お早ようのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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お早よう

[オハヨウ]
Good Morning / Ohayo
1959年上映時間:94分
平均点:7.36 / 10(Review 47人) (点数分布表示)
ドラマコメディ
新規登録(2003-10-15)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-02-14)【イニシャルK】さん
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監督小津安二郎
キャスト佐田啓二(男優)福井平一郎
久我美子(女優)有田節子
笠智衆(男優)林敬太郎
三宅邦子(女優)林民子
島津雅彦(男優)林勇
設楽幸嗣(男優)林実
杉村春子(女優)原口きく江
三好栄子(女優)原口みつ江
高橋とよ(女優)大久保しげ
竹田法一(男優)大久保善之助
沢村貞子(女優)福井加代子
東野英治郎(男優)富沢汎
長岡輝子(女優)富沢とよ子
田中春男(男優)辰造
大泉滉(男優)丸山明
須賀不二男(男優)伊藤先生
殿山泰司(男優)押売りの男
諸角啓二郎(男優)巡査
桜むつ子(女優)おでん屋の女房
菅原通済(男優)客通さん
片桐余四郎(男優)防犯ベルの男
脚本野田高梧
小津安二郎
音楽黛敏郎
撮影厚田雄春
製作山内静夫
配給松竹
美術浜田辰雄
編集浜村義康
録音妹尾芳三郎
その他東京現像所(現像所)
松竹(デジタル修復版共同復元)
山内静夫(デジタル修復版総合監修)
川又昂(デジタル修復版画調監修)
近森眞史(デジタル修復版画調監修)
IMAGICA(デジタル修復版技術協力)
あらすじ
テレビ・洗濯機・冷蔵庫が「三種の神器」と呼ばれた時代。テレビを買ってほしくて仕様がない勇と実の兄弟だが、親に取り合ってもらえない。叱られた二人は、だんまり作戦を決行する…。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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123
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27.《ネタバレ》 この映画から醸し出される雰囲気がとてもよかった。「一触即発のご近所付き合い」「子どもたちの反抗・家出」「威圧的な押し売りや笑顔で押し売りする隣人」ややもするとストレス満載で爆発しかねないような時でも、みんなどことなく飄々としていてそれほど悩むふうでもなく、淡々と日々を積み重ねているような空気感に憧れた。
無言ストをしている子どもたちが親に給食費を頼むシーンで、散々ジェスチャーで伝えようとしたにも関わらず失敗。地団駄踏んで部屋に戻っていった子どもたちの後を追うでもなく
3人で「今のわかった?」「なにかなぁ?」「なんだろうねぇ?」と言い合って、再び無言でそれぞれの本や新聞に目線を落としていくシーンが何気に一番印象に残った。
今の親なら、慌てて子どものところへ走っていってドアを叩いて「なんなの?」「なにを伝えたいの?」と総出で心配してやるんだろうなぁと。

駅のホームでの若い二人のはにかんだ無駄な会話をもっともっと聞いていたかった。
りんすさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-01-18 15:42:33)
26.《ネタバレ》 小津作品の中でもコメディー色の強い作品。何となくジャック・タチの映画を思い出した。どうでもいいおしゃべりこそが大切なのだと言う説教臭いテーマを見事に軽妙なコメディに昇華した傑作だ。
同じシーンの繰り返しのような展開が笑いを誘う。近所づきあいというものの難しさを軽妙に描く実力は流石だ。ただの口さがない女たちのおしゃべりを芸術作品にしてしまうのだから凄い。ここでは、杉村春子の圧倒的な演技力が光る。
また、本作の主役は子供たちなのだが、彼らの使い方もうまい。いつも親が子供たちに甘いのは小津作品に共通なのだが、この子供たちもやりたい放題で観ていて微笑ましい。くだらないことに一生懸命になっていたあの頃を思い出した。
最後に、ラストのオチが素晴らしい。明日から知らない人にも挨拶したくなる。そんな映画。
枕流さん [DVD(邦画)] 8点(2009-11-03 17:31:21)
25.給食費くらい紙に書いて伝えろや。笑
ケンジさん [DVD(邦画)] 7点(2009-08-11 20:07:04)
24.《ネタバレ》 住宅地の一画の何でもない日常生活風景なのですが奇妙な魅力を秘めており、それぞれの人物の登場させ方も絶妙で押し売りコンビまでもが完璧に出入りしています(押し売りを撃退するおばあちゃんが一番凄い!)。またオナラという下品なギャグも、返事と違えて奥さんが「何だい?」とやって来たり、干したパンツを旗のようにさわやかに見せたりと、品を損なわずにカマしてみせるところなども流石です。
 それから「アイラブユー」と軽く言ってのける弟の存在がとっても効いており、本来ならもっと陰惨になる親子喧嘩などのシーンも弟の存在が柔らかい印象を与えてくれて、河原におひつを持って行ってご飯を食べるシーンなど、何とも気分が良いものです。ラストの駅で「良いお天気ですね」などと無意味な会話から恋愛が発展しそうなオチ?もくすりとしてしまいます。
ミスター・グレイさん [ビデオ(邦画)] 9点(2009-06-02 18:33:02)
23.やっぱり小津はすごい!!コメディタッチでありながら、淡々としていて、でも、切ない。相反するような要素をすっきりとひとつの映画にまとめている。子どもたちの間で流行っているおならをしあうことが、なんとも微笑ましかった。
kanekoさん [DVD(邦画)] 9点(2008-07-22 18:28:59)
22.すごく笑えました。子供はいつの時代もおんなじだな~。
norainuさん [DVD(邦画)] 9点(2008-03-28 19:20:58)
21.その映画人生でひたすら「家族」の来し方行く末を描いてきた監督小津。当時の関係者内からはその作風に批判的な風潮があった、と聞いていますが約50年経った今でも支持されるのは彼の描写した風景の本質そのものは時代が変わっても不変だからでしょう。でこの作品。大人の理解を超えた、子供ならではの行動を見せつけられて可笑しさが増す。オナラ遊びに気を入れすぎて「み」が出てしまった時の子供の凹みっぷり、面白すぎる。話の面白さだけではなく近所付き合いの様子(人の出入り)を捕らえたショット、流れのテンポに関しては実はものすごく工夫されたもので注目すべき点。あとこの映画の久我美子。あいらぶゆうー!
Nbu2さん [映画館(邦画)] 8点(2008-01-13 23:58:19)(良:2票)
20.子どもだちが「お早よう」と言わなくなった、ということが大事件として扱われる。いくら昔の映画だからってこんなにミニマルな映画があるんでしょうか。あるんですなあ。まるで人が死んだか!というくらい悲壮感溢れる音楽も流れます。「無駄口叩くな!」と大人たちは言うくせに、「けど無駄があるから、潤滑油になって良いじゃないですかね」などと言う。無駄口喋るなと言ったのはそっちじゃないか!と子ども目線でイライラしてしまいました(笑)。けれど、最後は子どもたちが、そんな大人の矛盾や「本音」を汲み取る術を無意識にも理解して、成長する片鱗がほーんの少しだけ見えるのがオツでいいですね。それにしても、「もう口きかない」といってあそこまで粘れるのは関心。私は一晩でギブアップしました!
ゆうろうさん [DVD(邦画)] 7点(2007-08-27 17:37:17)
19.《ネタバレ》 ご近所付き合いの煩わしさを描く、軽快で楽しい作品でした。土手っぺり、高圧線鉄塔の下、同じデザインの平屋が並んだ空間(この時点でここに住む人々の生活水準が決して高くはないのが判ります)で繰り広げられるご近所バトルは、個性的な面々のやりとりによって大いに笑いを誘います。挨拶、無駄話が円滑に人間関係を保つためのコミュニケーションの手段、っていう映画なのですが、おならすらもそのひとつとして扱われているのが可笑しくて仕方ありません。杉村春子のハイパー毒舌に負けてないどころか一枚上手なおばあちゃんの超サイヤ毒舌最高。ピッと高音のおならをする「アイラブユー!」の弟最高。お腹の中じゃお互い何考えてるか判らないけれど、とりあえず挨拶ちゃんとしてれば世の中生きやすいのよ、という小津監督のシニカルな正論がカラリ清々しい映画にしています。さんざん意味のない会話の意味を描いておいて、最後に佐田啓二が久我美子にお天気の話題を始めるものだから大笑い。これまで見た小津作品の中では、これがいちばん好きかも。馬鹿馬鹿しい部分が多くて。
あにやん‍🌈さん [DVD(邦画)] 9点(2006-07-09 00:22:49)(良:2票)
18.小津監督による何とも微笑ましい喜劇の秀作です。この映画を観て思った。やっぱり小津監督の作る世界、描く世界は日本人ならではの面白さが画面いっぱいに伝わる。小津ファミリーとでも言うべき俳優陣、特に杉村春子の相変わらずの上手さ、頭が下がります。東京物語や晩春などといった傑作には叶わないと思うものの、これはこれでまたとても観ていて微笑ましい気持ちにしてくれる何とも味わいのある映画だ!
青観さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-11 22:11:11)
17.《ネタバレ》 最近テレビでやっている騒音女のことじゃないですけど、やっぱり挨拶って必要ですね。ちょっとした誤解が騒動の発展にも成りかねない。テレビや洗濯機、インターネットとあらゆる物が当たり前のように備わっている現代の我々の生活を、果たして幸福と取るか恵まれすぎていると取るかは難しいところです。
かんたーたさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-06-29 17:19:14)
16.そういえば、建て替え前のウチの家にも勝手口ってあったなぁ。ほんとに勝手に近所のおばちゃんが入ってきてたなぁ。こういう、その当時は当たり前だった光景をまったく知らない若い人たちが見たら、家の間口が余計にこんがらがっちゃうんじゃないだろうか。わかっててもこんがらがっちゃうんだから。 会話における大人と子供の対比がおもしろいです。好きなのに「いい天気ですね」に対して、弟ちゃんの「アイラブユー」は極端すぎて笑える。笑えるといえば、やはり「おなら」。「プー」「呼んだ?」「いいや」「そう」..「プー」「何、呼んだ?」..笑った。それにしても、小津のカラー作品って、日本のどこにでもある日常の風景なのに、独特の虚構性を持ってますね。この雰囲気はアキ・カウリスマキに継承されてるなと感じました。
R&Aさん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-24 13:15:26)(良:1票)
15.《ネタバレ》 昔見た時もすごく楽しめた映画だったが、やはり久しぶりに見ても面白かった。小津安二郎監督の映画に登場する子供はどの映画でもみんなイキイキとしているが、子供が主役の喜劇映画である本作はとくにそれが感じられ、子供たちのオナラ遊びや、実と勇の兄弟が母親(三宅邦子)に「アイラブユー」、「オフコースマダム」とませた英語を話すシーンなどほほえましく、とにかく子供たちが本当にイキイキと元気に描かれていて、小津監督の子供の使い方のうまさや、喜劇のセンスの冴えもあり、やっぱり小津監督は喜劇映画の監督だと思わずにはいられない。中でもテレビ欲しさに一言もしゃべらなくなった兄弟が給食費のことを家族に伝えようとするジェスチャーのシーンはとくに笑ってしまったが、ここに小津監督のサイレント時代の経験が活かされているのは明白だろう。(筆談すればいいのにと思うのは野暮というもの。)そんな子供たちだけではない、舞台となる集合住宅の住人たちの噂話も、冒頭の会費の行方についてのシーンからこんな噂話してる人、周りにもいるなあと妙に親近感がわいて、本当に近所の主婦たちの井戸端会議を見ているようで面白い。この部分では会費の問題が解決したあとに実と勇がしゃべらなくなり、杉村春子が挨拶をしても返さないのを会費を横領したのを疑われた親がそれを根に持って子供に相手をしないようにしてるんだと話すシーンがとくに印象に残り、笑える。(三宅邦子、かわいそうに。)この杉村春子も良いのだが、キャラがたっているのが三好栄子演じる彼女の母。会費の行方の真相についてもそうだが、なんといっても押し売り(殿山泰司)とのやりとりが愉快痛快で楽しかった。笠智衆のセリフで大宅壮一の言葉を引用している(前に見た時も印象に残った言葉だった。)が、この当時の映画業界人の中にはこの言葉に共感する人も多かったのではないかとつい思った。なにはともあれ、肩の力を抜いて気軽に楽しめる喜劇映画で、もし、小津監督の映画にまったく触れたことがないような人がいたら、まず最初にすすめてみたい映画だ。(2020年1月13日更新)
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 9点(2005-04-12 21:19:21)(良:1票)
14.小津映画の四番バッター杉村春子が、出番は少ないながらここでも大活躍。「もうやンなっちゃうよ本当に、ばあちゃん、あんた本当に楢山行きだよ!」って台詞自体もすごいけど、滑舌のいい彼女の口から発せられると小気味良く聞えるから面白い。久我美子や佐田啓二あたり、この映画じゃ子役に食われて印象が薄い。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-02 14:04:35)
13.「おはよう」の挨拶一つで人はいとも簡単に繋がりあう事が出来る。“挨拶”という当り前で有り触れた物がいかに大切で必要不可欠か改めて教えてくれた。そしてその教え方も決して説教臭くなく、どこか遊び心によって観せてくれたので、終始笑いながら楽しく観る事が出来ました。
ボビーさん [ビデオ(字幕)] 8点(2004-09-29 12:57:21)
12.《ネタバレ》 笑える。冒頭からおならをぷっぷっ連発してます。でも下品にならない、むしろ微笑ましい。町内会費の事件は、今だったら殺人事件になっていてもおかしくないかも・・・玄関にカギも掛けない奥様方、子供の行方がわからなくてもどこかのんびりムードの大人たち(時刻は9時近かったぞ!)テレビ一台に飛び上がって喜ぶ子供たち、このほのぼのした雰囲気が俺にはたまらなく羨ましいです。まぁ羨ましいと思うこと自体、現代人のわがままなのかもしれません。テレビなんて今や一家に一台じゃなくて一部屋に一台の時代ですもんね。
一番星☆桃太郎さん [DVD(字幕)] 8点(2004-09-22 01:50:20)
11.小津監督のコミュニケーションに対する考えがよく分かって面白い。挨拶や天気の話は大事な情報をやり取りしていないという点では無駄といえるけど、コミュニケーションの潤滑油としてとても有効なのは誰もが経験的に知っているところ。外交の場面でも天気の話してるのかななどと、ふと思った。アメリカとイスラムもやってみればいいのに。 映画自体は小津映画の中でも特に笑える一本。特に、「兄貴といさむちゃん」は最高である。この兄弟は少し大きくなって『秋日和』に再登場する。「のりこさん」も、小津映画では常連のお名前。ご近所のおばちゃん同士のやり取りも、ドロドロにならず、上品にまとまっていて観やすい。
wunderlichさん [映画館(字幕)] 9点(2004-06-28 13:23:16)
10.とっても平凡な話しなんだけど、なんか兄弟かわいいくって、にこにこ笑いながら観ちゃいます。しあわせ。
rexrexさん 9点(2004-06-22 19:03:09)(良:1票)
9.非常にまったりしていて良い映画ですね 気楽に観られます また台詞や仕草の一つ一つに小津監督のセンスを感じます あの兄弟のやりとりがとても面白くてはまりますね
ぺぷとりじさん 7点(2004-06-05 21:29:59)
8.淡々としたミニマリズムが本当に素晴らしい。最近のバラエティなどによくある、人をけなしたり体を酷使して笑いをとる手法ではなく、子供の無邪気さやちょっとした仕草や会話で笑えるのがいいです。杉村春子の「やんなっちゃうわ。もう。」って演技が大好き。
VNTSさん 8点(2004-05-06 16:39:50)
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【点数情報】

Review人数 47人
平均点数 7.36点
000.00%
112.13%
200.00%
300.00%
412.13%
548.51%
648.51%
71123.40%
81429.79%
91225.53%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.33点 Review3人
2 ストーリー評価 6.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.50点 Review4人
4 音楽評価 6.33点 Review3人
5 感泣評価 3.00点 Review1人
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