ヨーロッパ一九五一年のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ヨーロッパ一九五一年

[ヨーロッパセンキュウヒャクゴジュウイチネン]
(EUROPA '51)
1952年上映時間:118分
平均点:6.50 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画
新規登録(2011-07-19)【ユーカラ】さん
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監督ロベルト・ロッセリーニ
キャストイングリッド・バーグマン(女優)
ジュリエッタ・マシーナ(女優)
原作ロベルト・ロッセリーニ
脚本ロベルト・ロッセリーニ
音楽レンツォ・ロッセリーニ〔音楽〕
撮影アルド・トンティ
製作カルロ・ポンティ
ディノ・デ・ラウレンティス
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2.《ネタバレ》 悪評高いイタリア時代のバーグマン=ロッセリーニコンビ第二作目。映画の出来としては可もなく不可もなくといったところだが、40年代全盛期ハリウッド映画での華麗なバーグマン映画を観続けていた当時の観客にとっては、これかなり物足りない内容だったんではないかと。社交生活にかまけて、息子を殆ど顧みなかった金満夫人が、彼の死によって社会奉仕活動に目覚めていく・・・とういうよりも深く深くのめりこんでいくという展開ですが、バーグマン演じるヒロインが、あまりに極端から極端に走り過ぎてどうも共感できず。バーグマンが目指していた演技の方向性と、ロッセリーニの演出方法が噛み合っていないもどかしさを感じます。頭でっかちの理想主義者がこしらえた映画、とでもいったらいいか。脇役時代のJ・マシーナがイメージそのままの姿で中盤から顔を見せてくれたのは嬉しかったです。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 5点(2021-02-18 09:02:55)
1.ネオリアリスモの作品においては、
単に荒廃した街のロケーションが映し出されるだけではなく、
そうした光景を目撃する人々もまた映し出されているということを喝破したのが、
ジル・ドゥルーズ。

目撃する者が写し込まれているからこそ、
その映画の情景はより生々しく強度を帯びるという分析である。

この映画でも、
無機質な工場のラインを、川辺の貧困家庭を、低所得者の安アパートを
目撃するイングリッド・バーグマンの表情が写し込まれることで、
彼女の視線に擬えて捉えられた情景はより印象深く、迫真のものとなる。

そして映画のラストにおいて、
バーグマンもまた子供たちの見上げる視線によって目撃の対象となることで、
その表情のクロースアップは一段と映える。

ノワール風の夜の照明も含め、全体のムードはペシミズムを漂わせながらも、
ラストの微笑の聖性と、ジュリエッタ・マシーナの快活さ、そして子供達の純真さに
ロッセリーニのオプティミズムが滲む。
ユーカラさん [DVD(字幕)] 8点(2012-06-22 23:58:33)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 6.50点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5150.00%
600.00%
700.00%
8150.00%
900.00%
1000.00%

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