ブラッド・シンプル ザ・スリラーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ブラッド・シンプル ザ・スリラー

[ブラッドシンプルザスリラー]
Blood Simple.
1999年上映時間:95分
平均点:7.24 / 10(Review 21人) (点数分布表示)
ドラマサスペンス
新規登録(2005-02-11)【M・R・サイケデリコン】さん
タイトル情報更新(2016-11-13)【イニシャルK】さん
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監督ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン(ノンクレジット)
キャストジョン・ゲッツ〔1946年生〕(男優)
フランシス・マクドーマンド(女優)
ダン・ヘダヤ(男優)
M・エメット・ウォルシュ(男優)
バリー・ソネンフェルド(ノンクレジット)
ホリー・ハンター(ノンクレジット)
江原正士(日本語吹き替え版)
玉川紗己子(日本語吹き替え版)
長克巳(日本語吹き替え版)
峰恵研(日本語吹き替え版)
乃村健次(日本語吹き替え版)
脚本ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン
音楽カーター・バーウェル
撮影バリー・ソネンフェルド
製作イーサン・コーエン
編集ロデリック・ジェインズ
録音スキップ・リーヴセイ
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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12
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21.《ネタバレ》 コーエン兄弟の映画に出てくる人物はやはり、ただ者ではない。一つ一つの犯罪にも何かこの監督ならではの拘りを感じる事が出来る。殺しの場面でも誰かに見られているのではないか?夜の道を偶然の様に照らす車のライト、窓越しからの忍び寄る男と逃げる女、他にもテーブルの上の不気味な魚やら、単なる怖さだけでない演出にコーエン兄弟の作品に対する拘りが沢山、詰まった作品です。
青観さん [DVD(字幕)] 8点(2016-09-20 20:12:47)
20.《ネタバレ》 コーエン兄弟の処女作「ブラッド・シンプル」を再編集したもの。登場人物が事件に関してそれぞれ誤解を持っていて、その思い違いが思わぬ事態に進んでいく。全体像を知っている観客がそれを俯瞰で見るような構図。コーエン兄弟の技巧が目に付くのだが、その作為的なストーリーや演出のあざとさ、不自然さが引っかかる。
例えば、レイが拳銃を踏んで暴発させてしまったところ。弾が何発残っているか、後のロシアンルーレット的なスリルを狙った伏線にもなっているが、いかにも不自然。大量出血でピクリともしなかった男が、実は生きていたというのも強引で都合がいい。ラストのほうで、銃弾で壁に開いた幾つもの穴から光が差し込むシーンも印象的だけど、光の線の散らばり具合が美しすぎて嘘っぽく感じてしまう。非凡なものを感じながらも、肌に合わないのだろうか、好きになれない作品。
飛鳥さん [DVD(吹替)] 4点(2015-04-30 21:39:47)
19.適度な尺と相まって、最後まで一気に楽しめる。
無難な良作。
出てくる俳優陣が、見た目的には全く垢抜けず、個性ばかりが際立つ。
キャスティングにこだわりが感じられる。

夢オチは少し古臭いか。
古臭い部分が散見される。
だが、シンプルなスリラー映画としての魅力は、十分に備わった映画。
映画を観ているという、愉しみを与えてくれる映画。
にじばぶさん [DVD(字幕)] 7点(2014-12-29 03:48:19)
18.《ネタバレ》 今まで色んな映画作家のデビュー作を観てきたけど、ここまで完成度の高いデビュー映画は後にも先にも本作だけです。もちろん再編集版『ザ・スリラー』で鑑賞したことは承知してますけど、DVD特典で観られたオリジナルとの相違点をチェックしてみても、あたりまえだけど基本的に同じ映画だと判ります。レイがマーティを埋めた畑から車で立ち去るロングショットなんか、デジタルリマスターの力であのほとんど黒に近いブルーの色調が見惚れるほど鮮やかになってますよ。このブルーを強調した映像や音楽の雰囲気そして大胆なカット割りなんかを観てると、そう、北野武の映画と空気がすごく似ているんです。例えると、凄く良く出来た脚本の北野映画という感じです。彼はこの映画を絶対に観て影響を受けてますよ。 冒頭でインチキ解説者を登場させて「この映画はフォーエヴァー・ヤングです」なんて言わせるところなんか、コーエン兄弟のすっとぼけたユーモアがわたしには大受けでした。
S&Sさん [DVD(字幕)] 9点(2014-08-29 23:35:08)
17.《ネタバレ》 コーエン兄弟らしい新感覚フィルム・ノワール。登場人物の誰も事件の全体像を把握しておらず、些細な勘違いや思い込みから深みに嵌まっていく滑稽さが絶品。また、映像的にも計算され尽くされており、浮気された夫が不貞の妻を襲撃するシーンでの地を這うカメラや、片手を封じられた探偵が壁越しに銃弾を撃ち込むシーンでの光の乱舞など、低予算とは思えない仕上がり。インディペンデント・フィルムが評価されるきっかけとなった作品としても価値がある。
フライボーイさん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-06 07:15:43)
16.脚本が良く出来ていて、最後まで物語に引き込まれます。デビュー作ですでにスタイルが確立されていて凄いです。とにかく面白い。
モンチョさん [DVD(字幕)] 7点(2010-11-11 12:19:12)
15.コーエン処女作という事で、その後の彼らの作品に比べると、物凄くストレートでシュールな要素は少ない。
コーエン兄弟作品とかそういう意識が無くとも、一級のサスペンス映画として充分に楽しめる作品。
実はなかなか入り組んだ話なのだけれども、小難しさを全く感じず観れるのは、やはり巧妙で綿密なストーリー展開の成せる業。
他のコーエン作品がダメな人にも勧められる映画かもしれない。


おーるさん [DVD(字幕)] 7点(2010-04-02 18:24:54)
14.《ネタバレ》 多少、説明不足かと思われる箇所もあるので、ワンショットも見落とせない映画ですな。コーエン兄弟お得意の観客の心理をもてあそぶ、ストーリーテラーとしての上手さは、処女作から一級品でした。非常に面白かった。サブタイにスリラーと銘打つ本作ですが、サスペンスやホラーの要素もあり、それらが渾然一体となって醸し出している雰囲気が堪りません。ただ、サブタイにスリラーという語を入れたことで、「二人は果たして生き存えることができるか」というベクトルが与えられているので、見やすくはなってます。内容については、脚本の上手さも勿論ですが、立体的空間をカメラで二次元に切り取って見せる、カメラの枠の使い方が上手い。TV画面を越えて、どこに狂気が潜んでいるか分からない怖さがある。カメラの枠の外もそうだが、その他、"見えないもの"というのが非常にこの作品の鍵になっていると思う。核となる誤解は勿論、人間の内心や思い込み、壁やドア越しに存在する見えない相手、無言電話の相手、魚の下のライター、ベッドで横になった瞬間に外に怪しい車が見える箇所など…etc 上げ出したらきりないほどです。見えないものは勝手に想像してしまう。だからこそ、そういうものが坦々と恐怖心を煽るんですなあ。ところで、フォトショがないこの時代に、どうやって探偵のおっさんは写真の加工処理をしたのだろう。加工技術、高すぎ(笑)それに、初見時におっさんが現場に戻る動機付けが弱すぎないかと、ちょっと納得できかねていたのですが、なるほど、名前の?刻印が施されていたのですね。しかし、流麗な筆記体。"読めねえよ!"と見直したときにツッコンでおきました。特に印象に残ったのは、最後探偵のおっさんが闇雲に拳銃で打ち抜いた穴から、直線的な光が漏れている箇所。多重人格というワードで観客心理を揺さぶってくる箇所。それに、所々にひっそりと描写されるシーリングファンのプロペラが、まるでリボルバーのシリンダーのように回って見える箇所も秀逸。まさにロシアンルーレット。コーエン兄弟の作品はキャラ立ちや脚本の良さもありますが、こういった所も隠れた良さだと思う。ちょっと咀嚼できてないところがあるので、今のところ10点に近い9点献上です。
Nujabestさん [DVD(吹替)] 9点(2009-10-24 23:11:12)
13.演出の面白さで楽しめました。バックの音楽も効果的ですね・・・コーエン兄弟の作品はいつも結構楽しませてもらってます(^^♪
teruruさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-05-30 17:34:36)
12.《ネタバレ》 この「ザ・スリラー」はコーエン兄弟の監督デビュー作の再編集版らしい。荒削りな感はあるけど完成度が高く、その後の作品のエッセンスがしっかり見受けられる。スピルバーグにとっての「激突!」みたいな位置づけですかね…。その中身だけど、登場人物のキャラをしっかり立てたうえで、予定調和的なストーリーの流れに誤解や思い込みなどで歪みを入れて、あらぬ方向へ物語を転がして行く。そこから、人生の不条理みたいなものを浮かび上がらせるという手法だ。物語は複雑な展開を見せるが、観賞者には分かりやすいという意味でしっかり楽しめる映画になっている。もう途中からはどうやってまとめるのか心配させるほど混迷させておいて、ちゃんとケリをつける。最後に悪徳探偵の目に映ったものが裏から見た洗面台の配管というのがとても面白かった。配管自体に意味は無いが、視界に入った呆気なくてつまらない物を見せることで、登場人物をリアルに追い続ける姿勢を象徴的に見せた素晴らしいラストカットでした。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-05-18 01:07:12)
11.あんまし記憶に残らない映画・・・
Junkerさん [DVD(字幕)] 5点(2009-02-14 01:59:36)
10.《ネタバレ》 コーエン兄弟作品は初めてだが、かなりよかった。
いわゆる「堕ちていく系」+一部に巻き込まれ要素、だが、誰にも感情移入できないので、見ていても不快にはならないところはいい点だ。
この短さでまとめ上げたのも評価すべきだろう。

誰も状況を分かっておらず、ただただ邁進していってドツボにはまっていくのは世の縮図であろうか。

細かいカットにも恐怖を引き立てるシーンがあって、こっていることがわかる。


個人的には最後女も死んでほしかったところだが、まあそれは仕方がないところかも。それにしてもあのナイフは痛そう。
θさん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-24 09:27:34)
9.解説見たらよくできてるなあと感心したが、なーんか心に響くものはなかったですね。魚はいい味だしてました。
すたーちゃいるどさん [DVD(字幕)] 6点(2008-04-19 14:14:35)
8.《ネタバレ》 「ブラッドシンプル」は、バーテンの黒人を除けば、主要メンバーは4人のみというシンプルな映画となっている。
構造としても、単なる不倫を巡るトラブルというシンプルなものとなっている。
しかし、シンプルなはずなのに、何もかもが複雑化しているという面白い映画だ。
主要メンバーの4人とも何が起こっているのかを全く理解していない点が面白い。
探偵は、ただ金が欲しかったという動機だろう。
そして、無くしたライターを不倫男に奪われたと思って、取り返そうとしているだけだ。
不倫された店主は、殺しを依頼したはずなのに逆に殺されようとしている。
しかも、目の前には銃を発射した探偵ではなく、憎い不倫男がいる。
ひょっとしたら探偵と不倫男がグルだったと思って、彼は死んでいったのかもしれない。
不倫男は、女が夫を殺したものと思い込み、全てを丸く治めようと奔走して疲弊し切っている。
すべて女のためにしたはずなのに、女はトボけて真相を話そうとしない。
やはり夫が語っていたように、利用されただけなのかと疑心暗鬼になっている。
女は、何が起きているのかさっぱり分からない。
不倫相手が夫を殺そうとしたと思っているが、逆に最後には夫が自分達を殺しに来たものだと思っている。
見事なまでの複雑さだ。
脚本の上手さを感じられる。
果てには3人が死んでしまい、この事件の真相を知るものは誰一人として残っていないのも面白い。
そして、注目すべきはやはりコーエン兄弟の演出としての手腕だ。
3発の銃弾によって緊張感が見事に高められている。
また、見事な撮影方法にも魅了される。
例の銃弾の跡のシーンだけではなく、光と影の使い方が実に上手い。
実体が見えない“影”に、見ている者も怯えるものとなっている。
さらに、足元からじっくりと映し出す独特の撮影方法もより緊張感を高める効果を発揮されている。
畑から走り出す車の美しさ、ラストに死にゆく探偵が見たもの、何もかもセンスの良さが感じられる作品となっている。
六本木ソルジャーさん [DVD(字幕)] 8点(2008-03-16 02:29:33)
7.結構面白い脚本だと思いました。ハラハラドキドキというわけではないのですが、何かじっとりとした ねちっこい 嫌らしい怖さが感じられました。
くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-02-27 00:07:30)
6.《ネタバレ》 久々の鑑賞ですが、随所に見られる凝ったカメラワークとカットにいつも惹きつけられます。ハラハラ感の煽り方が巧い。音楽の使い方も絶妙で、恐怖感を盛り上げる音楽と、勘違いから起こる殺人の皮肉さ哀しさを紡ぐ静かな音楽が頭に残ります。足元のアップや道路をなめるような動きなど、その後のコーエン兄弟作品の原点だと感じられる映画です。コーエン作品は犯罪サスペンスかコメディに分けられますが、米で絶賛中の新作『ノーカントリー』はサスペンスなので、彼らの処女作であり傑作の本映画(再編集版ですが)でコーエン兄弟の世界に浸ってから新作を見るのもいいと思います。
カワウソの聞耳さん [DVD(字幕)] 10点(2007-12-15 20:36:32)
5.《ネタバレ》 ココでの高評価にかなり期待して観たんだが……。サスペンスであり、スリラーであり、そこはかとなくユーモラスなスラップスティックであり、といろんな要素をさりげなく詰め込んだ辺りは、たしかに見応えあるんだけど……。どうも、ムリヤリ話をややこしくするためのワザとらしい展開、登場人物のセリフや会話、などなどが気になるなぁ。ラストも、浮気妻だけが無事に生き延びるってのが俺の倫理的に気に食わん。w 最後は探偵も女も死んでくれれば良かったのに。
TERRAさん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-11-25 17:35:11)
4.かつてながら観していたおかげで多くのものを見逃していたことに今回の再視聴で気付き、唖然。
こんな大傑作だったとは・・・。
ここまで誤解で回っていた話だったとは、あんなところまでスリラーとしての配慮がなされていたのか、と感心しきりです。

DVD特典で解説が入っているのでわからなかった方はご覧あれ。
カラバ侯爵さん [DVD(吹替)] 10点(2007-10-30 00:09:25)
3.スリルはあった。女優さんも暗いとこだと綺麗に見える。
ベルガーさん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-26 16:30:26)
2.コーエン兄弟のデビュー作ってコメディじゃなかったんやな。ってかセンス良い~やっぱり。結構しっかり作りこまれたストーリーと気の利いた演出はまさにコーエン節って感じやもんな。アスファルトを力無く擦るシャベルの不快な金属音も、時間が経つにつれて気持ち悪く腐敗していく魚も、したたり落ちる水滴のカットも、ラストの光と影の使い方も、細かい演出がいちいち怖い。キューブリックの『シャイニング』も勿論すごかったけど、この低予算ぶりと、リアリティーある演出の細かさだけで勝負してるこの作品ってすごいと思うわ。さすが。
ハッシーふりかけさん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-19 03:06:54)
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【点数情報】

Review人数 21人
平均点数 7.24点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
414.76%
529.52%
629.52%
7838.10%
8419.05%
929.52%
1029.52%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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