150.《ネタバレ》 封切り時に見た時は、佳作と思えた。でも、今考えてみると、いいのは、坂本龍一の音楽とたけしのラストの一言だけだなあ。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 7点(2019-02-03 19:14:52) |
149.《ネタバレ》 正直さほど印象に残らない映画なんですが、後から振り返ると宗教、人種、差別、同性愛とかを上手く戦争に絡めてたのかなと。 ただ面白いかと言われると。。。たけしが「メリークリスマスMr.ローレンス」と言うまでの流れにイマイチ説得力が無いのが良くない。坂本さんは演技下手くそでした。とまあ書くこと自体は色々あるんでしょうが、さほど印象に残っていないというのが正直なところ。音楽でかなりリカバリーした映画だと思います。 【なす】さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-05-18 09:39:46) |
148.おそらくこの映画について、今後の人生において言及することは二度となさそうなので、ここで言及しておく。 高校生の時に映画館で見た。おどろくほど退屈な映画だった。 まさに映画没落期を立証するようなくだらなさ。 二度と見たくない。ちなみに近所に図書館があって、DVDの貸し出しがある。それでも借りることはないだろう。 【おら、はじめちゃん】さん [映画館(字幕)] 2点(2018-03-19 03:35:22) |
147.公開当時は大変話題になってましたが、音楽がよいものの映画本体はたけしの存在感が感じられた位で、他に特に感ずるものがありませんでした。特にメイクした坂本龍一の陸軍将校役が全然似合っておらず所作も違和感ありまくりで。。 【クリプトポネ】さん [DVD(邦画)] 3点(2017-08-13 11:31:45) |
【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 5点(2017-04-30 18:42:00) |
145.《ネタバレ》 子供のころ観て、Dボウイ展の影響で再見。 あの頃は、あまり良くわからず ボウイのファンだったから見にいって それなりに印象には残っていたが、まぁ、そこそこ。 でも、あれからいろいろなことがあって大人になり、 ああ、こういう映画だったんだと。 決して同性愛だけの映画ではない。 こんなの、子供には分かるはずもないよ。 大人になった今、再見して良かったと思います。 【こっちゃん】さん [DVD(邦画)] 9点(2017-03-18 20:40:50) |
144.この作品の素晴らしさを全く理解できない私に問題があるのでしょうが、 まったく面白くないし、芝居も全員下手。話の組み立ても起承転結もなくだらだらと過ぎていくだけ。 音楽以外に誉めるものがない。なぜ、この作品が、かつて賞賛を受けたのかまったくもってサッパリです。 きっと私の修行が足りないのでしょう。きっとそうなのでしょう。 【バニーボーイ】さん [地上波(邦画)] 0点(2017-02-24 22:44:13) |
143.俳優ではなくミュージシャンの坂本龍一、デビットボウイと当時お笑いの売れっ子北野武の起用はなかなか面白いと思う。ただ、何を伝えたいのかは全く分からない。大島渚の独りよがり映画。 【イサオマン】さん [地上波(邦画)] 3点(2017-01-02 20:00:44) |
142.《ネタバレ》 原作があるんですね。相当映画では端折っているのでしょう。登場人物たちの関係がさっぱり掴めず、つらい2時間でした。あの美しいテーマ曲も効果なしだったように思います。それにしても、日本人で演技(滑舌含め)出来ているのがたけしさん一人だけとは、どういうことか。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 5点(2017-01-01 14:25:58) |
141.まず音楽は素晴らしい。坂本龍一の音楽は一流だが演技は二流でしたね。たけしも同様だがまあ見れたもんじゃなかった。 外国人目線で作ったかのような妙な文化と人間関係。不自然だらけだった。 戦場?収容所のメリークリスマスじゃないの? |
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140.内容の前にセリフが聞き取れなきゃどうしようもない。登場人物の背景やキャラクターがいまいち伝わらないから、それぞれの関係もよくわからない。特にヨノイとセリアズの関係は消化不良。 【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-07-10 21:06:40) |
139.《ネタバレ》 トム・コンティが何言ってるのか全然わからなかった……デヴィッド・ボウイが坂本龍一にキスした後の例のショットはとても良かったのですが、彼らの友情がいまいち理解できませんでした。トム・コンティとたけしの友情が普遍的なものだったのに対して、ちょっと難しい。 【カニばさみ】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-05-24 08:22:12) |
138.《ネタバレ》 日本語にも日本語字幕を付けて欲しいくらいに聞き取りにくいです。逆に英語は字幕なくてもそれなりに聞き取れます。坂本龍一さんのメイクはアカンと思います。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-02-13 15:57:21) |
137.先日BSでやってたので学生の時以来、20年ぶりぐらいに見ました。いやーいい映画ですね、こんなにいい映画だったのかってびっくりです。 でも何がいいのかうまく伝えられない、もう3日ぐらい見直してますが。映画の伝えるテーマはいろいろ言えるんですがどれも違う。反戦、友情、贖罪、後悔、文化の衝突、日本軍の非道とか、同性愛映画って見方もあるけど、言葉をあててしまうと、いやそれだけじゃないよなぁ外れてるよなぁ足りないよなぁって考えちゃいますね。なんというか大きいので一部に注目しちゃうと全体を見失う、とか。いやそれも違うな。何だろう…。とにかくとてもいい方向の感じを映画からまるまる受け取ってしまったので扱いきれないって感じです。 ただ最後に見たのは20代で確かにあの時もいい映画だと思った記憶があるんですが、なんというかやっぱり男の友情というあたりに目が行ってた気がするなぁ。たぶん見方が変わったのは自分が40代のおっさんになったせいで、それなりに生きてきて死ぬこともわかってきて感じるものも増えたからだとは思います。それから大島さんがこれを撮った時の年齢にも近くなったから、というのも感じます。大島さんが伝えたい、というより感じていることをそのまま柔らかく映画に詰め込んだものを受けられるようになってきたというところか。 それを何となく受け止めて受けきれなくてどうしようと思ったので、10年ぶりにこのサイトに来てみたら10年前の自分のIDが残ってたので、とりあえずコメント書いて消化整理しているところです。かすかな欠点は演技が下手なのは許すけど坂本龍一のメイクが濃すぎるところ。アップの度に吹いちゃうの。 【たろさ】さん [地上波(字幕)] 9点(2015-12-28 21:06:53) |
136.《ネタバレ》 原作を読めばすっきりするのかもしれないが、映画だけではセリアズの銃殺が空砲だった理由やヨノイ、ハラのセリアズ、ローレンスに対する思いがいまいち定まらない(作者の意図と違っていてもかまわないのだろうが)。ここに描かれている理性や人間性の薄いかなり異質な日本人像にちょっと違和感を抱くが、異質の文化圏の捕虜経験もある英国系の原作者の目からみればこんなものなのだろう。もっとも大島渚監督だったが。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-08-11 11:39:28) |
135.日本人監督が撮ったとは思えないほど日本人キャラクターが薄っぺら。帝国軍人として一般に連想されるまんまの人物が出てきます。本作の4年後にスピルバーグが作った『太陽の帝国』の方が、まだ日本人キャラクターに奥行きがあり、ステレオタイプ化を避けようとする努力が見られました。しかも、切腹やら武士道精神やら、外国人が関心を示しそうな要素を前面に押し出していることもマイナスで、西洋文化と東洋文化の衝突というテーマを扱う割には、文化の比較方法が表層的で感心しません。だいたい、切腹なんて明治時代にはとっくに廃止されていて、以降は一部の高級士官がパフォーマンス的に切腹することは稀にあっても、軍隊内の処分として切腹を命じるなんてことはありませんでした。監督は象徴的な意味合いで切腹を出してきたのでしょうが、世界市場を意識した歴史もの映画なのだから、こういう大きなウソをつくことは好ましくありません。 また、録音が悪いため、セリフが聞き取りづらかった点もマイナス。日本人キャストのセリフすら分かったり分からなかったりの状態であり、カタコトの日本語を話すローレンス中佐(安倍晋三似)なんて、何を言ってるんだかほとんど聞き取れません。字幕スーパーがつく英語パートがオアシスに感じました。 評価できるのは意表を突くキャスティング。勝新太郎と監督が対立したからビートたけし、沢田研二のスケジュールが合わなかったから坂本龍一、ロバート・レッドフォードに断られたからデビッド・ボウイと、出演したのは当初意図されていたキャストではないのですが、プロの俳優に断られたから、ならば他ジャンルの巨人達を集めてきて主要キャラクターを演じさせるという思い切り。監督のこの判断は神がかっていたと思います。ビートたけしも坂本龍一も演技はうまくないのですが、それぞれの生きるジャンルではトップを走っているという、そのカリスマ性は映画にきちんと反映されています。各キャストの不得手を隠そうとするのではなく、のびのびとやらせて各々の強みを見せる。素晴らしい演出だったと思います。さらに、主要3人の不安定さを補うために配置されたローレンス中佐役のトム・コンティの縁の下の力持ちぶりも見所です。主要3人とは違って地味。一応はタイトルロールなのに見せ場も与えられずほとんど印象に残らないという損な役回りではあるものの、そのポジションを堅実に守りきっています。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(邦画)] 5点(2015-07-29 17:59:52) |
134.《ネタバレ》 奇妙な味わいの映画だ。捕虜体験者で原作者の分身たるロレンスよりも、セリアズの心理描写に重きが置かれている。彼は障害者の弟を学校のいじめから守ってやれずに見棄てたという罪悪感に苦しんでいた。美しい声を持つ弟は歌を唄わなくなってしまった。それで結婚もせず、戦争が始まると志願し、積極的に危険な任務に身を投じてきた。一方、所長の与野井も同志と誓った226事件の蹶起に参加できず、仲間を裏切ったという負い目に苛まれていた。主義も主張も立場も文化も違うが、共に心の暗渠を持ち、死に場所を求めていた二人が戦場で邂逅した時、やがて惹かれあうのは当然のことだった。魅かれあうのにもう一つ男色という要素もある。共に美青年なのだ。映画冒頭に発生する朝鮮人軍属の男色騒動がそれを示唆している。 俘虜が与野井に殺されそうになったとき、セリアズは彼に接吻して錯乱させ、結果的に俘虜を救った。セリアズは弟は救えなかったが、俘虜を救えたことに満悦し、夢の中で弟の歌を聞きつつ、矜持のうちに死んでいった。与野井はセリアズへの愛憐に堪えず、密かに形見として髪を持ち帰る。そんな与野井も戦後、処刑場の露と消える運命だった。 原軍曹は蒙昧で粗暴な男だが、諧謔を解し、どこか憎めないところがある。自らをサンタクロースになぞらえ、窮地のロレンスとセリアズを救ったことがあった。戦後、戦犯となり、明日処刑という日、ロレンスが訪ねて来た。「あなたは犠牲者だ」と慰めるロレンスに原は、「あのクリスマスのことを覚えているか?」と尋ね、「メリークリスマス、ミスター・ロレンス」と笑顔で言った。彼は訴追に対する弁解は一切せず、苛酷な運命を受忍した。ロレンスは原の死を超越した、凛とした人間性に感動を覚える。軍人としての皮を剥けば、人間味あふれる人物なのだ。戦争がなければ良き友人であったものを。 戦場で憎しみ合う敵同士でありながら、原とローレンスの間に芽生えた友情こそが奇跡なのだ。セリアズと与野井の敵同士で交した接吻こそが奇跡なのだ。それが人間の本来の美しい姿なのだ。神様のくれた奇跡、それが戦場のメリークリスマスだ。戦闘場面を一切描かずに、戦争の愚かさと人間の尊厳と愛と死を審美的に謳いあげた小粋な作品である。演技に難があるのが残念。 【よしのぶ】さん [映画館(邦画)] 7点(2015-01-30 03:46:40) (良:1票) |
133.季節モノとして。 ここしばらく大島作品はスクリーンにて楽しませてもらっていた。製作年順に並べると「忍者武芸帳」(1967) 、「新宿泥棒日記」(1969) 、「儀式」(1971) 、「愛の亡霊」 (詳細はブログにて) 【kei】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-12-24 05:11:23) |
132.《ネタバレ》 ■本来「俳優」が賄うべきポジションを、音楽家と芸人それぞれの若手トップスターが務めてしまったという、ある種の「倒錯」的なキャスティングは、本作の重要なコンセプトの一つだろう。つまり、折しも80年代の前半、これからいよいよバブルに突入するという狂熱の時代を担った「あの」二人が、本来の「俳優」を差し置いてこの映画に集わされたということは、まともな「俳優」が配されている英軍将校陣営とのシンメトリーではないだろうか、と思うのだ(デヴィッド・ボウイは生来の演者だから、アンビバレントなポジションにいる)。結果として、そのことがその後の日本の芸能史に大きな意味をもたらしてしまったという、誠に凄まじい映画である。 ■もう三十年来何度も見てるが、子供のころは、音楽はもちろんだが、帝国軍人の美意識や凄惨さとか、そんなところばかりに夢中になっていたが、今日十数年ぶりに鑑賞した結果、これは、コミュニケーションの不通と、日本人の西洋コンプレックスを描いた映画だということに、やっと気づいた。コンプレックス故の、一方的な「倒錯」した表現とその哀しさ。それを解消しようと、クリスマスという西洋のイベントの意味を知ったハラは、これをブレイクスルーとして活用した。ここにかろうじて成立したはかなく拙い、しかし切実なコミュニケーションが、エンディングへと結ぶ。ヨノイのセリアズに対する邂逅とて同様であって、こちらの方がより不器用で、倒錯の度合いが深いというだけである。 ■冒頭、ローレンスは、捕虜の身でありながら、ハラに対して「救いたい」と言うのだが、つまりはその哀しさを見抜いているということである(ハラは「日本人は敵に助けられたりしない」と返すが、どこか拙く響く)。それは確かにマッカーサーが「日本人の精神年齢は12歳」といったのに通底する「哀れみ」であって、大島渚という一人の「戦後文化人」が抱えざるを得ないコンプレックスであるのだが、失われた10年やら9.11やら大震災やらを経て、いいかげん「もはや戦後ではない」現在ですら、そのコンプレックスがほとんど解消されていないことに思い至って、ハッとさせられる。 ■吉本隆明が「音楽は素晴らしいが映画自体はダメ」みたいなことを言ってたけど、却って本人の興味の強さを感じたのを覚えている。たけし自身も同じこと言っていて、いや、だからこそ今の北野武がある、ということがよく分かる。 【麦酒男爵】さん [レーザーディスク(邦画)] 9点(2014-12-13 02:09:17) (良:1票) |
131. 最初見た時はあまりに難解だったため、頑張ってラストシーンまで見続けたものの、エンディングシーンが終わった瞬間、何も分からず終いで終わったことに閉口してしまった。 それだけだったら坂本龍一の音楽と、ロケの規模ぐらいしか評価出来ず3点だっただろう。 あまりに分からず解説を探して読んだ (本当は原作を読むとより良いのだろうが)。 それから2回目を見た。初回は全く分からなかった状態から数段進み、理解の基盤が出来た気がした。結果、この物語は2組みの人間たちの物語が同時進行する映画なんだ分かった。 今度はより詳しい解説を探して読んだ。それから3回目を見てようやく、理解が曖昧だった箇所にも理由が付けられるようになった。 なぜセリアズ(デビッド・ボウイ)はヨノイ(坂本龍一)にキスをしたのか。 なぜヨノイはセリアズを斬れなかったのか。 なぜ最後にハラ(ビートたけし)はローレンス(トム・コンティ)にクリスマスの祝福をしたのか。 ローレンスはハラに何を与えたのか。 今度は最初とは全く違う意味で、エンディングシーンの後に閉口することになったのでした。 この映画は、後のシーンを見て初めて前のシーンの理屈が分かる構造が何箇所も仕込まれているため、私のように頭の回転に自信がないが絶対教養に憧れてこの映画をご覧になるような方は、最低3回は見ることをおすすめします。 その難解さに-1点ですが、実質私の中では満点級です。(やっぱり10点付けました) 【よこやまゆうき】さん [地上波(邦画)] 10点(2014-07-20 00:06:45) |