パンとバスと2度目のハツコイのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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パンとバスと2度目のハツコイ

[パントバストニドメノハツコイ]
2017年上映時間:111分
平均点:7.30 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-02-17)
ドラマラブストーリー青春もの
新規登録(2019-02-10)【3737】さん
タイトル情報更新(2019-02-11)【3737】さん
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監督今泉力哉
キャスト深川麻衣(女優)市井ふみ
山下健二郎(男優)湯浅たもつ
伊藤沙莉(女優)石田さとみ
志田彩良(女優)市井二胡
安倍萌生(女優)高野理紗子
勇翔(男優)柏木芯
音月桂(女優)川村久美
脚本今泉力哉
撮影猪本雅三
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1
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10.《ネタバレ》 今泉監督作品は、『愛がなんだ』に続いて2作目。『愛がなんだ』で印象的だった深川麻衣さんの主演作ということで見てみたが、『愛がなんだ』とは正反対の若干不思議系・真面目系キャラが面白いし、演技の幅も垣間見えてますます気になる俳優さんになりました。今泉監督は、ちょっとした日常の場面でそのキャラクターの心情を丁寧に掘り下げるのがうまい。この作品の面白いのは、恋愛とそのほかの関係のあいだの境界線を引かないというか、主人公のふみの恋愛観は友人・家族・仕事、そしてかつて志した美術との彼女の向き合い方と地続きになっていて、そのどれにも宙ぶらりんな彼女の現在地がそのまますくい取られている。見ていて、ああ20代の半ばってこんな感じだったなあというのも、じんわりと思い出させてくれた。難点は、相手男性役の演技か(あと元彼役の人の演技も残念だった)。深川さんと伊藤沙莉さんがちょっとした視線の置き方や呼吸の間などでうまく感情を表してくるのに対して、山下さんの演技はいかにもワークショップ的というか演劇的というか、うまくかみ合っておらず、2人(or3人)のシーンのアンサンブルが残念だった。あと、これは低予算だからしょうがないのだけれど音楽の「いかにも」感。そして、パンがいまいちおいしそうに見えないこと。パンがそこまでおいしそうにみえないことも含めての、ほろ苦さの演出なのかもしれないが、シンプルなパンをおいしそうに見せてこその、この映画の味のような気もする。
ころりさんさん [インターネット(邦画)] 6点(2021-06-19 09:56:27)
9.《ネタバレ》 個人的には主演の二人どちらも態度がはっきりしないことが好きになれない映画でした。好きなら好きと言えばいいのに。元嫁がまだ好きとか言いながら別の気になってる女性と二人で会う男。気になる魅力的な男性と思ってるくせに「好きにならないで」と言う女。どっちも曖昧なままゆるゆると進んでいってしまうのがなんだか嫌でした。

もちろん個人個人で違うんでしょうが、私には恋愛ってもっと本能的で激しいものっていう感覚があるので、あんなに自分を出さない恋愛ってあり得るのかな、って疑問に思ってしまいます。想いはやはり、面と向かって伝えたいものだが。

映画はずっと平和的にほのぼのと進んでいって、山場という山場は全くない。強いて言えば最初にフランスパンを振り回す女性が出てきたくらい。そこで主役のふみが「なんであんなに人のことを好きになれるんだろう」とひとりごちますが、結局その言葉通り、最後まで恋愛に熱くなるシーンはなく終わってしまいました。

そんなに恋愛に感情的になる人ばかりじゃない、こんな恋愛もあるってことを言いたかったのかな。もう少し年齢を重ねれば分かるのかもしれない。もう私は40近いのですが、作中で20代半ばの二人のほうが熟年カップルのようでなんだか不思議でした。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 5点(2021-06-10 20:10:14)
8.劇的な展開もなく、ほのぼのとした日常の映画。
地味ではあるけど、悪くなかったです。

叫ぶシーンの台詞臭さだけは気になった。
愛野弾丸さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-11-13 22:01:48)
7.恥ずかしながら今泉監督の作品は初見。
テンポや会話、人物の描き方が絶妙でいて巧く、この監督だけにしかない味わいを感じた。
この監督の他の作品も見てみたいという気持ちになった。

ふみを演じた深川麻衣が地味ながら、とっても魅力的!
人間味があるというか、ほんわかした感じがとっても癒されます。

異性の友達同士って片方に恋愛感情がある・・・ふぅ~んなるほど、確かにそうなのかも!
これは印象に残った台詞だなぁ、こりゃ参った。
(しかしながら、たもつ役の野郎が生理的に合わなかったので、この点数で)
にじばぶさん [インターネット(邦画)] 8点(2020-08-08 01:37:13)
6.《ネタバレ》 う~ん、ユルいというか、ハッキリしないというか。とりわけてフワフワとしているのが、主人公の女子。美大まで行ったのに絵を描くのも止めてしまった、彼氏からのプロポーズも断っちゃった、どちらも正直よく分からない理由で、という。それでも、なにか上手いこと社会の中には嵌っていて、つくねんと落着いちゃってて特に慌ててもいない(自分の人生をまるで突き詰められていない、というのに)。とは言え、もう一人の男の方も結婚経験があって子供が居るってだけで盛大に迷いまくってるし、伊藤沙莉だって、昔女の子を好きだった、という点を重く見れば、まだ「揺らぐ」余地を残しているのかも知れない。

でも、最近の25才って皆こんなもんじゃないでしょーかね。人の精神年齢は時代を経るに連れて「低下」していく一方だと聞きますし、私自身も25才の時に彼らより「チャンとしてた」などと言うつもりは毛頭無いです。そもそも、言い訳がましくもなりますが、こうなっていることの原因は、若者だけでなく社会の側にも確実に在る、と言いたいのです。ここん所の社会変革の流れとして、人は、自分自身の在り方や自分の幸せのかたちをそれぞれ独自に探し当てなさい、というのがメインストリームになって来ましたと。それは更なる多様性(=それがもたらすパラダイムシフト)を必要としていた資本主義社会の希求でもあった、と思っているのですが、果たしてそれが本当に「良い」ことであったのかと。自分でそれを見つけられる(=それだけの能力と時間とカネの有る)人にとっては、良いことでしょう。しかし、もしかしたら大多数の人々は、それを見つけることが出来ない(出来なかった)のかも知れない。そして、そんなものを探すよりも一般常識や宗教的価値観といった「長いもの」に巻かれてしまった方が、結局のところ幸せだったのではないか、と(殊に、今なお日増しに複雑化・高度化していく現代社会において、こそ)。

私自身は、彼らには非常に共感できるのですよね。それは、今作がこの「惑う」人々を、とても的確に描きつつも、同時にとても温かく描いている、からだと思われます。今作で一番好きなのは、主人公が「自分は孤独が好きなのではないか」と呟くシーン。正直私自身も、こんなふうに思う時期が確実にありました。でもだからこそ、そんな「答え」を出してしまうのはまだ早い、と彼女には言ってあげたい。それを結論付けられるような段階(そして結論付けなければいけない段階)に、色々な意味で君はまだ至ってないと思うよ、と。

深川麻衣の演技は、実に素晴らしかったと思います。彼女の中にあるのは本当にフワフワしたもので(孤独であり、不安であり、希望もあり)、それを表現するのは極めて難しい作業であったハズ。今後が楽しみですね。
Yuki2Invyさん [インターネット(邦画)] 8点(2020-08-05 21:58:44)
5.《ネタバレ》 今泉監督のは、女性の部屋にあがって、風呂に入るよう勧められる状況がありますよね。
「サッドティー」も本作も・・

そりゃ、そこを断らず、「お風呂いただきます」では、
受け入れたも同然ですもんね。
ラストの「つきあおうか」にならなきゃ、不自然ですって。

今泉監督作品のは、女性の部屋にあがりこんでの、ほんわかした時間を
描かせると真骨頂出しますよね。
トントさん [DVD(邦画)] 6点(2020-03-07 22:18:32)
4.高評を目にし かなり期待して 鑑賞..う~ん..7点..取り留めのない日常を、淡々と描いているのはいいのだが..脚本が下手、役者の演技が下手..そして、共感するところがない..取って付けたような エピソードの連続..登場人物たちの不自然な言動..リアリティーがない、って言ってしまえばそれまでだが..微妙~に 凡作..残念...
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 7点(2019-09-10 21:35:58)
3.フランスパンで人を殴るなんて!しかもあんなに怪我するってことある?いくら硬いとは言え…。と、いきなり驚かされる展開で始まったこの作品。
こういうノリの映画なのかなと思ったが、しかし、そのあとは至極真面目な恋愛物語が淡々と落ち着いたスピードで進行して行く。
主人公のふみの恋愛や絵に対しても自信が無く何処へ向かうのかわからないフワフワした感じがとても良くて引き込まれた。
そこへ現れた初恋の人たもつ。バツイチでまだ奥さんの事を好きでいるらしいんだけど、まだ彼の事が好きで諦めきれないふみ。そんな二人の付き合っているのかそれともただの友達なのかわからない曖昧な関係が続いて行く。
「異性の友達って、片方が恋愛感情を抱いていないと成立しない」みたいな台詞があったけど、まさにその通りの関係なんだなと思った。
とても丁寧な人物描写と誇張し過ぎない自然な演出がとても好印象。
ヴレアさん [DVD(邦画)] 8点(2019-02-26 17:53:43)(良:1票)
2.《ネタバレ》 そもそも、フランスパンで女を殴る女からすでに可笑しくて、この監督面白いなと。始まって数分にして、この映画当たり、と早くも確信しました。総じて、人物たちに対する視線は優しいのですが、主演のふみが少しだけピントがずれている、というのが本作最大の肝で、彼女を軸にクスッと笑える場面がワンシーンに一つ、必ずあるんですね。彼女の一挙一動にハラハラドキドキ、、でも大丈夫、そんな彼女も不思議と目薬のピントは外しません。 (言っちゃった) 次のシーンが楽しみだ早く観たいぞ、その心境のまま始めから最後まで楽しく観させていただきました。たもつはこの歳でバツイチ子持ち、車持ち。だから当然、洋服に散財できるはずもなく、毎度の上等じゃない服は納得で。ふみにいたっては、何度もナイキの同じスニーカーを履いて登場しましたね。こういったさり気ない気配り、重要ですね。付き合っていても、結婚していても、別れの予感はついてきます。だからその一歩手前の、これからそれを迎える期待感で胸いっぱいであること、ハツコイの心境であり続けること、それが何より幸せかも知れませんね。主演女優、ストーリー、音楽、ロケーション、そしてパン、バス、絵や洋服といった小道具 (美術) に至るまで、その全てが奇跡的に相性良くて、映画らしくない不思議な現実感 (空気感かな) がありました。(↓3737さまの) 全然大したお話じゃない、についても全くの同感です。ちなみに、わが行きつけの立川シネマシティ前の散策路が登場しましたね。(たぶん) よってプラス1点。
タケノコさん [DVD(邦画)] 9点(2019-02-18 23:27:34)(良:2票)
1.プロポーズを受けながらOK出す気もないのに指輪をベタベタ触って自然と薬指に嵌めてる天然さ。まずはそこで掴みはオッケー。
だけど、基本彼女は天然ではないんですよね 素直にマジメ、生活習慣においてもきちんとマジメ、恋愛感においてもきちんとマジメ、家族愛に対しても優しくマジメ、友人間の付き合いにおいてもすごくマジメ、だけども、堅いワケでもなく、女子的にすごくやわらかく。
そんな、たかが一人の娘の日常生活と恋事情の111分。削れるところは大いに有る。だけど削らなくてよい。ほんわかほわほわ流れる時間が全編に渡ってすごく心地好い。素敵すぎるほどに心地好い。主演:深川麻衣のまったり感と脚本及び監督:今泉力哉さんの好相性。そして無駄に思えなかったカメラワークの111分。そして邪魔にならないBGMでピアノソロとかギターソロ。ラストシーン手前では楽器名分かりませんが(エレクトーン?もしくはアコーディオン?)決して歌声の入らないその音楽たちがその場その場で的確に嵌まっていました いろいろ素敵。

タイトルの語呂の悪さはあまり好きではないが、分かりやすく言わせてもらえば、パン屋に勤めるふみがバス運転手のたもつに2度目の初恋、久しぶりに出会って2度目の片想い。
結果、二人の恋の行方がどうなり幕を閉じようがそこにこだわる気持ちはないです。とにかくまったりと素敵な時間であった全編通じて大好きだ。
ただ、好きと言えど、別にふみとたもつの恋路に限った事ではない。逆に恋路については先にも述べたように私観的には二の次で。
その他のところで、ふみとニコの清い姉妹関係が見ていてかなり微笑ましい。寝入る姉貴に命の目薬をさしてあげる妹の姿がむつまじい。
孤独感を必要とするふみの独り芝居の空間が何かにつけ微笑ましい。見ていて飽きない 不思議な力だ 深川麻衣、容姿の地味さと普通っぽい女子さと声のトーンとこの作品のテンション ぴったりと合っていました。
とかまあ、ごちゃごちゃ言ってしまいましたが、とにかく全体的なものとしまして この作品自体に初見で一目惚れ。二見目の111分で二目惚れ。
三度目は少し間を空けて、でもきっといつの日にかまた目にしたくなるだろうなと確信しています。
(でも、これ言ってしまっちゃナンだけど、全然大したお話じゃないんだよね。別に普通なんですよね フツー。)
3737さん [DVD(邦画)] 10点(2019-02-12 22:00:57)(良:2票)
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Review人数 10人
平均点数 7.30点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5110.00%
6330.00%
7110.00%
8330.00%
9110.00%
10110.00%

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