ボルチモアの光<TVM>のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ボルチモアの光<TVM>

[ボルチモアノヒカリ]
(奇蹟の手/ボルチモアの友情)
Something the Lord Made
2004年上映時間:110分
平均点:8.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
ドラマ医学ものTV映画実話もの
新規登録(2012-05-08)【かわまり】さん
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監督ジョセフ・サージェント
キャストアラン・リックマン(男優)アルフレッド・ブラロック医師
モス・デフ(男優)ヴィヴィアン・トーマス
メアリー・スチュアート・マスターソン(女優)ヘレン・タウシグ医師
キラ・セジウィック(女優)メアリー・ブラロック
ガブリエル・ユニオン(女優)クララ・トーマス
チャールズ・S・ダットン(男優)チャールズ・トーマス
音楽クリストファー・ヤング
編曲ピート・アンソニー
撮影ドナルド・M・モーガン
製作総指揮デヴィッド・マッデン〔1955年生・製作〕
ロバート・W・コート
美術ニーナ・サクソン(タイトル・デザイン)
その他グレッグ・スペンス(ポスト・プロダクション・スーパーバイザー)
あらすじ
人種偏見が根強かった第二次世界大戦中のアメリカ。大病院の外科主任ブラロックは下働きに雇った黒人のヴィヴィアンに外科医の素質を見出し、ヴィヴィアンも医療に進路を見出すが取引銀行の倒産でヴィヴィアンの医学校進学の夢は学資と共に消え去る。それでも多くの外科医が前戦に駆り出される時勢に一縷の望みを繋ぎ、ヴィヴィアンは厳しい自主学習に加えてブラロックの指導を仰ぐ。妻とブラロックに加えて研究成果を待つ戦場の傷病兵と小児病棟の子供たちがヴィヴィアンを支えたのだ。先天性心臓病治療に希望をもたらした実話。
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【クチコミ・感想】

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1.男性である主人公は作中でも「女みたい」と言われるような名前をしていますが、奴隷に甘んじても誇りを失わなかった家庭に生まれ、アフリカ由来の名前をつけられたようです。映画の中身ですが、キング牧師のように「私には夢がある!」と絶叫するわけでもなくバスの中で頑として白人に席を譲らずに公民権運動の旗印を掲げた話でもなく(どちらもアメリカの1960年代)、それよりもずっと昔の話でありながら主人公が黒人であるという事実もさらりと描かれ、医学根性ものとでも呼びたくなるような主人公の努力も誇張されず、先天性心臓疾患の子供たちとその親たちの望みも努力の動機の一要素以上でも以下でもなく、白人医師と黒人助手の間の友情も相手の将来を思いやる親切心からというよりは自分の助手として存分に使いたいという利己心の両方の所産として現実的に描かれています。これだけ多くの要素が一作の中に詰め込まれているわけで英語のタイトルをつけた人はさぞかし考えあぐねただろうと思いますが、”Something the Lord Made”は正に「事実は小説より奇なり」ではなく「事実は小説より感動的なり」というところです。黒人に生まれたことを負い目とは感じず、医学校にいけなかった運命を悲憤慷慨もせず、敷かれた線路の上を歩まず、ただまっすぐに病気治療に向けて努力するゲリラ戦で栄光をつかむ主人公の生き方からは学ぶところが多いです。主人公の器用さが外科医としての道を歩むきっかけになったのは事実でしょうが、外科手術という人体にとっての極限状態の下でショック死させないためには執刀医には生理学の広範な知識が必要とされ、戦時下で怪我によるショック死を回避する研究が急務だったせいでブラロック医師が主人公に動物実験をさせた(採用の翌日だったそうです)理由であり、後に執刀医であり医学教育者となった主人公もブラロックと同程度の生理学の知識があったに違いないことをつけ加えておきます。
かわまりさん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-08 12:47:46)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 8.00点
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100.00%
200.00%
300.00%
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600.00%
700.00%
81100.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 8.00点 Review1人
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