閉鎖病棟-それぞれの朝-のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ヘ行
 > 閉鎖病棟-それぞれの朝-の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

閉鎖病棟-それぞれの朝-

[ヘイサビョウトウソレゾレノアサ]
2019年上映時間:117分
平均点:6.12 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
公開開始日(2019-11-01)
ドラマ医学もの小説の映画化
新規登録(2019-09-07)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2021-10-01)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督平山秀幸
キャスト笑福亭鶴瓶(男優)梶木秀丸(生きながらえた元死刑囚)
綾野剛(男優)塚本中弥(チュウさん)(幻聴に苦しむ元サラリーマン)
小松菜奈(女優)島崎由紀(DVを受ける女子高生)
平岩紙(女優)キモ姉
綾田俊樹(男優)ムラカミ
森下能幸(男優)ダビンチ
水澤紳吾(男優)ハカセ
駒木根隆介(男優)テッポー
大方斐紗子(女優)おジギ婆さん
片岡礼子(女優)島崎佳代
山中崇(男優)島崎伸夫
根岸季衣(女優)塚本富子
ベンガル(男優)酒井
高橋和也(男優)大谷
木野花(女優)石田サナエ
渋川清彦(男優)重宗
小林聡美(女優)井波
どんぐり(女優)
脚本平山秀幸
音楽安川午朗
津島玄一(音楽プロデューサー)
撮影柴崎幸三
製作木下直哉
東映(「閉鎖病棟」製作委員会)
東映ビデオ(「閉鎖病棟」製作委員会)
木下グループ(「閉鎖病棟」製作委員会)
朝日新聞社(「閉鎖病棟」製作委員会)
毎日放送(「閉鎖病棟」製作委員会)
ビクターエンタテインメント(「閉鎖病棟」製作委員会)
配給東映
特撮オダイッセイ(VFXスーパーパイザー)
美術中澤克巳
大庭信正(装飾)
編集洲崎千恵子
照明上田なりゆき
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
8.《ネタバレ》 またこれも重いテーマを扱っていながら内容が浅いというか、「え?これでいいのか??」と感じてしまいました。

死刑執行を失敗するとか、あの病院の管理体制とか、患者それぞれの家族とか正常とされている側に疑問だらけなんですが、特にそこに焦点を当てているわけでもないし、結局また殺人という選択をしてしまうのね。そしてゆきちゃんがいなくなったのに探さなかったの?未成年の入院患者なのに。2年経って普通に小綺麗になって裁判に登場とかなんかおかしくないか?
退院することが大事だと思うんですが、結局委託入院してるチュウさんだけが自分の意志で退院できるわけなんですね。
閉鎖病棟ってどういう意味があるのか、この映画の内容ではよくわからないです。
さなえさんの死、レイプ事件、殺人事件、ゆきちゃん行方知れず、そして退院のめどが立たない患者たち(家族からは厄介者扱いで入院してるというのが大半なんだろうけど)。。。あの病院の問題点ばかり目につくんですよね、そしてそれが社会的に問題にもならない。そういう意味の閉鎖病棟ということですかね。

綾野剛はこのところいろいろ言われてたけど大丈夫なのかな?かなり貴重な俳優だと思うのでがんばってほしいな。
envyさん [インターネット(邦画)] 4点(2022-11-07 16:14:34)(良:1票)
7.《ネタバレ》 面白かった。
ただ、ラストがひどかった。それがとても残念。

この映画のクライマックスは、法廷で、由紀がとうとうとヒデさんに語るシーンであろう。
ここで由紀が涙ながらにヒデさんに言う内容こそが最後の感動シーンであったはずだ。
ところが、ここで由紀が言うことは結局、「レイプしたやつを殺してくれてありがとう」ってことである。
(由紀ちゃんは、殺し以外のところでも勇気をくれたの何だのと言うのだけれど、それはおまけみたいなもので、メインは「殺してくれてありがとう」である。)

この映画を作った人に心の底から言いたい。この映画はサスペンス要素もありつつの、ハートウォーミングを狙ってるんだよね?
そうだとしたら、「殺してくれてありがとう」って感動になるの?

優しさ、愛情、思いやり、そういう要素で「ありがとう」ってのなら、感動になる。
でも、「殺してくれてありがとう」ではならないだろ。「本当は私が殺したかった。ヒデさんが私の代わりに殺してくれた。そのおかげで生きていけた」 いやいや、それで感動できる?
もちろん、ヒデさんがユキを思って、すなわち優しさから殺してくれた、といえなくもないが、そんな物騒な優しさは、感動にはならない。
ましてや、ヒデさんの殺人は、優しさというより、怒りによる短絡的行動という側面が強い。
法廷のシーンは小松菜奈の演技が素晴らしいのだが、出てくる言葉が「殺してくれてありがとう」ではなあ。小松菜奈の涙も台無しだ。

逆に、チュウさんが廊下で「俺、退院したから」と叫ぶシーンは感動的である。これは前に病院で話した「病院を出たら一緒に過ごしたい」ことを暗に言ってるわけで、「待ってるよ」というわけだ。これは純粋な友情を描いたものでドラマチックである。

この映画、本当にラストになるまではよかった。チュウさんは優しく思いやりがあり、彼の行動にはいちいちウルウルしてしまった。嘘つきおばさんの下りも胸が痛むエピソードだ。チュウさんが、退院し、母のもとに戻るところなど心から「良かった」と思えた。
それだけに最後がなあ・・・。

さて、それ以外にも問題点も指摘しておきたい。
まず、由紀がレイプされてからの描き方がおかしすぎる。
翌日、「由紀がいなくなった」という話をチュウさんは聞かされるのだが、おいおい、患者が一人いなくなったというのに何でみんなそんな普通にしてんの?普通、いなくなった昨日の夜から、病院は上へ下への大騒ぎだろ。病院総出で彼女を探すだろ。何で平常運転で呑気にラジオ体操やってんの?
このあたりは完全にシナリオの欠陥であろう。
というか、結局由紀はどうなったんだよ。いきなり法廷で再会して「今は看護婦見習いをしています」って、ハショりすぎだろ。ほぼ無一文で病院を飛び出してから、何をどうやってそこまで行ったんだ。

そして細かい指摘をもう一つ。
病院の安全体制のザルさは何なの?あんなやばい患者が大量にいるのに、屋上に直通のエレベーターがある上に、フェンスが開いてるって何なの・・。金属バットを患者に持たせていいの?あとは暴力的な患者(レイプしたやつ)を放置しすぎではないか。ぶっちゃけ、ユキちゃんはレイプ犯を恨むより、病院を恨んだ方がいい。小林聡美演じる看護師長がすました顔で病院を仕切ってるけど、彼女こそが今回の事件の最大の加害者だろう。
まあ、でもこっちの不自然な点は目をつむれるレベルだけども。

色々描いたが、話としてはよかったと思う。感動的であったし、閉鎖病棟内だけのヒューマンドラマだけで終わると思いきや、殺人事件からの法廷劇へと急転直下する意外な展開も楽しめた。
ただし、「殺してくれてありがとう」と「由紀ちゃんいなくなったのにスルー」の2つはどうにかならんかったかなあ。惜しい。
椎名みかんさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-11-07 01:16:39)
6.暗い映画だが、何かを表現しようとするその姿勢は伝わらないでもない。
でも、自分ではそれを汲み取れることは無かった。深いようで浅く感じてしまう展開、時々聞き取りにくい音声、ちょっと合わなかった。
simpleさん [インターネット(邦画)] 4点(2022-01-04 15:08:34)
5.《ネタバレ》 群像劇的なので決してソレだけの話でもないとは思いますが(+キャストがワリと豪華なので尚更)結局このお話の中心に居るのは間違いなく鶴瓶さんであって、でその彼の「贖罪」がメインなお話だと(個人的には)感じたのですね。であれば、やはりあーいう手段を最後にまた選択してしまう…とゆーのはやっぱダメでしょ!としか言い様がないのですよね(コレは「絶対に」)。例え、相手があーいう相当なワルだったとしても、今回の場合なら他に幾らでもやり様はあった筈で(証拠も押さえているのだから)そもそも渋川清彦をそんな感じの「極端」なキャラとして描いているコトを含めても、一見は含蓄が在るよーで実に短絡的な話だな、と思いました。

精神疾患をキャラの下敷きにしているコト(⇒鶴瓶さんと小松菜奈ちゃんは、実際のトコロはそーでもない…のかも知れませんケド)を含め、役者さんの演技には総じて熱も籠もって居て(率直にかなり)好かったと思うので、他方のお話の出来映えがそこそこ以上に残念に思われましたです。ワリと期待してたのですケド……
Yuki2Invyさん [DVD(邦画)] 5点(2021-09-06 21:59:41)(良:1票)
4.暗くて、重い、そんな映画。
精神科病院という際どい舞台が尚更。
そんな中に、一筋の光みたいなものが垣間見える作品。

が、やっぱり重いし暗いんだよなぁ…。
愛野弾丸さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-11-18 21:06:04)
3.帚木蓬生の『閉鎖病棟』ってこんな内容だっけ???
まぁ、これはこれで良い映画だと思います。
内容的には非常に暗いですが、明日に希望の持てるエンディングが私好みです。
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 7点(2020-09-19 21:56:09)
2.《ネタバレ》  色んな事情により、問題を抱えている人たち。「人たち」などと他人事のように言ってはいけない、「問題を抱えていない人なんかいない」という事だから。
そんな人々が、互いに心を寄り添わせながら、再び立ち上がろうとする物語。

 最初見たときには、『永遠の仔』のような感じかと思ったが、心の問題の詳細が明かされない人も多く、またその原因も必ずしも人のせいと言えない感じの人もいそうで、事は単純じゃない。

 最後に再び人を殺めてしまった主人公・鶴瓶の裁判で、レイプ被害の少女をここでも彼は守るのではと思ったが、そうではなく、彼女の心を受け入れ文字通りふたたび立ち上がろうとするカットで終わるのが良かった。

自分も、もういい加減長く生きてきて色々と問題を抱えてなんとか、死なないように暮らしているが、もう一度しっかりと立ち上がってみたいと思わせる、そんな良い映画であった。

それにしてもあんな暴力的なクズ男を、他の患者と一緒にしている病院にも問題があるよなあ。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 8点(2020-06-22 19:30:56)
1.精神病棟に詳しいわけではないが、あの病院がばがば過ぎひん?
まず、死刑囚だった秀丸さんの扱いが自由というか、なんか特別待遇過ぎない?専用のラボまで与えられてるし…。いくらいい人とはいえ、一番厳重に管理しなきゃいけない人間な気がする。
あと、患者だけで簡単に外出許可が出るもんなんですね。看護士が付いて行かなくて大丈夫なのかな?街で突然発作とか起こしたらどう対処するのだろう…。

等と細かい所は気になったけど、物語的にはなかなか重くて感動的でかなり引き込まれた。
胸糞悪くなる展開の連続で観るには結構覚悟がいるが、とても希望に溢れた良い話だと思う。
役者達の演技も皆素晴らしかった。
ヴレアさん [映画館(邦画)] 7点(2019-11-03 20:44:38)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 6.12点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4225.00%
5112.50%
6112.50%
7225.00%
8225.00%
900.00%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS