をするなら諸々と実に「ジメっとしてる…」みたいな感じなのですよね。

ただ、重ねてそこそこコメディとしても楽しく観れたのではありますが、だからこそ+今ならば尚更、その「叫び」に対する共感とゆーのは当時より遥かに容易に為っている…という感覚もまた非常に強力なのです。それこそ、私なんか絶対にこんな価値観の蔓延ってた時代のアメリカに生まれなくて好かったな…とつくづくホッとしたとゆーか、こんなんだから当時のアメリカはダメダメだったんだよ!とマデ思えたと言いますかね(⇒まあ別に日本含む他の国がより好かったってコトでもねーとは思います)。また何となく正直、コレこそ今にこそ観直すべき青春コメディなのではねーかと思った…てのが、今作を観ての結論的な感想なのでありまして、個人的には意外なホドにスゴく観て好かったって感覚ですら居ますよね。

惜しむらくは、チープな青春コメディとしての建付けもあってか、そのカリカチュアの一部には少しやり過ぎ=今般では最早許されないレベルの、諸々の「差別とも捉えられ兼ねない描写」も含まれていて、それがちょっと頭の痛いトコロではあります(この日本でソコまで普及していないのもズバリ、登場するナード日本人のそーいう描写の所為だとは思えますし)。それでもあくまで個人的には、もう少しダケは普及しても・アクセスが容易になっても好いであろう作品には思えるのですケドね。



※余談:要は今作って、今となっては大流行中の「多様性がテーマ」って作品だと思うのでして、そして作中にもかなり雑多なソレが出てくる中でも、少なくとも他のソレを否定する・傷つける様な在り方をしないのであればダレがドレのどーであっても別にイイじゃない!というメッセージ自体は、ジェネラルにしっかりと伝わって来る…てのが(作品としての)いちばんイイ所だとも思うのですね。がしかし、更に思考を一歩前に進めて(とゆーか自分自身の大学時代を振り返って)その多様性を受容するという大前提に立った上でも、それでも他方で非常にプリミティブな次元において何らか「共通言語」を持っておくとゆーのもまた大事なのではねーかな…とは思ったのですね⇒また要は、今作はナードの勝利を描いてはいるケドも、それは唯々「オタク」に為ってゆけば・凝り固まってゆけば好い…なんてコトではねーのだ、と。その「共通言語」って、例えば作中では「音楽」とか「恋愛」とか、或いは「酒」とかだった様には思えてるのですが、最近だとこれらって、ソコまで共通言語として機能するかな?みたいな感覚もワリと強烈に在ったりもして(⇒仕事で所謂「Z世代」と絡むとホントにそう思わされる)、まずはやはりジェネレーションギャップを感じると同時に、そもそも今ってそーいうのってあるのかな?(⇒それが無いとしたら実はそれこそが…)みたいに思えたりもしましたよね。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 8点(2024-03-09 12:05:28)
3.《ネタバレ》  劇中にて「ナーズにも人権がある」という演説が行われるのですが、それが大袈裟でも何でもないくらい、彼らが迫害されている事に吃驚。

 観ていて可哀想になりますが、基本的にはコメディタッチの作品なので、陰鬱になり過ぎる事も無く、程好いバランスに仕上げてありましたね。
 「いじめ問題」を中心とした、堅苦しい作品となっていてもおかしくなかったのに、娯楽作品であるという線引きを忘れず「ナーズの青春」を感じさせるような、良質な学園ドラマとして完成させている辺りは、本当に見事だと思います。

 最初の体育館暮らしの時点で「飛び級してきた男の子」「ゲイの黒人」「不良」「日本人」などの、後にメインとなる面子が、しっかり目立っていた辺りも良いですね。
 主人公二人が眼鏡を掛けていて、見分けるのが難しいコンビであったのに比べると、この四人組は視覚的にも分かり易いし、脇役として絶妙なバランスだったんじゃないかと。

 如何にも学園のマドンナといった感じのブロンド美女に、地味な眼鏡娘という二種類のヒロインを用意している辺りも、心憎い。
 個人的な好みの話をすると、前者のブロンド美女には魅力を感じなかったりしたのですが……
 「互いの眼鏡の度の強さが同じという事に、運命を感じる場面」など、後者の魅力はしっかり伝わってきたし、主人公の一人であるルイスと彼女との恋を、素直に応援出来たんですよね。
 こういう具合に、観客の好みに合わせて選べるような形で、タイプの違うヒロイン二人を用意してくれたっていうのは、嬉しい限りです。

 学生達だけじゃなく、学長とコーチにも「文化系」と「体育会系」という個性を与えている辺りなんかも、上手かったですね。
 それまでコーチの言いなり状態だった学長が、主人公達の演説を受けて奮起し、コーチより精神的に上に立って、見返してみせるという形。
 これによって「虐待や阻害やイジメを経験した人は、皆さんの中にもいるはず」という主人公の訴えにも説得力が出るし、最後の「逆転」の構図が分かり易くなっているしで、本当に感心させられました。

 そして何と言っても……
 皆がボロ家を大掃除するという「住処作り」の場面が、実に楽し気で良い!
 無事に完成させた後の、共同生活している描写(主人公が二階から降りてくると、男の子達が見よう見まねでエクササイズしていたり、ポーカーしたり、本を読んだりしている)も、凄く好みでしたね。
 こういうの、青春って感じがして良いなぁ~って、憧れちゃうものがありました。

 間抜けな感じの効果音が、今となっては流石に古臭いとか、復讐の一環とはいえ女子寮を盗撮するのには引いちゃったとか、色々と気になる点もあるにはありますが、まぁ御愛嬌。
 冴えない主人公の学園物という意味では「ロイドの人気者」(1925年)などから通じる王道路線のストーリーだし、この映画自体が後世に与えた影響もあってか、今となっては「どこかで見たような展開」が多い点に関しても、短所ではなく長所なんじゃないかって思えましたね。

 「こいつらはメインキャラだな、と思ったら本当にメインキャラだったという展開」「最後は皆に認められるという、お約束のハッピーエンド」など、予想通りではあるんだけど、それが心地良い。
 「先が読めて退屈な映画」ではなく「こうなって欲しいな、という観客の願いを叶えてくれる映画」って感じがして、観ていて楽しい一品でした。
ゆきさん [ビデオ(字幕)] 7点(2019-02-19 21:56:40)
2.《ネタバレ》 まず題名にもなっているナーズとは何か?辞書には「nerd[名](俗)まぬけ;変わり者;オタク」とあります。映画の内容はその題名の通りオタク達がjock(運動だけできて頭カラッポなヤツ)に復讐するという単純明快なお話。ただ一言にオタクと言ってもこのナーズという英語は結構色々な人々を指す言葉でして、劇中でナーズに分類されているのは1.ガリ勉、2.スラッガー(所謂落ちこぼれ)、3.オカマちゃん、4.日本人(これはひどい)、5.コンピュータおたく、等々です。つまり社会で暗黙に推奨されているロールモデルから少しでも外れた人たち全てを指すわけです。そんな彼らが体を鍛える事しか能の無い馬鹿学生を得意分野であっと言わせるのだから同じナーズの一員としては万雷の拍手を送るしかありません。結構下ネタも多分に含んでいるティーンムービーですが自分もナーズだ!という人は嵌ること間違いないですよ!
民朗さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2012-09-22 11:50:42)(良:1票)
1.「アメリカン・スプレンダー」の中で、主人公の友人が「車を飛ばしてでも観に行きたい」と語っていたのがこの作品。日本では未公開なのでビデオ屋にあるかな~と思って探してみたら…あった。さすがは「ドッキリ・ボーイ」全三作を揃えている店だけのことはある(笑)。さて、映画について語る前に「ナーズ」という言葉について。「アメリカン~」DVD版の解説によると、「ナーズ」とは「ダサい奴、転じて理工系の知識は豊富だけど内気なタイプ、いわゆるオタク」とされている。ただ、この作品が日本でビデオ化された頃はまだオタクという単語が一般的でなかったからか、タイトルでは「オチコボレ」、作中の字幕では「ガリ勉」となっている(って正反対やんけ!)。つまり日本語に当てはまる適当な言葉がないのだけれど、この作品を観る限り、いわゆる理系オタク以外でも、ちょっとナヨナヨした黒人や鼻くそほじってばかりの変人、或いは飛び級して大学に入った天才少年などなど、要は「アメリカ的なカッコ良さの基準から外れた人」を指すらしい。そこで「アメリカ的なカッコ良さ」とは何か、という話になるのだが、これが「女の子にモテる・スポーツ万能・良い車に乗っている・基本的に白人」という、つまりは「シザーハンズ」のキムの元彼を極端にしたような奴ら。んで、前半はその「カッコ良い軍団(大学内のアルファベータというグループ)」がいかに頭空っぽで、しかもナーズに対して意地悪か、というのが、いかにも80年代米コメディのノリで延々と描かれるのだが、その描写があまりにもステレオタイプで笑えなかったのだけど、これってある意味「アメリカ的」だよなー、と途中から思えてきた。特に大学内の議会で好き勝手な事を主張するアルファベータの連中は、国連で好き勝手な事を主張するアメリカの姿に呼応している。そういう意味でこれはアメリカ内部のオルタナ的な「アメリカ批判」なのかもしれない、とちょっと思った(大学内で、唯一ナーズ達の味方になるのが黒人グループだという点も興味深い)。ま。基本的にはバカ映画なんですけどね。最後にナーズのリーダーが「今まで疎外感を味わった事のある人、大多数になじめずに居心地の悪い思いをしたことのある人はみんな仲間だ!」みたいな演説をするシーンでは、不覚にもちょっと感動してしまった。あ、あとちょっとディーヴォっぽい劇中音楽も良かった。ポリアカ好きな人にはオススメ。
ぐるぐるさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-03 19:00:49)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 7.50点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7250.00%
8250.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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