アイアン・スカイのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アイアン・スカイ

[アイアンスカイ]
Iron Sky
2012年フィンランド上映時間:93分
平均点:5.63 / 10(Review 41人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-09-28)
アクションSFコメディシリーズもの
新規登録(2012-09-28)【+】さん
タイトル情報更新(2019-12-24)【イニシャルK】さん
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監督ティモ・ヴオレンソラ
キャストユリア・ディーツェ(女優)月面青年団伍長 レナーテ・リヒター
ゲッツ・オットー(男優)月面ナチス親衛隊准将 クラウス・アドラー
ウド・キア(男優)ウォルフガング・コーツフライッシュ総統
クリストファー・カービイ(男優)ジェームズ・ワシントン
甲斐田裕子月面青年団伍長 レナーテ・リヒター(日本語吹き替え版)
楠大典月面ナチス親衛隊准将 クラウス・アドラー(日本語吹き替え版)
後藤哲夫ウォルフガング・コーツフライッシュ総統(日本語吹き替え版)
高木渉ジェームズ・ワシントン(日本語吹き替え版)
岩崎ひろし(日本語吹き替え版)
朴璐美(日本語吹き替え版)
塩田朋子(日本語吹き替え版)
出演チャールズ・チャップリン(劇中映画「チャップリンの独裁者」)
脚本ティモ・ヴオレンソラ
製作総指揮マイケル・コーワン
配給プレシディオ
あらすじ
ナチスドイツは滅んでいなかった。月の裏側に隠れ住んでいたナチスは、虎視眈々と反撃の時を待っていたのだ。独自の発展を遂げた科学力による総攻撃に、地球の連合軍は勝利することができるのか? ヨーロッパ発、異色のSF社会派コメディ。
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41.《ネタバレ》  アクション?SF?いや、これはコメディ。コメディというより寒いギャグ。
 最初はその世界観、突拍子もないアイデアに魅せられるのですが、すぐに飽き・・・最初の50分がひたすら退屈。とにかく話が進まない、広がらない。で、終盤になると突然宇宙戦艦同士の激しいバトルが始まって、細かいことを気にしなければビジュアル的に面白いです。
 で、この映画一見バカ映画ふうなんですが、いたるところに強烈なアイロニーをふりまいています。
 北朝鮮の代表に、いかにも言いそうなことを言わせて、結果世界中から笑われたり。
 『アメリカが唯一勝ったのはナチだけ』と女性大統領に言わせてみたり。『アメリカはいいの』はさすがに吹きました。
 最後の各国の首脳同士の大乱闘なんてその最たるもの。共通の敵がいればとりあえず手を組むけれど、共通の敵がいなくなればいずれ人類は自滅するとでも言いたいのかな?
 あのね、そんなことは言われなくてもみんなわかっているの。
 そーゆーメッセージを発信したいのであれば、せめて映画を面白く作ってくださいな。
 発信のツールとして映画を媒体にする以上、中身が面白くないと伝わるものも伝わりませんぜ。
 ・・・・・・レナーテのおかげでなんとか最後まで見れたようなもんです。
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 3点(2023-04-20 01:12:36)(良:1票)
40.《ネタバレ》  これは面白いっていうよりは、観ていて楽しい映画ですね。

 月の文明を発見する件や、宇宙船同士の戦いを描いた場面なんかは純粋にワクワクさせられるし、各所にシニカルな笑いも散りばめてある。
 円盤型の宇宙船に、ハーケンクロイツを模った月面建造物など、魅力的なビジュアルが次々に飛び出す辺りも良かったです。
 一歩間違えば「正義のアメリカ」VS「悪のナチス」な映画になっていてもおかしくなかったのに、ちゃんとアメリカ側も悪役っぽいバランスで描いているので、違和感無く観賞出来たのも、非常にありがたい。
 軍服姿の金髪美人に、眼鏡の女性大統領(サラ・ペイリンがモデル)など、オタク心をくすぐる女性キャラクター達まで登場しているので、所謂「萌え映画」として楽しむ事も可能なんじゃないかな、って気がしました。

 チャップリンの「独裁者」を効果的に活用し「月世界の住人は偏った教育を受けている」と分かり易く説明している点も上手いですね。
 120分以上もある反戦映画が大幅にカットされ、月世界ではヒトラーを称える十分間の短編映画として扱われているとの事なのですが、その十分間バージョンの「独裁者」も是非観たいなぁ……なんて思っちゃいました。
 他にも、手を震わせながら眼鏡を外す「ヒトラー 最期の12日間」のパロティ描写など、クスっとさせられる場面が多かったです。

 ただ、どうせ「独裁者」と「最期の12日間」を劇中で扱うなら、いっそヒトラー本人を復活させても良かったんじゃないかとも思えたんですが……
 まぁ、そちらのネタに関しては続編の「アイアン・スカイ:ザ・カミング・レース」に持ち越し、という事なんでしょうね。
 でも、映画単体として考えると「この流れならヒトラーも出るんじゃないかと思ったのに、結局出ない」って辺りの肩透かし感は、欠点になってしまうかも。

 その他にも……

1:地球のスマホに驚いたりして、文明レベルは月の方が劣る描写があったのに、軍事力では互角に近いバランスだと終盤明らかになるのは違和感がある(せめて、もっと早めに説明しておいて欲しい)
2:国家を流すとナチス兵達は敬礼してしまう習性を利用して形成逆転する流れを、二度もやるのは流石に白ける。
3:ヴィヴィアンとアドラーの因縁を描いておきながら、両者を対決させずに終わるのは残念。

 といった具合に、色々気になる点や、不満点も多かったりするんですよね、この映画。
 黒人の主人公が白人に改造されてしまう件はショッキングだったけど、終わってみれば(別に白人に改造されなくても、話としては成立したのでは?)と思えちゃうしで、どうにも消化不良。
 この辺りは正直、設定倒れというか、面白い設定を思い付いたら全体のバランスなど考えずに詰め込んじゃうという、オタク映画の悪い部分が出ちゃってる気がします。

 あとは「女性大統領が、ナチス式の演説を取り入れて支持率をアップさせる」って件が一番シニカルで面白かったですし、月育ちのアドラー准将と婚約者のリヒター伍長が大統領の側近となり、月と地球のカルチャーショックに戸惑いつつ馴染んでいくという「三ヵ月」の件も、出来れば省略せずに描いて欲しかったですね。
 ナチス兵達が地球のヌード雑誌に興奮する件なんかも良かったですし、もっと「月と地球のギャップの面白さ」を押し出した脚本にしてくれていたら、より楽しめたかも。

 ラストも「博士の異常な愛情」のパロディっていうのは分かるんですが、世界中で核戦争が起こっている様を描いて終わりっていうのは、ちょっと微妙でしたね。
 「月と地球との戦争によって、月の住民は大変な目に遭った」→「それでも主人公とヒロインは力を合わせ、月を復興させる」という、悲劇からのハッピーエンドの流れが心地良かっただけに、その後に更に「悲劇」を上乗せするブラックユーモアなどは付け足さず、あのまま気持ち良く終わって欲しかったです。

 それこそ、続編に繋がるような「ヒトラーは生きていた!」という衝撃を与える終わり方でも良かったかも知れませんね。
ゆきさん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2019-03-13 17:26:18)(良:3票)
39.《ネタバレ》 フィンランドのオタクがクラウド・ファンディングも使って製作した低予算映画にしては、よく出来ているんじゃないですか。とても750万ユーロ(円換算では10億にもならない)が全予算とは思えない映像、やはりCGの力は偉大です。ナチの宇宙船やメカに漂うレトロ感はよく感じが出てましたが、ナチの逆襲というプロットも含めて既視感が濃厚で目新しさはないです。だけどギャグネタはかなり強烈なインパクトがあったんじゃないでしょうか。黒人を薬品で白人化させる、これは今のハリウッドじゃ絶対に使えないネタです。サラ・ペイリンにクリソツな合衆国大統領、まあこれは笑ってもいいでしょう。でもいちばんインパクトがあったのはこれでもかとカリカチュアライズされた国連の様相で、ヘリウム3なる鉱物を巡って巻き起こる壮絶な乱闘プロレスには爆笑させられました、サラ・ペイリンのピンヒールで殴られたらそりゃ血を見ますよ。そして北朝鮮とフィンランドのネタもね(笑)。 そういや、「続編製作中!」というインフォメーションもあったけど、どうなったんでしょうか?
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-06-26 22:59:04)(良:1票)
38.『サウルの息子』を見てまだその深刻な印象が冷めやらない後日、何の先入観もなく本作を見てしまった。うわうわうわ、こっちを先に見て、『サウルの息子』を見た方が、順番としてはまだ割り切れた・・・・・・? とにかく鍵十字が目に入るたびクラクラしてしまって、笑えるどころじゃない。ナチスが笑いのネタとしてふさわしいはずがない、途中で何度も視聴をあきらめかけたけど、ヒロインのレナーテが可愛くて可愛くて、ついに最後までもってかれた。あの天然ぶりは、こっちの女優さんなら綾瀬はるか?
ヨーロッパの人たちは、日本人とは違って、悲惨な過去は笑いに変えて乗り越えるという文化があると聞くけど、なるほどこういうことなのか(日本の原発事故を風刺画で茶化した仏メディアにはムカッ腹が立ったけど)。それにしてもドイツが本作の制作国として参加しているって本当に? 日本も長らく自虐趣味が続いていたし、何のかんのといいながら日独って似てるなあ・・・・・・いやいや、この映画の自虐ぶりは相当なもの、ドイツ人のメンタルすごすぎる。
さらに、女性の米大統領がサラ・ペイリンそっくりで、演出家が狙ったとしか思えない。アメリカの映画館はさぞかし大爆笑だったろうな。この映画は、女優さんたちがみな存在感がハンパなく、気が付いたら、ヒロインを初め女性ばかりに目がくぎづけになっていた。
tonyさん [インターネット(字幕)] 6点(2018-04-28 00:12:38)
37.《ネタバレ》 あまり期待しないで見たが、爆笑する場面が1か所ある(これは実在の国連加盟国に対する侮辱だ(笑))だけで、それほど笑える映画とは思えない。最近話題になる風刺画というものも、風刺しているのはわかるが笑えるようなものではないというイメージがあるが、それと似たような感覚である。
その風刺にしても、それほど辛辣な社会批判があるわけでもなく無責任なヨタ話にとどまっている。終盤で戦闘に参加していた国の顔ぶれを見た限りでは、世界大戦争の後に地球を支配するのはやはり中国ということか(巨大戦艦を温存していそうだ)。日本など基本的にはアメリカに追随するばかりと思われていたのだろうが、しかし国際社会に黙って武装船を作る程度の才覚のある国として扱われたのは少し嬉しい。また韓国が小型の宇宙艇(10隻)を出していたのは不自然で、所詮その程度の国と侮っていたのかも知れないが、実際は日本を下回らないサイズのものを作ろうとするはずである。フィンランドだけは一人でいい子のようにしていたが、どうせならここはひとつフィンランドが喜々としてナチスに加担する話を作ってもらいたかった。前回はそれで散々な目に遭ったわけだが。
正直ほめたくなるほど面白かったわけでもないが、しかし若手の皆さんが盛り上がって作ったものを一緒に喜んでやらないとノリの悪いオヤジだと糾弾されかねない時勢になっているので、あまり角が立たない程度の点数をつけておく。
なお個人的感覚としては、主役の女性の魅力が全編を支えている。この人だけは好きになってしまった。
かっぱ堰さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2015-12-19 09:58:30)(良:1票)
36.まさにB級映画。あまり好みじゃなかった。
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 3点(2014-10-07 00:50:43)
35.《ネタバレ》 アメリカの宇宙戦艦の名前でお茶吹きそうになった。
さん [インターネット(字幕)] 5点(2014-09-13 23:35:20)
34.いまいち中途半端なでき。
センブリーヌさん [インターネット(字幕)] 6点(2014-06-25 03:50:02)
33.《ネタバレ》 月の裏側にナチスの基地があった!という安直な(ほめてます)プロットのスペースコメディもの。まぁーちょっと考えたら出てきそうなシンプルアイディア一発勝負ってな感じだけど意外に面白い。ナチに黒人とかなりキワドイ内容だけどあんまり嫌味じゃなくてとても観やすいね。でもいまいちパンチに欠けるなぁとも思うのは、登場人物にインパクトのある人がいなかったからかな。まぁそういいつつナチの制服姿のご婦人は独特のかっこよさがありますなぁ、とか思ってしまったりして。
Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-05-11 08:20:04)
32.《ネタバレ》 うっは 黒人を白人にとかスゴイコトいたしましたね
これは黒人への冒涜と共に神への冒涜 さすがにやっちゃイカン事じゃないかと思えましたがね でもそもそもがどんな批判をも省みない姿勢で製作されたブラックコメディだとしても、ナチだヒトラーだと黒歴史を蒸し返してしまった自虐ネタ。現地ドイツ人の方は一体どういった目線で見ていらっしゃるのでしょうか 変な目線で興味深い。話変わるが、レナーテが地球に降り立ったとたん、すごくゴージャスで綺麗になってた 最初別人なのかなと思っていちいち映像巻き戻してみて確認作業なんかしてみました。でも目元とかじっくり見比べてみたとこ やっぱり違う人に見えてしまうんですがね、でも同じ人なんでしょうね やっぱり女性は化粧ひとつですごく変わる まるで刑期を終えてシャバに出て来たひとってくらいに違ってみえた 見違えた。
3737さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-01-26 21:06:50)(良:1票)
31.中盤ややダレた印象ですが、コメディとしてスベってるということもなくネタがしっかりしていて、SF部分のCGもなかなかがんばっているので普通に楽しめました。時間もそんなに長くないので気軽に何か見たいって時にはオススメですかね。
映画大好きっ子さん [DVD(吹替)] 6点(2013-12-05 15:03:20)
30.《ネタバレ》 なんの前知識もなく、パッケージに惹かれて鑑賞。最初は予想、期待通りのお笑い映画、かと思いきや話が進むにつれてこの映画ただのコメディじゃないじゃん、となりました。
ベタな風刺も多いけれど、どれもひどく嫌味だったり押しつけられるものでもなく、しっかりコメディの部分もあってバランスが取れていたと思います。
しかし、ユリア・ディーツェは素敵な女優さんだな、と。良い意味で予想を裏切られた映画でした。
ほかろんさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-11-06 21:16:23)
29.影のかかったフィルムワークは良質なヨーロピアンB級テイスト。
ストーリーはド直球の王道映画のもの。
道化かと思いきや、さにあらず。憂いをまとった喜劇であった。
 
地球上で倫理的なのはフィンランドだけ。フィンランド人監督の母国への愛かジョークか。フィンランド好きな女の子に片想いしてた僕には皮肉に裏付けられた愛情だと思われる。
 
真空管の装置が愛らしいファンタジーな一面、フィンランド、北欧の感性を持つ人におすすめの映画。女の子に受けると思う。
おでんの卵さん [DVD(字幕)] 9点(2013-10-14 01:57:46)
28.正直、ノリのあまりよろしくない映画ではあります。それは低予算ゆえの面もあるだろうし、説教臭さゆえの部分もあるかと思います。ナチスを笑い飛ばす映画ではなく、ナチスを引き合いに出して「現在の世界も充分、ヒドくないですか」と露骨な風刺を展開してみせる。風刺が全面に出過ぎていて、ちょっと鼻には付きます。しかしその一方、我々はまた、実写版宇宙戦艦ヤマトを引き合いに出して、「こんなに頑張ってる映画もあるのよね」と、何か嫉妬に近いものを感じたりもするのです。実にスバラシイ戦闘シーンではありませんか。なお、宇宙戦艦“神々の黄昏(Goetterdaemmerung)”の名前はもちろんワーグナーの『ニーベルンクの指輪』を締めくくる作品の名前なんでしょうが、いきなり第3幕第2場と第3場の間奏曲“ジークフリートの葬送行進曲”で映画は始まります(アイポッドに『指輪』を突っ込んで来る日も来る日も聞き続けると、この葬送の場面、本当に感動するのです、「ああ、やっと終わる」と(笑))。で、登場する子供たちの名前も『指輪』にちなんだだったりする上、映画はしっかりちゃっかりと“神々の黄昏”たるヴァルハラ炎上のごときオチを迎える。という、えらく生真面目な作品なのでもありました。ってか、あの神々の黄昏号って、まさに『さらば宇宙戦艦ヤマト』で白色彗星帝国から出てきた巨大戦艦やね。いいなあ。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 7点(2013-08-15 20:28:14)(良:1票)
27.《ネタバレ》 第四帝国が月の裏から攻めて来るなんて、素敵な設定じゃあないですか。数々のパロディがビシッと決まっていて、とにかく笑えます。こういうハチャメチャな映画は嫌いな方が多いでしょうが、僕は大好きです。有志の支援を得て作られたCGも十分な出来でした。セットのチャチさも愛せる要素の一つですね。こういう高い意志を持って作られた自主制作的映画がもっと増えてくれることを祈るとともに、この点数にします。
カニばさみさん [DVD(字幕)] 7点(2013-08-04 17:15:46)
26.《ネタバレ》 ジャケットの中央に立ついかにもな“ナチ女”のキャラクターが、実際は意外に純真なヒロインだったことは、残念でもあり、キュートでもあった。

月の裏側からナチスの残党が挙党を組んで地球に攻めてくる!という何とも馬鹿馬鹿しいSF映画。
そのイントロダクションの馬鹿馬鹿しさの逆を突いて、展開自体は意外に大真面目なものが繰り広げられるのかと想定していたのだが、それもハズれ、想定以上に序盤から馬鹿ネタ満載の世界観にちょっと引いてしまったことは否めない。

しかし、最終的にはその馬鹿展開を押し通しつつも、強烈な社会風刺もとい“地球風刺”を絡ませ、なかなか独特な映画世界を構築してみせていると思う。

要は、この世界において恐ろしいものは「無知」であり、さらに恐ろしいものは「馬鹿」であるということ。
そして、無知で馬鹿なのは、時代錯誤に攻め入ってきた“地球外ナチス”ではなく、現在の地球人そのものであるという皮肉。

映画のラスト、月の裏側に取り残された主人公たちは、何も知らない人々に対しての教育に途方に暮れつつも、一抹の希望を感じている。
その一方で、「馬鹿」の極みに至ってしまった地球人たちは、地球外からの侵攻等関係なく勝手に滅んでいく。

馬鹿は死ななきゃ治らない……いや、この場合「馬鹿は滅ばなきゃ治らない」ということか。
鉄腕麗人さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-06-26 00:12:42)(良:1票)
25.《ネタバレ》 なんとなく『マーズ・アタック』のような馬鹿馬鹿しくてくだらないけど、それでも最高に笑える映画を期待して観たのだけど、残念ながら自分は一秒たりとも笑えませんでした。眠気を堪えて、なんとか最後まで観終えて、そして出てきた感想は「しょーもな」の一言だけです。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 3点(2013-06-12 23:39:55)(良:1票)
24.《ネタバレ》 最後の最後のセリフだけとっても気に入りました。あのセリフで締めたことで、この作品の質がちょっといいものに思えました。インドの平和の印や北朝鮮の主張は可笑しかったです。エンドロールの地球やラストもまぁまぁ好きでした。音楽も結構気になりました。けど、もっと笑えてもっと風刺が効いているものが観たかったです。いろんな国を敵にまわしてもなんですし、むずかしいのかなぁ…
だみおさん [DVD(字幕)] 4点(2013-06-04 18:31:04)
23.《ネタバレ》 予告編で惹かれて鑑賞。中身は期待以上でした。
細かなネタから鋭い社会風刺、そしてパロディと、てんこ盛りの内容をウィットに富んだ演出とチープな仕上げと色調の画面できっちりと纏め上げた監督の力量は評価に値すると思います。
それにしても人の命の軽いこと。いきなり射殺される(にわか?)宇宙飛行士。総攻撃に逃げ惑う地球市民。反撃で無差別に攻撃される月面市民… そのあたりの描写に、作り手の怒りと悲しみを感じてしまうのは私だけ?
タコ太(ぺいぺい)さん [DVD(字幕)] 8点(2013-06-02 08:04:06)(良:1票)
22.《ネタバレ》 少しハードルを上げすぎたか? 決してつまらなくは無いのだが、自主映画らしいもっとブチ切れた荒唐無稽が過ぎる内容を期待していたので少々肩透かしを喰らった気分だ。
ヒロインのユリア・ディーツェは無駄に可愛く彼女を発見出来たのは嬉しかったのだが、アメリカ大統領の広報官を経て軍の司令官へと異様な昇進を遂げるお姐さんが最後まで「はるな愛」に見えて仕方がなかった。
たくわんさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-05-27 13:14:00)
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【点数情報】

Review人数 41人
平均点数 5.63点
000.00%
100.00%
200.00%
3614.63%
4512.20%
5921.95%
6819.51%
7717.07%
849.76%
912.44%
1012.44%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.50点 Review2人
2 ストーリー評価 6.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 5.33点 Review3人
4 音楽評価 7.33点 Review3人
5 感泣評価 3.00点 Review2人
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