エイプリル・ソルジャーズ ナチス・北欧大侵略のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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エイプリル・ソルジャーズ ナチス・北欧大侵略

[エイプリルソルジャーズナチスホクオウダイシンリャク]
April 9th
(9. april)
2015年デンマーク上映時間:93分
平均点:8.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-01-12)
ドラマ戦争もの
新規登録(2016-11-29)【かっぱ堰】さん
タイトル情報更新(2016-12-07)【S&S】さん
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監督ロニ・エズラ
キャストピルー・アスベック(男優)サンド中尉
ラース・ミケルセン[男優](男優)ヒンツ中佐
脚本トビアス・リンホルム
製作ロニ・エズラ
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3.《ネタバレ》 武力で圧倒される敵と真っ向から勝負すれば玉砕は免れず、弾薬が尽きれば早々と降伏し部下の命を救った勇気に心打たれた。リーダー自らが武器を捨て、両手を上げてはじめに敵の前に身を晒す危険を犯す、これが本当の武士道ではないか。
(あそこで、鉄兜を脱いだ頭をピストルで打ち抜き自決するのであろうと予測してしまった)
歴史をみればヒットラーには別の国から鉄槌が下ったわけで、映画で語られてはいないが敵討ちはしっかり取られている。
それにしても自転車で戦車に対抗しようというのが象徴的で良かった。
チェブ大王さん [地上波(字幕)] 10点(2020-02-04 10:31:55)
2.《ネタバレ》 デンマークは実はヒトラーが第二次大戦で侵略した中で最短で降伏した国ということになります。1940年4月9日真夜中に侵攻が始まり半日余りで政府は降伏しドイツに占領されましたが、そりゃ第一次大戦も中立で参加していない小国ですから、ドイツと戦って国土を守れるわけがありません。同じような立場だったオランダが激しくドイツに攻められてロッテルダムまで爆撃されて大被害を受けたことを考えると、賢明な選択だったようにも思えます。でも降伏の情報を知らなかったといえドイツ軍と戦闘した部隊が存在したということは、国際政治では重要なんです。侵略に対してたとえどんな形であろうと反撃できない国家は、長い目で見れば他国から軽んじられることになるでしょう。同じゲルマン系という誼か政府は存続を許されましたが、東部戦線に義勇軍を派遣したりとドイツに協力させられました。でも老齢の国王は飛びぬけて反独で、ヒトラーからの長文の誕生祝の電報に「ありがとう」と一言だけ返信してヒトラーを激怒させたというエピソードが伝わっています。 というたった半日の戦争をデンマーク軍の側から描いた、これはデンマークじゃなきゃ撮られない貴重な映画だとおもいます。戦車や装甲車で攻めてくるドイツ軍に対して、デンマーク軍は歩兵だけで自転車で移動するというところが対照的です。この映画は彼らデンマーク兵たちが緊急招集されて訓練され、戦闘に巻き込まれて行くまでの過程をけっこう丁寧に描いていて好感が持てます。半日で終わってしまった戦争ですから壮絶に戦って全滅するなんてことはなく、最後は弾薬が尽きて降伏という淡々とした結末でデンマーク兵にもさほど戦死者は出ません。でも何が起こっているのかわからず路上に出てきた市民が戦闘に巻き込まれ、少年が射殺されるシーンはちょっとショッキングでした。 もうすっかり歴史の渦の中で忘れられた挿話なんですけど、こうやってきっちりと映像に残しておくという姿勢は大事なんですよね。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-12-11 23:42:02)
1.《ネタバレ》 1940/4/9にデンマークがドイツ軍に占領された時の話である。ドイツ側は装甲車や軽戦車で侵攻し、デンマーク側は自転車部隊やバイク部隊が応戦して兵も死亡しているので戦争映画だろうが、しかしどこまで戦争する気があるのかわからないのが特徴である。
前半でこそ開戦前の緊迫感や最前線の恐怖感があるが、そのすぐ後に20年前の話を持ち出す住民が出たのはかなり拍子抜けで、その後も一般国民に危機感というものが感じられず、国防の任にあたる者としては梯子を外された形になってしまう。それでも主人公は任務を忠実に果たそうとしたが残念な結果に終わってしまい、正直者が馬鹿を見た(死んだ人間は単純に損した)という印象が残る。
最後のインタビューは別々の述懐を並べたものだが一応の流れはできていたようで、様々な思いが交錯しながらも、結局は歴史的事実を受け入れるしかないという諦観があるようにも見えた。

その一方では国民国家の軍隊など無意味と主張しているかのようでもあり、日本国内でいうと例えば「無防備都市宣言」運動の推進者を元気づけそうな映画になっている。しかし無抵抗が有利になるのは相手が誰でも同じではなく、例えば基礎的な文化を共有しているとか、また特に占領側の倫理水準が低くないことが条件になるのではないか。加えてこの映画の場合、デンマーク人はドイツ人と同じくゲルマン系であり、小国ということ以外にドイツ側が見下す理由もなかったはずで、最初から一定の寛容さも期待できたのだろう。条件の違う他国がこの映画から学ぶことなどどの程度あるかという気はする。
またデンマーク王国は今でも徴兵制を維持しているとのことで、その本来の意図としては、他国の侵略に対して国民挙げて抵抗するという意思表示が含まれていたはずである。今になれば隣国(ドイツ・スウェーデン)が攻めてくるとは誰も考えていないにしても、戦後以来のNATOへの参加や近年の平和維持活動を通じて、実力保持が重要との意識は根付いていると想像されるので、やみくもに軍隊不要などと言っているのではないだろうと思うが。

結局何を受け取ればいいのか困る映画ではあるが、とりあえず世の中こういうこともあると思わせる内容にはなっており、邦題に騙されさえしなければ見ごたえのある映画かと思われる。なお少年が撃たれる場面をうちの老母が見れば、「こんなところに子どもを連れて来る親が悪い」と切り捨てることは間違いない。
かっぱ堰さん [DVD(字幕)] 7点(2016-12-09 00:15:58)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 8.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7266.67%
800.00%
900.00%
10133.33%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 0.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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